闇サイトハンター   作:クライングフリーマン

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「今日、5月5日だよね。」
「うん。こどもの日。この間、せいくらべしたよね。」



44.あせりまくり

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

44.あせりまくり

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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 

 

山並郁夫とは、俺のこと。

俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。

長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。

ところが、人生、思ったようにはいかない。

 

だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。

「影の正義の味方」になるのだ。

大文字伝子様の為に。

 

闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。

それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。

超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 

午前10時。姉貴の家。

俺は、なにげに、姉貴のPCで、SNSを漁っていた。

「今日、5月5日だよね。」

「うん。こどもの日。この間、せいくらべしたよね。」

俺は、焦りながら、額に汗流しながら、草薙さんにメールした。

『大阪支部案件で、鞄まつりは陽動。アタッシュケース屋が危ない。』

それを見ていた姉貴に、事の次第を話した。

「鞄まつりも初耳だけど、オーダーメイドのアタッシュケース屋さんがあるってのも初耳。流石、大阪ね。何でも商売にしちゃうんだ。」

「商魂、逞しいよね。「俺もだよ。危うく見逃すところだった。鞄屋さんが狙われている、じゃあ漠然としているから、幾ら鞄祭って言っても、何でどこが狙われているかさっぱりだった。陽動だったんだ。あの予告じゃなあ。時間も無かったし、ギリギリ。EITO東京本部のは、ネットで予告があって、謎解く時間もあるけど。」

「でも、結果、間に合って良かったじゃない。」

「間に合ったかどうか判らない。EITOエンジェルズ次第だな。」

 

心配しても仕方がない。

昼食食べて暫くして、草薙さんからメールが来た。

「間に合ったよ。ヤクザを一網打尽だ。凄いな、大阪支部。」

「じゃ。」

加津子は、バスルームに行き、戻って来て、着替えるのかと思ったら、脱いだ。

「食後の運動もしなくちゃね。今日の仕事、終ったんだもんね。」

俺は、目薬をさした。

 

―完―

 

 

 

 

 

 

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