型月世界にめちゃくちゃ長生きな"龍"を生やしてみた   作:型月のネギを目指して三千里

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第3話

『■■、■■■■■■■■■■』

 

「……」

 

 

 

 なんかあの時の近未来マシンがこっち来たんだけど。

 あのマンボウとすぐ戦うの流石にやべぇなって一旦引き返したんだが……なんか似た様な気配のが集まって来てたし。

 

 え、第六感?

 全部が全部、第六感(そいつ)の思い通りに動く訳じゃないのよ俺も。

 

 ってのは今はどうでも良くてな。

 

 

『……? ■■■■■■■、■■』

 

「……ァ」

 

 

 

 今回の奴は人のカタチだ、少女。

 何言ってんのかは全然わからん、というかこうして人と並ぶと俺ってでかいな……改めて人を辞めたってのを自覚する。

 何かしら返事をしよう……としたけどその言葉があっちに伝わるのかもわからんな。

 そもそもの俺、この時代の言葉を必要としてなかった故それ系の知識が全くないし。

 

 

 

『■■……■■、■■■■■■■……』

 

 

 

 ……何かしているのは何となくわかる。

 何やってんだこの……誰? 何?

 というかここ超古代だと勝手に解釈してたんだけど何でこんな近未来な物体が存在しておられる?

 

 

 

『解析及び、適応完了。聞こえますか、黒の龍よ』

 

 

 

 ……は?

 

 なんか理解できる、こいつの言葉が。

 

 

 

『……龍の反応は、驚愕というカンジョウ……感情と類似。何故驚くのですか、龍よ』

 

 

 

 いやこっちが質問したいことだらけなんだが?

 

 なぜいきなり言葉が理解できる様になったんだとか、お前ら誰だよ何者だよ、とか。

 そもそも俺に何の用事? というか心読んでらっしゃるので?

 

 

 

『解、ワタシ……私は星間航行船団、旗艦ゼウスから切り離され、生み出された解析型知識収集艦です』

 

 

 

 はい?

 

 

 

『主に、未開の星における情報の収集と解析、そして編纂を担当しています。端末とはいえこの程度の知識の照合、そして対象との心理疎通*1に支障はありません』

 

『此度は旗艦ゼウスの命により、あなたとの交流を目的として会話を試みています』

 

 

 

 星間……?

 なんかこいつら、想像してた数倍やばい存在っぽいな?

 

 

 


 

 

 

 なんか解説じみてて長ったらしい話を一旦まとめると。

 要するにこいつらは他の星からの侵略者で、あの近未来マンボウは旗艦ゼウスとやら、そしてこの目の前のロボは頭脳艦とやら。

 

 あれギリシャって機械の神様だっけ、偶然の一致?

 同一なら前世の常識が根底から覆されそうなんだけど。

 

 

 

『思考にノイズが発生……疑問、何を考えているのですか』

 

 

 

 特には。

 ところであんたは俺と話して何しようって?

 

 

 

『不明です。しかし次にゼウスの命令があるまではあなたの観察を続けることになるでしょう』

 

 

 

 そうかい。

 んじゃあさ、一つ頼み事がしたい。

 

 

 

『なんでしょう』

 

 

 

 ……言葉、教えてくれないか?

 どうせなら、あんたと言葉で意思疎通がしたいしな。

*1
意思疎通の心バージョン的な。造語

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