エリートって難しいですね
「───責任を負う者について、話したことがありましたね。あの時の私には分かりませんでしたが……。今なら理解できます。
大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。
それが意味する心構えも。……。
ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたになら、この捻じれて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
だから先生、どうか……。」
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「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!……うん?隣の大人の方は?」
突然ユウカさんが鋭い声を上げました。それと同時に疑問まで口にします。
「主席行政官。お待ちしておりました。」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」
「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」
主席行政官の発言には反応せずに今日の朝、ハルヒさんから言われたことを思い出します。
『今日、連邦生徒会に行くなら、伝言を会長か、それと同等の権力を持つ人に伝えてほしいの』
しかし、ハルヒさんは変な伝言を伝えましたね。
「───連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱走したという情報もありました。」
「不良たちが、聴講中の生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなり、治安の維持も難しくなっています。」
「戦車やヘリコプターなど、出所のわからない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます。」
最近、治安維持が難しくなっているのはどこも同じようですね。こんな時こそ連邦生徒会長に動いてほしいのですが………にしてもユウカさんの噛みつき方がすごいですね。
「……。連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
「……え!?」「……!!」「やはりあの噂は……。」
正直、噂……というよりハルヒさんの言った通りですね。
「結論から言うとサンクトゥムタワーの最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政権を失った状態です。」
「それで、その大人の方が取り戻す方法を知っているということですか?」
私は思い切って言ってみることにしました。ハルヒさんからの伝言もふまえての考えですが、
「……その通りです。この先生こそが、フィクサーとなってくれるはずです。」
その後は、順調でした。連邦捜査部シャーレ、単なる部活ではなく一種の超法規的機関と紹介されたそれの顧問となる先生であり、各学校のパワーバランスを崩壊させかねない毒物のような人物。先生は天才的な指揮能力でシャーレまでの不良を倒すのを助けてくれましたが、警戒するべき人物であることは確実です。しかし、連邦生徒会長に選ばれた人物なのです、きっと大丈夫でしょう。
「先生おつかれさまでした。実は、本来であれば外交官がこちらに来る予定でしたが、別の予定が入っていまして代理で私が来たのです。それで本日伝言を預かっていますので伝えさせていただきます。『あなたは何があろうと生徒の味方になれますか?』……まったく、変な伝言ですね」
“───もちろん。私は先生だからね”
「そうですか。ではそのように伝えておきます」
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一方その頃ゲヘナでは…
「いらっしゃい。イロハさん、イブキちゃん、ハスミがオススメしてたプリン持ってきたよ!」
「こんにちはハルヒ先輩、ヒナ委員長。ハルヒ先輩が居ると聞いてサb…イブキについて来ました。」
「ハルヒ先輩!!」
「イブキちゃん!いらっしゃい待ってたよ。マコトさんは?」
「マコト先輩はね、お仕事で大変なんだって~!」
「自業自得のようなものですけどね」
「一旦仕事は忘れてみんなで休もっか」
ハスミがおすすめしていたプリンは好評だったよ。
意味深なことを言うのが大好きなハルヒちゃんです。
エミュ大丈夫かな…