一緒に人類を救いましょう!   作:ユナイテッド・ステイツ

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 こちらの作品はキャラクター募集型の読者参加型小説です。興味があったら参加してください。



プロローグ

 

 西暦2200年代末期。

 

 その時代の人類は絶滅の危機に瀕していた。

 

 セリオンと呼ばれる太陽系外生命体の到来により、火星まで生存圏を広げていた人類は地球にまで追いやられた。

 

 セリオンは魔法と呼ばれる超常の力を有していた。

 

 魔法は、物質を生み出し操ること、因果を無視して現象を発生させること、概念を自在に操ることができた。

 

 そんな力を持つセリオンに対抗するために、人類は持ち得る全ての技術を集約して史上最強のAI(人工知能)を開発した。

 

 名はFully Responsive Autonomous Mechanism。

 

 通称・FRAN(フラム)

 

 FRAMの存在により、人類は何とか絶滅を免れた。

 

 だが、免れただけだ。

 

 セリオンの脅威は未だ身近にある。

 

 その脅威に対抗するために開発したFRAMも、本体が火星に設置されているため頼ることができない。

 

 地球よりも火星の方が、もっと酷い状況だからだ。

 

 リソースの大半も、火星に飛来してくるセリオン、及び太陽系外から飛来してくるセリオンの対処に割り当てられている。

 

 だから人類は自力での対処を余儀なくされた。

 

 幸い、地球にはFRAMが開発した対セリオン用の人型戦術兵器・エージェントがいた。

 

 そのエージェントを使い、人類は無力化したセリオンを捕獲し、その細胞を自分たちに移植させた。

 

 狂気からの行動ではない。

 

 確信を持っての行動だ。

 

 セリオンに直接攻撃され、生き残った者たち。

 

 その全員には、セリオンと同じ力が宿っていた。

 

 しかも、確定で。

 

 セリオンと同じ力を使えば、エージェントと違ってセリオンを完全に殺し切ることができる。

 

 無力化ではない、完全な殺傷が可能になるのだ。

 

 ならば、やらない理由などあるはずがない。

 

 全ての人間は、あらゆる格差を排除して、義務教育制度を終える4年前にセリオンの細胞──通称・T細胞──を移植することが義務付けられた。

 

 そうすることで、全ての人間がセリオンと真っ向から戦えるようになり、人類の戦力を底上げすることができる。

 

 そして、より強力な魔法を得た者を軍人として徴兵することで、戦力の増強することができる。

 

 非常に理に適った一石二鳥。

 

 だが、セリオンの数はあまりにも膨大だ。

 

 昆虫並みの繁殖力を持つ上に、単為生殖もできる。

 

 宇宙から飛来してくることも、セリオンを根絶し切れない要因の一つだ。

 

 だからこそ、戦力はいくらあっても足りない。

 

 エージェントの在庫には余裕があるものの、それはFRAMあってのものだ。

 

 そのFRAMが火星と太陽系全体の守護にリソースを割いている以上、せめて地球は自分たちで守らなければならない。

 

 でないと、最悪のシナリオである人類滅亡も有り得る。

 

 そのシナリオを現実にしないために、私は全身全霊でセリオンと戦うつもりだ。

 

 できれば、その中に君たちも加わってくれると嬉しい。

 

「初めまして、私の名前は人理(ひとり) (しろ)です。これから三年間、よろしくお願いします!」

 

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