U.C.0111 機動戦士ガンダムχ   作:サクナ

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第二十章「プログラム」

AI制御のχガンダム一号機は出撃した後、浮島のサイコ・ガンダムmk-+の残骸を通り越し、濁った川を突き進み、ジャングルへ進んでいく。

 

ずかずかとジャングルに入ると、実弾が飛んで来る。

 

バックパックにマウントされていた間に合せのジェガンのビーム・ライフルを取り、弾が飛んできた方向にビーム・ライフルを向ける。

 

そして、撃つ。たった一発のみで爆発が起こる。ドム・トローペンの頭が飛んでいった。

 

爆発したことも気にせず、AI制御の一号機はジャングルの高い木々をかき分けながら進む。もう一方からのジャイアント・バズの攻撃を軽々と避け、ビーム・ライフルで狙い撃たれる。

 

すると、鬱蒼たる森の中から二機のザクIIがヒート・ホークを構えて飛び出す。

 

「マッキンリー!重複攻撃を行うぞ!ウリエル中尉の敵だ!」

 

「わかった!ジャスパー!」

 

ヒート・ホークを持ったまま一機はχガンダム一号機に突っ込む。もう一機は背後を突く。

 

「これが実現すれば!中尉の成し遂げなかったこともやってやりますよ!」

 

そう、時を遡ること2日前....

 

ジャスパーとマッキンリーは少し遠くの丘のような場所でウリエルの駆るサイコ・ガンダムmk-+とルシファーの駆るχガンダム二号機「カーマイン・ヴェール」の戦いを見ていた。

 

「ああ、めっちゃ戦ってんなぁ。」

 

「マッキンリー、俺にもその双眼鏡貸してくれや」

 

「これ、若い頃バイトの初任給で買ったんだぞ。お前に安易に貸せるわけ...あっ!」

 

「何だ?!どうしたマッキンリー!」

 

「赤いモビルスーツを中尉が掴んだ!」

 

「中尉すごいなぁ!そのまま握りつぶしてください!」

 

「聞こえてないだろ。あ、興奮してるとこ悪いんだけど、俺パパになるんだ。」

 

「えっ?マッキンリー子供出来たのか?!」

 

「ああ。でも嫁と中の子供をを残して行っちまったからな。だからこのジャングルから引き上げになったら退役して嫁の実家の家業を継ぐよ。」

 

「お前は夢があるんだなぁ。俺もほそぼそと店をしようかな。」

 

「あっ!」

 

「なんだ?!」

 

「でっかい中尉のモビルスーツがビームの刃を出してきたぞ!」

 

「俺にもそれ貸せよ!わかんないだろ?語彙力無いんだから!」

 

ジャスパーはマッキンリーからデジタル双眼鏡を奪い取る。

 

「あっ!俺の初任給...」

 

すると轟音と強い風が吹く。サイコ・ガンダムmk-+がメガ粒子砲を撃ったのだ。

 

「中尉がどうやら善戦してるみたいだ!」

 

ジャスパーは喜びデジタル双眼鏡のズームダイヤルを動かす。

 

「おい、あんまりやると壊れるぞ」

 

そんなマッキンリーの忠告を聞かずジャスパーは面白そうに戦いを見ていた。

 

そして時が流れ....ウリエル・クレイドルvsルシファー・クレイドルの終盤戦。

 

その時、分離したサイコ・ガンダムmk-+のギガンティック・アーム・ユニットがサイコ・キューブによって破壊されていた。

 

「やべーわジャスパー。負けてるよ。中尉負けてるよ」

 

「そりゃああんなチートみたいな兵器使われたら誰だってああなるさ。」

 

「いやいや。中尉が殉職されたらこっちが困るんだよなぁ」

 

とてつもなく不謹慎な会話のラリーを続けていると、遠くの浮島で大爆発が起こる。サイコ・ガンダムmk-+のチェーン・マインの攻撃だ。

 

「おっ、どうやらウリエル中尉が優勢になってるみたいだなぁ。なあマッキンリー。」

 

ジャスパーは双眼鏡を目にくっつけたままマッキンリーに同意を求める。

 

「そうだなぁ。あとそろそろ初任きゅ...双眼鏡返してくれない?」

 

「わかってるって。」

 

そうポツポツと会話を進めていると、いつの間にやらサイコ・ガンダムmk-+の頭部が吹き飛んでいた。

 

「「あ。」」

 

よろめきながら倒れるウリエル搭乗のサイコ・ガンダムmk-+。そして胸部を破壊して丸いコックピットを鷲掴みにして取り出すχガンダム二号機「カーマイン・ヴェール」。

 

「うわああああ!中尉ぃぃぃぃぃ!」

 

デジタル双眼鏡を持ったまま叫びだすマッキンリー。

 

「落ち着け!まだ殉職したわけじゃない!正気に戻れマッキンリー!」

 

そして音は聞こえなかったが、ぐしゃりと握りつぶされる球体のコックピットが二人の目に映る。

 

そして、二人はゆっくり顔色がと真顔から真っ青になり、焦土のような土色になった。

 

「「ああああああああああああああ!ウリエル中尉いいいいいいいいいいいい!!!」」

 

二人は一生で一度も出さないような大声で叫んだ。

 

そして時は進み重複攻撃をかけようとするジャスパーとマッキンリー。

 

「これで終わりだ!」とジャスパーが叫ぶ。

 

「中尉の敵!」とマッキンリーが叫ぶ。

 

しかし、χガンダム一号機はその渾身の一撃を嘲笑うかのように攻撃をかわす。

 

「はっ?!」

 

ジャスパーは急に敵が消え驚く。

 

そして、空からχガンダム一号機がジャスパーのザクIIに降ってくる。

 

「あっ!後ろ!」とマッキンリーが叫ぶ。しかし、遅かった。

 

ジャスパーのザクIIのバックパックにビーム・ライフルを角度をつけてコックピットに貫通するように向ける。

 

そして、撃った。

 

「マッキンリー。子供を大切にしろよ。」

 

そして、爆発した。ザクIIの首が吹き飛び、体が弾け飛ぶ。部品が煙を上げながら木に引っかかる。

 

「ジャスパーぁあああああ!!!」

 

マッキンリーはザクIIを動かし、ヒート・ホークを思い切り振りかぶる。

 

しかし、AIは残酷ながらヒート・ホークをビーム・サーベルで真っ二つに切り裂く。そして、もう一本のビーム・サーベルを取り出し、コックピットに突き刺す。

 

「キミは...俺の子供を....!産んでくれ....」

 

そしてザクIIはその場に倒れ込む。守るものを失って活動を停止したかのように。

 

その場に敵がいないことを確認したχガンダム一号機のAIは退却を決断した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。月が森を照らし、不思議な模様を形作っていた。

 

「ここが地球か...本当にむさ苦しい場所だ。そのうえ暑い。」

 

その頃エクソダスの民の総帥、グレイ・オルドリンは地球に降り立っていた。

 

そして、その目先にあるバックパックに何やら大きい物体が付いた青い機体を眺めている。

 

「総帥。本当にこれに乗るんですか?」と秘書が疑問符をつけて話す。

 

グレイはその青い機体に目を向けたまま答える。

 

「ああ。ネオ・アルパーは宇宙用だからな。」

 

「ですがこの機体操作がピーキーだとか...アナハイムの技術が使われているとか言われているんですよ?」

 

「いいんだよ。」

 

その青い機体の名前は「ブラウシュルテン」。ケンプファーを元に開発され、ムーバブル・フレームを採用した新機体。

 

「青い星」は、そこに立っていた。




こんにちはまたはこんばんは。時々おはようサクナです。
おまたせしてすみません。とうとう二十章ですよ。二十章。
暑さが厳しい季節になってきましたねぇ。皆さんどうお過ごしなのでしょうか?
私はこの夏を有意義に過ごしたいのですが、色々ゴタゴタがありまして海さえも行けないんですよ。
これじゃあルシファーの水着回も書けないじゃないか。書かないけど。

えーっと、前質問コーナーを告知したのですが質問が来なかったので一人で質問コーナーを開催します。

まず1つ目。

「ルシファー・クレイドルは水銀燈のパクリなのでは?」

ですね。あの、最近ローゼンメイデン知りました。めちゃくちゃ水銀燈が思い描いていた形と一致してしまってびっくりしました。
今更イメージを変えても仕方がないのでこのままで行きます。
ゴスロリが大好きなのでね。

二つ目。

「χシリーズは可変機なのか?」
可変機構は持っておらず、フルサイコフレームとコア・ブロック・システムです。コアファイターはいつか出てくるかもしれませんね。あ、でもχガンダムが建造されてから一度もコアブロックを分離したことはないので実質ジムと同じかもしれない

最後。三つ目。

「グレイは何歳なのか?」
グレイは22です

とまあこのように質問に答えていきますので。ホント遠慮なくコメント投下してください。
これからもどんどん書き続けていきますので、「機動戦士χガンダム」をよろしくお願いします!
それでは、また。
サクナでした。
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