十六夜の罪と蒼色のバンパイア   作:ファルキューレの詩人

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どうも!ファルです♪

今回は咲夜の過去編でしばらく共に行動する人物の登場です!
今回は何故か長くなってしまった…。そのわりにほとんどしゃべってばっかり…。

どうしてこうなった。まあいいか、戦闘シーンはもう少し先ということでw

それでは本編へどうぞ(*´・∀・)つ


五話 監獄と救世主

カラン

牢屋の中に響く音、咲夜以外に人はいなかった。

 

咲夜「こんな事している場合じゃないのに…。」

 

今のところ咲夜に抜け出す手段はない。

ナイフはとられ、荷物はホテルだ。

助けを呼ぼうにも連絡手段がない。

 

何かないかと周りを見渡しても、特に使えそうなものはなにもない。

 

咲夜「これは…。なかなか出れそうにないわ…。ふぅ、どうしようかしら。」

 

咲夜はこれが切り裂きジャックの仕業だと気づいていた。

 

咲夜「今思えば下に降りたのは失敗だったわ。罠の可能性を考えなかったのわ痛いわね。」

 

辺りには咲夜の独り言のみが響く。

 

咲夜「とりあえず、寝てないし寝ましょうか。」

 

咲夜は疲れていたので、すぐに寝つく事ができた。

 

 

咲夜が寝てからしばらくしてのこと。

 

???「なんだ、寝ているのか…。挨拶くらいしたかったのだが…。」

警官「ぶつぶついってないで早く入れ。」

???「はいはい、わかったから乱暴しないで。」

 

咲夜と同じ部屋に知らない男が入ってきた。咲夜は気づかないくらい熟睡していた。

男は、寝ている咲夜の髪をそっと撫でた。

 

???「辛いだろうが、もう少し辛抱してくれ。お前にそんな重みは背負わせたくわないんだ。だが…私には…なにもできない…。」

 

男はそう呟きながら、ずっと咲夜を撫で続けた。

 

 

それからまた、しばらくして。

 

咲夜「ん…。ふぁゎ~あ…。なかなか寝た…かし…ら…?」

 

男「そうだね、ずいぶんと君は眠っていたようだよ。」

 

咲夜「…。」

 

男「…。」

 

部屋の中に緊張が走った。

 

男「あー、とりあえず警戒を解いてくれないかな?こちらとしてはやりづらくてしょうがなくてね。」

 

咲夜「あなた誰よ。今私は男性に腹が立ってるから、下手なことしたら殺すわよ。」

 

男「わかった。ではこのまま話させてもらうよ。」

咲夜「手を頭の上にのせてからね。」

 

男は素直に手を頭の上にのせた。

 

男「満足かな?では話すとしよう。ズバリいって、君にはここにいてほしくない。出してやるから出ていってほしいね。」

 

咲夜「あら、ずいぶんな言われようね。私、望んでここにいるわけではないのだけれど。」

 

男「だから出してやるといっただろう?」

 

咲夜「同じ牢屋の中にいる人に言われても説得力がないわよ…。だから警戒してるんじゃない。」

 

男「私は君を助けるためだけにここにいるのだ。超能力じゃあるまいし、遠くから助けられないだろう?」

 

咲夜「それこそここから出るのには超能力でも使わないと無理じゃないかしら。」

男「そこは任せたまえ。」

 

そういうと男は、力コブを作って見せた。

 

咲夜「ごり押しですねわかります。」

男「…。あ、あと、もう一つ話すことが…。」

 

男は少し真剣な顔つきになった。

 

男「君は切り裂きジャックを追っているんだったね。協力するよ…いや、協力してもらう…が正しいかな。」

 

咲夜「っ…!?」

 

男「見ていたよ、さっきの騒動。ちなみにあのとき警官を呼んだのも私だ。」

 

咲夜「じゃあなんでさっき出ていけって言ったのよ!あなたのせいじゃない!」

 

男「いやはや、全く持ってそのとおり。」

 

咲夜「こいつ…。私の苦労も知らないで…!」

 

男「君と二人で話さざるをえない状況を作りたかったんだよ。許してくれたまえよ。」

 

咲夜「他に方法はなかったのかしら…。というか、私達以外にも監視がいるのだから二人じゃないでしょ。」

 

そういうと咲夜は後ろを向いた。だが、監視は寝ていた。いや、気絶していたという方が正しい。

 

咲夜「あ、あれ…。あなたが何かしたの?」

 

男「首の後ろをトンってね。万事抜かりはないよ。」

 

それにしては倒れた時の音が聞こえなかった。そして何より、咲夜に見えないようにできるはずがないのだが、あえて触れなかった。

 

咲夜「それで?なぜあなたがジャックを追っているのかしら?」

 

男「君と同じ…かな?」

 

咲夜「そう、同業者だったのね。」

 

男「君の持ち物はホテルから回収済みだ、ここを出たらすぐに作戦を練るとしよう。」

 

咲夜「それじゃあ不本意だけどよろしく。呼び方は咲夜でいいわ。あなたは?」

 

男「そうだな…。今はモリスと名乗っておこうか…。

よろしく、咲夜。」

 

咲夜「モリス…ね。なんだか不気味な響きね。本名じゃないんでしょ?」

 

モリス「ほう…。さすがにわかるか。」

 

咲夜「当たり前でしょ?ほら、行くわよモリス」

 

モリス「君は礼儀さえ覚えれば完璧なんだがな…。」

 

咲夜「あら?何かいったかしら?」

 

モリス「そのナイフ下ろしてくれ…。わりと本気で。」

 

モリスは扉の前に立つと、扉に手をかざした。

そして、たいして力をいれているわけでもないのに扉は簡単に曲がって、人が通れる穴ができた。

 

咲夜「あなた…力持ちなのね。」

 

モリス「他に言うことがあるだろうに…。ほら、いくぞ。」

 

咲夜「はいはい。」

 

 

奇妙なパーティーの誕生である。

咲夜は何故かモリスとならやれると感じていた。

 

そして、時は加速することになる―

 




はい。というわけで五話、いかがでしたか?
新たな人物のモリス。謎が多いですね?
頭のいいそこのあなた!察しがついてもいってはダメですよ?

ファル「モリスさんもナイフ突き付けられてた…。咲夜って意外と狂暴?」

咲夜「…。若気の至りってやつよ…。」

ファル「いや、今は若くないじゃん…。なんで俺がやられるのさ…。」
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