Fate/Honkai Star Rail   作:好きなことして生きたい

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読んでくださりありがとうございます。


使令

「で、良いですか?勝手にサーヴァントを召喚しちゃって?」

「…ッ、良いわけがないだろ。誤解がないようにどう説明したらいいか…はぁ」

 

オルガマリーと別れたエルメロイ2世ご一考はアインズベル城で凛達と合流していた。

 

「しばらくこちらにいらっしゃるのですか?」

「あぁ元々は長期的に彼女を時計塔に連れ戻す手筈だったが、それでも長くて1ヶ月程度までが限界だ。無理だったらそこで諦める。それ以上は業務に支障をきたす。が、コイツを召喚した以上はもっと長くいる事になりそうだ」

「おぉ!!このスマホとやらは凄いものだな。これ一つでいろんな情報も買い物もできるではないか。おっ!坊主。余はこのマックスプロという奴が欲しいぞ。デカくて操作しやすそうだ」

「ライダー。後にしろ。今は大事な話が…」

「あ、すまん。もうネット購入してしまった」

「おい!何してやがりますか!しかもそれ俺が使っているやつより最新機種じゃないか!いくらするんだ!?」

「フハハハ!良いではないか、あの時とは違って今はそれなりに働いて稼いでおるのだろ?」

「そういう事じゃない!」

「うわ〜、こんな先生初めて見た」

「私もです」

 

先生の思わぬ一面を見て物珍しそうに見る。先生も生徒たちの視線に気づいて恥ずかしくなったのか、咳払いをして静かに戻る。

 

「それにしても不思議ですね。まさかイスカンダルが以前先生との亜種聖杯戦争の時の記憶を持ったまま召喚されるなんて」

「あぁ、正直言って嬉しい事だが、本来ならあり得ない事だ。そもそもできるかどうかわからないが、奴が召喚の際に何かした。と考えるのが妥当って言ったところだろ」

「そんな事ができるんですか?」

「普通なら無理だが、聖杯を介さずとも自由に召喚できる時点で彼女はもう普通じゃない。もはや彼女に常識など通用しない…。で、実際にはどうなんだ?召喚されてなんかわかったことはないのか?以前の召喚と比べて」

「ほう、コレでアプリをダウンロードを…」

「良い加減に返せ。このバカ」

「これ!何をするか、まだダンロードが終わってないだろうに」

「スマホはもう買ったんだろ!来てから自分のでやれ!今はそれより奴らの話だ」

「おお、そであった。みんな集まってから説明しようと思っておったんだ。味方陣のものはコレで全員か?」

「他にもいますけど、今は集められるのはコレで全員ですね。他の者たちは後から私の方で説明します」

「そうか、ならあの小娘が持たせた情報を話そう」

「情報だと?」

「あぁ、英霊が召喚される際に現代の最低限の知識は付与されるのが、今回はそれにプラスして星神(アイオーン)について付与されていた」

「アイオーン?」

「あぁ、宇宙の太陽系のさらに外の世界。銀河の星々の深海を彷徨う神秘的存在。言わば神みたいな者たちよ。あの小娘はそいつから力をもらい今に至るとわけだな」

「おい待て、俺達にはそんな記憶ないぞ」

「最近やっと自分の正体を知れたそうだからな」

「それは本当の話なんですか?私達を混乱させるための罠だったり…」

「例えそうだとしても今ある情報はどっちにしろ供給してた方が良いだろ」

 

クーフーリンとメドゥーサにはアイオーンに関する記憶はなかった。イスカンダルだけその情報があるのは疑われてしまう要因だが、黙ってるのはもっと疑われてしまうと判断して話したのだろう。

 

「此度の我らはそのアイオーンとやらが、あの小娘に力を与えて召喚された。本来はこの地球の記憶で構成される英霊だが、今回はそのアイオーンの記憶を元に構成された。更には天外の星の聖杯戦争やコレまで行われたこの地球の亜種聖杯も全て記憶しており。それも加味して我々を構成しているらしい。だから余も前回の記憶があると言うことだ。本当かどうかは知らんがな」

「突拍子もない話だが、案外本当の話かも知れないな」

「彼の話を信じるのランサー」

「かも知れないってだけの話だ。お嬢。あの宇宙人って紹介されてた小僧覚えてるか?」

「覚えてるけど…。まさか、アイツがそのアイオーンって奴なの?」

「それはわからねえが可能性はある。上手く隠してたが、奴の中にはアホみたいな魔力があった。それも俺が認識しきれなかった。あまりにもデカすぎて前兆が見えないほどになる。ハッキリ言って隣にいた騎士王様なんかよりよっぽど脅威だぜ」

「さよう。坊主気をつけるだぞ。奴の狙いはおそらくお前だ」

「先生が?」

「…あぁ、わかってる。わざわざ彼女は俺を指名した。十中八九狙われてることは気づいていた。しかし、このチャンスを逃すわけにはいかないだろ。お前と言う心強い味方ができるんだからな」

「さようか、して、コレからの方針はどうするのだ?」

「一度時計塔と連絡を…くっ、失礼私の携帯だ」

 

一瞬嫌な顔をした先生。連絡先は義妹のライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。

 

「ご機嫌よ。親愛なる兄上」

「なんのようだ?」

「いやなに、今朝方に時計塔に手紙がとどいてな。穂群原学園。理事長。オルガマリー・アニムスフィアさきでな」

「何?このタイミングでか?」

「えぇ、まるで狙ったよだろ?まあ、それはさておき、コイツのせいで時計塔は朝から大盛りがありだ」

「どう言うことだ?」

「あの娘は兄上を引き引き抜きに来たのだ」

「なんだと!?」

「今貴族派と民主派で争っている。私は貴族派の人間だがあに兄上を守りたいと思ってるが」

「思ってるが。なんだ?」

「大量の札束で殴られてな。家臣達はもうすっかり送ろうとしておる。15の担ぎ上げられた形だけの当主の私では止められない」

「時計塔は!?」

「残念ながら危険視はしているが、明確に反抗はしてないため友好だそうだ」

「そんなバカな!」

「他にも手紙には時計塔の傘下に入り利益の30%を上納するそうだ。世界一の生徒数を誇る学園都市だ。数億単位で金が入ってくる。常に研究で金が足りない魔術師達だ。喜んで兄上を差し出すだろう」

「それじゃあ彼女の思うつぼだろ」

「わかっている。だから私も講義している。だから兄上も彼女とはなるべく接触することなく。何も受け取ることなく…

「あっ…」

「なんだ?そのやってしまったと言う声は?」

「…すまない。サーヴァントを受け取ってしまった」

「…はぁ〜、いつもバカみたいに慎重なお兄様はどこに…」

「いやまて、コレは相手に対する対抗処置で仕方なかったんだ!彼女は仲間を1人増やして新しくサーヴァントを召喚したんだ!」

「そう言う問題じゃない。あの陰湿なジジイどもはそれをエサに難癖つけてくる。わかるであろう」

「っ、そらは、すまなかった」

「…。まあいいわ。何となくそんな気はしてたから、それでどう?憧れの英雄は?」

「…あぁ、相変わらずかっこいいよ」

「そう、なら良かったわ。コレからまた話し合いがあるから行くわ。まあ、十中八九兄上の転属は決まってしまったようなもんだけど、自業自得だからね」

「わかってる。すまなかったて」

 

先生は何度も謝った後に電話を切った。

 

「急いで時計塔に戻る」

「えっ?急にどうしたんですか?」

「Ms.オルガマリーが私を時計塔から引き抜こうとしている。彼女の狙いは私をなるべく早く長くとどませて、引き抜きの講義に参加させないのが目的だ。ライダー急いで空港だ。お前達は後から帰ってこい」

 

そう言って、先生とイスカンダルは急いで空港に向かって行った。そして、一方オルガマリーの方は時計塔からの連絡を受け取っていた。

 

「はい。はい。わかりました。はい。ありがとうございます。それではよろしくお願いいたします」

「どうだった?」

「無事に春の新学期から2世さんに来てもらえることになったわ」

「おお、今の所マリーの思惑通りに進んでるな」

「えぇ、楽しみだわ。早くこないかしら、春の新学期」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、月日は変わって桜が満開の春。今日は新しい学校に期待に夢を膨らます新入生が集まった。ここ穂群原学園も沢山の新入生が入ってきた。そして、今年は特別に海外からも多くの留学生がいた。

 

「ほら〜笑って笑って〜」

「あはは…」

 

そして、遠坂桜も春から高校生に上がってきた。その晴れ姿を門の前でカメラで写真を撮りまくる者がいた。彼らは桜達の両親ではない。近所で昔からお世話になっている藤丸家の両親だ。母は藤丸紗香。父は藤丸大地。

 

「うわ〜!綺麗に撮れてますね。後でいただいても?」

「もちろんよ。それよりほら凛ちゃんも一緒に撮ってあげるから並んで」

「えっ、良いですよ私は、去年散々撮ってもらいましたから」

「何言ってるのよ!2人揃って同じ制服で撮らなきゃもったいないわよ」

「諦めろ凛。うちの親は言い出したら聞かないから」

「ヤッホー!凛さん。桜さん」

「士郎くんにイリア」

「あら士郎。次はあなた達も一緒に撮るのよ」

「えぇ!?俺達もかよ2人の写真に俺が映るのはおかしくないか?」

「えぇ、せっかくだから一緒に撮ろうよ」

「イリアまで」

「ほら2人ともさっさと入りなさい」

「へいへい。わかりましたよ。悪いなせっかく家族写真なのに。2人も入っていいか?」

「はい。もちろんです」

「紗香さん言われちゃしたかないわね」

「わ〜い!撮ろう撮ろう」

 

補足として、この世界では第四次聖杯戦争は行われてませんので、聖杯による厄災は起きてません。そのため衛宮士郎は藤丸士郎となって実の親と過ごしている設定にしてあります。そして遠坂家の両親は死亡して、アインツベルン家の両親は仕事で海外に仕事でいないことが多い。そのため近所でもお節介のお人好しで有名な藤丸家が家族ぐるみで仲がいい。3人をよく泊まらせたり両親の学校の行事ごとに参加したり。休みには遊びに連れて行ったりしている。

 

「よろしければご両親も入れてお写真撮りましょうか?」

「おぉ、悪いね。頼めるかい」

「は〜い。撮りますよ〜。皆さん笑って笑って…はい。チーズ」

 

そして、近くの生徒に家族全員を入れた家族写真を撮った。

 

「…て!何であんたまで入ってるのよ!ルヴィア!?」

「あら、Ms.遠坂。急に声を荒あげて、淑女のする事ではなくてよ」

「勝手に写真に写り込むことが淑女のやることか!?」

「あ〜ん。しぇろ。怖いわ〜」

「ちょっ!士郎から離れない!この成金女!」

「落ち着け凛。ルヴィアは同じクラスメイトになるんだから、仲良くしないと」

「る、ルヴィア!?アンタらいつから名前で呼び合うようになったのよ!?」

「そうですよ先輩!」

「どう言うことお兄ちゃん!」

「お、おい。3人とも落ち着けて、どうしたんだよ?ルヴィアとはこの前道に迷ってたところえを道案内したんだ。その時に仲良くなったんだ」

「えぇ、そうですわ。まさにお姫様が騎士を助けるように運命的な出会いでしたわ」

「何が運命よ!さっさと離れない!」

 

そして、ルヴィアと凛は取っ組み合いの殴り合いになった。

 

「はっははは!いや〜、とても面白いですね。思わず爆笑してしまいましたよ」

「いや〜、すまないね。せっかく写真撮ってもらったのに」

「いえいえ、こちらこそ非常に楽しませてもらいましたから。あ、写真の確認お願いできますか?」

「あ、うん。コレでいいよ。ありがとうね。君もここの学生のようだけど」

「はい。私も今年入学した1年生で、福留 笑人といいます。それじゃあ、私も家族を待たせてるので」

「あぁ、何度もしつこいようだけど、写真ありがとうね」

「はい。おかまいなく〜」

 

彼らの平和な日常。物語が動き出す前の平和な日常。その日常が変化して崩れてゆく。そう考えると思い笑いしてしまう。

 

「さてはて、これから見る物語の読者の皆様が笑い。苦笑、泣き笑い。してもらえるように、この愉悦の使令。笑う人と書いて『えひと』福留 笑人が愉悦の物語になるように奮闘させていただきますので、どうぞお楽しみください」

 




最後まで読んでくださりありがとうございます。思い付きで始めた小説書いてきましたが、もう貯金がなくなりそうです。でもfateも崩壊スターレイルも好きなので頑張りたいと思います。

これから投稿が遅くなると思います。何日も間をあけてると皆さん不安になると思いますので、これから毎週水曜日にYouTube配信で小説の作業配信をしたいと考えています。まだ細かいことは決まってありませんが、逐次活動報告に書きますので、詳しいことはそちらにお願いします。
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