闇サイトハンター   作:クライングフリーマン

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午後6時。草薙さんからメールが来た。一日中、愛し合っていて、気づかなかった。


50.「おめでた」は「おめでとう」なのだ

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

50.「おめでた」は「おめでとう」なのだ

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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 

 

山並郁夫とは、俺のこと。

俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。

長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。

ところが、人生、思ったようにはいかない。

 

だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。

「影の正義の味方」になるのだ。

大文字伝子様の為に。

 

闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。

それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。

超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 

午後6時。草薙さんからメールが来た。一日中、愛し合っていて、気づかなかった。

 

「大事なメールだった?」

「いや、中島さん、無事出産して入院したって。結婚式の最中に出産なんて。産んでから救急車で運ぶなんてのも珍しいだろうな。」

「え?それって、身重で闘っていたの?」

「いや、身重で闘ってたのは、伝子様だ。中島さんは、オスプレイで待機していた。伝子様の時のことがあって、待機になったんだ。で、全員で依田さんのホテルに無事移動、までは良かったが。ああ、闘いに行く前に既に産気づいていたらしい。伝子様の部下は、皆実直だなあ。池上病院に入院したって。名前は『斗志子』か。すげえな。」

「強い子に育つね、きっと。たたかうこころざしのこども、だぜ。」

「ああ。間違いない。あ。すると伝子様の子供の一級下だな。よっしゃ、ラッキー!!」

「よっしゃ、ラッキー!!明日、買い出しに行く?」

「行く行く。やっぱ赤飯かな。」と、俺は言った。

「鯛飯にする?尾頭つきで。」愛妻は、気を利かせた。

「いいねえ。」

「郁チャン、もし、もし・・・。」

「ハイハイ。加津子の夫でーす。子供、万一生まれなかったら、里子でもいいよ。なしでもいいよ。世の中、色んなカップル、いるじゃん。」

「よっしゃ、ラッキー!!」

「よっしゃ、ラッキー!!」

やっぱり俺達は、おもろい夫婦だ。

 

―完―

 

 

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