異世界転生した俺はハーレムを築いたがNTR属性の俺は・・・ 作:朧Ω
最近の俺のルーティンを紹介しよう。まず、どうやって部屋に入ったのか分からない女性三人を布団から押しのけ、立ち上がり、体を伸ばす。そして手足を振る。そうすることで圧迫された血管に血を流す。これが良い朝を迎える為の下準備だ。そして次に牽制し合う女性三人をとりあえず部屋から押し出し、一息つく。そして入れ替わりのように部屋に入ってくる志刃とクエストや今後の予定を相談する。ある程度話が終わった後、全員で朝飯を食べる。その後は各自やりたいことをやる為に解散する。とは言ってもみんなそれぞれ自主練をするので、よく同じ森で出会うこともある。その時は一緒に練習をする。ここまでがいつものルーティンだ。そして、今日は珍しく一人だ。いつもなら誰かが来て戦闘の訓練をすることが多いが今回は精神集中に勤しむことにする。この剣、性剣エグゼカリバーは性のエネルギーを糧として力を発揮する。なので、それを常に維持できるようにしなければならない。
「ふぅ・・・常にエロい事を考えろって難しい事を言うもんだ・・・案外疲れるし」
グダグダ言っても仕方がない。俺はいつも通りNTRのことを考える。当然下の小性剣エグゼカリバーも力を発揮する。エグゼカリバーは光り輝き、目が潰れそうな程の輝きを放つ。あとは、その状態を維持しつつ剣を振る。疲れてくると段々思考も落ち着いてしまってエロいことも考えられなくなってきて輝きが消えてしまう。一旦休憩して汗を拭う。
「・・・常に維持を心掛ける、これ程難しいことがあるか?魅力を鏡越しに自分にかけて常に欲情状態に出来ればとも考えたが自分には無意味だったしなぁ・・・何か手は無いものか・・・」
俺の希望の星である志刃があの女性陣の誰か、もしくは全員を俺からNTRってくれれば話は別なんだが何故かそうはならない。この前だって志刃が女性陣達と一緒に買い物に出掛けると聞いたからウッキウキでストーキングしたら、どれが透に喜ばれるかみたいな感じで本当に買い物してただけだったし、と言うかなんでそこに志刃が混ざってんのか意味不明だし、それにそういう時だけみんな仲良しなのも意味わかんないしで謎が深まるだけだ。常に牽制し合ってる女性陣達の間で一体何が起きているんだ・・・そして志刃、お前は一体どういう立場にいるんだ・・・っと、いかんいかんそろそろ自主練に戻らねば。立ち上がり、剣を構え、精神を集中させる。すると、背中に柔らかい感覚が当たり、誰かの手が俺の視界を奪った。
「だ〜れだ?♡」
「あ、そういうのいいんで」
「むぅ〜答えてよ〜」
「桃花」
「正っ解〜」
桃花はそういうと俺の目を覆っていた手を外し、少し離れて向日葵のような笑顔を見せた。
「人の事言えないけど、今日も自主練?精が出るね!」
「確かに、性が出てるな。で、桃花の方はもう終わったのか?」
「うん!今日は早めに切り上げておしまい!汗かいちゃったからお風呂に入りたくて」
「なるほど」
だからか、少し艶かしい感じになっているのは。服も少し透けている気がする。普通の男だったらきっと押し倒して警察のお世話になっていただろう。だがしかし!俺は違う!俺はNTRが絡まなければ興奮できないからだ!・・・ん?待て、それが良くないんじゃないか?NTRが絡まないと興奮できないから疲れるんじゃないのか?色々な事に興奮出来たら疲れが分散されるのでは無いか?だが、それでも!俺はNTRを愛し、NTRに愛された男(自称)!それ以外に道を踏み外すことなどあってはならないのだ!言語道断である!
「あの〜」
「ん?どうした?」
「真剣に考えてるところ申し訳ないんだけど、その輝き抑えられないかな?めちゃ眩しい」
「え?あ、すまん」
NTRの事で熱くなりすぎてどうやら性剣が反応してしまったらしい。いかんいかん・・・ってちょっと待て。確かにNTRのことは考えていた。だが、エロいことは考えていなかったはずだ。それなのにエグゼカリバーは反応した。もしかして性に関することで強い想いさえあれば力を引き出せるのか!?
「そうか・・・そういう事か!!!」
「え?どういうこと?」
「桃花!」
「は、はい!」
「ありがとう!」
俺は感謝の意味も込めて桃花を思い切り抱きしめた。
「ひゃ!?にゃ、透!急になんで!?・・・えと、その、あの・・・私、今、汗臭いと思うから・・・その・・・離れて欲しい、というか・・・あ、でもそのままでいて欲しい気持ちもあるけどでもやっぱり汗臭かったら嫌だし離れて欲しいというか・・・」
俺は何かゴニョゴニョ言ってる桃花の両肩に両手を置き、満面の笑みで再度お礼を言う。
「桃花のお陰で活路が開けた気がする!本当にありがとう!俺はこれでより強くなれる!」
「あ・・・うん、良かったね」
「あぁ!よかったぜ!それじゃ俺も今日は切り上げて帰るぜ!先に帰ってるぜ〜」
俺は疲れも忘れてスキップしながらルンルン気分で桃花を一人残して宿へと帰って行った。
「・・・とりあえず、力になれて良かった・・・のかな?でも汗臭くなかったかな・・・」
桃花は自分の体の匂いを嗅ぎながら宿へと帰って行った。そして、今日の透はぐっすり眠ることが出来た。