闇サイトハンター   作:クライングフリーマン

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「どうしたの、郁チャン。顔、真っ赤よ。」
「頼む。これをクリックして送信してくれ。」
「分かった。」
何とか送信出来た。
俺は、失神した。



46.日本を助けなければ

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 

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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 

 

山並郁夫とは、俺のこと。

俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。

長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。

ところが、人生、思ったようにはいかない。

 

だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。

「影の正義の味方」になるのだ。

大文字伝子様の為に。

 

闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。

それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。

超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 

5月30日。午前8時半。姉貴こと妻の加津子の家。

俺は、PCの前でフリーズしていた。

画面には、EVバス20台を調達した者がいることが、ネットの『おこぼれニュース』に出ていた。

「これか。敵との第四戦に備えて、大阪から海上移送させるとは。」

俺は、草薙さんに送るメールの画面でフリーズしていた。

迷っているのではない。手が動かないのだ。

そこに、加津子がやってきた。

「どうしたの、郁チャン。顔、真っ赤よ。」

「頼む。これをクリックして送信してくれ。」

「分かった。」

何とか送信出来た。

俺は、失神した。

気が付くと、眼科の先生と、娘である看護師がいた。

「多分、熱中症ね。私、眼科なのに。往診していないのに。加津子ちゃんが『夫が死にそうなんです』って言うから。熱中症の心当たりある?」

「朝イチで・・・涼しいウチにと思って、庭の草を。」

「帽子、被ってた?」

「持って無いから、ヘルメット被って。」

「お日様は、交通違反、関係ないのよ。むしろ、何も被らない方が良かったかもね。困った新婚さんね。妊娠したら言って来なさい。名前付けてあげるから。じゃあ、ね。」

俺は、処方された薬をミネラルウォーターで流し込んだ。

 

午後9時。

漸く回復してきて、俺はまた、たまげた。

移送されたEVバスの 残りのバスに起爆装置が仕込まれた?

早速、草薙さんのメールに送信いしようとしたら、俺の手に加津子の手が重なった。

「一心同体、でしょ、郁チャン。」

「分かった。じゃ、一緒に送信。と。」

 

「関連するかどうか分からないが、後は大阪支部の活躍次第だな。」

「うん。」

加津子は、もう準備をしていた。

よく出来た嫁だ。

 

世間は、まだ前夫に関してバッシングしている。

が、俺が守ってやる。必ず。

 

―完―

 

 

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