雑魚妖怪に転生しました。邪見さまではないです。   作:蜥蜴の隠者

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三つ目小鬼です。何か人魚拾いました。お次は雷獣兄弟か。何か得るものはあるかな?

 

 どうも、三つ目小鬼です。

 一昨日は酷い目に遭ったなぁ…。

 

 あの後棲家の洞穴まで全力疾走した"妖怪の俺"こと鬼童丸は力付き、本来の姿となる三つ目小鬼の姿に戻り"人間の俺"の人格である俺の人格が身体の主導権を取り戻した。

 

 どうやら鬼童丸は俺の変化した姿の様なものであり、三つ目小鬼は弱体化フォームと行ったところ。例えるなら朔の日の半妖状態であるようだ。

 

 あと、鬼童丸とは記憶の共有が出来たため、昨日の事を思い出すように一昨日の遣り取りを思い出す事が出来た。…全く、思いっきりやらかしてるじゃん。何が任せよだよ。こっから如何やって犬夜叉達との関係を良好にすりゃぁいいんだよ…。

 

 "すみませぬ、我が半心"

 

 お、鬼童丸の人格が目を覚ましたか。どうする?身体の主導権奪うんか?

 

 "いえ、暫くは眠っております。我が力必要な時はいつでもお呼び下され。"

 

 

 そう言うと鬼童丸は再び眠りに着いた。…はぁ、この先が思いやられるなぁ。

 …そういや次は何のイベントだっけ?…確か、七宝と雷獣兄弟だっけか?

 

 漫画だと飛天は満天の心臓を食って妖力を増して居たっけ?最初から人間体の妖怪って妖力強いやつ多いよなぁ。…狙ってみるか。雷獣兄弟。そういや雷獣兄弟の他にも女妖怪も居たよな。漫画版だと顔面貫かれてた奴。アニメだと黒焦げにされてたっけ?

 

 どちらにしても心臓残りそうだな。…ワンチャン雷獣兄弟の家に忍び込めば女妖怪の心臓を食えるか?…かごめさんら尾行してみるか?

 

 

 よし、思い立ったら吉日だ。ある程度準備してから向かうとしよう。

 

 

 それから数刻後、以前ぶんどった武士団の着物などを着込み、数日の兵糧と小太刀を背負って準備万端。さぁ、冒険へ出発だ!

 

 と、洞穴から飛び出したところで、川の上流からドンブラコドンブラコと流れてくる物があった。…如何やら赤い鱗の巨大な鯉のようだ…ってあれ?何か見覚えがあるぞ?

 

 それは一昨日出会った人魚妖怪であった。

 身体中傷だらけで穴だらけで赤紫色の血が流れて居た。

 こりゃひでぇなぁ。

 

 重傷を負った人魚は岸辺へ打ち上がった。グッタリしている様だが如何やらまだ生きてるらしい。如何しよう。

 

 一応人魚っぽいから食べたら不老不死になれるのか?

 いやぁ、これ、近づいたら食べられてしまうだろ?よくこう言うシチュエーションの映画見たことあるぞ?

 

 とりあえず様子見よ。

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 はっ!?いかんいかん!?今何時だ!?大分時間経った気がするぞ!

 空を見れば少し薄暗くなっていた。

 向こうのほうには雷雲が見えるが、もう晴れかかってる。戦闘は終わっちまったのか?

 

 やらかしたなぁ!今からでも間に合うか?

 人魚の方を見ると未だ力無く横たわっている様であった。

 

 よし!今からでも遅くない!むしろ危険も少なくなって良いかも知れん!

 

 うおお!急げぇ!!

 

 俺は雷雲目指して駆け出して行った。

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

 結果として、犬夜叉対雷獣兄弟の戦いは終わって居た。

 残念ながら飛天満天の亡骸は残って居なかった。ということは戦闘はアニメ版準急で行われたようだ。ってことは女妖怪は黒焦げ状態だな。心臓剥ぎ取れるだろうか?

 てか雷獣兄弟の家って何処だ?多分近くの小高い崖にあると思うんだが…。

 と探していると崖の上にあるそれっぽい屋敷を見つけた。恐らく雷獣兄弟の家だろう。

 

 無断で上がり、目的の女妖怪の遺骸を探す。…確かアニメ版だと雷獣兄弟って妹居たよな?見つからん様にしなければ七宝の恋愛フラグが一つ折れてしまう。

 

 俺は気配を殺して屋敷に忍び込むと、入り口に黒焦げの遺体が倒れているのを見つけた。女妖怪の遺骸だ。早速遺体から心臓や肝臓を剥ぎ取る。…普段妖怪が生肝が云々言ってるし、肝臓も滋養があるだろ。遺体は表面は炭化しているが内部は程よく火が通っていた。早速口にして妖力を得る。

 

 …心臓も肝臓も上手に焼けてましたー!とだけ伝えておこう。

 

 …………

 ………

 ……

 …

 

アレから食べれそうな部位は全部食べ、餓鬼よろしく腹がぱんぱんになった俺は休み休みながら棲家の帰路に着いた。

 

 人魚はあれから如何なったのか。くたばっていたのなら遺骸を喰らってやろう。

 あの蝦蟇お手製の煮凝り程ではないが、どうやら自分より高位の妖怪の血肉は自身の糧となりやすいのだろう。

 

 あの人魚も食えばそれなりの妖力の糧になるだろう。と思いながら棲家に辿り着くと、棲家の周りがめちゃくちゃになって居た!?何だ一体何事だ!?

 

 慌てて洞穴を覗き込むと、そこには兵糧を食い散らかす魚影が…ってさっきの人魚じゃねぇか!?

 

 「お前!?何やってんだ!」

 

 「ぬぅ!見つけたぞ小鬼めが!よくも妾を謀りおったな!生かしては置かぬぞ!キェッー!!!!」

 

 俺を見つけた人魚妖怪が怒り心頭に発する様子でが襲いかかって来た

 

 「キェッー!!!!!」

 

 「アイエエエエ‼︎助けて鬼童丸ぅ〜!!!!」

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