【RTA】スカー救済ルート 【The Lion King: Pride of You】   作:野生のパチリス

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pt.4  それいけ!タカ! ~タマ君瀕死~

それでは続きをやっていきましょう。

 

前回は、オバシの群れにムファサとタマ君が無事加入することができ、さらにタマ君がエシェさんから「千里眼」「嗅覚感知」といった索敵系スキルを教えてもらったところまで進めましたね。

 

ここからはオバシの群れでの生活パートに入るんですが――

ぶっちゃけ、青年期までの間は【ほぼイベントがない】ため、はい、ここは倍速で進行していきます。

 

というわけで……

 

~~~倍速モードON~~~

 

(超早口)

 

まずはタカとの好感度上げですね~! タカはプレゼントアイテムの「キラキラした石」と「カエル」が大好物なので、近くの川辺で素材集め→タカに連打でプレゼントしていきます。これだけで好感度ボーナス+親密イベントが発生するので効率よくポイントを稼げます。

 

並行してエシェさんとの特訓を継続。千里眼と嗅覚感知をDランクまで強化しつつ、追加で「ステップ D」スキルも習得しました! これは敵の攻撃を一定確率で自動回避できる回避系スキルで、後半のキロス戦でかなり重要になります。

 

ムファサはというと、基本的には群れの修練イベントに自動参加していて、ここで「万能型ライオン」として育成されていきます。はい、ガチムチになって帰ってきます。

 

ちなみにこの期間中、好感度イベント「木陰の会話」が発生。タカとタマ君が木陰で昼寝しながら、ムファサのことをこっそり話すというちょっとほっこりしたイベントですね。

 

~~~倍速モードOFF~~~

 

はい! そんなわけで、青年期突入までサクッと終わりました!

 

さて、ムファサとタマ君はすっかり群れの一員として馴染んでおり、エシェさんのもとで狩猟スキルを実践形式で学んでいます。

 

一方のタカくん、「未来の王」としてオバシの元で“王教育”を受けています。

 

ーーーんで、その教えがこちら↓

 

「王とは悠然としておるものだ。こう、昼寝をな....」

 

......はい、寝ているだけです。

 

これにはタカも当然ながら不満顔。

 

「……あんなのが王様? これが、僕の目指す未来?」

 

なんてセリフまで言っちゃいます。さらに、このルート最大の敵であるオバシのセリフである。

 

「あいつらは……いつかお前を裏切るぞ」

 

をタカにプレゼントしてきます。(返却不可)

 

なんかタマ君まで裏切ることなってますが......

まあ、タマ君が後でフォローするので関係ないです。

 

さて、タマ君とムファサが何をしているかというとエシェさんとともに狩りの練習を行っています。このときに発生するイベントが「白きライオンの襲撃」です。このイベントではムファサが勝手に倒してくれるのであまりやることはないのですが、時間短縮のためにエシェさんに援護して終わらせます。

 

 

ミニマップに映っている敵の数は......なんか多くないですか?

 

ま、まあ数が多くても私の腕にかかればこんな奴ら......あ、回避ミスった

 

 

*********

 

 

夕暮れのサバンナに、不吉な風が吹き抜ける。

 

 

草原に立つタザマは、耳を澄ませた。風ではない、肉を裂く気配。草を踏みしめる音が二重、三重にも重なって近づいてくる。

 

 

「エシェ、何か近づいてないか?」

 

違和感を感じ取ったタザマはすぐにエシェに伝える。

 

「確かに近くに何か来ているわ」

 

その時、気配が一気に近づいてきた。

 

 

「来るぞ......!」

 

タザマの声にエシェとムファサもすぐに反応する。次の瞬間、茂みを裂いて現れたのは白い影だった。

 

白い獅子がーー四頭。

 

「な......!」

 

ムファサが声を失うほどの圧力だった。

 

その一瞬の硬直。その隙を狙って、白き牙が飛び掛かる。ムファサは咄嗟に身を翻し、正面から攻撃を受け止めた。

 

同時に、エシェも低く唸り声を上げながら一頭を引き受ける。

 

残る二頭はーータザマへと向かっていた。

 

「っチ......面倒なことになった」

 

二体一。絶望的な状況だ。だが、タザマは怯まなかった。

 

草を蹴り素早く一頭の懐に滑り込む。相手の咄嗟の反撃を軽やかなステップで鋭い爪を間一髪で躱し、反撃の牙を突き立てる。

 

「ーーがっ、は!」

 

しかし、背後からもう一頭が迫る。後ろから来る攻撃を避けきれず、肩を深く裂かれた。

 

血の匂いが空気を汚す。

 

「タザマ!このっ!どけ!」

 

ムファサは傷ついたタザマを見てすぐに駆け寄ろうとするが、その道を妨害するように戦っていたライオンが前に出てくる。

 

 

 

そんな中、丘の上、タカはその様子を見ていた。恐怖で体が動かなかった。

 

(なんだあいつら......!なんなんだ、あの白いライオン......!)

 

初めて見る、未知の存在。

初めての脅威。

父オバシからはこんな敵は教わっていない。

 

「逃げろ......そ、そうだ父さんに伝えなきゃ!」

 

そう思った。

 

だが、ムファサとエシェが戦っている。そして、タザマが傷ついている。

 

その時ーーいつかのタザマとの会話を思い出す。

 

「勇気ってのは、逃げずに立ち向かうことだけじゃない。誰かを守りたいと思う気持ちが、それを本物にするんだ。だから、あの時の言葉が本物ならお前は強くなれる。タカ。」

 

 

その言葉が、心の奥で静かに、しかし確かに灯る炎のように揺らめいていた。「守りたい」ーーそのシンプルな思いが、今の自分を動かしていることに気づく。

 

けれど同時に、オバシの言葉も頭の中で鳴り響く。

 

「あいつらは......いつか裏切るぞ」

 

疑いと不安が入り交じり、タカの胸を締め付ける。

 

それでも今のタカにはわかっていた。

 

逃げずに向き合おう。

自分が守るべきものと、これから歩む未来に。

ただ座して王になるのではなく自分の手でつかみ取るために。

 

目を閉じて、深く息を吸った。

 

「僕は......僕の王になる。」

 

そう強く心に誓いながら、タカは立ち上がり草原を駆けた。

 

「やめろ......タザマに、手を出すな!!」

 

タカの雄叫びが突風となってタザマにとどめを刺そうとしているライオンにぶつかる。あまりの衝撃に動きを止めた。その隙を逃がすまいと、タザマが力を振り絞り牙を突き立てた。

 

「ッガァァア!」

 

喉元まで届かないーーが、それで充分だった。白いライオンが後退する。その様子を見ていたムファサは相手の一瞬の隙をついて倒れていた大木に叩きつける。相手が動かなくなったのを確認したあとエシェを襲っているライオンを吹き飛ばし威嚇した。

 

仲間を二頭失って数の有利が取れなくなったからなのか二頭の白いライオンはどこかへと逃げていった。

 

「「タザマ!」」

 

ムファサとタカがすぐに駆け寄る。

 

「二人とも助かった......だが、兄ちゃんが抜けてないか?二人とも?」

 

そんな言葉に二人は顔を見合わせて思わずといったように笑った。エシェもその様子を見て胸を撫でおろした。

 

そうして、夕暮れの空に二人の笑い声が響いていった。




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