マスターテリオン、天野ケータになる   作:久保サカナ

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GWの勢いで連載を増やしてしまいました………

今回は存在しない記憶が薄めです


孔明「もちろん罠です、では鬱イベント粉砕!!」

 

 

 

今日は待ちに待った夏祭りの日!

 

俺たち小学生は夜間外出を親から許されて、この日のために貯金したお小遣いをせっせとお財布に詰めておおもり山の神社で行われる縁日と盆踊りに向かうのだった。

 

俺は、フミちゃんとカンチ、クマと一緒に縁日を巡ってから小学校の屋上で花火を見ようと約束していた。

 

あと、イナホさんも一応誘ったら「原作イベントキタ〜!!もちろん参加させていただきます!!!」と言っていたので来るらしい、転生者なのに妙にイナホエミュ上手い時があるよね。

 

夜の小学校に入れるのか?という問題は、理科の先生こと紅蓮の親方キュウビが、「君たちには世話になっているからねぇ、その日は鍵を貸してあげるよ」と快く承ってくれたのだ。

 

(今度、金のお揚げを献上しに行かないとな………)

 

 

そして、夕食を敢えて軽く済ませた俺たちは、ソースの焦げる匂いがガツン!!と胃袋に来る焼きそば、大した肉じゃないのにやたらと美味しく見える牛串、口がさっぱりするキュウリの一本漬け、駄菓子屋さんのおばあちゃん秘伝のりんご飴、牛乳屋さんのこの日は多く卸しているぜっぴん牛乳………といったお祭りグルメを楽しむのであった。

 

もちろん射的や水風船を釣ってシャボシャボしたり、盆踊りに参加したりするのも忘れない………いやぁ、楽しいお祭りでしたね猿渡さん(存在しない猿渡さん)

 

まさしくぶっといビートを響かせる大太鼓………実際に大太鼓が付喪神の妖怪化してたしね!今日こそはとオープンに音色を響かせていた。

 

そういえば妖怪も結構な数が混ざっていたな、人間に化けてお面をつけるのがドレスコードのようだ。

 

 

「いやぁ〜屋台の食べ物ってなんでも美味しく見えるよな!俺、お小遣いすっからかんだぜ!!」

 

「いや、クマってばたったの1000円しか持ってきてないじゃないか、せめて5000円札持って来なよ」

 

「フッフッフ…!コミケマナーの行き届いた私は万札を事前に100円玉に崩しておくのを忘れないのですよ!」

 

「無量大数超えの無限ループでもコミケは毎回違ってたから楽しみの一つだったな、ウェストと同じだ………アレ?フミちゃんは?」

 

 

そろそろ、花火を見ようと小学校に向かうべく集合した俺たち、しかしフミちゃんの姿が見えなかったのであたりを見渡すとカイラと一緒にりんご飴の屋台の前にいた。

 

カイラは複雑な顔でりんご飴の屋台を見つめている………そういえばりんご飴ってカイラの冤罪のきっかけだったな、フミちゃんはそんなカイラの横でりんご飴を一本買うとカイラに手渡した。

 

 

「貴女にとっては嫌な思い出のきっかけかもしれない………だから、これからは私達と楽しい思い出で塗り変えちゃいましょ!だって私達はともだちなんだから!!」

 

「フミ………ありがとう」

 

 

カイラはおずおずとりんご飴を受け取り、まるで大切な物のようにギュッと握り締めた。

 

俺、フミちゃんのこういうところ(not恋愛的な意味で)好きだな。

 

 

そして、下山した俺たちは小学校の勝手口の鍵を開けて、中に入った。

 

しかし、視界が澱むほどの圧倒的な妖気に満たされている………妖怪ウォッチのセンサーは壊れたのかと錯覚するくらいガンガンに鳴っている。

 

クマとカンチも「なんか変な感じしねぇか?」「夜の学校ってなんか雰囲気あるよね?」と朧げながら感じているようだ。

 

これは早めに行って花火が終わったらさっさと帰った方が良い………と思った次の瞬間!

 

 

「えいっ」

 

「あっ」

 

 

突然、赤いスカートの女の子が現れてクマの持っていた鍵を奪って校舎の奥に消えて行ってしまったのだ、アレはまさしく………!!

 

 

「「「「「トイレの花子さんだぁ〜!!!」」」」」(ミヒロのビッグボルフォッグだ〜のノリで)

 

 

これにはクマとカンチは大興奮、「トイレ行ったら会えるかな!!」「記念撮影して欲しい!!」と言って奥に走って行ってしまった………小学生男子の行動力を舐めてたよ。

 

 

「妖怪のイタズラのようですねぇ………とりあえず私達も後を追いましょう!」

 

「危険な妖怪もいるかもしれないし、早く合流しないと!」

 

「それに屋上を開ける鍵を持って行かれたからね、俺ならアンロックの魔法で行けるけど!」

 

「花子さんは何かワタクシたちに伝えたい事があるんじゃあないでウィッスか?」

 

「ウィスパーの癖に冴えてるニャン、明日は槍が降るニャン!」

 

「なんだとジバ野郎ゥゥゥ!!!」

 

 

そうして、俺たちは昼間とは打って変わって妖怪がウジャウジャいる夜の小学校というダンジョンに挑むのだった。

 

 

「私はこの骨格標本の付喪神のカラカラさんよ!この男の子が私のアバラ骨を勝手に持って行ったのよ!この子を返して欲しければ私のアバラ骨を持って来なさい!!」

 

「アクシオ!カラカラさんのアバラ骨よ、来い!!」

 

「いつからさくら小学校はホグワーツに変わったんでウィッス!?」

 

「アナタやるわね………ともだちになってよ!」

 

 

カラカラさんと ともだち になった!

 

 

「ボクはもっとモテるためにピアノの練習中なのさ、Trombe!を上手く弾けるようになるためにね!でも、そこの男の子に下手だって言われたからね、ボクのTrombe!をちゃんと聞いてもらうまで部屋から出さないよ?」

 

「そもそも、Trombe!はピアノ初心者向けの曲じゃないでウィッス!?」

 

「ピアノ初心者でも上手にTrombe!を弾けるようになる魔法」

 

「見事なTrombe!だよ!まるでアウセンザイターが駆け抜ける様が見えるようだ!」

 

「ありがとう…これ、ボクのメダルだよ」

 

 

モテモ天と ともだち になった!

 

 

そして、花子さんの痕跡を追って行った俺たちであったが………どうやら一階の女子トイレから彼女のものではない悪しき妖力を感じるのだ、おそらく彼女の伝えたい事も関係しているだろう。

 

 

フミちゃんが女子トイレのドアを開けると、巨大な蜘蛛の妖怪が天井を這っているではないか!!

 

クマとカンチにも見えたようで「「うわああああ!!」」と悲鳴を上げてへたり込んでしまった、だが………それよりも大きい問題がある!!

 

 

「女子トイレだから俺とエルネスティは出禁だよ!!フミちゃん前衛よろしく、俺たち後衛から援護射撃するから!!!」

 

「確かに女子トイレとは一種の聖域…!入れば変態呼ばわりは避けられません、蜘蛛の妖怪もそれを狙ったんでしょう!!」

 

「そういう問題でウィッスか!?」

 

「オレッち今回は役立たずニャン…」

 

 

そして、ハム子に変身したフミちゃんと蛇王剣を手にしたカイラを前衛に俺たちは扉の外からひたすら魔法による遠距離攻撃に徹したのだった。

 

この蜘蛛は取り憑きや状態異常、蜘蛛糸による足止めなどを連発するいやらしい系のボスだった、だからエルネスティはひたすらにおはらいを連打していた。

 

俺も変身してホノボーノやキュン太郎と共にフミちゃんの代わりにヒーラーを担当した、俺も回復魔法は使えるのだ。

 

 

「良し…倒した!」

 

「というか、小学校のトイレに出て来て良い妖怪じゃないよ」

 

「お…おい…ケータなんだよな?これは一体何なんだよ!」

 

「あの化け物と君たちの変身は何なのさ!?」

 

 

振り返るとへたり込んだクマとカンチが震え声でそう問いかけて来た、俺たちは見られたものはしょうがない、といっそある程度を話す事にしたのだった。

 

 

「つまり、この世界には妖怪が実在していて君たちは悪い妖怪を懲らしめる変身ヒーロー&ヒロインだってことか………まさか博物館の時も妖怪の仕業だったんだね」

 

「スッゲー!!マジでスゲーじゃん、ヒーローって本当にいるんだな!!」

 

「随分とあっさり信じるんだな、もっと気味悪がったりしないのか?人間とはそうする生き物だろう」

 

 

そう問いかけるのは蛇王剣をしまったカイラ、しかしクマとカンチはその言葉に顔を見合わせるとぷっと吹き出したのだった。

 

 

「何がおかしい?」

 

「いやだってアンタがあまりにもおかしな事を聞いて来たからな、なぁカンチ?」

 

「ああ、クマ、そうだね」

 

 

そこでクマとカンチは「「だってケータもフミちゃんも、なんならイナホさんもともだちだから!ともだちを気味悪がったりなんてしない!!」」とハッキリ答えたのだった。

 

呆気に取られる俺たちとカイラに2人は言葉を続ける………

 

 

「ヒーローは力を正しく使うからヒーローだってウルトラマンも仮面ライダーだって言ってるもんな!俺のともだちはさくらニュータウンのご当地ヒーロー!それだけで充分じゃねぇか」

 

「そうだね、妖怪の事だって、君たちの話ならあなたやそこの白い奴や赤い猫みたいに良い妖怪もいるんでしょ?さっきもケータと良い妖怪は助け合ってたしね!」

 

 

「「それに俺/ボク達を助けてくれたじゃあないか!」」

 

 

この2人の言葉には俺たちも思わず胸の内から込み上げるものがある………ありがとう2人とも。

 

 

すると、そんな俺たちに「あ、あの………」と話しかける声があったから振り返ると花子さんが立っていて鍵を差し出して来るのである。

 

 

「あのものすごく怖い蜘蛛を追い払ってくれてありがとう、鍵は返すね」

 

「そうか!花子さんは蜘蛛を追い払って欲しくて鍵を奪ったんでウィッスね!!」

 

「うん、実は最近悪い妖怪がさくらニュータウン全体で増えているの、皆困っているのよ、だからウォッチャーさんには期待してるわ」

 

 

その後、俺たちは「せっかく有名妖怪に出会えた事だし記念撮影したい」というカンチに頼まれて小学校に住み着いていた妖怪と皆で屋上に登って花火をバックに記念撮影をした。

 

一夜限りの祭宴は大変な大盛況のまま終わったのであった。

 

 

あと、クマもカンチもこの事は秘密だと理解してくれたようだ、俺たちは本当に良いともだちを持ったよ!

 

 

 





オリジナル展開としてクマとカンチに正体バレしました、2人は薄っすらと霊感が目覚めた模様。



コミケマナーを守って楽しむタイプのマスターテリオン(読み専)と転売ヤーを抹殺するエルネスティ・エチェバルリア


最近、ブラスターボルテッカという単語が耳から離れずにいます。

もうテッカマンランスが心の中で100人くらい死にました。

久しぶりにスパロボWやれというお告げなのでしょうか。


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