マスターテリオン、天野ケータになる   作:久保サカナ

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天野ケータ「スパロボYマジ面白いよ!!これが有れば無限螺旋の退屈も怖くない!!!(唐突な販促)」

ウィスパー「街って戦艦の中に収まるんでウィスね」

ジバニャン「アーカムシティとかでやったら面白そうニャン!」


覇道瑠璃を労基法違反で訴えます理由はお分かりですね?

 

 

 

そうして、夕食を食べ終えた俺はお風呂に入りパジャマに着替えて寝る………フリをしてバクを召喚。

 

バクは俺の疲労や眠気を吸い取って俺そっくりに化けてベッドに寝そべった、父さん母さんが寝たのを確認したらいざ!夜の町へ!!

 

 

 

「これって夜中分泌される成長ホルモンは大丈夫かな、ちょっと気になるよ」

 

「まぁ、多用しなければ大丈夫じゃないでウィスか?」

 

 

 

そんなこんなでフミちゃんを迎えに行く、きっかり5分前に家の前に行くとちょうどフミちゃんが玄関から出て来た。

 

「待った?」「今来たところだよ」のやりとりをしていざ!おつかい横丁めっけもんへ!

 

団々坂からおつかい横丁を目指して歩く、なんか街灯がちゃんと整備されてるとはいえ夜の道って雰囲気あるなぁ…

 

 

 

「なんか夜廻ってゲームを思い出すわ…アレ怖いよね…」

 

「フミちゃん、俺と蛇王カイラがいる時点でその辺のお化けどころか産土神でもオーバーキル出来るから」

 

「まぁ、この辺はキュウビの縄張りだからな。奴は人間を襲うようなモノはそもそも町に入れないだろう」

 

 

ちなみにデスカプリース隊で1番SAN値が高いのは意外にも由木である、ダゴンを直視しても「気持ち悪っ」の一言で済ませていた、1番SAN値が低いのは意外にも真上であった。(存在しない記憶)

 

そうこうお喋りしているとおつかい横丁に到着した、昼間の賑やかさが夜になると打って変わって閑散としている。

 

確か商店街の横道に入った突き当たりだよな…と昼間、チョーシ堂の店主さんに言われた通りの道を行く、横道に入った途端にたむろしている妖怪達の間をバトルしつつ抜けたら「めっけもん」の看板が見えた。

 

 

本当に夜しか開いてないんだな…大丈夫?採算取れる?と他人事ながら心配しながら「ごめんくださーい」と中に入る。

 

 

 

「いらっしゃい………おまえさん達ワケ有りのようだな、ガラクタしか無いが好きに見ていってくれ」

 

「それでは失礼して………」

 

 

子供がこの時間に出歩いている事を詮索して来ない店主さんにそう言われたのでフミちゃんと手分けして「セイバーのフィギュア」を探す、店主さんはガラクタしか無いと言っていたが普通に良い装備品置いてあるよ?

 

 

 

「うわぁ、正宗のモノホンじゃん」

 

「えーとえーと!どうやら合成素材のようでウィス!装備品としてもいけますよ!!」

 

「じゃあ買っとくニャン!」

 

 

 

というわけで俺は掘り出し物の名刀まさむねを一本お買い上げした、装備品としても使えそうだけど俺には黄金剣があるからね!

 

装備品を手作りするというのも良いかもしれない…と思いつつフミちゃんの方を見ると無事に「セイバーのフィギュア」を手に入れたようだ、あとは帰宅するだけだな!と思い店を出た瞬間『ソレ』は起きた。

 

俺とフミちゃんの妖怪ウォッチが急におどろおどろしい音を立てて「3!2!1!」とカウントダウンしたかと思うと『鬼』という文字が浮かび上がった、それと同時に周囲の風景が一変、くすんだ色に変わったかと思うと「アッカァァァァァン!!!」という雄叫びが響いた。

 

俺とフミちゃんは即座に「ヤバイ」と判断して物陰に隠れる…すぐ側を見回り鬼が通り過ぎて行った………これはまさしく!

 

 

 

「(ケータきゅん!フミちゃん!これは鬼時間でウィス!!)」

 

「(鬼時間…?)」

 

「(鬼時間とは『子供たちの見る悪夢そのものでありその悪夢に登場する鬼に追いかけ回される』という現象だ、ようは鬼との鬼ごっこを強制されるのだ)」

 

「ちょっとぉ!説明取らないでくださいよ!!」

 

 

 

カイラの説明にウィスパーが大声をあげて見回り鬼に見つかってしまった、ウィスパーは後でマジビンタの刑に処す。

 

でもまぁ…ちまちま逃げ隠れするのは性に合わない、ちょっくら鬼退治と行こうか!小学生らしく鬼滅の刃ごっこだ!!

 

 

 

「フミちゃん、鬼時間には豪華な宝箱や鬼玉っていうボーナスがあるからそれを探して欲しい!駄目だと思ったらふすまを探して先に脱出してて」

 

「逃げなくていいの!?」

 

「鬼は俺が相手するから、じゃあカイラ!フミちゃんを頼んだよ!!」

 

 

 

そう言って俺は聖弓ウィリアム・テルを召喚、こちらに向けてやって来る鬼を迎撃するべくまずは肩慣らしと見回り鬼を天狼星(シリウス)の弓の雨で撃ち落として行くのだった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

赤鬼は困惑していた、赤鬼は鬼時間で子供を追いかけ回すのが仕事である、長年鬼族としての誇りを持ってこの仕事を行なって来た。

 

妖怪ウォッチシリーズの中でも有名なトラウマイベント「鬼時間」であるが子供側にも一応「心が強くなる」というメリットがあるのだ、鬼に捕まっても起きるだけで子供には特にデメリットは無い。

 

しかし、赤鬼の目の前にいる子供は………

 

 

 

「天狼星の弓・セト発射ァ!」

 

「アッカァァァァァン!!!」

 

 

 

逃げ隠れは一切しないで真っ正面から赤鬼を迎撃しているのである、なんだコレ(白目)

 

今回は2人いっぺんに引き摺り込む予定だったので沢山用意しておいた見回り鬼も雨のごとく降り注いだ矢によってほとんど消滅してしまった、そのため赤鬼はもう1人の子供を把握出来ないでいる。

 

このままじゃ埒が明かない…!と心を鬼にして(鬼族だけど)目の前の子供に殴りかかるが子供は手にしていた弓をくるりと黄金剣に持ち替えると赤鬼の攻撃をいとも容易く斬り払ったのだ。

 

 

 

「踏み込みが足りん!…なんてね」

 

「!?」

 

「そしてカウンターだ、水の呼吸 壱ノ型 水面斬」

 

 

 

少年が両腕を交差し、勢い良く水平に斬撃を繰り出すと赤鬼の構えた金棒が真っ二つになった、ウッソだろオイ。

 

 

 

 

「いやぁ、20澗2溝400億3187万2259無量大数1158不可思議9994那由他7923阿僧祇5925恒河沙3394極17載227正5013澗7636溝3129穣701杼8436垓3237京5482兆1365億2080万2682回もループしてたらね、呼吸の習得も余裕でした」

 

「アッカァァァァァン!?」

 

 

 

少年の姿をした理不尽が赤鬼に斬りかかろうとした時、少年と赤鬼の間に割って入った者がいた。

 

 

 

「ケータ君!それ以上は弱い者イジメだわ!!」

 

「やりすぎだ馬鹿者!!」

 

 

 

もう1人の子供と蛇王カイラである、彼女の姿を見た少年は剣を納めた、助かったけれど弱い者扱いされた赤鬼は傷ついた。

 

 

 

「ごめんごめん、久しぶりの実戦でテンションが天プラアゲアゲだったよ」

 

「全くもう…赤鬼さん大丈夫?怪我は無い?金棒経費で落ちる?」

 

「アッカァァァァァン………」

 

 

 

少女の問いに赤鬼は首を横に振る、セトが直撃したところはまだ痛むし金棒は経費で落ちない、壊れたら自腹である。

 

 

 

「壊れた物を修復する魔法」

 

「みんなヒーリング」

 

 

 

しかし、少年と少女は赤鬼の金棒と怪我をあっさり直して(治して)見せたのだ、これが若者の人間離れか………

 

その後、赤鬼は「仕事とはいえ襲っておいて助けられたケジメ」として2人に自分の妖怪メダルを渡してふすままで見送った。

 

なお、上司であり鬼族の王である鬼KINGは報告を聞いて「そうか………」と意味深に沈黙したのである。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「いやぁ!一時はどうなることかと思いましたが無事脱出出来て良かったでウィスねぇ〜」

 

「今回の戦犯はウィスパーニャン!!」

 

「ウィスパーはマジビンタがっふ!?」

 

「「「「ケータ君!?」」」」

 

 

 

帰り道、いつものノリでいた俺達であったが急に血が喉から迫り上がって来て吐血してしまった。

 

ウィスパーとジバニャンがパニックになりフミちゃんが救急車を呼ぼうとしたのを止める、夜間外出がバレるからね。

 

フミちゃんは俺の意図を察したのかみんなヒーリングを発動してくれた、マジ助かる………

 

 

 

「ゲホッごめん。さっき魔法を調子こいて使い過ぎた反動だよ。俺も自己治癒魔法回すからすぐ治るさ」

 

「ちょっとぉ!?ケータきゅん肝座り過ぎでウィス!!もう魔法使わないでください!!!」

 

「心臓に悪いニャン!ケータマジで大丈夫ニャン…?」

 

「マナの爆発と乱れを感じたから飛んで来てみれば…貴方ほどの人がらしくない」

 

 

 

唐突に現れた第三者…未空イナホである、彼女は置いてけぼりの周囲を他所に「前世強かった存在ほど陥る転生者の病ですよ」と言うのだ。

 

 

 

「ヨグ=ソトース混じりのクソ強ボディの感覚のままでただでさえ代償と負担の大きいクトゥルフ神話魔法を使えばそうもなりますって、三輪車にロケットのエンジンを乗せて走らせるようなモノです」

 

「あー、確かになぁ。負担を減らすには俺も大十字九郎みたいにマギウス・スタイルにならないといけないみたいだね、この調子だと」

 

「ちょっとちょっとぉ!?専門家だけで話を進めてのやめてくださいよぉ!!!」

 

 

 

騒ぐウィスパーに「そもそも今回俺が囮として暴れる羽目になったのはウィスパーが大声を出して見つかったせいだろ…」とジト目で睨むとウィスパーは黙り込んだ、そうだ反省しろ。

 

それにしてもこの俺がマギウス・スタイルかぁ………今まで考えたことも無かったな、でもこのままだとイナホさんの言った通り「今の戦い方では三輪車にロケットエンジンを乗せて走らせるようなモノ、三輪車はひとたまりもない」ってのが浮き彫りになったからなぁ………

 

そうしてまずはフミちゃんを家まで送ろうと(イナホさんは自分で帰れるらしい)フミちゃんの家の前まで行くとアスが立っていた、なんだよ一体…

 

 

 

「戻ったか、って血塗れじゃねぇか!大丈夫かよ!?」

「フミちゃんが治してくれたから大丈夫だよ、何か用?」

「貴方がアスさん…?」

「もうギンガウォッチですか?」

 

 

 

俺たちがそう尋ねるとアスは「ちょっと不味い事が起きてる、ケータの具合も悪そうだし今夜はもう遅いから明日説明する」と言って待ち合わせ場所におおもり山のガシャガシャ前を指定するとそのまま飛び去って行った。

 

そして俺たちは明日また集合する約束をして一旦別れたのだった、ちなみにイナホさんも明日来るらしい。

 

「妖怪見えるの?」って聞いたら普通に「視える」んだそうだ、魔法も使えるみたいだしこれは戦力として期待出来るか…?

 

 

「ちなみにナイツマにわかの人間は知らないでしょうが前世の私って結構普通のRPGもプレイしてるしロボットの次に魔法にワクワクするような人間ですよ?」

「ネット版だね、確か関西弁だったんだっけ」

 

 

血塗れの服はサッと魔法で綺麗にして(こっちは民間魔法だから平気)、俺はバクと交代して眠りに就くのだった。

 

 

 




JUDA社→TOPの方針で働いた分だけ…いや、命かけてるのでお給料はガッポガッポくれる。社内の福利厚生も手厚いホワイト企業、胡散臭いのと悪戯はご愛嬌!
なお、石神は旧日本軍の軍人であり現役ファクター(森次さんよりも強い)、大切な人の為ならば自分の死をも厭わない

覇道財閥→TOPが貧乏人は見下してる、正規雇用はしてくれないし魔導書見つけても命かけて戦っても罵倒と暴力しかくれない、俗に言うブラック企業のお手本
なお、瑠璃は自分は敵を目の前にするとビビリ散らす所詮は「戦場を知らずにぬくぬくと過ごして来れた小娘」


天野ケータ「とまぁ、俺の印象はこんな感じ。就職するなら断然JUDA社だね!」

ウィスパー「アータ、瑠璃さんに何か恨みでもあるんですか?」

ジバニャン「というかケータの前世は覇道瑠璃からはめちゃくちゃ恨まれてるニャン………」


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