Fate/Honkai Star Rail 作:好きなことして生きたい
「それじゃあ紹介するわ。外部顧問として雇った。穹と彼のサーヴァントのアルトリア・ペンドラゴン。の2人よ。皆んな仲良くお願いしますね」
マリーに雇われた翌日には仕事とメンバーを紹介すると言われてついて来たのだが、まさか学校のそれも外部顧問とは予想の斜め上だった。
「突然呼び出しで何かと思ったけど、仲間をよんだのね。それで彼は何者かしら?」
話の口調で何となくツンデレの雰囲気を醸し出している。黒髪ツインテール美少女。あとはツーサイドテールの美少女とちょっと似た顔のサラサラストレートヘアーの美少女。姉妹か何かで?
「簡単に言えば宇宙人です」
「…はぁ?」
いや、確かに君らからすると宇宙から来たから宇宙人って言ったらそうだけど、見た目は完全に普通の人間てか人間なんだから、彼女達が疑問に思うのは当たり前で、説明を一言に端折りすぎだろ。
「あんたふざけてるの?」
「いたって私はまじめですが?」
「…そう、あくまでシラを切るかね。貴方自分の立場をわかっていないようね?」
「と言われましても、それが真実なので不安でしたらそちらで好きなだけ調べていただいてもかまいません」
「…まあ、いいわ。あんたがその気ならこちらにも考えがあわ」
「そんな今回の件は私も意図してやったわけではないですし。こうしてオーナーに報告させてもらったわけですから」
「言い訳はいらないわ。行くわよ桜」
「あ、ま、待ってください。姉さん」
そう言って彼女達は出て行った。
「まだお互いに自己紹介もしてないのに。彼女は遠坂凛とその妹の桜よ。覚えておいて」
「それはわかったが、なに?お前ら仲悪いのか?」
「貴方も嫌われる要因の一つなのよ」
「そんなバカな!こんな美青年なのに!?」
「自分で言ってて恥ずかしくないの?」
「事実なのに何を恥ずかしがる必要がある?」
「あっそう。仲悪いのは魔術師の性質みたいなもんよ」
「どう言う事?」
「基本的に魔術師の家系は自分の住んでいる土地を自身の領域と考えているの。魔術師はそこに他者の魔術師が入り入り込む事を嫌っているのよ。つまりここの冬木市は彼女、遠坂家の領地なのよ。そこに他者の私達が無理やり住み着いてるってわけ」
「無理やりって、よく許してもらえてるな」
「取引したからね。ここに住み着く代わりに彼女達にサーヴァントをプレゼントしたわ」
「お前の能力で呼んだサーヴァントなのに取引になるのか?」
「当たり前よ。私はあくままで英霊の座を繋げただけだから、彼らを召喚したのは彼女達よ。私の支配下じゃないから令呪を使ったとしても彼らに何も影響は与えられないわ」
「なるほどな。何でそこまでしてこの地に住もうとしているんだ?」
「あんたが夢に出て来たからでしょう」
「そう言えばそうだった。それじゃあ、俺と合流できた事だし。自分の領地に帰るのか?魔術師はそれぞれ領地があるんだろ?」
「…残念だけど、私に領地と呼べる所はないわ。強いて言うならこの学園かしら」
「どう言う事だよ?」
「私ここの理事長なのよ」
「マジかよ!どうやって得たいの知れない俺を外部顧問にできたと思えば、権力でねじ込んだわけですね。理事長様!何でもおめしくださいませ!」
「あんた本当にわかりやすい性格しているわよね」
「それじゃあ、改めて自己紹介でもするか、残りの仲間達も紹介してくれよ」
「そうね。皆んな出て来てくれるかしら」
マリーがそう言うと霊体になっていたサーヴァント達が出て来た。
「ヤッホー!お二人さん!僕はアストルフォ。よろしくね」
「アルトリア・ペンドラゴンです。こちらこそよろしくお願いします」
「コイツは驚いた。かの騎士王様が女だったとはな。あ、失礼。女が悪いって言ってるじゃないだ。わかるだろその…アタっ!ちょっ姉さん。今のは俺が悪かったけど叩く事ないだろ」
「お前の私情は後にしろ。すまない。仲間が飛んだ失礼を私はアテランテだ。よろしくたのむ」
「イテテ、悪かったな。それじゃあ、改めて俺はアキレウスだ。今度手合わせしてくれよ」
みた感じ捻くれた英霊はいなさそうだ。第一印象は好意印象に感じた。若干1人戦闘民族ぽいのがいたけど、サーヴァント同士は仲良くやれそうだ。
「あとトーマス・エジソンって言う英霊がいるけど、今は別なところで仕事をしてもらってるわ」
「4体も召喚しているのか?英霊って1人しか契約できないじゃないのか?」
「それは聖杯戦争のルールの中での話よ。私は単純に英霊召喚だけをしているだけなもの。数に制限はないわ。とは言え魔力には限りがあるから、私は4人が限界って言ったところかしら。まあ、そこのバカ燃費の悪い奴を返品したらもう少しくらい呼べるかも知れないけど」
「ちょ!マスターそれはないぜ。俺だってそれなりに役に立ってるはずだぜ」
「わかってるわよ。冗談よ…。半分くらい」
「おい!」
「さて、自己紹介はこの辺にしといて、コレからお客様を迎えないと」
「うん?誰か来るのか?」
「えぇ、わざわざイギリスのロンドンから、ロードエルメロイ2世とそのご一考がいらっしゃるわ」
「随分と過剰戦略じゃないか?Ms. オルガマリー・アニムスフィア」
「そちらこそ、随分と大勢の生徒さん達に愛されてますね」
この長髪の男がロードエルメロイ2世か、何やら時計塔と言うところで魔術の教師をしているようだが、来る前に少しでも概要を説明して欲しかった。取り敢えず隣に座ってるけどどうしたらいいんだ?
後ろの子達も生徒達って言ってたけど、まだ学生だというのに中々の実力者揃いだ。特に灰色の髪の女の子。てか、めちゃくちゃアルに顔が似てない?
「付いてくると聞かなかったもので、それより初めて見る顔が2人もいるようですが?」
「彼らは新しく仲間になった。穹とそのサーヴァントの騎士王です」
「Ms. オルガマリー。今自分が…
「うわぁあ!!凄い!僕こんなに間近で英霊を見たの初めてですよ」
…shit,フラット。静かにしてろ」
フラットと呼ばれた生徒は全く聞く耳を持たず。興奮気味にアルに質問しまくる。その暴走に先生はご立腹のようで、アルは困り果てていた。
「アル。悪いが下がっててくれ」
「はい。わかりました」
そして、アルは霊体となって消えて行った。
「下がらせちゃいましたけど良いですよね?話が進まなそうですし」
「あぁ、ウチのバカが暴走した。すまない。あとで言い聞かせておく」
「話を戻させてもらおう。Ms. オルガマリー。安易な行動しない方が身のためだ。自分の状況をわかっているだろう」
とマリーに牽制を入れるように忠告してくる。
「おい。お前何したんだよ?」
「別に何も。向こう側達が私を勝手に危険視しているだけよ」
「危険視って何で?」
「わかるでしょう?サーヴァントを何体も召喚して急激に力をつけてるからよ。同胞のはずの魔術協会からは危険視されて、聖堂教会には異端視されて、多数の勢力からも英霊召喚を自由に行使できるとして、その力を狙われてるわ」
「俺物凄く危ない奴と手を組んじゃってるじゃん」
「それだけじゃない。彼女は時計塔の教師ロードだ。職務と責任を放棄している」
「性格には次期ロード候補ってだけ。それに私なんかよりヴォーダイム卿が次期候補に相応しいと名前が出ているはずでしょ?そんな私に責任なんて、おこがましいじゃないかしら?」
「それは当時君の力を知らなかったからだ。今なら君をいて他ならない。ロードになれば少なくとも魔術協会は君の監視をする必要もないし。父君も安心なさるはずだ」
「お父様が私の心配?笑わせないで、冬木の大聖杯が使えなくなって、私を利用道がなくなった今。今更私に興味が持つはずないわ。それに私ももうお父様に振り向いてもらおうなて思ってないわ。私は私のしたい事をするって決めたの」
「したいこと…。そのしたい事はロケット事業のことか?」
「えぇ、そうよ」
「どこかの資産家みたいな真似事をしていると思ったら、まさか本気で宇宙でも目指しているのか?」
「本気も本気よ。未知の宇宙に人類が挑む。ロマンがあっていいでしょ?」
「ロマンか…。確かにそうだが、私が知っている君はロマンなど語らない。倹約な人だったと思ったが」
「長い人生の間では価値観が変わったりするものよ。私は今その場面にいるだけの話よ」
「君の夢はロマンがあって個人としては応援したいところだが、我々魔術協会として応援できない。それはわかるだろ?」
「えぇ、だから甘んじて監視下にいるんじゃない。ほんとプライベートのプの字もなくて困ってるわ」
「当たり前だ。一騎当千のサーヴァントをすてに4体も所持している上に、協力者を増やした上にサーヴァントまで与えた。君は仲間を増やすたびにサーヴァントを召喚できる。たった1人仲間になっただけで物凄い脅威になる事を証明した。だから軽率な行動で我々が動く事を頭に入れておく事だ」
「はいはい。すみませんでした。そんなに言うなら貴方にも一体プレゼントしましょうか?」
「何だと?」
「そんなに私が怖いと言うなら、それに対抗できる力をそっちにもあげるって言ってるの。それで私の事を干支でもなんでもすればいいわ。現にすでに遠坂姉妹には対抗措置としてサーヴァントをそれぞれ1人召喚させてあげてるわ。だから今回勝手に仲間を増やした代償に、貴方に英霊の座を開いてあげるって言ったるの」
まさかの提案に相手も驚きを隠せなかった。
「すでに遠坂家達と手を組んでるでしょ?それでそちら側は三体のサーヴァントを手に入れることになる。どうかしら?」
「…悪いが俺の一存では決めれない」
「ダメよ今決めて、あと後から来た人にこのチャンスをあげるつもりはないわ」
「…」
「ここまで言えば、お咎めなしになるかしら?」
「……」
「本当に良かったのか?今は敵ではないかもしれないが、一歩間違えたら敵になっちゃうんだろ?それなのにサーヴァント与えちゃって」
あのあと本当に英霊を召喚して時計塔ご一行は帰っていた。
「いいのよ。私の目的は彼をここに移住させることなんだから」
「どうしてだ?」
「私の学校。私立穂群原学園は小学校から大学。更には工科大学と農家大学に農林、水産、獣医系の他にも色々とある超マンモン学園なのよ。高校2年になるころには大学を意識した本格的な選択科目が義務付けられいるのよ。私はそこで宇宙併合魔術科を立ち上げようとしてるのよ」
「宇宙併合魔術科?また物凄い名前の科目だな…。あれ?魔術は一般には秘匿にされてるだろ?それなのに科目に出して大丈夫なのか?」
「もちろん才能ある子を選抜して、合意した子達だけで秘密にやるわ。すでに技能実習場と教室は作ってあるわ。だけど、ウチには残念なことに魔術を教えれる人材がいないわ。そこで私が目をつけたのが彼ってわけ、彼は現代魔術のロードで多くの優秀な生徒を搬出しているわ。彼ほど優秀な教師はいない。だからここにいるうちに彼を引き抜きたいのよ。引き抜きに成功したら、おまけに彼のファンの優秀な生徒さん達もウチに来てくれたら万歳三唱ね」
「まさか引き抜きを考えたとは、悪どい奴だな。でも大丈夫なのか?引き抜きなんてして?敵対行為と認識されないか?」
「……そん時はよろしくね」
「おい!何を!?えっ?また知らないウチに危ない橋をわたらせられてる!?」
「大丈夫よ。彼は血筋が悪いため貴族派のロード連中から疎まれてるから、むしろそいつらから感謝されるかもよ…まあ多分彼の事を好いてる人達からは恨まれるかも」
「ダメじゃん!!」
最後まで読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします。