それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
山並郁夫とは、俺のこと。
俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
ところが、人生、思ったようにはいかない。
だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。
「影の正義の味方」になるのだ。
大文字伝子様の為に。
闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。
それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。
2月8日の事件のことで、大阪支部に実績が出来た、と東京本部の草薙氏から暗号メール貰って喜んでいた。スカイとかタンクとか書いた、怪しいメールを発見したのだ。
2月14日。ブルー・メデューサのメッセージが。Base bookに載った。
変なこと言うやつだ。。
『バレンタインデーは遠慮したよ。チョコ食いだめすることだな。美術館で待ち合わせって、印象悪いかな?From B.M. To Denko』
ところが、エマージェンシーガールズが、国立西洋美術館に行くと、『チョコ食いすぎて、腹を壊した。体調を整えてから闘おう。From B.M.』の文言のパネルがあった。
初めてだ。ダーク・レインボウの申し出で延期なんて。
3月3日。午前1時。
闇サイトで「囁く」通信に、変なのが出てきた。
画面には、『ひな祭りの今年の時間にエライ目にあわしたるで、淀、東、東、東、西、西、西、中、北。ブラック亡いとの使い。』と、書いてある。
取り敢えず、EITOの草薙氏に暗号メールを送った。
大阪支部は3月3日だった。当日だったが、何とか片付いたようだ。
向こうの敵は、ダーク・レインボウではなく、「ブラック・ナイト」だ。
それで、安心していたら、
3月4日。午前0時。
Base book に、改めて挑戦状が載った。
『さよなら神宮球場記念試合で会おう。In March 8th From B.M. To Denko』
東京本部は3月8日か。
俺は、当然、神宮球場のスケジュールを調べた。プロ野球の試合のある日じゃないか。
これも、草薙氏に暗号メールで報告だ。
そうだ。大量発注は?その日は、よく眠れなかった。
俺は、一日かかって、それを突き止めた。
ジープ、機関銃、火炎放射銃。ヘリもある。迷彩服が100着、ヘリが五機か。
取りあえず、草薙氏に暗号メールで送った。
待てよ。最終決戦なら・・・。
3月8日。EITOの当日。午前8時半。
怪しいメールを発見。え?馬?騎馬隊か。もう間に合わないかも。
そうだ。警視庁にメールを送った。
確か世田谷区に『馬事公苑』があった筈だ。
頼む。久保田さん。
午後2時。まるで、出産を待つ男親のように、ウロウロしていたが、草薙氏から暗号メールが届いた。伝子様の御礼も添えてある。そうか。大阪支部、警視庁騎馬隊も交えた送料苦戦で勝利したのか。
俺も、認められたんだなあ。
今夜は、姉貴を「攻め」よう。
電話したら、「カレーライスでいい?福神漬とらっきょう切らしているけど。」と応えた。
泣いていた。
この、泣き虫め。
今夜は、俺が泣かしてやるよ。
―完―