ダンジョンにハンターがいるのは間違っているだろうか 作:reel
昨日の夜、寝る前にですが1話の方を書き直ししてきました。
やはり、最初と今ではかなり書き方や伝わり方のズレがありましたので…
内容自体は変わりませんが、セリフの変更や改行などその他諸々変えてみたのです。
その時作者は気づきました…
主人公に気炎万丈って言わせて無くない…?と。
これに気づいたのですが…最初はちょこちょこ言わせるつもりが、実際書き始めて暫くするとあまり言う場面を考えられないと言いますか…
ある程度作者の中で主人公のイメージが固まってくると、このセリフは言いそうだな…言わなそうだな…という物が出来てきたのです。
ストーリーの中に違和感なく気炎万丈をぶち込むとなると中々イメージがつかなくてですね…
カムラの里出身のハンターはかなりの頻度で言ってるイメージがありましたので、口癖としましたが…
いつかどうにかします!(いっその事ベルくんの方が似合いそうなのですよね…気合い入れる時とかに)
その中で主人公の出来たイメージが、最初は元気っ娘だったのが、普段は冷静でありながら、人並み以上に感情の振れ幅が大きく、喜怒哀楽がハッキリと出た人物……と考えております。
あ、それともうひとつあります。
主人公は相手の実力を最初見て、可能な限り引き出した上で打ち倒す事を意識しております。
前回の場合、スキルを用いた戦闘よりも使わずに団長を圧倒すれば、アストレア・ファミリアのメンバー達に多大な影響を与える…と思った為あえて使わずに挑みました。
それでは…ご覧下さい…
前回のあらすじ〜
アストレア・ファミリアの団長、アリーゼと戦った主人公!
スキルやステイタスに頼らない純粋な技術で戦った主人公に対してアストレア・ファミリアはどう感じたのか…?
そして最後の攻防!あのシーンの説明を作者ができるのか…!?
それでは…第18話です。
アリーゼ視点↓
「次が最後よ!これで終わらせる!」
「では、私もそのつもりで行きましょう!」
私は剣を構え、先程のように炎の爆発を推進力として突撃し、居合の構えをとったリールに、剣を突き出し攻撃を放った。
「届けぇぇ!!!」
私の攻撃が当たる寸前、居合の構えをとっていたリールが抜刀、その刀の切っ先を私の剣先に合わせて受け止めた。
(なっ!突きの攻撃に対して突きで受止めた…!?)
そして剣を受け止めたリールは、刀をすぐさまはね上げ、私の右腕が打ち上がった。
「っ…!まだ終わってない!」
アリーゼははね上げられた右腕を炎の爆発によって無理やり戻し、右袈裟を放とうとしたが、いつの間にかに右手から左手に刀を持ち替えていたリールが、刀の柄頭を剣の柄頭に当て、アリーゼの右手から剣が弾かれた。
「えっ!?」
剣を弾かれた私はどうする事も出来ず、首元に刀が添えられた…
「私の勝ち…ですね」
〜
リュー視点↓
輝夜、ライラを連れて訓練場に向かった私達は、目の前の光景に驚きを隠せませんでした…
「アリーゼが…押されている…!?」
(ありえません!彼女はレベル1のはず…レベルの差は絶対。それが覆るなど…)
「団長が手を抜いてる訳じゃないんだよな…?」
ライラがそう呟くと、考え込んでいた輝夜が答えました。
「それどころかあのリールとやら、団長を弄んでいるぞ…
そら、スキルを使った団長の攻撃を一瞥もせずに受け止めている。
私も初見のあの団長は手こずったのだぞ…」
そう言った輝夜は、こちらの方を向いて問いかけてきました。
「リオン…あやつは本当にレベル1なのか?」
私は1度頷くと、口を開きました。
「…はい、間違いありません。
アストレア様も嘘だとは言いませんでした」
「そう…か。レベルの差は絶対…これが冒険者の常識だ。
だが…例外もいる。それがあやつなのだろう…」
そう言った輝夜の顔は、何かを考え込むような顔に見えました…
アリーゼが1度大きく離れ、炎の爆発を用いた突撃から刺突攻撃を放ちましたが…
「あの攻撃に対してどう対処するか…なっ!?」
「はぁ!あんなのありかよ!?」
アリーゼの攻撃に対して彼女は…同じ突きの攻撃で迎撃したのです。
そのまま彼女はアリーゼの武器を弾き、その首に刀を宛てがいました。
「輝夜、彼女は…最後何をしたのですか?」
「私も全て見えた訳では無いが…あくまで見えた物と予想だ。
居合の構えから抜刀した後、団長の突き攻撃に合わせて突きで受け止めた…
次にその受け止めた刀を剣に絡めてはね上げ、はね上げた右手の刀を左足で踏み込みながら左手に持ち替え、刀の柄頭をアリーゼの剣の柄頭に当てその手から弾いた。
弾いた後にすぐさま団長の首に宛がったのだろうが…
あれはステイタスによるものでは無い、純粋な技術によるものだ。
少なくともあやつと同じステイタスで出来る者は考えられない…」
そう言った輝夜に対して、ライラが言いました。
「なぁ…輝夜?同じことが出来るか?」
「無理に決まっているだろう、スキルを使っていないならともかく団長はスキルを使っていた…
最後も無理やり爆発の反動を使って攻撃しようとしたはずだ。
たが、それよりも早く、そしてなによりも上手い…普通では不可能だ…」
そう言った輝夜は1度考え込み…すぐに口を開きました。
「やはり確かめる必要がありそうだな…」
「輝夜、あなた何を…!?」
「安心しろリオン、貴様の考えるようなことはせんよ。
ただ…ひとつ聞きたいことが出来ただけだ」
そう言った輝夜は、試合を終えた2人の元に歩いて行ったのです。
〜
アリーゼ視点↓
試合を終えた私とリールは、二人で先程の試合を振り返っていたのだけれど…
「ねぇ…リール。あなたに聞きたいことがあるの」
「聞きたいこと…ですか?」
私は1度深呼吸して、口を開いた。
「あなたの正義は…一体何なの?」
すると、私の後ろから声が聞こえた。
「私も同じ質問を問うぞ。ロキ・ファミリアのリールとやら」
「か、輝夜!?いつから居たの…?」
「団長がスキルを使った時点からだな。ライラとリオンも見ていたぞ」
「おーっす団長〜こっぴどくやられてたな!」
「アリーゼ…」
「ライラ!リオン!いつの間に…」
(え、じゃあ皆私達の試合を見ていたの…!?)
私が頭を抱えていると、アストレア様が近づいて来た。
「アリーゼとリールが二人で盛り上がっている時に来ていたわよ。
それにしても…リール、あなたは私の想像以上だったわ…」
「そ、そうですかね…?」
「えぇ、本当に…あなた、スキルを1度も使わなかったわね?
そしてステイタスによる攻撃も最初の一撃のみ…
それ以降は純粋な技術によってアリーゼを打ち倒した。
これを予想以上と言わずしてなんと言うの?
ロキに本気で移籍の打診をしてみようかしら…?」
アストレア様がそう言ったので、私も声を上げた。
「アストレア様もそう思いますよね…ってそうじゃなくて!
リール、私のさっきの質問に答えてもらうわよ!
あなたの正義は…一体なんなの?」
「私の正義…ですか」
〜
リュー視点↓
「リール、私のさっきの質問に答えてもらうわよ!
あなたの正義は…一体なんなの?」
「私の正義…ですか」
アリーゼの答えに対し、彼女は少しの間考えるような仕草を見せました。
「私達、アストレア・ファミリアの皆は一人一人違った正義を持っているの。
あなたはアストレア・ファミリアのメンバーではないけれど…私達と共に戦うのなら、私はあなたの正義が知りたい」
アリーゼがそう言うと、考え込んでいた彼女は口を開きました。
「私の正義は理想を叶えること…でしょうか」
そう言った彼女に対して、私は口を開きました。
「リールさん、それはとても難しい事なのではないですか…?
私は…理想とはあくまで理想と思っています。
本当に叶えられるとは到底思えないのです…」
『正義』とは?
私は2年前の邪神エレボスに問われたあの言葉を思い出し、彼女に問いかけました。
「確かに、理想を叶えることはとても難しい事です。
それを叶える為、どんな苦労や困難が待ち受けているか…想像することさえ出来ないはずです」
「やはり、あなた程の強さを持つ人でもそう思うのですね…」
私は少し落胆してしまいました…彼女程の強さを持つ人ならばあるいは…と思ったからです。
「ですが…私にとって理想とは叶えるもの、と言うだけではありません。
理想とは、追い求め続け己が手で掴み取る物…掴み取れないのであれば諦めず、ひたむきに、手繰り寄せて掴み取るのです。私は、そう考えています」
彼女の言葉に私達は息を飲みました…そして、アストレア様が彼女に問いかけたのです。
「ねぇ、リール…その言葉は誰かから聞いたものなの?」
「いえ、アストレア様。私のこの言葉は、私自身が考えていることです。
そして…その理想を追いかけ続ける事をやめなかったからこそ、今の私があるのです。
そして…私はこことは異なる地にて英雄と呼ばれるに至りました。
確かに、とても大変な道のりでしたが…私は決して諦めること無く、やり遂げることが出来たのです。
勿論、私はまだ全てを成し遂げたとは考えていません…まだまだやり足りない事は沢山ありますからね!」
そう笑顔で言いきった彼女に、私は私の
彼女こそ、私が目指していた
アリーゼとリールさんの試合を終え、その後の話を終えた私達は数日後の闇派閥の掃討についての話し合いを行いました。
そして…話し合いを終え、ロキ・ファミリアに帰る彼女の背中に私は問いかけました。
「あ、あの!リールさん!」
こちらを向いた彼女は、私に問いかけてきました。
「リューさん?どうしました?」
そう問いかけた彼女に対して、私は意を決して口を開きました。
「実は…私もかつては理想を追い求めていたのです!
私なりの正義を見つけることは出来ましたが…理想への憧れは残っています!そんな1度諦めてしまった私にも…あなたのようになれますか…?」
私の言葉を聞いていた彼女は、私の目を見て微笑み、こう言ったのです。
「リューさん…先程私は理想は追い求める物、と言いましたね?」
「は、はい…」
「私もリューさんのように悩んだ時期がありました。
ですが、悩みに悩んた私は…こう思ったのです!
自分のやりたい事を思いっきりやれば、いつか
「そう、なのですね…私にも、諦めてしまった私にも…できるのですね…」
そう言った私に対して彼女は頷き、こう言いました。
「もしまた悩む事があれば、私に相談してくださいね?
私に出来ることであれば、お手伝いします!」
「はい、よろしく…お願いします…!」
歩き去っていった彼女…
「ありがとうございます…私は私の理想を追い続けて…いつかあなたのような…」
「あなたのような…どうした、リオン?まさかあのリールとやらに惚れたか?」
「か、輝夜!?違いますよ!?」
私は顔を真っ赤にしながら否定しました。
「リールに惚れたって…本当なの?リオン!」
「アリーゼも…違うと言っているではないですか!
彼女、リールさんは私の…理想の人と思っただけで…」
そう言った私の近くに、アストレア様が近づいてきました。
「リュー、あなたはあなたの
「はい、アストレア様…私は
彼女のように…誰よりも理想を追い求めるあの人のように…!」
後書きの作者です!!
おやぁ…?リューさんの様子が…?
そりゃあ理想を諦めてしまった(作者の見解)人に理想を追い求め続けて体現した存在が目の前に現れたら脳は焼かれますよねぇ…というお話です。
リューさんは確かに大抗争で正義は巡るというリューさんなりの正義は見つけることが出来ました。
ですが、理想と正義は両立することが難しいと作者は考えています。
理想を叶える、追い求める事は口で言う事は確かに簡単です。
ですが、正義を求めるとなると、線引きのようなものがあると考えています。
理想とは完璧、己が考えうる全てを叶えること…だと作者は考えていますが、実際それを成す事は非常に難しい事です。
ですが、目の前に己の理想を体現した存在が現れたら…?
かつて自分が思い描いた
嫉妬をするかもしれません。憧れるかもしれません。
ですが、そこから自分も同じようにやってみる!
とは中々ならないと思うのですよね…
勿論、これはあくまで作者の考えです。
人によっては考え方が違いますし、正義と理想を1括りにするのは間違いだ、という人もいるかと思います。
ですが、作者的にはリューさんには理想と正義を追い求め続けて欲しいのですよね…
作者はダンまちの中で1番好きなキャラは?と聞かれたらリューさんです。
そして理想と正義を追い求め続けるリューさんを見たベルくんは…?
色々と言いましたが…正直に言いますと、この話を入れた理由は、金髪、長髪、エルフのベルくんの好きな人の特徴三拍子が揃ったリューさんをくっ付けたかっただけでございます。(本音)
そのリューさんがめちゃくちゃ頑張ってる姿見たら…ベルくんの脳みそこんがり焼けますよねぇ…
それを実現するためにはあれをどうにかしないといけませんが…我らが主人公がどうにかしてくれるはずです!
ちなみにですが、作者のこの小説では百合の花は咲きません。お忘れなきよう…
暗黒期編から本編に行く際に、数年飛ばすのですが…その間のお話は(短編)いるのか…!?
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いりまぁぁす!!(緑髪の悪魔風)
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いりません!!(ハチミー大好きな馬風)
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そんな事よりはよリューさん出して下さい…