マスターテリオン、天野ケータになる   作:久保サカナ

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本当は他の作品も更新したいのですが………とりあえず妖怪ウォッチ1を終わらせます。

展開が急だし早足ですがご了承ください、作者は戦闘シーンを書くのが苦手です。



小ネタ

ウィスパー「ガオガイガーって勇気だけでなんとかしちゃうご都合主義ロボットでウィッスねぇ〜」

エルネスティ「アッハッハ…ぶち殺しますよ、この白ウ◯コが(真顔)」

ケータ「シッタカブリもここまで行くと罪だよね!」

ジバニャン「ウィスパーのアカウントも炎上してるニャン!」





魔を断つ剣 贖罪の刃

 

 

 

「これで、トドメだ!」

 

「イカァァァァァ…!!これで終わらんぞぉぉぉ!!!」

 

 

そして、激闘の末に俺たちはイカカモネを倒したのだった。

 

えっ戦闘描写はどうしたって?

 

良いんだよ、キンクリするくらいで。第一にコレ、イカカモネの第一形態だしな。

 

 

「(ケータ、フミ、イナホ!聞こえるか?今、イカカモネ配下の妖怪達に結界が攻撃されている!!早く戻って来てくれ!!」

 

 

ホラ、アスから早速念話がかかって来た、いや妖魔界に来る前に結構な数のともだち妖怪達をこれの対策のためにさくらニュータウンに残して来たのだ。

 

だが、アスの声音はかなり焦っている………そんなにイカカモネ配下の妖怪の侵攻が早いのだろうか。

 

とにかく、俺たちは事前に待機してもらっていたうんがい鏡で妖魔界の入り口にワープして、再びエレベーターに乗ったのだった。

 

 

そして、おおもり山のエレベーター前に出た俺たち、するとそこには………!!

 

 

「クッ!このままだと桜町は………!!」

 

「まさかムゲン地獄の封印を破るとは…!妖魔界の存亡がかかってるんだぞ!?」

 

 

既に満身創痍でひたすらに結界を維持しているアス、そしてキュウビの姿に戻りアスとマオくんを守る理科の先生が居た。

 

一体、何があったのかを尋ねると「イカカモネの奴がムゲン地獄の封印を解いて封印されていた妖怪達を脱獄させてしまった」というのだ、いきなり裏ダンジョンのボスラッシュかよ!?

 

 

「ムゲン地獄の妖怪達は結界の基点に向かっている!俺は結界の本体を維持するためにここから動けねぇ…頼んだぞ!!」

 

「結界を修復するにはこのお札を使うんだ!」

 

 

そして、俺たちはあの日の様にまた三手に別れて結界を修復しに向かったのだった。

 

 

「黄金の剣・グランドクロス!!からの天狼星の弓・セト!!!」

 

「「グワァァァァァ!!」」

 

 

マギウス・スタイルに変身した俺は本来ならば本編終了後に戦える裏ボスであるキモナシ先生と国宝・影正を相手に必殺技を決めて倒した。

 

 

「やりましたね、ケータ君!ですが…そろそろ変身時間が不味く無いでウィッスか?」

 

「妖魔界から連戦だニャン…ケータ!このオレッチ秘蔵のヨキシマムゴッドをやるニャン!!」

 

「ありがとう、2人とも。このまま行くとイカカモネが間違いなく復活する以上、多少の無理はしょうがないよ」

 

 

そして、結界を修復してヨキシマムゴッドを飲み干しながら今度は待機してもらったうんがい鏡をくぐり悪しき妖気が集中しつつある場所………おおもり山のガシャ前に戻るのだった。

 

 

おおもり山のガシャ前には既に第二形態と化しているイカカモネ、そしてイカカモネを包囲する様にともだち妖怪達が戦っていた………俺も加勢しなければ!

 

 

「バクロ婆!取り憑きで奴の口を開かせて!口の中にコアがあってそこが弱点のはずだ!!」

 

「ババァ〜ン!!(承知したよ!!)」

 

「残りの皆は妖気チャージ!口が開いたらコア目掛けて一斉砲火だ!!」

 

「「「「「「了解!!!」」」」」」

 

 

俺はマギウス・スタイルのまま飛んで来たため指示を出しながらハナゲソを攻撃したり、バクロ婆やチャージ中の皆に攻撃が行かない様に「踏み込みが足りん!!」と切り払いと撃ち落としを連発するのであった。

 

そして、イカカモネの口が開きコアが剥き出しになった………今だ!!

 

 

「ひゃくれつ肉球!!ニャニャニャニャニャニャ!!!」

 

 

ジバニャンを筆頭に皆の必殺技がコアをめった撃ちにする、トドメは俺だ!!

 

 

「この世から抹消してあげるよ………ン・カイの闇!!」

 

 

俺は11発の誘導ブラックホール弾を生成・射出、イカカモネの巨体を削り取って行った………イカカモネは断末魔すら残さず消滅した様だ。

 

 

「完全勝利でウィッスよ!!ケータきゅん!!!」

 

「遂にやったニャン!!」

 

「ああ、これでこの町は守られたんだね…」

 

「ケータく〜ん!!」

 

「ケータさ〜ん!!」

 

 

変身時間の切れた俺がウィスパーとジバニャンとハイタッチしていると、フミちゃんとイナホさんが駆け寄って来た。

 

フミちゃんの側にはフミちゃんの方で戦っていたのであろうカイラが浮かんでいた………しかし、彼女はいきなり苦悶の表情を浮かべたのかと思うといきなりお腹を抑えて倒れてしまった!どうしたんだ!?

 

 

「ぐ………がァァァァァ!!!」

 

「イ〜カイカイカイカ!!復活のイカカモネだイカァァァァァ!!!」

 

「カイラ!?」

 

 

次の瞬間、カイラの胎に悪しき妖気が集中したかと思うと胎を突き破り血飛沫と共に今度は白いボディを蒼く染めたイカカモネが現れたではないか!!

 

変身時間も尽きて油断していた俺はイカカモネの一撃が直撃してしまい、そこで意識がブラックアウトしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…リオン、マスターテリオン!」

 

「ハッ!?」

 

 

呼びかけに余が意識を取り戻した時、そこは在りし日のアーカムシティの教会の一角であった。

 

余の姿は前世の黙字録の獣そのもので………まさか今までが全て胡蝶の夢だったのか?

 

倒れていた余を見下ろしているのは………

 

 

「大十字九郎とアル・アジフ…!何故、貴公がここにいる!?」

 

「慌てんなよ、ちゃんと説明してやるからさ。あとこれだけは言っておきたいんだがな………」

 

 

「俺の家はイカ臭くねぇェェェ!!レムリア・インパクトォォォ!!!」

 

「貴公はファブリーズを買う金すら無いだろうがァァァ!!ハイパーボリア・ゼロドライブゥゥゥ!!!」

 

 

余の放った負の無限熱量を宿した絶対零度の白く燃える手刀と大十字九郎の無限熱量を込めた掌底がぶつかり合い周囲の教会が吹っ飛び、凄惨な光景になった、実にメドローアである。

 

というか、教会を吹っ飛ばして良いのか貴公?と尋ねるとここはお前の記憶から造られたイマジナリー・メモリーだと言うのだ。

 

そこにこの2人が言いたい事が有ったからやって来たらしい。

 

 

「他にも言いたいことはあるが………これで勘弁してやる、先ずは説明だ」

 

「ニトクリスの鏡!」

 

 

アル・アジフがニトクリスの鏡を展開すると、そこには余が意識を失った後のおおもり山の死闘が映し出されていたのだ。

 

 

胎を突き破られたカイラは力無く倒れ、ハム子に変身したフミちゃんがひたすら泣きじゃくりながらも気丈にサマリカームをかけている。

 

アスは満身創痍でありながら結界を維持していた。

 

イナホさんはエルネスティに変身、偏在で増えながらフミちゃんとアスを守っている。

 

ともだち妖怪達も妖気が尽きた者から倒れていっている………まさしく大ピンチである。

 

 

「イカカモネがどうして復活したのかは理解出来るだろう?お前も散々やったことだからな」

 

「余が母エンネアを憑代にして蘇ったアレだな…………全く、長き輪廻の果てに、ようやくたどり着いた終焉にも関わらず犯した罪が追いかけて来て後頭部をブン殴られた気分だ」

 

 

やはり、余の罪は重過ぎるという事だろう…エセルドレーダとも未だに出会えないしな。

 

思わず体操座りになってしまう余の横に大十字九郎が座り、そしてその横にアル・アジフが座った………イマジナリー教会は吹っ飛んだままだが。

 

 

「すべての可能性を一つに束ね、輪廻の理から解脱する……それは、俺たちが戦ったあの宇宙に生まれたありとあらゆる命達の、大いなる願いだった。その上で尋ねるがお前はこれからどうしたい?」

 

「その質問は愚問だな、かつての我が愛しき怨敵よ。余は直ぐに現世に帰還し、仲間達の危機を救うべく戦う」

 

「かつての億万分の一すら力が出せず、魔導書も無く、マギウス・スタイルの展開すらもう出来ないのにも関わらずか?」

 

 

そう余に尋ねて来るアル・アジフ、その言葉に思わず笑いが込み上げて来てしまった。

 

 

「何がおかしい?」

 

「いや、貴公達もあの無限螺旋に於いてこの様な心持ちであったのかと感慨深くなっただけだ………それでも貴公らは諦めなかった、違うか?」

 

 

だが、そんな姿に心底憧れた、素晴らしいと思った、次の生はああありたいと願った………だからこそアルティメット・クロスに魂を灼かれたのだ。

 

 

余がそう伝えると大十字九郎とアル・アジフは満足そうに微笑んだ、すると余…いや俺の姿は天野景太に戻り、ポケットに入れていたマオくんから貰ったコインが光を放っていたのだ。

 

取り出すと、錆びていた筈のコインは金色に輝き、五芒星………旧き印、否、旧神の紋章(エルダーサイン)が刻まれているではないか!

 

その瞬間、「マスター…マスター!」と聞き覚えのある声で俺を呼ぶ声が聞こえて来た。

 

 

「俺達からの餞別だ、早く行けよ………今のお前には確かに存在する友達が沢山いるじゃないか」

 

「あの古本と貴様はなんだかんだでお似合いだったからな…今ならば、共に正しき怒りと憎悪を振るえるだろう」

 

 

俺は2人のその言葉を聞くと背を向けて声の呼ぶ方に駆け出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…タくん!ケータくん!!」

 

「ハッ!?」

 

 

俺の意識は現実世界に帰還した、この手には確かに五芒星の刻まれたコインがある。

 

 

「ウィスパー、ジバニャン、僅かでも良い。イカカモネの隙を作れないか?」

 

「ケータくん?いきなり何を?」

 

「何か策があるニャン?」

 

「ああ、このピンチをひっくり返す勝負手が来たんだ…!!」

 

 

するとウィスパーとジバニャンは顔を見合わせると「信じていますよ/ニャン」とイカカモネに対して目眩しを始めた、俺はその隙に妖怪ガシャまで向かい五芒星のコインを入れてガシャを回した。

 

出て来たのは黒い石玉、捻って開けると………!

 

 

「マスター!ようやくお側に!!」

 

 

出て来たのは紫がかった黒髪に同じく黒い和装の少女………ゲームだと彼女の名前は百鬼姫だろう、だが俺の魂は彼女の真名を叫ぶ…!

 

 

「エセルドレーダ!君なんだね!!」

 

 

ようやく再会出来た最愛の比翼連理の鳥に思わず抱きしめ合う俺たち、この気持ち、まさしく愛だ!!!(存在しないグラハム)

 

 

しかし、イカカモネも此方に気付いた様で触手をドリル状に伸ばして攻撃して来た、それを百鬼姫………エセルドレーダは旧き印(エルダーサイン)を展開、容易く防ぐ。

 

そうだ、俺たちの今やるべきことは再会を喜ぶことじゃあない………この胸に渦巻く正しき怒りと憎悪を解き放つことだ!

 

 

「憎悪の空より来たりて――」

 

 

そうあの無限螺旋で幾度も聞いた、あの「世界最強の聖句」を唱える。

 

 

「正しき怒りを胸に――」

 

 

百鬼姫…エセルドレーダの身体が光と共に紙片(ページ)に変化して巨人の姿をカタチ造る。

 

 

「我等は魔を断つ剣を執る!」

 

 

俺の身体は巨人に取り込まれ、周囲に魔術紋様の浮かぶ空間………この巨人のコックピットに立っていた。

 

 

「汝、贖罪の刃――デモンベイン・アトンメント!」

 

 

アトンメント………贖罪の名を冠する魔を断つ刃は今、ここに顕現した。

 

その姿はかつての獣が駆った邪悪なる真紅の巨人そのものである…………しかし、しかし獣が人に生まれ変わり「正しき憎悪と怒り」を得たことで新たなるデモンベインとして生まれ変わったのだ。

 

敵も味方も呆然と巨人を見上げる中(エルネスティは興奮して鼻血を出していたが)、巨人はともだちに理不尽を押し付けた邪悪に必殺の一撃を放つ…!

 

 

「光射す世界に、汝等闇黒、淒まう場所無し!渇かず、飢(かつ)えず、無に還れぇぇっ!」

 

 

スパロボで言うところの愛…「加速」「必中」「ひらめき」「熱血」「気合」「幸運」「努力」が乗った負の無限熱量を宿した絶対零度の白く燃える手刀はイカカモネを容易く貫き、その身を昇華させたのである。

 

 

イカカモネは三度目の正直で完全にさくらニュータウンに住まうウォッチャーと人間の手で斃されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからの展開は早かった、妖魔界首脳陣は「悪しき妖怪がこれ以上人間界に流れ込む前に、妖魔界との繋がりを断つ」と言うのだ。

 

 

(サマリカームによって一命を取り留めたカイラは半妖であるため木霊家暮らし続行の様だが)

 

 

「そんな!エセルドレーダとようやく再会出来たのに!?」

 

「マスター、私は必ずあなたの側に参ります」

 

 

ウィスパーはやたらとイケボで「閉じよ!妖怪エレベーター!!」と唱えてエレベーターにお札を貼ると、妖怪達の姿がみるみるうちに透けて消えて行ってしまった。

 

俺とエセルドレーダ…百鬼姫はせめて最後まで一緒にいようと固く抱きしめ合う。

 

別れを告げる妖怪達………最後にウィスパーが「ばいなら…」で締めた。

 

腕の中にあった温もりも消えて行ってしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カイラに俺とフミちゃんで肩を貸して運びながら、俺たちが見た光景は………!

 

 

「うわぁ…」

 

「綺麗…」

 

「これが新たな結界という事ですか!」

 

 

真夏でありながら、町中がその名の通り満開の桜に包まれたさくらニュータウンの絶景なのであった。

 

アスは「新しい結界」を桜の花と共に張り直したようだ、それは妖怪達がいなくなり気落ちする俺たちの心を確かに癒したのだった。

 

 

 

マスターテリオン、天野ケータになる 第一部 妖怪ウォッチ1編 〜完〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、妖怪達は1週間で帰って来た。

 

俺の家には百鬼姫…エセルドレーダも増えて賑やかに楽しい毎日が始まるのであった。

 

 

(ウィスパーとジバニャンはリア充爆発しろ!!!とシャウトしていたが)

 

 

 

 

 

 





はい、駆け足気味ですが妖怪ウォッチ1を完結させる事が出来ました。

ひとえに応援してくださった皆様のおかげです、本当にありがとうございます!!

完全にネタ切れなため2はもうしばらくお待ち下さい。



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