異世界転生した俺はハーレムを築いたがNTR属性の俺は・・・ 作:朧Ω
廃墟となった集落に辿り着いた。至る所が破壊されていたりするが、血の臭いや跡はない。何か手がかりが無いかと探していると、一人の老人が近付いてきた。
「お主達は何をしにここに来たんじゃ?ここにはもう何も無いぞ」
「俺達は魔王を倒す為に旅をしてるんです。その為に少しでも情報が欲しくて・・・何か知りませんか?」
老人は目を丸くして驚き、少し間を置き、話し始めた。
「・・・そうか、魔王を・・・ワシの知っとることなら全部話そう。少しでも力になれることを祈っておる」
「ありがとうございます!」
そして、老人はこの街が魔物に襲われ、死人は出ていないものの、自分は家族に隠れろと言われ隠れていたが、他の者達は皆、見つかってしまい自分以外の全員が連れていかれてしまったと話した。その中には自分の孫や娘家族なども居たと語った。そして、魔王についての噂話も聞かせてもらった。魔王は自分の城に連れ去った人間達を喰らっている、自分の子を産ませる為に女性達を連れ去っているなど恐ろしい噂を聞かせてもらった。話を聞いた透達の顔は険しい。もし噂が本当なら自分の食欲を満たすついでに力をつけていることだろう。一体どれだけ強いのか分からない、勝てるのかさえ分からない、だがそれでもこんなことは終わらせなければならない。それを誰かがやらなければならない、そしてそれをするのは透、勇者である自分である。性剣の握りを軽く掴み、自分にかかっている責任を再確認する。軽く異世界転生させられたものの、こんなにも重苦しいものだとは思ってもみなかったのだ。自分はやれるのだろうかと透は、ふと思う。だが、そんな不安もすぐ消えた。透の不安を感じてか、透の手に桃花がそっと手を重ね、微笑んでみせた。自分も不安だろうに元気づけてくれている。自分は仲間に恵まれている、そう感じた。
「そうだ、おじいさん。魔王の居る城への道は知らないか?」
「知っておるよ、ここから数日道沿いに進めば森に辿り着くからそこを通り抜けると魔王の城があるとされておる。だが、気をつけるんじゃぞ、魔王の城の近くには魔物がそれはもう、うじゃうじゃとおるらしいからの」
「忠告ありがとう、気を抜かないようにするよ」
「せっかくじゃ、今日はうちに泊まって行ってくれ」
「いいんですか?」
「あぁ、その代わり、ワシの娘家族達やみんなのことを頼む」
「あぁ、任された」
そうしておじいさんにもてなされて食事をし、とこについた。だが、眠るのにそれなりの時間を要した。