マハトの呪霊体に転生してフリーレン世界をぶち壊す   作:ランニングダッシュ

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黄金千年北部決戦① 矛盾

 

ビシャアラの洞察力が凄いことがわかる回です

 


 

 

地獄の業火を出す魔法(ヴォルザンベル)

 

ビシャアラは防御魔法で防ぐ、

 

 

(いくら万物を黄金に変える魔法が通じないとはいえ

この魔力相手じゃフェルン、シュタルクじゃ正面きって相手にするにはまだキツイ、

 

不必要なリスクをとることはない

こいつの動機が本当なら唯一解除魔法を持ってる意味でも(フリーレン)を最優先に狙うはず)

 

 

破滅の雷を出す魔法(ジュドラジルム)

 

ビシャアラは魔力による身体強化で回避する

 

 

(最大魔力量はまだ私が上、こいつの呪いが通じず決め手がない以上 順当にいけば私が勝つ、

あえて魔力を制限した状態で小規模攻撃を放ち、油断を誘い人を殺す魔法(ゾルトラーク)で仕留める!)

 

 

フリーレンが勝ち筋を思考してる時、

 

「もういい」 「?」

 

突然ビシャアラの発言に戸惑う。

 

 

「今ので確信したよ、

お前いつまで魔力を制限した状態(・・・・・・・・・)で戦ってる?」

 

「!!?」

 

フリーレンは驚く、

 

 

 

 

 

(まさかフリーレン様の魔力制限が見破られた?魔力による揺らぎはないはず、まして魔族がどうして、)

 

魔法使いであるフェルンはこの発言に多少動揺してる。

 

 

幼少期から長く共にした分、フリーレンの魔力制限の精度は誰よりも知っている、まして今、今相対したばかりの魔族に短時間で見破られた

 

 

「何を言っている?」

 

「惚けてるふりだろうがそこの紫髪の魔法使い(フェルン)が焦りの顔を見せてるぞ、当人の魔力制限だけじゃなく惚けたフリも練習しとくべきだったな。」

 

 

誤魔化しきれないと悟ったフリーレンは問答を変えた

「...どうしてわかった?」   

 

 

(ヴァイゼでのマハトの記憶・・いや魔力を解放したのはソリテール戦のみ、

記憶から魔力制限を見破るのは不可能のはず、一体どうやって?)

 

 

 

「根拠は三つ、

 

・エルフとしての寿命、

・伝承との乖離、

・魔力の揺らぎのなさ、

 

 

 

まずお前はエルフだ、エルフなら数百年、いや下手すれば数千年生きていてもおかしくないはず、

なのに今のお前からはせいぜい

"熟練の人間の魔法使い"程度しか感じない、

種族としての寿命を考えると魔力が少なすぎる。」

 

 

「エルフが全員が全員魔法使いじゃない、魔力が少ないエルフも普通にいる」

 

フリーレンが反論すると

 

 

「二つ目は伝承との乖離、

 

 

お前は80年前魔王を討伐した勇者一行の魔法使いだ、その逸話を伝える伝記や伝承は大陸中に広がっている

今のお前の魔力じゃその逸話に出てくる"葬送のフリーレン"と同一人物とは思えない、

魔王と勇者(ヒンメル)との戦いで足手纏いにならない技量・・・

 

どう少なく見積もっても大魔族相手に単独でも勝てる実力がなきゃおかしい、」

 

「・・・・・」

 

「あまりに魔力が少なすぎて、最初見た時、偽物かなんかと思ったぐらいだ。」

 

 

「!!?」ここでフェルンはあることに気づく、

「どうした、フェルン?」

 

(まさか最初に会った時"随分と小さい"と言ったのは外見じゃなくて、魔力の方!?)

 

 

会って最初の会話を思い出していた

フリーレンの魔力を見て、"小さい"と言っていた

という事はすでにあの時点でフリーレンの力量に目星をつけていたことになる

 

「・・・・」

 

 

フェルンは冷や汗をかいていた、魔力を制限した状態で相手と戦い、油断を誘う、これはフリーレンから教わった基本戦術だ

 

だからこそ魔力でしか相手を見ない魔族相手に"基本戦術"が通用しないことに驚きを隠せない

 

 

 

「三つ目は魔力揺らぎのなさ、

 

 

これは使い手の精神状態や技の性質によっても異なるから一概には言えないが、

炎や雷といった攻撃特性の強い魔法を放つのに対し、魔力の揺らぎ、ブレ、乱れが"全くない"

魔力は自分の生命力、故に術者の精神状態とも直結している、

攻撃力の強い魔法を使ってるのに、魔力の"揺らぎ"がない、

 

魔族に強い殺意や憎しみを抱いてるなら尚更だ。」

 

 

ごもっともな指摘にフリーレンは反論できないでいた

 

 

(確かに魔力は感情や精神によって大きく作用される

感情の昂りで威力が上がることもあれば、

精神が揺さぶられて本来の力を出しきれないこともある、

 

言われてみれば当然の指摘だ。)

 

 

「例えるなら激しく流れ出る激流を無理矢理(むりやり)清流のような川に見せかけてるような・・・そんな感じだ。」

 

 

「まぁ矛盾点や違和感は他にもあったが大きな根拠はこの三つかな」

 

 

「数々の逸話や伝説・・・紫髪の魔法使いの魔力制限度合いから逆算して

おそらくお前の全力は今の10倍ほどの魔力があると見た

 

 

・・・違うか?」

 

 

(まさかここまで正確にフリーレン様の力量を推し量るなんて・・・)

 

 

(10倍って具体的な数字はアニメで見てわかったんだがな

まぁどの道精孔の開き具合や目の前の判断材料(フェルン)で大まかな目安はついていたが、、、)

 

 

「この程度、事前情報と魔力の少なさを照らし合わせて少し考えれば誰だってすぐわかる、まぁ脳が魔力でできてる魔族にはその"少し考える"ができないが、」

 

 

「・・今まで人間の魔法使いに魔力の少なさに違和感を持たれたことは何度かあったけど、初見で魔族相手にそこまで正確に力量を見破られたのは魔王以来だ」

 

 

「あっそ、それでお前はヒンメルに怒りが湧かないのか?」

 

 

 

「ハァ??」

 


 

 

 

 

「表面的な魔力の流れは全くといっていいほど違和感がない、

それを常時かつ戦闘中に並行しながら制限するには

百年、二百年以上に血を滲む研鑽をしたはずだ。」

 

「だから?」

 

「それを見抜かれた、勇者ヒンメルが残した伝説のせいで、」

 

「ヒンメルが後世に情報を残す真似さえしなければここまでの正確さで見抜くのは不可能だった...

 

 

つまり・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

———勇者ヒンメルはお前の足を引っ張っている。」

 

 

「あんなむざむざ逸話やら伝説やらを残して、

あれじゃあ力量を推測してくださいといってるようなものだ。」

 

 

「いい加減にしろ、」

 

「情報戦だって戦いの一部だ、魔力制限だけで隠してるつもりだったのか?」

 

 

「おまけにわざわざ彫像なんか残して、あれじゃあ後世にお前の姿がバレバレだ、長寿としての利点を捨てるようなものだ。」

 

 

「お前、本当にいい加減にしろ、」

 

 

 

「彫像を残したことによる今後のリスクを考えなかったのか?

魔力制限の研鑽を無視してわざわざ情報を残して、

 

ヒンメルってやつは仲間の努力ことを考えない自己中心的なやつだったんだな」

 

 

「いい加減に口を閉じろ、」

 

 

「お前を変えた百分の一(皆との冒険)

残りの百分の九十九以上の血の滲む努力を全て無に返したんだ。」

 

 

 

 

「お前、いい加減に口を閉じろ、次ヒンメルのこと喋ったら殺す」

 

 

「全く、せっかくひとが忠告してやったのに・・・

怒りの矛先を間違えてるぞ、俺じゃなくてヒンメルに怒るべきじゃないか?」

 

 

「・・・例え情報が漏れようが手の内が知られようが、ヒンメルは怒りに身を任せたり、臆するような姿勢は一切見せない、

 

なぜなら勇者一行のリーダーで、仲間に優秀な僧侶(ハイター)戦士(アイゼン)がいて・・・

 

 

 

 

千年以上生きた魔法使いがいるからだ。」

 

 

 

「いざという時は年齢でしか見栄(プライド)が張れないのか?

率いた勇者(ヒンメル)の程度が知れるな。」

 

 

ズン!!!

 

魔力を全開放し、攻撃しようとした時、

 

 

 

「落ち着いてくださいフリーレン様!、見え透いた挑発です。」

「あんな奴の口車に乗るなんてお前らくないぞ、フリーレン!」

 

フリーレンの肩を二人の手が止まる

 

 

「・・・助かったよ、ありがとう二人共、」

 

 

「チッ!(あのまま挑発に乗ってくれればカウンターで仕留めたんだが...)」

「挑発でも言ってること自体は本当の事なんだがな•••」

 

 

 

「スーーッ・・・フゥーー・・・」

 

フリーレンは心を落ち着かせる為、深呼吸した

 

 

「・・・・・ビシャアラ、確かに魔力制限を見切った時点でお前がマハトとは違うことは認めてやる、

だがどこまで行こうとお前は魔族だ、化け物だ、

 

・・・容赦なく殺す。」

 

 

「そうでこなくちゃ手応えがない、ようやく本領を出してくれるか、」

「コイツは殺す、三人がかりで確実に、

 

・・・行くよ。」

 

「はいっ」 「あぁ!」

 

 


 

 

他に感じた違和感・矛盾

 

・フェルンやシュタルクに一切指示を出さず、一人でか戦ってる

相手が格下なら数の差で埋めようとするはず、

パーティーで戦っていたのなら数的有利や連携の重要性はわかってるはず

一人で勝てる力があるということになる

 

・アウラが討たれたこと

アウラの服従の天秤の性質上、アウラより魔力がなきゃ勝てない

つまりアウラ以上の魔力があることになる

実力を隠すなら自分の戦闘の痕跡を消すべきだった

 

・表情

「全力!」や「フルパワー!」って感じがしない

涼しい顔で戦ってる、どこか力を隠してる

 

 

〜程度が知れるな の部分はクラピカのセリフのオマージュです。

 

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