型月世界にめちゃくちゃ長生きな"龍"を生やしてみた 作:型月のネギを目指して三千里
……なーんて、困ってたって仕方のないことなんだよな。
なんせ俺は壊すしか能のないでけぇトカゲなんだから。
『あなたは神秘を喰らい踏み付け押し潰すという行為の具現、そこに居るだけで総ての力の上位者として在る存在ですから、神秘を"行使する"ということに連なる全ての行為と相性が悪いのです』
『それは、神秘に頼らねばならないということ。できてしまえば絶対の君臨者にあってはならない矛盾ということになります』
フクロウはこんなことを言っていたかな。
正直あまり理解はできてない、地頭はバカな人間のソレだからな。
『でも……そうですね。そんなあなたでも許される行為を見
だから今俺がやることは、フクロウができると言ったことだけでいいんだ。
俺の先生の、な。
『自己修復機能……身体の再生? いえ、生物であるなら自然治癒能力の促進とでも言えば良いのでしょうか。それはできて当たり前ですから可能だと推察します』
『……あくまで私の考えの一つに過ぎません、ならできる、などと過信は禁物
すまんな、今からするんだ。
「グ、ォォォ……ッ」
『何を……』
神秘とやが何なのか、どんなものなのかあんまり理解は及んでいない。
おそらくこいつらの使う雷や光線、この嫌な予感のする塵の素となる力なんだろうが。
俺にできることなんて、己が身体に力を込めるだけなんだ。
『……!? 傷が癒えて……いや、まさか先程よりも……!』
「グオォォォッ!!!」
『ハデス、どうしたのです。応答しなさい!』
この黒い何かは確実に俺への脅威である、が。
同時にこの中に囲まれたら術者以外にその中身を感知できない箱の様なものとしても機能しているらしい。
ならそれに乗じて、一気にぶち抜こう。
『全機離れよ! 奴は
「グ、る……ガァァァァあっ!!」
治った身体と共に、全霊の力で塵に突っ込む。
全身に、細かく鋭い痛みが走っていく。
『……あり得ん! だが迎え撃つしかあるまい!』
ハデスとやらもまた、己が周りに塵を纏い防御とした様だ。
……全く、理詰めができる奴相手に脳筋プレーはすこぶる相性が悪い!
「……!」
だが、進め!
防御されたなら上からぶち抜け、どれだけ身体が崩れようとも崩れた所から治して行け!
全身、全霊で!
「グオォ !」
『突破……されるかっ! 黒き龍!』
そうして、俺の身体がハデスの
『知性体保護機能 解除』
「ッ!?」
『……ゼウス! それはっ!』
『最終的裁定機能ケラウノス 解除』
塵が、比べ物にならないほどの威圧感が、どんどんと増幅されていく。
『対惑星破壊機構 解除』
『今すぐやめろ、この星ごと壊すつもりかゼウス!』
『対星系殲滅機構 解除』
こんな攻撃に、俺ができること。
『対時空攻撃機構 解除』
「グ、アアァァァァッ!!!」
『対概念破砕機構 解除』
己の肢体を、鱗を、翼を。
極限まで強く硬く再生していくことだけだ。
『空よ、裂けよ。星よ、砕けよ。天に有りしは全て我。星を統べしは全て我!』
『……出し惜しみはせぬ、この一撃をもって滅びるがいい!』
極光が
『
ふくろう