異世界転生した俺はハーレムを築いたがNTR属性の俺は・・・ 作:朧Ω
ーーーこんなはずじゃなかったのに。俺の名前は「井上透(いがみとおる)」。普通の生活、普通のスペック、平凡な日常を送る、ただのサラリーマン・・・だった。あの日の俺はとても疲れていた。それでもしなければならない日課があった。それはーーー
「嫌っ!離して!!」
「ゲヘヘ・・・本当にいいのかい?おでを拒否しても・・・別にいいんだぜ?こいつを世の中にばらまいちまってもなぁ・・・」
画面の中の女性はその写真を見せられて青ざめ、抵抗を辞める。
「従います・・・従いますから・・・だから・・・」
「おいおい違うだろぉ?お願いします、ペットにしてください、だろぉ?」
「お、お願い・・・します・・・貴方の・・・ペットに・・・してください・・・」
「ゲヘヘ!よく出来ました!さぁパーティーの始まりだぁぁ!!!」
ーーーそう、俺の大好きなNTR物を見ながら自慰行為をすること。これが俺の大切な日課だ。物語は佳境に入り、そして俺のマグマも噴火しようとしていた。
「あっ!イクッ!!」
その瞬間だった、突然目の前が真っ白になったのは。あまりの気持ち良さに今までなかったことが起きているのだと思った。翌日、TVではこう流れていた。
「ーーー今日未明、会社員、井上透32歳が自宅の部屋で亡くなっていることが確認されました。司法解剖の結果、性ホルモンの異常分泌からくるショックによるショック死とされており・・・」
目の前の白い髭の蓄えた老人がTVを消す。
「え〜、というわけでね。君はテクノブレイクして死んだ。OK?」
「OKOK・・・な訳ないでしょ!?え、テクノブレイクで死んだ!?あるんですかそんなことが!?」
「あるから君がここにおるんだろうに」
「それはそうですけど・・・ってというか貴方は誰なんですか!?」
「神だけど?」
「神だけど!?」
「まぁ、落ち着きなさい。こんな可哀想な死に方をした君を今から異世界転生させてあげるから。じゃあ準備はいいかな?1、2、3・・・」
「ちょ、ちょちょちょっと待ってくださいまだ話したいことが!!!」
「はいドーン」
目が覚めるとそこは見知らぬ土地でした。宮殿のような神聖な場所で恐らく召喚された俺は王様みたいな人に歓迎された。
「おぉ!よくぞいらしてくださった!勇者様!」
「勇・・・者・・・?俺が?」
「そうです!貴方の瞳に映っているその紋章こそがその証!」
近くにいたメイドさんが鏡を見せてくれたので目をよく見てみると確かにうっすらと両目に謎の紋章が浮かんでいた。・・・あの王様、玉座で座ったまましかもあの距離でよく見えたな・・・
「ささ、勇者様こちらへ」
王様に呼ばれ、近付くとメイドさん達が鎧や剣などを持って来てそのまま俺に装着し始めた。なされるがままにしていると王様が勝手に語り始めた。
「今この王国、いえ、この世界は危機に瀕しているのです。魔王によってこの世界の人口は減りつつあります。魔王に次々と連れ去られ、このままでは人類は滅亡してしまうのです。だからこそ勇者様!貴方様のお力で魔王を倒し、この世界を救って頂きたいのです!」
・・・あぁ、よくあるやつね。生きてた頃に死ぬほど耳にタコが出来るくらい、視界に嫌という程入っていた異世界転生して最強のパワーで世界を救う系のやつね。・・・あれ?でも俺、チートパワー貰ってなくね?
「あの〜すいません、つかぬことをお聞きするのですが、自分のスキルはどうやって確認するんですかね?」
「スキル?あぁ、なんかこう・・・スッてすれば何か出てきますよ」
説明雑すぎぃ!!まぁ、とりあえずやってみるか・・・。とりあえず感覚で指を空中でスライドさせてみる。するとなんということでしょう。空中にステータス画面が出てきたではありませんか。・・・どうなっているんだこれは・・・。魅了(チャーム)という特殊スキルが付いている・・・魅了って何!?何を魅了するの!?どうやっ・・・あ、タップしたら説明出てきた、ご丁寧にどうも。え〜っとなになに?相手を凝視すると魅了が発動します、使用の際はご注意ください。なるほどな。まぁ、頭の片隅に置いておこう。そしてこう何かふわっとした出発になった。出発して数時間、魔王の城はあっちとふわっとした説明を受けて出たはいいものの辺り一面が木、木、木、つまりは森。
「本当に道あってるのかこれ・・・」
引き返そうかどうか悩んでいると悲鳴が聞こえてきた。剣を構え、急いで声の方へ向かうと魔王の手下の魔族に襲われている桃色髪の女性がいた。魔族の背中を軽く斬りつけた。
「次は本当に両断するぞ・・・」
睨みを効かせると魔族達は怯んで逃げていった。剣をしまって女性に手を差し伸べるが、女性は怯えたままでパニック状態になっている。
「仕方ない・・・本来の使い方とは違うだうが・・・俺の目を見て」
パニックで暴れる女性にそう言いながら顔を掴んで目を見つめる。すると、女性は大人しくなった。
「どう?落ち着いた?」
「はい・・・ありがとうございます・・・」
女性に手を伸ばすと今度はしっかりと手を掴んでくれた。ゆっくりと立ち上がらせて傷の確認をする。小さな傷はいくつも見られたが大きな外傷はないようだった。
「うん、大丈夫そうだね。それじゃあ気をつけて帰るんだよ?それか街まで送ってーーー」
すると女性はいきなりその豊満な肉体で左腕に抱きついてきた。
「え、ちょ・・・」
「大丈夫です!私、貴方について行きます!」
「いや、付いてくるってそう言われても俺これから魔王倒しに行くんだけど・・・」
「大丈夫です!私こう見えて格闘家なので!先程は不意をつかれてしまいましたが次はそんなヘマはしません!」
彼女はそう言って俺の片腕に腕を絡めたまま片腕でガッツポーズをした。・・・俺にパーティーメンバーが参戦しました。名前は「桜凜桃花(おうりんももか)」と言うそうです。魅了、使うべきじゃなかったかなぁ・・・