フミちゃんとの合流が早かった気もしないでもない。
今回、ぬらりひょん議長のことを微妙に悪く言ってます。
俺が蛇王カイラのバクロを聞いて思ったことといえば、「あのイツキだった頃から人格者だったエンマ大王がこんなことをするか?」という疑問で俺の頭はいっぱいなのであった。
よし!ここは恩師である「有能過ぎて存在が罠(生存フラグ的な意味で)」と言われた天才軍師孔明先生や司馬、我が兄弟子であるアルティメット・クロス屈指の切れ者道明寺に倣って推理してみるか(存在しない記憶)
道明寺誠は大十字九郎が可愛く見えるほど探偵してたからな………UX2ではミスカトニック大学に進学してシュリュズベリィ教授の弟子になってリトル・エイダを魔導書にしていた(存在しない記憶)
カンガエルー♪カンガエルー♪というバックコーラスが響く中、俺はIQ 56億7千万の脳内CPUをフル回転させるのだった………カンガエルーは集中したいのでとりつきをやめてね。
そう伝えたら舌打ちされた、君ポカポカ族だよね!?
あっ、なぞトキもお呼びじゃないです。
まず、エンマ大王がカイラの入水自殺を止めたということ。
エンマ大王が原作通りイツキの転生者だとしたら「目の前で誰かが死ぬ」というのはお姉さんの飛び降りを止められなかったエピソードからトラウマになってそうだ(推測)
それに永遠のともだちことシンとの出会いも母親を亡くして失意のシンの自殺を止めたからだ、カイラにかけた言葉である「最後まで投げんな!人生まだまだ捨てたもんじゃねぇ」という言葉もまさしくイツキがシンにかけたものである。
りんご飴に目を輝かせていたというのもゲームやエンマの休日ではエンマ大王の大好物はりんご飴である、これも原作通りだ。
カイラに言った「今は子供だけどいつか俺はみんなを導くデッカい男になる!妖怪も半妖も良い感じに生きていける理想の妖魔界をつくってみせる!!そうアイツらと約束したからな!!!」、間違いなくアイツらとはシンとタエのことだろう。
以上のことから間違いなくこの世界は映画『FOREVER FRIENDS』後の世界だろう、イツキ=今代エンマ大王もほぼ確定だ。
………俺のように転生者という可能性も無きに非ずだが………そこまで考えたらキリがないので一旦置いとこう。
エンマ大王が原作通りならば間違いなくカイラの投獄なんてやらないだろう、これは俺が4プレイ中に思った感想なんだけどね。
じゃあ、「何でカイラを投獄する必要があったのか?」「カイラを投獄して得をしたり喜ぶ者は誰か?」という話を考えよう。
とりあえずカイラが本人のバクロした通り無実の罪だと仮定しておく。
その上で考えたらこれは………好きなキャラクターではあるがあえて言おう、ズバリぬらりひょん議長だ、それか好きじゃないけどイカカモネ。
ぬらりひょん議長は映画『エンマ大王と5つの物語だニャン!』以前は大の人間嫌いで「人間は悪しき存在!交流を持てば妖怪が悪影響を受ける!」がポリシーだったはず。
イカカモネも「妖怪が人間界を支配するべきではなイカ!?」って言ってた気がする。
そんなぬらりひょん議長やイカカモネが「半妖」という存在をどう思うだろうか?
間違いなく不快に思うだろうし、妖魔界の名家にそんな存在がいる事は許さないだろう。
実際の所カイラも虐げられていたらしいし………テイルズオブシンフォニアだね!(ゲーム脳)
何せ映画では「進言を聞かない今代エンマ大王を邪魔者扱いして消そうとして、勅命というカタチで無理矢理人間との交流を断とうとした」ほどだ。
ゲームの方でもさくらニュータウンは侵略される寸前だった。
そしてぬらりひょん議長は妖怪たちの間ではウィスパー曰く「裏ボス的な、影のドン的な、ジョーカー的な」存在であるらしい、そんな彼が権力と政治力をフル活用したらエンマ大王も本音では釈放したくとも投獄を続けざるを得ないのでは(推測)
イカカモネも1の時点では「先代エンマ大王亡きあと妖魔界を支配してしまった」のが公式の設定だった、妖怪ウォッチは1と2以降で設定違うからややこしい…
それに話を聞く限り、カイラの投獄ってエンマ大王が即位する前の話っぽいからね、幼いエンマ大王が何を言ってもぬらりひょん議長やイカカモネの方が勝つだろう。
ぬらりひょん議長って先代エンマ大王の右腕であり今代エンマ大王の後見人ポジションだしね、政治的に考えれば失えないよ。
イカカモネもあんな風体でも確かお偉いさんの血筋だったはず、ぬらりひょん議長も本性はイカのような姿をしているが何か関係あるのだろうか?
あと、これはわりと邪推になるのだがミカド族とイザナ族の確執もあるのでは?
なんかどっかで「両方とも妖魔界屈指の名家だが仲が悪い」みたいな情報を見た気がする………嫌いな家の半妖の姫が梨下で冠を正すような真似したらそりゃ動くだろう、ましてや役人ならば不正やりたい放題だろうしぬらりひょん議長やイカカモネが味方してるんだもんな。
『とまぁ、ここまで推論を立てたわけだがどうでしょう孔明先生』
そう俺がプトレマイオスのブリーフィングルームで自分の立てた仮説を語ると恩師である孔明リ・ガズィ先生は爆凰扇(ばくおうせん)で口元を覆い、『ふむ』と言うと俺の仮説に赤ペン先生して行くのだった。
同じく軍師である司馬、兄弟子である道明寺も一緒だった。
『貴方の推理ですが大きな穴があります、それは“バクロされたことはカイラの主観でしかない”という事です』
『続編の「空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」でもあったでしょう、カナミがリハビリから逃げていたことが真実であったようにカイラ側に何か非があったかもしれない』
そう言われてなるほど!と思う、確かにバクロ婆の能力にはそういう欠点があったね。
『やっぱり、エンマ大王とぬらりひょん議長側からも見ないと今回の件は一筋縄ではいかないと思うぜ?あと、この世界がどれだけゲームとアニメの擦り合わせが行われているか調べるべきだ』
『貴方はカイラに同情している様ですが彼女は30年後にクーデターを起こしエンマをもってして闇を抱えていると言わしめる存在ですよ?』
そう言う道明寺と司馬、あーカイラのクーデターは止めたいし裁判するにしても双方の言い分を聞かないとな。
『ここまで言えば貴方のやるべきことは分かりますね…?』
そう孔明先生は意味深に言葉を途切れさせた、エンマ大王やぬらりひょん議長にはにはまだ会えないけれど俺のクラスメートにはミカド族の者がいる!
『まずはマオくんに何でこんなことしたかとか詳しく話を聞くべきですよね!』
『???』
旧神探偵は横でわかランナーとなんでナンにとりつきされている、貴公もう探偵降りろ。
(もちろん全て存在しない記憶である)
(俺の扱い雑ゥ!?)
(いや、道明寺の方が探偵してたのは確かだろう九郎)
そんな回想(捏造)を刹那にも満たないうちに叩き出した俺は「とりあえず、マオくんに話を聞くべきだと思う」と提案をした。
その言葉に涙を溢すカイラ、その涙をハンカチで拭ってあげていたフミちゃん、妖魔界の闇に慄いていたウィスパー・ジバニャン・コマ兄弟はハッとしたようにこちらに顔を向けた。
「妖怪ウォッチと封印されたカイラとコマさんをフミちゃんにわざわざ売ったってことはマオくんは何か知ってるんじゃないかな」
「確かに………カイラとコマさんは封印されてた時のこと覚えている?」
「いきなり明るいところに連れて来られたから目はよく見えなかったがエンマの声が聞こえた、誰かと話していたが内容まではわからない」
「もんげ〜よく寝れたズラ!」
「兄ちゃん…」
「でもね、私がマオくんに妖怪ウォッチを売って貰ったお店が何処を探しても見つからないの…不思議よね」
「とりあえずこの辺だと思うところまで案内して欲しい!」
◇◇◇
「この辺のはずなの…」
そう言ってフミちゃんに連れて来られたのはコンビニの側の路地だった、ゲームで言うとマスターニャーダが「おもひで屋」を営んでいたあたり。
あ〜確かに結界というより次元が歪んでますねぇ、これは何か…おそらくフミちゃんの行ったアンティークショップを空間ごと隠してるんじゃないかな。
カイラも空間の違和感に気づいたらしい、妖術を使い結界を解こうとしているのでカイラに任せてみる。
カイラが何かを唱えるとパリンと何かが割れる音がして奥の空き地に紫煙が立ち昇りたちまちアンティークショップが現れた。
「アンティークショップフルボケーノ…確かにここだわ!」
「相当な術がかかっていたぞ、ここにいるのは何者だ?」
「いきなり何だと思ったらケータくんとフミちゃんじゃあないか」
現れたアンティークショップの中からはマオくんが出て来た、いきなり結界を解いたせいか驚いている様に見える。
「マオくん!ちょっと聞きたいことがあるんだ!マオくんの背後にいて動いているのは誰だい?」
「………少し、話が長くなるよ?お店の中で話すよ、今日はお茶だけじゃなくお菓子もあるんだ」
そうしてお店の中に入り、椅子をすすめられた俺たち、マオくんは妖緑茶2リットルのペットボトルと紙コップと盆に入ったお菓子を持って来てくれた。
お菓子は歌舞伎揚げと年々小さくなることに定評のあるマァムだ…なんかこのマァムって昔はガンダムくらいあった気がする(錯覚)
前世でもループのたびに縮むマァムを見ながら「このままではマァムが縮みすぎてブラックホールになるかもしれない」とか思ったっけ。
マオくんは紙コップにお茶を注ぐとひとりひとりに配ってくれた、ちゃんとジバニャンやコマ兄弟たちの目線に屈んでいる。
「はい、どうぞ」
「ありがとニャン」
「キミはオラたちのことが見えるズラね」
「まぁね………それで聞きたい事ってなんだい?」
「単刀直入に言うけど君にフミちゃんにウォッチと封印されたふたりを渡すように命令したのエンマ大王?」
「貴様はエンマとはどのような関係だ?」
するとマオくんはポツポツと語り出した。
まず、自分は今代のエンマ大王の叔父であるということ。
一応ミカド族の生まれではあるが妖怪としての能力が予知夢くらいしかなく、人間として生きていること。
もちろん継承権は無いし、最初から玉座など興味がないということ。
今回の件は甥っ子から「無実の罪に問われた奴をこっそり人間界に逃してやりたい、あと困っている人間がいたら妖怪ウォッチとソイツを渡して欲しい」と頼まれただけだということ………を話してくれた。
「甥………エンマは「これでアイツも良い方向に変わる気がするんだ、ぬらりが実権を持ってる今じゃあこうでもしないと無実の罪で投獄されたアイツを逃してやれないしな」って言ってたよ」
「無実の罪だったニャンね!」
「いやぁ〜最初はどうなるかと思いましたが無実の罪なら良かったでは「良くない!!!何も良くない………!!」」
ウィスパーのノンデリ発言にそう声を張り上げるカイラ、まぁ無実の罪だって言われても実際に数十年は牢屋で暴行と辱めを受けた訳だし………
「今更、無実の罪だったからで釈放だと…?じゃあ私の数十年は何だったのだ!!!」
「父も一族も私を捨てた!!!帰るところなんて何処にも無い!!!」
「純潔すら奪われ身体は癒えない傷まみれ!!!女としてもとんだ不良品も良いところだ!!!」
「私が半妖だったから悪いのか!?それとも私の見た光はまやかしだったのか!?」
「誰か………教えてくれ………!!私はどうしたら良いのだ………!?」
慟哭と共に膝をつくカイラ、しかしフミちゃんはそんなカイラにかけより抱き締めた。
俺はそんなふたりの姿にかつての自分を見るのだった。
妖怪ウォッチのホノボーノものを書きたい!と思ってるのに気がつくとシリアスになってる………
これも妖怪の仕業だ!!!
あと、UXの道明寺はマジで寺生まれのDさんだった。
黒幕に対する「貴方が蜘蛛だったんですね」のシーンは必見。
感想と評価とお気に入りお待ちしております!