別世界の元神がオラリオに来たのは間違ってるだろうか IFシリーズ 作:さすらいの旅人
都市の何処かで襲撃が起きた後に冒険者達が駆け付け、鎮圧後に敵を捕縛している。しかし相手は末端の信者で情報を得る事が出来ない、と言うイタチごっこが何年も続いているのが現状だ。
オラリオが
末端の信者達が暴れているところ、黒い外套と鬼のような白い仮面を纏った者が突然現れては一瞬で相手を倒した後、潜んでいたアジトと思われる場所を襲撃。そして騒音を聞いて駆けつけた冒険者達が現場に到着すると、無惨な姿で倒れてる発見して難なく捕縛――と言う流れになりつつあった。
冒険者達からすれば予想外の味方、
(
隆誠はアリーゼ達に修行を付けながらも、破壊活動をしている
修行だけでなく
分身の隆誠はアリーゼ達と鉢合わせた場合も想定し、(アストレア経由により)オラリオで購入した黒い外套と衣服を身に纏い、自身で用意した変装用の白般若の面を被っている。その準備を一通り終えてから、好きに暴れようとする
ズタボロ状態で意識を失ってる信者達から情報を引き出そうと、神の
とは言え、いくら間接的に打撃を与えたところで、肝心の大物――主力級の幹部を討ち取らなければ意味が無い。向こうが痺れを切らして誰か強い奴が動いて欲しいと祈りながらも、分身の隆誠は今日も裏活動を続けている。
(ん? アイツ等は……)
(無断で)バベルの塔の頂上からオラリオ全体を見渡している最中、見覚えがある人物達を発見する隆誠。
褐色肌の
その二人が相対しているのは、
(ヘディン達が戦っている相手は相当な手練れのようだ、な)
七年前の【フレイヤ・ファミリア】は、現在のオラリオと違ってレベルが異なっている。眼の先にいるエルフ達は『Lv.5』だが、どちらにしても隆誠からすれば敵ではない。
しかし、オラリオからすれば『Lv.5』は第一級冒険者でトップクラスの存在。そんな二人を前に露出の多い女性エルフ達は全く臆する様子を見せないどころか、まるで自分と同格のように戦っている。
(俺の遊び相手には丁度良いか)
これまで歯応えの無い相手ばかり倒していた隆誠は、ヘディン達の戦いを見て少しばかりウズウズしていた。
直後、彼は跳躍して猛スピードで戦場へ向かおうとする。