マスターテリオン、天野ケータになる   作:久保サカナ

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なんかスパロボUXをやってたら書きたくなったので見切り発車です。

続きは無邪気さを装う輝く蒼穹が知ってるかもしれない(皆城デスポエム)


天野ケータ(CVグリリバ)と出会い

 

俺の名前は天野ケータ!どこからどう見てもフツーの小学生!!

 

容姿もフツー!!!(バレンタインはチロルを貰えるくらい)

 

身長もフツー!!!(男子小学生の平均値)

 

体重もフツー!!!(男子小学生の平均値)

 

成績もフツー!!!(テストはいつも75点)

 

身体能力もフツー!!!(クラスの真ん中くらい)

 

交友関係もフツー!!!(断じてボッチではない)

 

ランドセルの色は無難に黒!!!

 

でもCVは戸松遥…ではなくグリーンリバーライト!!!

 

 

 

そんな俺には秘密がある、実は前前世と前世を憶えている人間…今どき流行りの転生者というやつなのだ。

 

前世の俺は俗に言うヴィラン…正直言って悪党だったのだ、しかもマジカルチートでブイブイ言わせてたアイタタタな奴だった…

 

前前世にゲームでプレイしていた時は「マジカッケェ!!」と思っていたが実際になってみると超しんどかった、やっぱり憧れは理解から1番遠いね!ヨン様は正しいよ!!

 

それにいくら悪役だからって「成り代わる=その人物を殺す」なので前前世パンピーだった俺は更にしんどい思いをしたのだ。

 

しかも、邪神のせいでまどマギのほむほむも絶望するような無限ループに巻き込まれて肝心のループの元凶の敷いたレールの上しか走れない実にポイズンな人生を送っていたのだ…

 

しかし、前前世の記憶があった俺はちょびっとだけ工夫して生きることを思いついた。

 

それは「無限ループをゲームでいうところの経験値に変えて出来ることを少しずつ増やして行く」ということだ。

 

例えば「今回のループでは料理を極める」「今回のループではテニヌを極める」といったようにループごとに一つのことに打ち込んだのだ。

 

幸い、俺は天才という奴であらゆることをスポンジが水を吸うように覚えて忘れなかった、習得が難しい分野でも時間だけは腐るほどあったのでだいたい数ループもしたら極められた。

 

邪神はビジネスライクで「やることやってるなら別に良いよ」というスタンスだった(ただコイツは俺の恋人をNTRおせっせした事があるので絶対許さん)

 

そうしてコツコツと積み上げた経験値…神様チートではなく自ら行った実体験で得た確かなスキルは転生した今でも俺の中に息づいている、具体的には

 

20澗2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682個

 

のスキルを持つ事になる、安心院さんもAFOもビックリだ。

 

というかこの小学生が考えたような感じが実にバカ…というか吸血鬼すぐ死ぬの人気投票かな?

 

というかこれだけ無限ループさせても目標達成出来なかった邪神はアホの極みだしそんな奴に良いようにされてた俺はその上を行く究極の馬鹿だ。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

そんな俺はある時「どーせいつものループだろつまんね〜」と思っていた時に「真の英雄」に出会った、面白そうだったためちょっとだけ本気で遊んでやる気で喧嘩を売ったら

 

 

 

虚空の使者こと汚いニンジャ「ドーモ。マスターテリオン=サン。ランカスレイヤーデス。ハイクを詠めカイシャクしてやる」

 

マスターテリオンこと前世の俺「アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」

 

 

 

ニンジャが出て殺しに来たのだ。

 

 

 

当時の俺は失禁こそしなかったものの見事にNRS(ニンジャリアリティショック)を発症して愛機リベル・レギスの10分の1も無い相手に良いようにされた。

 

そう!俺の転生先は「スーパーロボット大戦UXの大導師マスターテリオン」だったのだ。

 

「大導師に転生したのにニンジャに良いようにされたんですか?」と思った奴はABRAHADABRAの刑に処す。

 

というかあのニンジャマジで何?重量結界の中でスイスイ動くしリベル・レギスを放り投げるし…

 

いやね、20澗2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682回

 

以上もループしても「ランカスレイヤー飛影」が出現したループは無かった、というかそうそうあってたまるか。

 

後にループから解放されて知ったが邪神も創造主(鋼屋ジン)も変な声あげたらしいな、これが真のサプライズニンジャ理論だろう、さもありなん。

 

そして最後のループになるこの回はぶっ飛んだことばかり起こったのだ。

 

 

 

詳しくは「スーパーロボット大戦UX」をプレイしてみて欲しい(ダイレクトマーケティング)

 

 

 

ネタバレを避けた上で言うと…1周目は隠しを取らずにプレイして2周目以降は全員生存を目指すと熱い展開が見れる。

 

俺も「決起集会」には参加したからな…誘ってくれてありがとう石神。

 

そして最後のループでラスボス相手に愛しき怨敵改めて「最後くらい一緒に戦おうぜ!」と声をかけてくれたライバルと共にW窮極呪法兵葬を決めて追い詰めてフィニッシュは「必殺仕事人」が決めた。

 

個人的にはウェストがラスボス相手にもいつものノリだったのが「お前はそういう奴だよ…」と思った、奴の破壊ロボは普通に強いのに更に2人乗りでエルザが愛持ってて修理装置補給装置付きなのでひたすら便利であった。

 

そこでアルティメット・クロスを元の世界に戻すべくヨグの門の向こうに残った俺たちであったが、俺とエセルドレーダだけ「女神様」のところに飛ばされて「今までのループで非凡でしんどい生活を送ったぶんこれからはフツーだけどちょっと楽しい生活を送ってね」と言われてこの世界に転生させられて今に至る。

 

しかし、いまだにエセルドレーダには会えていない…今まで悪党をやって来た罰なのだろうか?

 

なんとなくだが同じ世界にいることは分かる…よもや俺が大十字九郎ばっか見てたせいで愛想を尽かされたのか…?

 

邪神に◯されてたところを助けられなかったせいか…!?

 

無限螺旋の外…邪神のいない世界はこんなにも輝いているというのに俺の心にはまるでぽっかり穴が空いたようだ、そういえば離れて気づいたが最愛の半身…片翼がいないのは初めてだな。

 

子供たちの待ちに待った夏休みの真っ最中、どこまでも晴れ渡る青い空…蒼穹は無邪気さを装い全てを知ってそうで、でも人の悩みは無視してカンカン照りだというのに俺の心はずっと曇天だ。

 

 

 

蒼い空が見たいよぉっっっ!!!

 

 

 

そのうち、お金や時間の自由が出来たらエセルドレーダを探しに行きたい。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

俺はこの世界に生きて行く上で自らに「縛り」…魔術的に言うとゲッシュを設けた。

 

それは「なるべくフツーに生きる」というものである。

 

これは俺が前世で

 

「たとえ20澗2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682個のスキルを持とうとも幸せになれるとは限らない」

 

というのを骨身に染みて思い知ったからである。

 

アルティメット・クロスはそんなもの無くとも俺も邪神もラスボスも倒せたからな。

 

スキルの大半…「フツーに生きる」上で支障になりそうなものは封印、チートせずにアルティメット・クロスのように善良に真っ当に生きようと心を入れ替えた。

 

しかし、例外も設けた。

 

それは「誰かを助ける時は全力を出せる」である、アルティメット・クロスは誰かを助ける時はたとえELSやバジュラ…フェストゥムであろうとも全力だったからな。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

そんな中、俺はクラスメート中で特に仲の良い熊島五郎太…クマ、今田干治…カンチ、木霊文花…フミちゃん、の3人と一緒におおもり山に虫取りに行くのだった。

 

エセルドレーダの件もあるがこの邪神のいない素晴らしい世界………空気が美味い!何もかもが輝いて見える!!何だって出来るしなれる!!!の三拍子揃った世界を楽しむと決めたのだ。

 

こんな素晴らしい世界で俯いて生きるなんて邪神は許してもアルティメット・クロスが許さないだろう。

 

(※なお、クマたちからは「ケータっていつもテンション高いよな」「その割には浮かない顔の時もあるよね」「躁鬱かしら?」と思われている模様)

 

虫取り綱と虫かごを持っておおもり山を登る、神社についたあたりでクマが「じゃあこの辺で別れて後で捕まえた虫を見せっこしようぜ!!」というので賛成して森の奥に向かう。

 

「虫取りかぁ〜、アトラック・ナチャとか使ったら入れ食いだろうなぁ」

 

「魔術で虫取りするんじゃねーよ!!!」というツッコミ不在のまま森の奥に向かった俺だったが何も考え無しに歩いているわけじゃない。

 

ここら辺は静か過ぎるのだ、まるで「何か」を厳重に隠し封印しているような…大気中のマナやオドやエーテル、生物の発するプラーナやオーラといった「本来なら自然界に当たり前にあるもの」すら隠してしまっている。

 

前世がグランドマスターであった俺だからこそ分かるがさくらニュータウンはこの日本…いや地球上でも屈指の大霊地なのだ、エアーズロック(地球のへそ)にも匹敵する地球の発するオーラ力が吹き上がっている。

 

オーラ力の他にもたくさん混じり合って実にカオスだ、ただどれも「正の無限力」に属する力ばかりである。

 

しかし、その周辺はそういうものを感じない。

 

そしてその痕跡は奥に行くほど強くなっている、これは何かあるな。

 

「うん…結界としては70点かな、封印するには良いけど隠すとなるとかえって不自然だね」

 

そして道の行き止まりにはしめ縄の巻かれた巨大な樹…だがこれはかなり昔に造られた人工物だな、生命のオーラ力を感じない。

 

その根本には古ぼけてはいるがそれこそスーパーで見かけるようなガシャガシャマシンがあった…これはアーティファクトだな、相当強力な術者が創ったんだろう。

 

「なるほど、ガシャガシャマシンのアーティファクトを創り「何か」をガシャ玉に封印してこうやっていつでも取り出せるようにしているのか。あえてコインという触媒を必要とすることと出て来る確率を絞ることでより封印を強力なものにしている。うーん、これはよく考えられてる…現代文化と魔術の融合!見事だなぁ!!」

 

思わずオタク語りになってしまったがいけないいけない、と自分にブレーキをかける、フツーにフツーに(今更)

 

「じゃあ回してみるか、手持ちの硬貨で行けるだろ」

 

かつて大神ゼウスが初まりの女パンドラに吹き込んだ感情…好奇心のままに小学生としては100円は大金なので10円を入れて回す、すると石で出来たガシャ玉が出て来た。

 

何だ!?この強力な術式は…!さぞかし凄まじいものが封印されてるに違いない!!五条悟かな!?(ジャンプっ子の発想)

 

ガシャ玉を回すと封印術式が解ける、中から出て来たのは…!

 

「フッフッフ…!そこの本日ウルトララッキーなお坊ちゃん!!」

 

白いボディまん丸ボディにソフトクリームを思わせるアンテナ、カワイイとは思わせない印象的な紫唇を持ちフヨフヨ浮いている間違い無く人間では無い存在…!

 

「ワタクシは妖怪執事のウィスパーでウィッス!出してくれたお礼に貴方の執事になりましょう!!」

 

 

 

拝啓、最愛のエセルドレーダ及びにアルティメット・クロスの皆様

 

 

フツーに生きようと思ったけど無理かも知れません

 

 

えっ今更?

 

いや、俺も妖怪ウォッチ大好きだったからフリだとは思ってたよ?

 

でもここまであからさまだと邪神の罠を疑うじゃん…

 

 

 





作中に登場する「馬鹿の考えた数字」は吸血鬼すぐ死ぬ人気投票が元ネタです

あと、女神様の正体は阿坐名初未(ダイン・フリークス)です
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