闇サイトハンター   作:クライングフリーマン

24 / 31
Base Bookにパラ・リヴァイアサンから、再度挑戦状が届いた。
『おお、我が子よ。噛まず見付けり』
画面の下の方に、次の英文が見えた。
"Summer vacation is half a month"



24.夏休みぼけ

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

============================================

==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 

 

山並郁夫とは、俺のこと。

俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。

長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。

ところが、人生、思ったようにはいかない。

 

だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。

「影の正義の味方」になるのだ。

大文字伝子様の為に。

 

闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。

それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。

超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 

闇サイトが大流行りだ。

だが、そのお陰で真サイトであるSNSも大流行だ。

 

午前1時。Base Bookにパラ・リヴァイアサンから、EITO宛の挑戦状が届いた。

『噛まず見付けり』

画面の下の方に、次の英文が見えた。

"Summer vacation is half a month"

 

何だ、これ?まあ、いい。アナグラムは、高遠様にお任せしておこう。

 

翌日。Base Bookにパラ・リヴァイアサンから、再度挑戦状が届いた。

『おお、我が子よ。噛まず見付けり』

画面の下の方に、次の英文が見えた。

"Summer vacation is half a month"

 

何だ、これ?奴さん、夏休みぼけか?

 

その数時間後。闇サイトに広告が出た。

『くノ一、の衣装で闘う振り。時給1万円。3時間程度。脚の早い女性。』

 

俺の出番はないな、多分。女子高生や女子大生のバイトなんか伝子様の部下の敵じゃない。

 

気まぐれに義理の姉貴に電話すると、「郁ちゃん、助けてー!」と言う。

 

俺はバイクを跳ばして、姉貴の家に着いた。

確かに、いた。ゴキを倒して、ゴキブリ駆除剤を撒いて、一汗かいたから、シャワーを借りた。それがいけなかった。

 

姉貴は、裸になって風呂に入って来た。

俺は捕まった。『郁夫ホイホイ』に。

とうとう、結ばれてしまった。

 

「ゴキブリ、ひょっとしたら、用意したの?」

「いつまで経っても抱いてくれないから。私、闇サイトハンターの奥さんでもいいよ。」

「姉貴。」

「いやあ。加津子って呼んで。」

「加津子、籍入れなくてもいいか?」

「郁ちゃんの『オンナ』でもいい。」

 

へっくし!!

 

派手なクシャミは俺自身だった。目が覚めた。

エアコン、温度変えなきゃな。

 

―完―

 

 




へっくし!!

派手なクシャミは俺自身だった。目が覚めた。
エアコン、温度変えなきゃな。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。