別世界の元神がオラリオに来たのは間違ってるだろうか IFシリーズ   作:さすらいの旅人

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短いですがコッソリ更新します。


幕間

 都市の何処かで襲撃が起きた後に冒険者達が駆け付け、鎮圧後に敵を捕縛している。しかし相手は末端の信者で情報を得る事が出来ない、と言うイタチごっこが何年も続いているのが現状だ。

 

 オラリオが闇派閥(イヴィルス)の活動によって脅かされている中、見知らぬ者の参入によって少しずつ変化が生じていた。

 

 末端の信者達が暴れているところ、黒い外套と鬼のような白い仮面を纏った者が突然現れては一瞬で相手を倒した後、潜んでいたアジトと思われる場所を襲撃。そして騒音を聞いて駆けつけた冒険者達が現場に到着すると、無惨な姿で倒れてる発見して難なく捕縛――と言う流れになりつつあった。

 

 闇派閥(イヴィルス)から見れば損害が軽微であっても、敵指揮官のヴァレッタ・グレーデとしては非常に面白くない展開だった。襲撃されたアジトの中には予備の武器や道具(アイテム)が保管されてる秘密の補給地点もあり、間接的な打撃を受けて歯軋りをしているほどだ。

 

 冒険者達からすれば予想外の味方、闇派閥(イヴィルス)からすれば予想外の敵。襲撃者の正体は判明してないが、その者は『仮面の狩人』と呼ばれ、得体の知れない不気味な存在として知れ渡る。

 

 

 

 

 

 

闇派閥(イヴィルス)の末端共が潜んでるアジトを潰しても、中々大物が釣れないな)

 

 隆誠はアリーゼ達に修行を付けながらも、破壊活動をしている闇派閥(イヴィルス)の末端達を狩り続けていた。

 

 修行だけでなく本拠地(ホーム)での家事もやっている為、一人だけで全てを行うのは当然無理がある。故に彼は少々狡い裏技を使おうと、分身拳でもう一人の自分を作り、【アストレア・ファミリア】に気付かれないよう密かに行動する事にした。尤も、アストレアだけは知っており、分身拳を使った隆誠を見て目が点になっていたのは気にしないでおく。

 

 分身の隆誠はアリーゼ達と鉢合わせた場合も想定し、(アストレア経由により)オラリオで購入した黒い外套と衣服を身に纏い、自身で用意した変装用の白般若の面を被っている。その準備を一通り終えてから、好きに暴れようとする闇派閥(イヴィルス)の信者達を発見し、あっと言う間にボコボコにする早業を披露していた。

 

 ズタボロ状態で意識を失ってる信者達から情報を引き出そうと、神の能力(ちから)を使って頭の中を覗き込み、大物が潜んでいると思われるアジトに襲撃をするも、そこにいるのは単なる雑魚だけしかいなかった。それでも補給地点と思わしき道具(アイテム)や予備の武器があったから、潰しておいて損はないと結論付けては、何度も同じ事を繰り返した。

 

 とは言え、いくら間接的に打撃を与えたところで、肝心の大物――主力級の幹部を討ち取らなければ意味が無い。向こうが痺れを切らして誰か強い奴が動いて欲しいと祈りながらも、分身の隆誠は今日も裏活動を続けている。

 

(ん? アイツ等は……)

 

 (無断で)バベルの塔の頂上からオラリオ全体を見渡している最中、見覚えがある人物達を発見する隆誠。

 

 褐色肌の黒妖精(ダーク・エルフ)と、白い肌の白妖精(ホワイトエルフ)。【フレイヤ・ファミリア】所属のヘグニ・ラグナールとヘディン・セルランドで、二人揃って『白黒の騎士』の異名を持つ。

 

 その二人が相対しているのは、黒妖精(ダーク・エルフ)白妖精(ホワイトエルフ)の女性二人。貞操観念が強いエルフとは思えない露出の多い格好をしており、隆誠も思わず目を疑ってしまいそうだった。

 

(ヘディン達が戦っている相手は相当な手練れのようだ、な)

 

 七年前の【フレイヤ・ファミリア】は、現在のオラリオと違ってレベルが異なっている。眼の先にいるエルフ達は『Lv.5』だが、どちらにしても隆誠からすれば敵ではない。

 

 しかし、オラリオからすれば『Lv.5』は第一級冒険者でトップクラスの存在。そんな二人を前に露出の多い女性エルフ達は全く臆する様子を見せないどころか、まるで自分と同格のように戦っている。

 

(俺の遊び相手には丁度良いか)

 

 これまで歯応えの無い相手ばかり倒していた隆誠は、ヘディン達の戦いを見て少しばかりウズウズしていた。

 

 直後、彼は跳躍して猛スピードで戦場へ向かおうとする。

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