後に運命の鍵を握る二人の少女と邂逅する。
【No account】
夜になると決まって流れてくる、昨日は訪れなかった耳慣れた音。
散々記憶に焼きついた風景を映し出す、何度も繰り返される夢。
どうやら俺は、また囚われてしまったようだ。
夢ならば、どんな非現実であろうと、それが普通だと思うかもしれない。
だが俺が見てきたものは例外なく、すべて‘感じる’ことが出来た。
周囲を吹き抜ける風や雑然とした外の香り、口に入れる飲食物の味に、まとう衣服や指先が何かに触れる感触。
そのすべてが、リアルと言って差し支えない。
誰もが冗談だと断じる話だろうが、少なくとも俺はそう錯覚した。
肝心の内容だが、一言で表せば【
まもなく朽ち果てようとしている世界で、一人の科学者が必死にキーボードを叩いていた。
部屋中に貼り付けられた大量のモニターには無数の英単語が並び、男が操作する度にその数を増やしていく。
彼の研究は本人曰く『人類を救うためのもの』。
すでに
その様子を、俺は間近で何度も見た。
実際にそこにいたかのように、子どものように低い視点から。
少なくとも夢の中での自分は、十代前半を超えたばかりの少年だったのだろう。
これを俺自身として扱うか、それとも一人の少年として見るか。
ここでは説明の都合上、後者にしておこう。
高校生になる寸前ぐらいの男の子は、科学者の息子だった。
僅かに生き残った人類の中で、唯一の肉親だ。
それ故に彼らは、お互いを何よりも想っていた。
だからこそ父にとって、子息が自身の研究に首を突っ込んできたことに驚愕した。
もちろん息子の性格を考えれば不自然なことではない、だが一人の親として実子を巻き込むのは断固反対だった。
だが少年も、滅びを待ち続けるばかりではない。
一人でも多く尽力し続けたほうが、少しでも多くの魂を救えると判断し、科学者は彼を‘
その際に告げられたプロジェクトの名前は、今でもずっと脳裏に焼き付いている。
EXTRA DIMENSION、新しい次元。
後にその鍵を握ることになるのが、科学者の息子である彼。
任された役割の名前は、
何故そう呼ばれるのか、成すべき使命はなんなのか、俺は知っている。
直後に聞こえてくる男の声が、いつも必ずそれを説明してくれるから。
『これから起こることはすべて、
選び取った道の果てでしかない。
世界を救うとしても、滅ぼすとしても。
例えどんな悪人であろうと、
誰にでも平等に訪れる【
旅路につきまとう無数の責任……
それを背負う覚悟があるのなら、
君の魂は未知の領域で生まれ変わるだろう。
では、そろそろ実験を始める。
その前に大事なことを伝えておくよ。
今から始まる物語は、
‘フィクションだった’もの。
君はその世界に介入し、
【ある使命】を果たさなければならない。
目覚めた瞬間より、かの地は『
すでに創造主の手を離れ、開拓も破壊も己次第。
しかし、そこにこそ‘我々人類を救う鍵’がある。
光でも闇でもない、偏りが無いからこそ、
染めることが出来る。
次に瞼を開けた時、
そこはすでに【
人界と仮想、二つの現実を生き、
悔いのない判断をするといい。
最初に訪れる試練は【剣の世界】。
楽しむも苦しむも、すべては選択次第。
……もう時間だね。
よろしく頼むよ、
その一言を最後に、いつも夢は途切れる。
長かったようで短くもあったような、穏やかな睡眠を終えた俺は、真っ先に傍らのスマートフォンに目を向けた。
渋谷の中心街から少し離れた場所に、お洒落なカフェがある。
【喫茶店ベルファイア】。
ちょうど俺が車に乗り始めた頃から顔を見せるようになったその施設は、当時からよく利用させてもらっていた。
手頃な価格設定の割にどのメニューも満足のいく内容で、読書や勉強はもちろん、ちょっとした休憩や、ノートPCで作業をするのに最適だ。
特に懐の寂しい学生にとっては、まさに夢のような場所だろう。
老若男女に好かれる喫茶ベルファイアだが、ここはある一人の若い女性によって立ち上げられた、個人経営店である。
その人物の名は、
本人曰く【少し】らしいが、まったくそんなことはないくらい自信に溢れた性格と、それを判りやすく表した強気な口調が特徴的な、脚長の美人だ。
優れているのは容姿だけではなく、彼女の手腕によって、ベルファイアはたった二年足らずで、渋谷の知る人ぞ知る人気店にまで押し上げられた。
今ではマスターである焔さん含め九人の従業員がいるが、ほとんどの功績が彼女によるものだということは、想像に難くないだろう。
接客態度、料理、清掃やサービスなどに至るまで、非の打ち所のない焔さん自身にもファンが多く、彼女目当てで度々訪れる人々があとを絶たない。
そう言った者は衆目からすれば迷惑な客でしかないのだが、彼らに対してもマスターは最高のおもてなしをしてくれる。
普通そんなことをされれば、勘違い野郎どもが付け上がっておかしな要求をしたりするのだろうが、開業から今に至るまで、そのような問題は一切起こっていない。
それだけ焔さんの立ち回りが上手いのだ。
その甲斐あって、ベルファイアは今でも高い支持を得て営業している。
就職してからは行く頻度が減ってしまったが、特にこれと言った予定が無い日は、朝早くから車を走らせ、モーニングをご馳走になったりしている。
なら今回もそうなのかと言われると、少し違う。
今日会う約束をしていた深澄ちゃんが、そこに行ってみたいそうなのだ。
どうやら、あのカフェは最近の女子中学生にも好かれているらしい。
大学時代から贔屓にしている場所というのもあって、ぜひともあそこの魅力を知ってほしい。
そう思った時には、すでにメッセージを返していた。
もうすぐ東京中を覆おうとしている冬の冷たさに備え、少し厚めの衣服に身を包む。
直後、静かにテーブル上の電子時計に目を向けた。
現在の時刻は七時半で、ここから渋谷までは
モーニングは十一時まで。
俺は深澄ちゃんを拾いに行く前に、ある少女と会うつもりだ。
それは昨日通話越しに久しぶりに声を聞いた、篠崎里香である。
プランプに朝ごはんをあげて、しばらく会話したのち、留守番は任せろと言わんばかりの元気な声を背に我が家を出た。
すぐに愛車へと乗り込み、軽いドライブ感覚で風の赴くままに愛車を走らせた。
地図上から見ただけでは、東京都は狭く見えるかもしれない。
だが実際のところ想像以上に広く、入り組んでいる。
建ち並ぶ高層ビル群に、常に道路上を行き交う車や、どこに行っても遭遇する人の波。
もちろんそれらだけではないが、様々な要因がこの街を無限に膨らませている。
そんな果てのない環境に適応する意味でも、適度な寄り道は欠かせない。
昨日レクト・プログレスに行く際に裏道を使えたのも、日頃から多くのルートを探っていたからである。
もちろんそれが正解だとは言い切れないし、もっと効率的な道順があるのかもしれない。
だが経験則に言わせれば、常に最適なルートなど存在しない。
何故なら、街は生き物だから。
時間の流れとともに、人が様々なものを見聞きし体感することで、己の考えを変えていくように、彼らの手によって街は少しずつ発展していく。
それに伴って、人々の動き方も一定ではない。
その都度、そよ風の通り口も変わるのだ。
同じ道でも、必ずそうなるとは限らないのだ。
‘あらゆる状況に対応出来るようにしておけ’、運転手の基本だ。
人や車を問わず、交通量の多いこの街では、特に大事な掟と言えるだろう。
だが、そのためだけに各地を回るのは、あまりにも味気無い。
だから俺は行く先々の景色を楽しんだり、そこでしか味わうことの出来ない美味しいものを食べたり、悠々自適に過ごすことのほうが多い。
尤も今回は人を待たせているので、あまりのんびりとはしてられないのだが。
「あ、来た来た」
たった今到着したのが俺の車だと判っているのか、紙パックのドリンク片手に待っていた少女は明らかに表情を変えた。
少なくともバイトの時に見せてはいないはずなのだが、昨日の一瞬だけで把握したのだろうか。
「悪ィな、待たせたか?」
「全然待ってないわよ、寧ろ来たばっかり。
本当に久しぶりね、晴輝先生。
一年ぶりぐらい?」
「ったく、もう先生じゃあねェっつーの。
相変わらずいちご牛乳が好きみたいだな、篠崎」
言葉を交わしながら、色褪せ始めていた思い出に彩りを戻す。
この娘、篠崎里香は元々、それほど優れた能力を持っていたワケではなかった。
ごく普通の家庭で、特に不自由なく育ち、当たり障りのない日常を過ごしてきた。
友だちともそれなりに上手くやって、両親との仲も良い方だった。
では何故、そんな篠崎に家庭教師が必要になったのか。
答えは単純明快、学力が足りなかったのだ。
別に特別成績が悪いワケではない、なんなら平均以上は取っていた。
だが篠崎は元々客商売志望で、そのための資格を取るとなると、将来的に危うかったのだ。
「アンタが来なくなってから、あたしなりに心配してたのよ。
それで、どう?
仕事の方上手く行ってる?」
「まぁ、ぼちぼちだな。
デカいプロジェクトに追われて、毎日クタクタだよ」
自画自賛ではないが、俺が訪れるようになってから、篠崎の成績は少しずつだが上がって行った。
深澄ちゃんや明日奈並みとまでは行かないまでも、過去の自分を容易く突き放すまでの数値を叩き出すほどに。
この娘の成長を見守るのは、俺にとって楽しみの一つだった。
しかし大学の卒業が迫ったのを機にアルバイトを辞め、それ以来彼女とは会っていなかった。
とは言え、篠崎はもう中学三年生。
ちょうど同学年である明日奈が昨日まで座っていた助手席に腰掛ける元教え子は、楽しそうに笑っている。
「あはは、けど嫌じゃないみたいね。
アンタの顔がそう言ってる。
さぞかし充実した毎日を送れてるんじゃない?」
「まぁ、否定はしねェよ。
少なくとも退屈はしないし、楽しくやれてる。
……嫌な上司がいることだけが不満なんだが」
「その感じだと、よっぽど毛嫌いしてるようね……
ってか、今更だけど良かったの?
先生の車に乗せてもらって」
「本当今更だなオイ。
まぁ別に知らねェ仲じゃあないんだし、せっかく久しぶりに会えたんだから、ちったぁ甘えてくれや」
眼前の赤信号に従い、揺らさない程度にブレーキを踏みながら鼻で笑う。
「っつかさっきも言ったが、俺はもうお前さんの先生じゃあない。
ただの知り合いのお兄さんだ」
「判ってるわよそんなこと。
ただ、どうしてもね。
前までの癖が抜けないというか」
「なるほどな、ならそのままで良いよ」
丁度そこで信号が青色を示し、交通ルールに従って車を走らせる。
何故篠崎が同乗しているのかと言うと、このあと喫茶ベルファイアに向かう予定であることを話した際、この娘が興味津々に瞳を輝かせ、『行ってみたい』と言ったので、ついでに送り届けることにしたのだ。
ちなみに、篠崎と会うことは昨日のうちに連絡済みである。
尤も、この娘も同行することは、さすがに報せたばかりなのだが。
それに対する深澄ちゃんの返事は、ただ一言だけの無愛想なもの。
少しの間だけとは言え、知らない人物が近くにいることになるというのは、やはり不満なのだろう。
「というか、お前さんこそ良かったのか?
今日暇ならまだしも、なんか予定があんならそっちまで送ってくが」
「大丈夫よ、特に何も決めずにぶらぶらしてたし。
先生の言ってた喫茶店にも興味あるしね。
あ、もちろん奢りでよろしく」
「ハッ、ちゃっかりしてるぜ」
まぁ金銭的に余裕はあるし大丈夫か、と自身を納得させ、改めて渋谷へ向けて我が相棒に命を吹き込んだ。
単に送っていくだけの予定だったが、可愛い教え子のワガママの一つぐらい叶えてやりたい。
安全運転で移動しつつ、篠崎との思い出話に花を咲かせること二十分前後。
午前九時十分頃、俺たちはようやく目的の地へとたどり着いた。
渋谷は若者文化の発信地として知られる、常に成長を続ける街だ。
大型の商業施設が密集しているのはもちろんのこと、飲食店や交通機関にも困らない。
世情に詳しくない者であっても、必ず耳にしたことのあるような、シンボルとも言えるものがわんさかと存在する。
若者から大人まで楽しめる、世界各国から旅行者の集うグローバルな場所だ。
それ故に、いつでも騒がしい街でもあったりするのだが。
「やっぱりとんでもない人の数ね……
ちょっと目眩がしてくるわ」
「中心街まで行ったらもっと凄いことになるぞ。
幸いベルファイアは、そこから少し外れた場所にあるんだが」
「なるほど、それならちょっとは静かに過ごせそうね」
「あぁ、今から向かうのはそういうところだ」
とは言いつつ、車の向かう先はベルファイアではない。
先にこちらに来ているはずの少女、兎沢深澄と合流しなければならないのである。
渋谷の風を切り裂き、あの娘がどんな表情をして待っているのか思考する。
多分だが、あまり良いものではないだろう。
元々自分から呼び出しているので代金は払う気ではいたのだが、こうなっては赤字覚悟で財布を開くしかない。
ご機嫌取りと言ってしまえばそれまでだが、そこは社会人の財力でこそだ。
それからほどなくして、見覚えのある姿を発見した。
お嬢様学校の首席常連とはかけ離れた、もはやボーイッシュとさえ言えるほどラフな服装に身を包んだ、ポニーテールの少女を。
「悪ィな深澄ちゃん、待たせたか?」
足早に運転席から降りて、直ぐ傍まで駆け寄る。
「……二人きりのデート」
一拍置いてから返ってきた声は、少しだけ重たかった。
本来二人だけで向かうはずだった約束。
僅かな間とは言え、部外者がいるというのは気に食わないことなのだろう。
ちなみに断っておくが、元からデートのつもりなどない。
「その、急でごめんな。
どうせ同じ場所に行くなら、一緒のほうが良いかなって思ってさ」
沈黙。
この無音が妙に怖い。
充分な厚着をして来たはずなのに、それでも寒気がするほどには。
「……深澄ちゃん?」
耐えきれなくなって吐き出した一言。
少し遅れてこちらを見上げてきた深澄ちゃんは、直後に溜め息を吐いた。
「まぁ、ある意味晴輝さんらしいか。
私は問題ないけど、例の人は?」
「あぁ、助手席にいるぜ。
ちっと聞いてくる」
そう言って振り返るのとほぼ同時、フロントドアの開く音がした。
なんと中で待っていたはずの篠崎が、車の外に足をつけていたのだ。
「あ」
「ぁ」
再び沈黙。
この重苦しい空気を、まさか二回連続で味わうことになろうとは。
尤も、一回目に関しては自業自得ではあるが。
「……まさか援交!?
それとも、パパ活!?」
「違うわアホ」
阿吽の呼吸と錯覚するような、我ながらキレのあるツッコミが、実際触れているワケではないにも関わらず強烈な音を鳴らした。
相手が男だったら普通に頭を叩いていただろうが、俺は女の子相手にはそんなことはしない。
「えぇ違うわ。
私たちは将来を約束し合った、特別なかんけいよ!」
「それも
ガチトーンで叫んでいた篠崎とは対照的に、かなり大仰に冗談を飛ばした深澄ちゃんに対し、自分でもビックリするぐらい早口でツッコむ。
それにしても宣言の際左手を見せつけていたが、その薬指にあるものは一体どこで手に入れたのだろうか。
「……まぁ、冗談はこれくらいにしときましょうか」
「そうね、この辺にしましょう」
「おいコラ」
二人揃ってなんなんだと言いたくなった。
心なしか、深澄ちゃんだけ残念そうなのは気のせいだろうか。
まぁそんなことより、今は女子たちに互いを紹介し合うべきだろう。
「深澄ちゃん、こっちは篠崎里香。
家庭教師のバイトをしてた時の教え子で、今は中学三年生。
んで篠崎、この娘は兎沢深澄。
前にちょっとだけ触れてた、俺の妹分と仲良くしてくれてる。
学年も同じだから、話題も合うんじゃあねェか?」
「……元教え子、か」
一瞬だけ、深澄ちゃんの息吹が黒くなったような気がした。
帽子に隠れた表情がどうなっているかは判らないが、おそらくは気のせいだろう。
「うん、二年生の途中までね。
改めて、篠崎里香よ。
よろしく、兎沢さん」
「……深澄で良いわよ。
よろしくね、篠崎さん」
それまで低かったトーンが明るくなり、深澄ちゃんの方から手が伸びる。
差し出されたそれを、篠崎は勢いよく握った。
「ならあたしも里香で!
どうせこのあと晴輝先生と一緒にご飯でしょ?
迷惑じゃなければ、あたしも加えてもらって良い?」
「晴輝さんのこと、色々話してくれるなら許可するわ」
「いやなんで俺が条件なんだよ」
一見純粋そうに見える篠崎と、明らかに一物抱えた深澄ちゃん。
偶然に近い形ではあるが、こうして新たな縁が生まれたのは良いことだ。
「まぁともかく、そろそろ行こうぜ。
「そうしましょ、私もお腹空いちゃったし。
あ、私は晴輝さんの隣で」
「さらっと助手席取ってくるわね。
なら、あたしは後ろで」
先ほどから思っていたが、この二人の相性は意外と良いのかもしれない。
最初の誤解の時から気が合っていたようだし、その後も初対面とは思えないほど、会話がスムーズだった。
俺の知る限り、深澄ちゃんに明日奈以外の女友達はいない。
同年代はもちろん、それ以外も含めて。
というか交友関係自体、俺と親友である妹分ぐらいしか知らない。
とは言えそれは、彼女の事情を思えば仕方のないところはある。
だがこれをきっかけに、ずっと狭かった世界が少しずつでも広がってくれることを切に願う。
このあと訪れる場所で、新たな関係はきっと実を結ぶだろう。
俺は篠崎と深澄ちゃんを連れ、久しぶりに見る道を歩いていく。
END
あとがき
プランプ
「まんまるボディのプリティフェイス、プランプだよ!
閃光瞬く剣の世界【SAO-XD】の第4話、どうだったかな?
リズベットさんがやっと本格的に出てきたよ!
時系列的にはまだそう名乗る前なんだけど、まぁ細かいことは良いんだよ!
なんたって、僕の好きなキャラクターが出てくれたんだもん、嬉しいに決まってるよ!
あ、ちなみに筆者もリズさん好きだよ。
それと、主人公の晴輝君とメインヒロイン二人が同じ場所に集まってるの、これが初めてだね。
次回はこのメンバーで、いざ喫茶ベルファイアへ~!
次回、【休息=つかの間の平和】」