シャーレの先生追放計画《集いし4人は無関心》   作:ルルザムート

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短めです、そして今更タイトルを普通に話数呼びにすれば良かったと後悔
…-0th 02h 49mです、お楽しみください


-0th 02h 49m

「「「………」」」

 

アル、ムツキ、ロハンは先のドグマの呼びかけを聞いて聖園ミカを止めるべく走っていた

──さっきまでは

 

「戦車が空を飛んでるねぇ」

「そう見えるわね」

「ムツキちゃんもそう見えるよ」

 

あの戦車が敵なのか味方なのか、それは割とどうでもいい、重要なのは

 

「彼女、戦車を投げ飛ばしたように見えたけどこれは私の幻覚かなぁ?」

「そうね、集団幻覚ね」

「アルちゃん、落ち着いてるね」

 

彼女達だけでは無い、ドグマも尾刃カンナもヴァルキューレも、10メートルは打ち上がったそれをぼんやりと見ている

 

「落ちてくるねぇ」

「そうね、妙にリアルな幻覚ね」

「こっちに来そう」

 

進むべき地面を見失ったキャタピラが虚しく回りながらこっちに迫ってきて──「危ないっ!」

 

と、幻覚の戦車に轢き潰される直前、狐が風のように私たちを連れ去り

 

ドゴォ

 

直後さっき立っていた場所に戦車が叩きつけられた

 

「あるぇ、幻覚じゃなかったのか」

「いえ幻覚じゃないかしら、5感で感じるタイプの」

「くっふっふー?」

「揃いも揃って腑抜けですか!?今は聖園ミカを…!」

 

「おや、ワカモくんの声が聞こえるねぇ。ここにいるはずがないから幻聴だねぇ」

「私も聞こえるわ、集団幻聴ね…」

「くっふっふー???」

 

「もう!使えませんねぇ!」

 

 

 

 

 

「………?」

ドゴォ

「っ!?うわっ、マジかよ!?」

 

戦車に気を取られて我を忘れていた、聖園ミカは「解毒薬もらうよ?」

 

しっ…!?

 

いつの間に近付かれて聖園ミカに腕を掴まれた!

お、折られる──

 

ダンッ!

 

「きゃっ…」

折られるどころか握り潰されかけたが駆けつけた生徒によって俺の腕は無事だった

 

「──錠前、サオリ」

「聖園ミカ、お前をこれ以上進ませるわけにはいかない」

 

 

 

「助かった…!」

聖園ミカは錠前サオリに任せるとして俺は

「む!?」

「オラァッ!」

 

エアダッシュで尾刃カンナへ一気に接近、背負い投げで一撃ダウンを狙うも──

 

ザシッ!

「な!?」

 

投げたのはいい、だが背中から叩きつけられるはずのそれは抵抗せず、逆に自ら勢いを付けて両足から着地した

 

おいおい、剣先さんにだって投げ技は通用したんだぞ!?

「っ!」

「くおっ!?」

 

反撃の蹴りを避けきれずロケットスターでガード、衝撃を殺せずヴァルキューレ部隊の塊に叩きつけられる

 

「捕らえろ!」

「はいっ!」

 

やべぇっ…!

 

「揃いも揃って手が掛かる人達ですね!」

ばちーん!と周囲の生徒を吹き飛ばしたのはサオリ同様ここに居なかったはずの生徒

 

「狐坂さん!」

「なにっ!?」

 

「妙奇ロハンと便利屋は役に立ちません!ヴァルキューレを止めるので手を貸してください!」

「…っ、了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

「あ、あのナギサ様…?」

 

遅すぎる

 

ミカが便利屋の車を止めてから既にかなりの時間が経っている。それなのに戦闘はまだ続いており、当のミカからはなんの連絡もない

 

「ナギ「通告、これより全部隊の総力を持って戦闘地帯へ前進。陸八魔アルと妙奇ロハンを捕えなさい

トリニティ生に紛れて逃げ出す可能性もあります、怪しい者は撃ってよし」

 

「は、ははっ!」

「ナギサ様、それ以外の生徒はどうしますか?」

「薙ぎ払いなさい、ゲヘナだろうと百鬼夜行だろうとヴァルキューレだろうと私の邪魔をするものは全て、例外なく。…行きなさい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カヨコさん、トリニティ生達が…」

「うん…」

 

行動を起こすなら今かも…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《先生追放を目的とした一味》の殆どが1箇所に集い、ヴァルキューレ部隊とトリニティ最高戦力の一角である聖園ミカと激突

 

またミカを送り込んだ桐藤ナギサが業を煮やして直下部隊を動かしたことによりDU地区の戦場は灼熱と化す

 

そして灼熱と化すのはここだけでなく──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マコト議長、この周辺のトリニティ生は全て捕縛できたようです」

「キキ、他愛のない連中だ!この勇姿をイブキに見せてやりたかった」

 

「って、まちなさいタヌキ!このトリニティ生全部私たち風紀委員会に押し付けるつもりですか!」数百人は居るんですよ!?

 

「? そうだが?悪を打倒し捕えるのは本来お前達風紀委員会の仕事だろう、それを今回我ら万魔殿がなんの見返りも求めず善意でここまでやってやったんだ」

 

「な、な!」

「私は先生の見送りをイブキに頼まれていて忙しい。後始末くらいやってくれなきゃ困るな?

 

キキ、それとも風紀委員会は空崎ヒナが居ないと指示待ちしかできない集団だったのか?それなら仕方ない、片手間に指示してやるから誰か電話番号を「あの、マコト議長」

 

と、優秀な部下の1人が声をかけてきた

話の途中だがそれを押して大事なことなのだろうと耳を傾ける

 

「キ、どうした?」

「トリニティ生では無いのですがゲヘナ生でもヴァルキューレでも無い生徒が、1人こっちに…」

「?」

 

ザッザッ…

 

シールドとショットガンを持った桃髪の生徒、彼女の左右で色の違う瞳と目が合った──




ワカモのふわふわ尻尾に支配されたい作者のルルザムートです、ハイ。
以前みたいにくっつけてしまえばいいと思える短さですがくっつけると今話ラストの繋ぎが微妙になるのでやめました
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