クソボケ谷八幡君 in よう実   作:結構暇なひと

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2年生編で本気でどうしようか考えてる事があります。パートナー筆記試験はまあいいとして、無人島サバイバル、やる理由ないよねっていう事です。


春休みその2

全員の引っ越し準備が完了しているのを確認して、帆波と一緒に部屋の申請に職員室へと行く事になった。ゾロゾロ人数多く付いて来てもらっても邪魔になるからという事でじゃんけんで決めた結果、帆波が勝ったからである。普通負けた奴が行くのでは?

 

 

「いやー、やっと念願叶ったって感じだよ。こつこつポイントを貯めてたかいがあったよー。」

 

 

「…帆波たちに全額出してもらうのに抵抗があり過ぎるんだが。」

 

 

「八幡くんにはいろんなものを貰ってるからね。…今回の試験だって、八幡くんが居なかったら最後の最後で負けてたかもしれないし。」

 

 

「…学力テストであればAクラスが勝ってたと思うけどな。」

 

 

実際、掻き回しただけだと思う。っていうか正直ちょっと綾小路が実力を隠すために手を抜いてくれる事を祈ってたくらいには望み薄だったぞ。

 

 

「…そうかもしれないけど、それでも嬉しかったんだよ。八幡くんが私たちと一緒の方向を向いて、一緒に戦ってくれてるのがさ。これまでずっと敵だったからね。」

 

 

「…そういやAクラスとは一度も味方になってなかったな。」

 

 

なんで強い奴ばっかり敵に回ってきたんですかね?体育祭で味方だったBクラスが弱いってわけじゃないけども。まあ、Aクラスに移籍したとてまた別の強い奴が敵になるんだけども。龍園って言うんですよ、その強敵。くだらない事考えてたら帆波が腕に抱き着いた。

 

 

「それに、八幡くんの格好良い所を傍で見たかったから。綾小路くんとの対決、すっごく格好良かったよ。」

 

 

「…おう。出来れば綾小路にはもっと手を抜いてもらいたかったけどな。」

 

 

「にゃはは、綾小路くんも凄く速かったからねー。皆ハラハラしながら見てたよ。」

 

 

「出来れば最後の種目の前に綾小路が居なくなってればベストだったんだろうけどな。まあ、何故か結果的にDクラスにとってそれがトラップになったんだが…。」

 

 

「八幡くんが出てくるなんて予想できるわけないからねー。勝利の立役者だし、有り難い名前だから八幡様ーって拝むべきかにゃ?」

 

 

「拝んだところでご利益無いぞ。今回の被害を考えたら厄は押し付けられるかもしれんが。」

 

 

「…度々拝むことになりそうだね。それはそれで拝み得だもん。」

 

 

帆波が逞しくなって何よりだ。この学校は他のクラスの奴を呪うくらいでちょうどいい。そんな会話をしつつ職員室に到着した。

 

 

「「失礼します。」」

 

 

職員室に入ると、何人かの先生が働いていた。春休みだというのに教師と言うのはやはりブラックなんだなって。そして俺は2度見された。

 

 

「1年Aクラスの一之瀬です。真嶋先生はいらっしゃいますか?」

 

 

帆波の声に作業をしている真嶋先生が顔を上げた。俺たちは真嶋先生のデスクに近寄った。

 

 

「一之瀬、比企谷。何か聞きたい事でもあるのか?」

 

 

「…少し相談がありまして。3人で話せる場所でお願いしたのですが。」

 

 

「分かった、指導室で話を聞こう。」

 

 

大っぴらに「部屋買います」という勇気は俺にはない。何せ先日4000万払ったばっかりだから、俺にポイントがあるわけがないのだ。誰が出したのか一発でバレるのは勘弁してもらいたい。クラス移籍の契約を引き受けてくれたのは真嶋先生なのだが。

 

 

指導室に入り、真嶋先生に促されたので用件を言う。

 

 

「…大きめの部屋に引っ越したいので売ってほしいのですが。」

 

 

俺の言葉に真嶋先生がびっくりしてる。そして睨まれてる。理由が分かるのが辛い。そら睨むよね。だって真嶋先生俺の残高ポイント知ってるもん。

 

 

「比企谷。お前…それは感心しないぞ。」

 

 

「はい、俺もそう思います。」

 

 

思わずそう返答してしまった。いい先生なんだろうなって分かる、諭すような言葉が辛い。しかし俺ももう後には引けないのだ。ここで引いたら5人一緒に職員室に来て契約させられる羽目になるかもしれないし。

 

 

「あの、真嶋先生。私たちから言い出した事なので問題はないです。」

 

 

「私、たち……?」

 

 

真嶋先生がさらに困惑なされている。Aクラスの担任をなさってるだけあってちゃんと生徒の話を聞いてくれるんですね。聞き逃してもらいたかった。

 

 

「………比企谷。」

 

 

「………はい。」

 

 

「…これが申請書だ、読み終わったらサインを書け。ポイントが支払われたのを確認次第、部屋の用意を始める。運んでもらいたい荷物は部屋の玄関に置いておくように。」

 

 

「あっ、はい。分かりました。」

 

 

スルーしてもらえるようだ。というかあんまり触れたくなさそうだった。職員室でこのやり取りをしなくて本当によかった。申請書に目を通し、サインをしてポイントを振り込んだ。

 

 

「…ポイントの支払いを確認した。今から部屋の用意がされるので、終わり次第連絡が行く事になっている。大体2時間程度で終わる予定だ。」

 

 

「はい、ありがとうございます。」

 

 

とりあえず申請は通った。

 

 

「…比企谷。節度ある行動を取るように。」

 

 

「はい、心がけます。」

 

 

でも俺から誘った事無い気がする。毎回求められたら応えてる。それがダメなのかもしれないけど断れる気はまるでしない。だって嬉しいし。

 

 

「それと…選抜種目試験では見事だった。期待してるぞ。」

 

 

「…恐縮です。」

 

 

お褒めの言葉を頂いたが、出来れば今回レベルの活躍はごくまれにしてほしい。どっちかと言うと俺は個人で強くなるよりよりクラス全体で強くなる方が好きだし。そのほうが楽だから。無暗に注目も浴びる事無いし。

 

 

これで用事は済んだので職員室を後にした。職員室を出る際に、坂上先生が俺の方を見てたので申し訳なさそうに会釈した。結構お世話になってたので心苦しい気持ちは俺にもあったので。

 

 

 

 

 

 

部屋に戻り3人に荷物を部屋の玄関に置いておく必要があると説明して運んできてもらった。予め纏めてあったのでそれほど時間もかからなかった。部屋でゆっくり待っていると、連絡が来たので鍵を受け取りに行き、元の部屋の3倍程の大きさの部屋へ移動した。

 

 

「結構広いですね。」

 

 

「そうね、ちょうどいいくらいの広さだわ。…どうせくっつくんだし。」

 

 

というかすでに有栖と真澄にくっつかれてる。

 

 

「お風呂も広いみたいだねー。一緒に入れそうだね!」

 

 

「そうですね、楽しみです!」

 

 

風呂場を見て来た帆波とひよりが楽しそうに言う。楽しそうなのは良いけど、俺を見ながら言うのは何でですかね。真嶋先生に節度ある行動を取れって言われてるんですけど。

 

 

「お風呂も…寝るときも…起きてからも、八幡と一緒…ふふっ。」

 

 

「真澄?節度は守ろうね?」

 

 

「……やだ。絶対に一緒に入る。」

 

 

横向いて拗ねてしまった。

 

 

「八幡くん、そんなご無体な事は言うものじゃありませんよ?せっかく一緒に暮らすのですし。」

 

 

「え?俺が間違ってるの?真嶋先生に注意されてるんだけど?」

 

 

「無視しましょう?先生が言う事がいつも正しいわけではありませんし。」

 

 

有栖が諭すようにそう言ってくる。流石にこれに関しては先生の方が正しいだろう。あまりにもニッコニコの有栖に対して言えないけど。

 

 

「節度を守ってたら八幡くんにくっつけないからね。守ってる場合じゃないよ。」

 

 

「先生のお言葉も大事ですが、それよりも八幡くんのお背中を洗って差し上げたりしたいですし。時にはルールを破る事も重要です。龍園くんから学びました。」

 

 

龍園そういう事でルール破ってないと思うよ。この後荷物が届いたのでそれぞれ使いやすいように整頓していった。

 

 

後、多数決を取るまでもなく同棲初日から女性陣の意見が採用される事になった。日替わりで寝る女の変わるクソ野郎にクラスチェンジしたとも言う。これがストッパーの居ない恐怖か…。




まあいいかの精神で投稿してます。
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