U.C.0111 機動戦士ガンダムχ   作:サクナ

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第十章「ドルトン出港」

ドルトンがベルヌーイから出発したのは、会議室での一連の流れから約8時間後だった。

 

アスカはピアッツァと必要最低限の物とルシファーを連れドルトンに入る。

 

「私は本当にこのままでいいのね?私も乗船していいのね?」

 

「ああ、いいさ。だってルシファーはブルーローズの少尉だろ?」

 

「ええ、そうだけれど..良いように思われてないみたいなの..だって私はエクソダスの民から流れてきたんだもの。ッフフ..そうね、所詮は敵だもの...」

 

「そう自虐的になっちゃだめだよ。ポジティブにいかないと。」

 

「そうね...ククッ..これからどこへ行くのかしら?宇宙は広いもの...」

 

「ここから小惑星を改造したジェミニっていうコロニーに向かう。名前はわかるけど場所は極秘だから俺にもわからないな。」

 

「そう。」

 

『ドルトン、出港します。』

とアナウンスが流れる。しばらく二人は車の中で揺れを感じていたが収まると二人はドアを開けメインブリッジに上がる。

 

「アスカ・レイン、ルシファー・クレイドル、乗船しました!」

 

「うむ。ごくろう。」と艦長が二人の目も見ずに船員に指示を出している。

 

「ここはもう戻りましょう」とルシファーが小声で話す。

 

「そうだな。戻るか...」と小声で答える。

 

ルシファーとアスカがドアを開けようとすると、突然警報音とともに激しい衝撃が伝わる。

 

「敵です!エクソダスの民のマークが書かれているため、恐らく近くに敵艦がいます!ミノフスキー粒子も散布されています!」

 

「何機で来てる!」

 

「ここからでは確認できません!」

 

「今すぐジェガンとザクIIを配備させろ!ルシファー、二号機を起動させろ。アスカも、一号機を起動しろ。」

 

「了解!行くぞ、ルシファー。」

 

「わかったわ。」

 

二人は急いでメインブリッジから降り、カタパルトデッキに着く。

 

アスカは右、ルシファーは左のデッキに行き、自分の機体を見る。

 

「はぁ..着いた..」

 

「着いたわ...もう乗り込んだわ。貴方も乗りなさい?」

 

「了解...はぁ..」

 

ため息をつきアスカは乗降装置に乗りコックピットまで上がる。

 

そこには、見慣れたリニアシートと全天周囲モニターが張り巡らされたコックピット。

 

アスカはリニアシートに座り、システムを作動させる。

 

『両機、カタパルトデッキに乗りました。射出を許す。』

 

「アスカ・レイン、χガンダム一号機、発進!」

 

「ルシファー・クレイドル、χガンダム二号機、発進!」

 

両機はドルトンから射出し、宇宙空間へ飛び出した。

 

「ルシファー、聞こえるか?そっちから敵は見えるか?」

 

「ええ、聞こえるわ。こっちからは敵モビルスーツが見えるわ。8機くらいいるわね。」

 

「わかった。すぐそっちへ行く。」

 

そう言ってバーニアを展開させる。バーザムのようなカーマイン・ヴェールの頭部がガンダムフェイスに変形している。その手には、巨大な武器を持っているようだ。

 

「いま近くに来たら、危ないわ。せめて30mくらいは離れてなさい。」

 

「わかった。その武器には近づかないよ..おっと!」

 

ビームが飛んできた。どうやらゲルググのようだ。

 

「そっちから攻撃してきたんだから、こっちも攻撃していいよな!」

 

ゲルググの方向へビームライフルを向け、放つ。

 

「ぐぁっ...!」

 

ゲルググの熱核反応炉に命中し大爆発が起きる。

 

「よし。命中した。」

 

カーマイン・ヴェールの方へ目を向けると、カーマイン・ヴェールの武器のレールガンが猛威を振るっていた。

 

向かってきた敵モビルスーツをレールガンの弾を貫く。一気に3機破壊していたりもする。

 

あちらこちらから悲鳴が聞こえる。激しい爆発も起こっている。

 

「ぐ..連邦の新兵器はここまで...!うわあああ!」指揮官機のザクIIIがレールガンの弾とビームで頭部と胸部を貫く。

 

「撤退!撤退しろ!」

 

「全滅か。ルシファー、聞こえるか?」

 

「ええ、全員倒したわ。もう帰還してもいいのかしら?」

 

「わからない...敵艦も戻っていっているし..」

 

「アスカ・レイン、ルシファー・クレイドル、帰還許可を願います。」

 

『帰還許可を受理する。ミノフスキー粒子も低濃度になっているようだ。』

 

「帰っていいってよ。」

 

「そうね。」

 

2機は、ドルトンへ戻っていった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレイ・オルドリンは不敵な笑みを浮かべていた。

 

「ククク..」

 

「どうしましたか、総帥。」と秘書が聞く。

 

「地球に4年前謎のモビルスーツが落ちたという情報を聞いた。」

 

「そうなんですか?私は知りませんが。」

 

「私も知らなかった。」

 

「それに何の関係があるんですか?」

 

「その機体を回収して解析すれば、新しい機体が建造できると思わないか?」

 

「つまり、地球に行けと?」

 

「そういうことだ。今すぐ地球に行くよう要請しろ。」

 

「了解しました。」

 

「面白くなりそうだな...一体どんなモビルスーツなんだ?」

 

またもやグレイは不敵な笑みを浮かべていた。




こんにちはまたはこんばんは。時々おはよう。サクナです。
十章に入ったので特別にあとがきを書いています。十章ごとに書いていこうと思うので、よろしくお願いします。
さて、「機動戦士χガンダム」を楽しんでくれてますか?自分的には結構読みにくい作品だと思います。ちょくちょく直していってるので、安心してください。
あと、どしどし質問とかください。ネタバレしない程度なら答えます。今後質問コーナーも設けようと思いますので、よろしくお願いします。いや、ホントに感想もコメントもください。最近なくて淋しいです、ホント。だって一話で来た一つだけの感想くらいだもの。淋しすぎて髪も無くなりそうだなw(寒いギャグを言ったつもり)
これからも書き続けていきますので、どうか「機動戦士χガンダム」に最後までお付き合いください!今後ともよろしくお願いします!

え?なんで主人公だけエレカじゃなくてハイオクの車だって?ロマンだよ、ロマン。
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