デイリー・デッド   作:松の犬

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ゾンビ女-土出杏士

「俺は『ジキルとハイド』の子孫なんだ」

「ジキ……ッ…………!?」

なんて?

「ジキルとハイドの子孫なんだ」

「聞こえとるわ!!!何だジキルとハイドの子孫って二次創作ならぬ三次創作キャラじゃねーか!!!」

首なし捜索事件から数日が経過し。

改めて、ジキルとミハルとフランとデッドの4人は体育館裏で顔合わせをしているところだった。

「因みに私はただの科学者だぞ」

「ただの科学者はロボ登校とかせんわ普通っ!!…………吸血鬼にロボに暴走ジキル……とんでもねぇイロモノ集団だな」

「君に言われたくはないけどね?」

頭を抑え深いため息を吐くデッドであったが。ミハルの言うように、身体を自在にバラバラにできるゾンビ女が言うことでは無い。

しかし3人の興味は別のところへ向けられていたようで。

「しかし普通に喋れるんだな」

「あぁ。……まぁ昨日の状況はマジにやばかったかんな。喉ちんこが頭側で声帯が体側にあるとかいうスーパーミラクルピタゴラスイッチ起こしてよ」

 

「その状況結構地獄だな!!!!」

 

 

***

「ジキル何やってんだ?」

夏休みなんてものもとうに通り過ぎ、教室のカレンダーは神無月を示す今日この頃。本来は秋の寂しさを思わせる木枯らしに身を縮こまらせるべきなのであろうが、どうにも今年の夏は未だにしつこい熱気を地に落とす。鉄板の様に蒸されるグラウンドよりは日陰も多く幾分か過ごしやすいこの体育館裏にて、デッドがそう疑問を口にした。

縋るようにして突き出した舌には己が持参したドクダミ茶最後の一滴が零れ落ちる。

「試合まであと一週間しかないからな。練習だ」

「なんかサッカー部から助っ人頼まれてんだって」

 

革靴から動きやすいローファーに履き替える為、視線を落としながらそう答えるジキルとそれに合わせて情報を補佐するミハル。

先日の騒動でビービーは酷使しすぎてしまった為に今日は生身での練習をするようだ。しかし靴紐も結び準備完了、といったところで男は一つの問題に突き当たった。

「しまったサッカーボールがないぞ」

「ジキルのボールこないだので割れちゃったもんねー」

先日の騒動となった窓ガラスぶち割り事件にて、ジキル所有のサッカーボールには穴が空いてしまっていたのだった。そんな当たり前のことに男たちは今更気付く。するとそこへ聞こえてくる鶴の一声。

 

「ボールならジブン持ってんぞ」

「おお!本当か?」

そう口に出したのはデッド。ようやく水筒から口を離し立ち上がると、ちょっと待ってろと軽い声掛けをし何やら背伸びを始めた。

そして己の首元に手刀を構えると一閃。

 

「はいよボールいっちょお待ちィ!!」

「もしかして友達をボールにしろと言ってきてる!!?」

「青年向けキャプテン翼やめて!!?」

「あっはっは大丈夫大丈夫」

 

「ジブンの頭は腐ってるから試合用と同じ0.4キロレベルの重さだぞ」

「そういうことじゃないんだわ!!!!」

ニコニコ屈託のない笑顔で己の頭を差し出すデッドに対し男子2人は落ち着いてる暇もない。

『ボールは友達』理論を地で行く彼女の行動には戦々恐々とせざるを得なかった。

「まあそれは冗談として」

 

ひとしきりツッコミの嵐が止んだところでデッドは頭を脇に抱えながら鞄の中をごそごそと漁り、一つのサッカーボールを取り出した。

ところどころに土のシミが残る古臭いボールだ。

「はいこの本物貸したげる」

「鞄にサッカーボール隠し持ってるのもツッコミどころだがな」

それはそう。

デッドもそう内心頷きサッカー練習に赴く二人に軽く手を振って見送った。

陽もあまり射さないこの体育館裏では、太陽が弱点であるミハルもどうやら元気に動けるらしい。

元気にはしゃぐ彼らの姿を見てやれやれと息を吐き外した頭を元に直そうと思った、その時である。

ガシリ。

 

強い力でパーカー越しの肩を掴まれたかと思えば、妙に低いハスキーな女声が聞こえた。

「興味深い」

「な、なんか用かよフラン……」

ひくりと苦い笑みを見せてデッドは言葉を返すが、それとは対照的にロボットである筈の彼女の目は光り輝いてキラキラだ。星空でも投影されてそうなキラメキ具合である。この状況で科学者フランが興奮するものなど目の前にある奇妙な肉体一つぐらいしか思い当たらないものだが……フランの内心を察知しデッドは身構えた。

 

「こうも容易く身体を切断できるとは君の体はどうなってる?」

「ジブンに言われても」

「流れる血液に身体を支える骨は何処にいったのだ?」

「ジブンに言われても」

「深淵の様に真っ黒なこの切り口は何なのだ?」

「んだから知るかァァァァァァ!!!!!!」

デッドはキレた。

それはもう胸倉に掴み掛からんばかりの勢いで唾を飛ばす。

 

「うおおおこっちの方が聞きたいわアホンダラァ!!頑張って考えないようにしてんだわ意識すると怖いんだわ!!」

己の体のメカニズムがどうなっているのか。それは本人デッドにすらも分からずとうの昔に放り投げた、粗大ごみと言うにはあまりにも大きすぎる不理解の塊。たとえ頭をくっつけられず元に戻せなくても一週間ほど待てば彼女には新しいものが生えてくる。その場合本当のジブンとはどちらになるのだろう?投げ捨てた頭は一体誰なのだろう?血も肉も無くこの体はどうやって稼働しているのだろう?そんなことを考え続けデッドは……

 

「あーやべもうマジ無理病みそ……あれだよあれバラバラ人間の鉄板みたいな要素で触れたら駄目だろそこは。バギーみたいな感じでよ」

「いや私はアレの生態に納得がいってない。バラバラになったからと空を飛べるのはおかしい、無様に地を這っているべきだろう」

「そしたらインペルダウン編で連載終了しちゃうだろうがワンピース!!!」

話はズレにズレて某海賊漫画の能力ディスカッションにまでもつれ込む。デッドの体質から始まり永遠に決着のつかない言い争いをヒートアップさせる二人の女子は何とも醜い姿であった。

「減るもんじゃ無しその暗黒切断面の触り心地だけでも」

「はい残念もう閉じちゃいましたー!頭バーリア!」

「いや子供か!」

するとそこで鋭い風切り音が。それを感じ取るが早いか直後にミハルの焦った声が響く。

 

「あデッド危ない!」

「ん?」

フランと組み合っていた手を離し、声の方向を振り返っても時すでに遅し。

「ぎいやああああああ!!」

いつぞやのようにサッカーボールが眼前に迫ったかと思えば次の瞬間にはデッドの頭が吹っ飛んでいた。

重さ1キロにも満たない軽い頭蓋骨が地べたに転がる。

 

「うわぁすまん!」

『喉チンコと声帯を綺麗に分けてぶっ飛ばす天才がここに居るんだよねすごくない?』

「見事なデッドボールをかましたなジキル」

「デッドだけに」

「やかましいわい!!」

頭を元に戻しつつミハルの余計な一言にデッドは鋭いツッコミを入れる。短パンに付いた土ぼこりを手で払い立ち上がればジロリと冷たい目線がジキル向けられた。ゆうに10メートルは離れてたであろう場所からこちらの頭部をピンポイントで狙い撃つとは恐ろしい技術である。

「どーいうコントロールしてんだアンタらは」

「いやぁ」

「はは」

「褒めてねぇんだわ」

 

悪気なく照れたように揃って頭を掻くジキルとミハルに向けてデッドは心からの溜め息を吐いた。

「意外に真っ直ぐ飛んでいかなくてな……」

そうこうしていると問題の分析を始めるジキル。その心がけは立派なものだがこのままでは頭がいくらあっても物理的に足りない。

割りを喰らうのは自分だとデッドは心内で苦い顔を作りながら、アドバイスを口にすることを決めた。

ガシガシと後ろ髪を掻きながら、緑髪の女は重たそうに口を開く。

 

「……………………初心者がいきなりシュート決めてやろうったって上手くいかねーだろ。まずは腹使えよ」

「…………腹?」

「違うそうじゃない」

「コナン君かな?」

アドバイスを受けたジキルはどうやらその意味を理解していないようで、額面通りボールを腹にぴったりとくっ付ける。本人が大真面目なので困りものだが、そのビジュアルはさながら射出ベルトに手を掛ける小さな名探偵の姿に周りの目には映った。

そういうことじゃねえとデッドはもの言いたげな顔でボールをひったくり、そして実演をして見せるようだ。

 

「脚の腹使えって言ってんだ。さっきみてぇに爪先だけで蹴ろうとすっと慣れねぇ内は照準ブレまくっかんな」

そう言うとデッドは足の土踏まずのあたりを使い器用なドリブルをして見せる。左、右と交互に上がる足の上に転がるボールは彼女の言葉通り絶大な安定感を醸していた。

「あとは余計な回転もかけねぇ方が良いな。逆回転になると距離も落ちるし何より軌道がズレる」

「ただそこで正しい方向に力をかけてやれば…………」

そこでデッドはドリブルを止め。

「小さな力でもボールは応えてくれる」

放たれたボールは、優しくジキルの足元へと転がって行ったのだった。

 

「……上手いな。サッカー部だったりするのか?」

「バカ言うな。昔齧ってただけだよ」

華麗な演技を目にし、その眼をパチクリとさせているジキルにそう問われれば。デッドはなんて事の無いように返した。その後はどうやら選手交代のようだ。ミハルに代わりジキルの相手をすることとなったデッドは鼻唄混じりにパスワークを回す。ポーンポーンと、その場には軽快なボール音が静かなステップを刻んでいた。

さあそして数分もボールのやり取りをしただろうか。高く打ち上げられたボールを前に今、再びジキルは……

 

「わざとやってる!!?」

再びド派手なデッドボールをデッドの顔面目掛けて撃ち放った。生首が高く宙を舞う。

「ちょっ……おぉい!!今の違うだろ!成長の兆し見せる感動的なシーンになる流れだったじゃん!何1ミリの成長も見られない完全再現デッドボールかましてんだコラ!!」

「わざとはやってない!!!!」

「威勢はいいなそれじゃただの練習不足か一緒に頑張ろう!!!!」

「あと一週間で実用レベルに持っていけるのかこれ」

 

わざとーなら。どーれ程ー良かったでーしょーう。

ジキルの曇りない眼には虚構など一寸ほども含まれてはいなかった。そのいたいけな姿がデッドを苦しめていることをジキルは露ほども知らない。

ぎゃーぎゃー喧しく騒ぐ二人に対しフランが呆れたような感想を述べた、その直後だった。

「じゃあもうデッドが試合に出ればよくない?」

 

ミハルの、そのあっけらかんと零された一声が場に響いた。

その場の全員がはたりと動きを止めて少年の方を振り返る。一瞬の沈黙を打ち破ったのはデッドであった。

「ジブンはいいよ出なくて」

「何でさ。さっきのパスワークだってめっちゃ上手かったよ」

「正直なところ、俺からしても頼まれてくれるとありがたいんだが」

あくまでも遠慮の姿勢を見せるデッドだが、それを引き留めにかかるのはミハルとジキルの二人だ。先ほどまでの練習風景を見て思うところがあったようである。しかしながら、そんな彼らの好意的な反応がデッドにはうざったく感じられてしまったようで。げんなりとしたように軽く舌を出すと気だるげにボールを片し始めた。

「……何でもだよ。やらねーったらやらねー、頑張れよ生徒会長」

「帰るのか?」

「おう。またな」

ボールをしまった鞄を背負うとデッドは背を向け軽く手を振る。随分唐突な帰宅宣言だったもので、ミハル達はそれに慌てて返した。

「また明日ね」

 

デッドは振り向きもせずにひらひらと手振りであいさつを交わした。

カラスの鳴き声が聞こえる。茜色の陽が差すこの体育館裏で、メンバーが一人抜け僅かな寂しさが漂うこの場所でミハルは。

「……………………デッド」

夕陽に消えゆく、一人のゾンビの小さな背中を静かに見つめていたのだった。

 

 

***

金曜の4限と言うのはジブンにとって中々憂鬱な時間だ。それがお昼休みを挟んだ後の、睡魔が襲ってくるピークタイムだというのだからその気持ちはことさら強い。ああ駄目だまた欠伸が出る。誰にも見られていないという状況はどうにも気が抜けるのか、この時間帯の欠伸はすっかり癖になってしまった。

癖がつくと眠たくなくてもついつい出てしまうんだから困りものである。

(その点、あの人らは無縁だな)

現在進行形で豪快にグラウンドを走り回っているクラスメイトは、こんな悩み抱えなくて良いんだろうと考えると少し羨ましい。

「精が出ますなぁ」

 

そう今この4時間目、ジブンが在籍する3年D組は体育の授業真っ最中である。じりじりと照り付ける太陽の元で、グラウンドには騒がしい嬌声と土とシューズが混じり舞い上がった砂埃が形成されていた。まだまだ思春期成長真っ盛り、元気いっぱい中学生にとって座学に挟まる体育と言うのは砂漠のオアシスみたいなものである。…………校舎の壁に寄りかかり。つまんなそうにその様子を眺めるジブン以外は、だが。

「………………クソが」

「口悪いねーデッド」

「…げぇっミハル」

 

思わず悪態が漏れ落ちた時の事だった。背後の窓がガラリと開かれたかと思えば、そこから聞こえてきたのはこの数日ですっかり聞き慣れてしまった。

男にしては甲高いミハルの声だった。体操座りのままで斜め上を見上げれば、ニコニコといまいち掴みどころのない笑顔が目に映る。首が痛い。

「今授業時間だろ。サボりか?」

「やだな美術の授業で校内写生だよ。そっちこそサボり?」

「バカ言え。見学だよ見学」

見りゃ分かんだろと、デッドは仏頂面のままジャージの裾を引っ張ってみせた。しかしすぐにそっぽを向いてその表情は読めなくなる。

 

「…………体質が体質だかんな」

「…だからサッカーの試合も出れないって?」

「んなっ…………!」

噛み締める様に呟いたかと思えば、ミハルから帰って来たのは察しの良い問いかけだった。

思わぬ返しにデッドは目を丸くする。

「分かるよ。僕も似たような身体だからね」

ミハルは吸血鬼。その弱点太陽を避けるべく、幼い頃より日傘を差し酷い時には夜になるまで時をやり過ごし。白日のもと野原を駆け回ることすら許されない身体を産まれ持ったミハルは、デッドの体質に共感を示してみせた。

「ボールが当たったくらいで崩れちゃう身体じゃ満足に運動なんてできやしない、ましてや人との接触が多くなるサッカーなんて猶更ね。でもその選択に内心納得がいってないこともそれに加えて衝撃が伝わりにくいようわざわざ厚手のパーカーまで着て万が一にも友達を傷つけないようにクラス内で距離を置いてることぐらい僕にも分かるよ」

 

「いやもう全部言うじゃん!!!!!」

「え?ちょっと心の奥底見透かし過ぎてるな会って数日の理解度じゃないんよそれは」

己の心情に加え身に纏う衣服の意図すら見破られてしまってはたまったものではない。あまりにも理解の深すぎるミハルの言葉にデッドは驚きを隠し切れず大きく叫んだ。まあしかし初めは動揺したものの一分もすれば落ち着きを取り戻し。再び、地面に重たい腰を下ろしたデッドは先の発言について一つの誤りを指摘した。

「ま、まぁ大体ミハルの言う通りだけど。……一つだけ違うとこがあるよ」

「違うとこ?」

首を傾げて不思議そうな顔をするミハルに対し、デッドは振り向かずに静かな言葉を吐いた。

 

「ジブンの力は人を傷付けるような強いもんじゃない。…ただ身体が脆くてバラバラになるだけなんだからな。勝手に自分が傷ついて勝手に面倒な思い抱えるってだけだ」

「………………」

デッドの独白をミハルは黙って聞いていた。グラウンドで行われる体育の様子をその目に映してるだけのデッドにその表情は分からない。

だけど、とデッドは語気を強めて唸った。それが何かを圧し潰すような寂しい言葉にミハルの心には残った。

 

「だけど人から怖がられる力なんだ」

 

ゾンビ特有の、土くれの様に崩れ落ちるその身体。崩れて何があるわけではない。デッド本人には痛覚だってないし血も出ない。周囲の人間に危険があるはずも無く本当にただ身体が異常に脆いだけなのだ。……ただその肉体が。自身のその体質がデッドの心を苦しめるのには十分だった。

アンタに分かるか、という今にも消えゆきそうな。その弱々しい声はデッド本人の耳にしか入らなかった。

「親しかった友達に恐怖を向けられることがどんなに恐ろしいか」

「力の無いバケモンは人間に成れないんだ」

 

「……本当にサッカーが好きなんだなって。昨日の様子見てれば十分に分かるよ。ちょっと齧ってただけなんて嘘でしょ?」

昨日デッドから貸し出されたあのサッカーボール。そこに染み付いた土汚れはドブ川に落としたなんて汚らわしいことで出来るものでもなく、紛れもない努力の証だったのだ。何年使い続ければああも美しく汚れることが出来ようかとミハルは綺想した。

「……あぁ嘘だよ。大好きだ。幼稚園の頃からずっとずっと好きだったよ」

けっ、と悪態を吐くようにデッドは苦い顔をする。

 

「何の前触れも無かったんだ。小三までは膝も擦り剝けてたってのに、10歳の誕生日にいきなりこんな身体になった」

「…………そっか」

そこまで己の生い立ちを語ったところで、デッドは深く息を吐いて脱力。首を倒して何秒かの少ない時間、群青色の空を見上げたかと思えば勢いよく立ち上がり。体を回転させてミハルの目を見据えた。

 

「まぁだから……ありがとよ、友達になってくれて。お陰様であの体育館裏で駄弁ってる時間は楽しいよ。このゾンビボディを怖がるんじゃなく笑いものにしてくれたのはアンタらが初めてだ」

あそこは良いドクダミの匂いがして落ち着く、とデッドは微笑を浮かべて感謝を述べた。照れこそするがこうして友達になってくれた喜びを口にするのは初めてのことだった。それに対してミハルも笑顔で返した。

受け入れられぬ現実があったとしても、己を偽らずに好いた人の側に居れる幸福をデッドは持てたのだ。

 

「つーかずっと話しっぱで美術の授業大丈夫なのかよ」

「あ大丈夫大丈夫、見る?これ『考える友達』」

「アンタは銅像家かっ!!!!」

そうにこやかに笑うミハルにスケッチブックを見せられ、そこに写っていたのは見事なジブンの肖像画。

なんかもう鉛筆とは思えない程の立体的なデッサンにデッドは思わずそうツッコんでしまったのである。美術の成績はMAX5で間違いないだろう。

 

丁度その時明るいチャイムが授業終了を告げたのであった。

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