解説や説明が必要ですね!? それなら私にお任せください! この話は前話までにおける、
まず今回コユキが行き遭った怪異ですが、特に名前はありません! ただのどこにでもいてどこにもいないような「迷子の幽霊」です!
本来人に影響を及ぼすことなど不可能なほど微弱な、視えるか視えないかさえあやふやな状態です!
それは「幽霊を見た人の認識によって姿を変えられてしまう」程力が弱いと言い換えることもできるでしょう!
つまり初めから今回の語り手であるコユキの姿を取っていた訳では無く、「迷子の幽霊を幼い日の自分であると認識」した為に幽霊の姿が幼い日のコユキに成った、という訳ですね! 認識に引きずられて「ピントが合った」という事です!
認識が先か実体が先か、これはつまり「卵が先か鶏が先か」という有名なコロンブスの卵にも通ずる……
失礼、脱線しました!
次に迷子に行き会った理由ですが、これはズバリ「寂しさ」「帰る場所に帰りたくない」から派生する、「消極的な冒険心」です!
これもまた「変なものの一つでも見えれば帰宅を先延ばしに出来るのに」、そんな気持ちに「幽霊の側が引っ張られた結果」アネモネ学院跡に姿を現した、という訳です!
端的に表現するなら
「幽霊が居て欲しいと思ったから、最初からそこに居た!」
大雑把にはそう考えて頂いて問題ありません!
次に文中でコユキが抱いた違和感についてですが、これはもう箇条書きで行きましょう!
※明確に矛盾点として書いた記述
・幽霊のセリフに括弧が無い→極端に言えば幽霊のセリフは全て「迷子の子にこう言って欲しいと思ったコユキの一人芝居」の為
・「石一つない」の文→廃校のグラウンドに歩を妨げるものが何もないのは不自然
・タブレットを使いこなせない幽霊→「過去の自分であって欲しい」との認識がまだ無意識レベルの為コユキの似姿ではないので電子機器に強くない、幽霊の微弱な力ではコユキの電子暗号解読の再現までは不可能だったことのダブルパンチ
上記の点に気付けるかどうかの分岐点が「ユウカ先輩からの着信」であり、ここで電話を取っていれば(※元々は安価で電話を取るか切るかの選択肢があった)ユウカ先輩との会話をきっかけに違和感を言語化して矛盾に自力で気づき、今の自分の状態が正常ではないと察する、そういう形に分岐していく予定でした!
ちなみにこの場合はユウカ先輩が本当に自分を心配していたことを理解し、幽霊に行き遭った理由である「寂しさ」「帰る場所に帰りたくない」が解消されて幽霊が見えなくなる……
そして今回の背景を明確ではなくとも本能的な部分でコユキが何となく察して日が暮れる前にセミナーへ帰る、そんな感じになったかと思います!
ですが電話を切ってしまった為にその違和感を見つけるきっかけを失い、「認識に事実が寄っていく」幽霊の特性をコユキが無意識で後押しして、言ってしまえば自分を洗脳してますね!
そこからは過去の自分を象った幽霊と一人遊びを楽しんで、違和感には無意識ながらも自分を自分で洗脳して対処するという、歪さや気持ち悪さが出てればいいなと思ってました!
「─」で繋いで二人分の台詞が書かれている部分に関しては今回の頭から初めまではコユキの一人芝居でしたよ、のアンサー表現です! 上手く機能したかはさておき!
以上、ざっくりとですが前話の解説です!
他にも気になる点があれば感想欄にどうぞ! 説明させていただきますね! ちなみに前話と次話はダイレクトに繋がっています! そちらも読んで貰えるなら幸いです!
ご清読ありがとうございました!