マハトの呪霊体に転生してフリーレン世界をぶち壊す 作:ランニングダッシュ
描きたい描写がたくさんあって、文字数多くなった•••
多分読んでる人にとっては
不快に感じる人もいると思うので
もしそうなったら読み飛ばすことをおすすめします
(•••ハァ••ハァ、二人ともやられたのか•••)
大岩黄壁によって分断された後•••黄金にされてない場所で魔力を消し、隠れていた。
フェルンは腹部を殴打されて意識不明、シュタルクは内臓に走った衝撃波により内臓中はぐちゃぐちゃになり、膝をつき、口から吐血している。
(やっぱり、無理矢理にでも助けに入るべきだったか?でもマハトの魔力感知は黄金一帯に及んでいた。
奴もそれと同じなら、こっちから黄金に足を踏み入れば、感知される•••せっかく得た奇襲の好機を簡単に逃せない•••!)
(それに防御魔法が黄金で強化できる術がある以上、
せめてそれを突破できる方法を探してからでないと有効打にならない•••)
「さてこれであと一人—-」
「魔力を消してるな?"絶"で隠れて奇襲の隙を窺ってるって所か•••」
(とりあえずビシャアラは私を探しているはず•••一旦奴が二人から離れるのを待った方が•••)
「——それで隠れているつもりだったのか?
フリーレン?」
「?!」
「
ビシャアラは黄金圏外で魔力を消して潜伏しているフリーレンに一直線に向かう
(まっすぐこっちに向かってくる•••場所がバレてる•••!)
潜伏が無駄と気づき、近づかれる前にフリーレンから姿を現した
「なんで場所がわかった?」
「•••俺の術式によって変化された金には俺の呪力の残穢が込められてる、つまり呪力の物理感知•••
つまり"円"の機能を備わってる、*1故に黄金に足を
踏み入れたり、粉塵にかかっていれば、呪力、魔力無しな奴でも場所がわかるってことだ」
(物理感知、粉塵、•••あの時の攻防か•••!
それでヴァイゼでマハトに潜伏が通じなかったのか、
シュタルクの攻撃が防がれたのはおそらくこれで感知していたからか、)
(やはり蝶飾りの女を最初に倒したのは正解だったな、
あの女がゼーリエの特権でもらった"服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法"を使われたら黄金の粉塵を
「しかし薄情なやつだな、あそこの二人がボコられてるのに助けようとはしなかったのか?」
「•••黄金卿一帯に精密な魔力感知を行えることは
ヴァイゼの経験でわかっていた。助けようとしても防がれる可能性が高い。
私が体勢を立て直した時にはフェルンがやられていた、あのまま攻撃してたら巻き添えを喰らっていた。」
「それにお前は私を執拗に狙っていたけど、フェルンとシュタルクには逃がそうとしていた、
二人を殺すことに頓着がない。私が生きているなら二人を殺すより私を狙うことを優先すると考えた。」
「もし俺が二人を殺そうとしたら?」
「その時は全てをかなぐり捨ててでも助け出して、
お前を殺してた。」
「"助け出して" ね、どうやら
「当たり前でしょ、このまま見捨てたらアイゼンや
死んだハイターに
「例え、それで自分が死んだとしても?」
「ヒンメルならそうしたってことだよ」
「•••そうか」
(思ったとおりだ•••
あくまで可能性の話だがフリーレンが極限まで
追い詰めれば二人を見捨て逃走に入ることも
一応、あり得た。
だから最初にヒンメルを執拗に煽った。
その結果フリーレンは二人を置いて逃げるだろうか•••答えはノーだ、
なぜなら"ヒンメルならそうしない"からだ、
こいつの行動原理にヒンメルが与えた影響は著しく
大きい、もしこいつが仲間を見捨てて逃げれば、
それは、ヒンメルと共に旅をした10年間を自ら否定
することになる•••!!)
「•••ならどうやって助け出すつもりだ?」
「こうする。」
フリーレンは解除魔法を広範囲にかける
(ビシャアラは私に攻撃する前、辺り一帯を黄金にしていた。地の利を得た上で戦いに挑んだ、
ということはそれがなければ自分から仕掛けに来ないはず、その状況なら二人を連れてここから離れることぐらいはできる•••!)
「•••地の利を潰す気か、」
辺りの黄金が少しずつ解かれる
(•••いける!)
だがフリーレンはその時、気づかなかった
——-その勝算が張りぼてだったことに
(なんだ?、これ、何が起きている?)
(どうして解除した場所から並行するように
解除したはずの場所からまた地面が黄金に変わってる
いくら剥がしても黄金の層があるかのように
「•••何が起きているんだ?」
「術式の時間差発動」
「??」
「フリーレン、まずお前は疑問に思わなかったのか?
"どうして位置がバレてるはずなのに攻撃しなかったんだろう"、と」
「その答えがこれだ。」
「どういうことだ?」
「お前がそこに隠れているとわかった時から、俺は遠隔で何重にも"開金"を仕掛け、それを時間差で発動したのさ、」
「何重で時間差?あらかじめ複数仕込んでいたってこと?」
「そのとおり、
「そしてお前が解除したのと並行して仕込んだ
"開金"を使う、そうすることで、一見解除できたように見えてもまた黄金になるということだ。」
ビシャアラが言っているのは術式マーキングと時間差発動、あらかじめマーキングした対象の内側から術式を発動した。
八十八橋の呪霊やフリュー2級魔法使いの時と同じ
原理である*2
今回の場合は開金をフリーレンが隠れていた場所に何重にも仕込みそれをフリーレンの解除に合わせて時間差で発動したのだ。
「解除された場所にまた開金を通用できることは初手で蝶飾りの女にかけて実証済み。
もしお前が呪力を認識できていたら気づけたんだろうが、まぁ何も見えないお前には効果抜群だったようだ」
(まさか、会ってすぐフェルンに
この戦法を使えるか、確かめるため?)
「じゃあ、辺り一帯を防護魔法で持続的に黄金にできないようにする?
無理だな、効果を維持できる防護魔法と解除魔法を使い分けてるのがその証拠、防護魔法を人にしか使ってない以上、広範囲の展開はできないんだろ?。」
「それなら、ずっと解除魔法をかけ続ける?
負けるな、俺は生得術式として生まれた時には使え、非術師、無機物に関しては呪力効率は著しく高い、呪力の消費も自己補完の範疇だ。
ニュートラルな開金だけなら100時間でもぶっ通しで発動できる。
対してお前はどうだ?右腕を黄金にされた100年とマハトの100年の記憶、そして2ヶ月の分析期間でようやく編み出した物、術式効率に雲泥の差があることは明らかだ、お前が先に押し負ける。」
「俺が操金羅片に
(こっちの考えが、見透かされてる•••)
「俺の術式効果は解除できても俺の呪力自体は無力化できない」
「フリーレン、お前は"どんな魔法にも必ず欠点と弱点が存在する"と言ったが•••••
———
「••••ッッ!!」
「解除魔法を編み出し、
(確かに•••私はこいつの"呪い"に対しての認識があまりにも浅すぎた•••、)
「さぁこれでどうやって
(地の利を潰すのは不可能•••解除魔法でダメならもうこっちに手立ては•••)
「バカな女だ、自身に解除魔法をかけ、あの二人を囮として使えば、まだ自分一人なら逃げられたかもしれないのに、」
「なぜそうしなかった?、600年前、マハトから逃げ出したのが、ヴァイゼでの戦いで、攻略の糸口になったんだろ?」
「確かに1世紀前の自分ならそうしたかもしれない•••
私は自分の命を最優先に行動してたから、
でもヒンメルは私達と共にした10年間、一切そんな行動をとらなかった。」
「なぜかと理由を問いたね、さっきも言った通り
ヒンメルならそうしたからだ。
ヒンメルは仲間を置いて
逃げるようなことは絶対しない。」
「“仲間“•••ねぇ•••“足手まとい“の間違いじゃなくて?」
「はぁ?」
「だってそうだろ?二人が倒れて動けないせいでお前は逃げられない、明らかに足を引っ張ってる、どう考えても“足手まとい“だろ?」
「•••何が言いたい?」
「剣術、近接、回復、魔法、役割や方向性は違えど、皆、お前と同等な技量を持っていたから勇者一行は
“仲間“として成立したんだ、あっちにいる二人はどう考えても違うだろ。」
「お前より攻撃速度が速い蝶飾りの女はまだともかく、斧使いの方は師に勝るものが一つもない、完全にアイゼンの劣化版だ。あんなの、守ろうとすればお前の負担が増えるだけだ。」
「あいつらに散々逃げるように言ったのは“荷物“抱えてのハンデありのお前を殺してもなんの意味もないからだ。」
「あいつらを人質にとってお前の動きを封じることだってできたんだぞ、」
「よかったな、ヴァイゼでは二人とも黄金になって、殺される心配がないから見捨てる考えに至らずに済んだんだから、」
「•••“足手まとい“だと見捨てなきゃダメなの?」
「•••状況と場合によってはな、」
「ある“最強“の話をしようか•••」
「そいつは
「
「結果、その後、周りで大量殺戮が起きたり、国全体を巻き込んだ“殺し合い“が始まったり、教え子が“呪いの王“に乗っ取られてたり、人類との超重複同化が起きかけたりもした。」
「結果的に言えばあそこで“最強“が全力を出せば被害は最小限に終わったんだ。」
「もしお前が足手まといのために行動を躊躇し、その結果、周りの人間やさらなる被害を被ったとしても“助ける“というのか?」
「•••••助けるよ。」
「•••ハァッ?」
「私とヒンメルが初めて会った時、ヒンメルは私の魔力制限を正確に見切ったわけじゃなかった、ハイターにいたっては、“まぁまぁ“って言われたよ。」
「それでもヒンメルは私をパーティーに入れてくれた、力量を正確に見極めた訳でもないのに、足手まといになるかもしれなかったのに、」
「•••だから助けるよ、たとえそのせいで被害が広がったとしても、それも止める。」
「私達は、それで10年間の旅を続けて、魔王を倒したんだ。」
「•••••••なんだよ、その綺麗事
——反吐が出る」
(•••なんだ?、ビシャアラの表情が•••)
「•••鬼との戦いで無惨を倒すまでに柱は7人死んだっていうのに」
「•••緑谷はAFOとの戦いで個性を無くしたっていうのに」
(•••なんだ、こいつ、何をぶつぶついっている?)
「•••渋谷駅でナナミンが死んで宿儺戦では五条悟や脹相も死んだっていうのに」
「•••なのにお前らは魔王倒して、全員五体満足でめでたしめでたし•••?」
「•••ふざけるなよ、だとしたらあいつらの苦しみや苦悩はなんだったんだよ。」
「そんなことあってはいけないだ•••」
「あってはいけないんだ——!!!」
いきなり表情を変えた、激昂したビシャアラに対し、フリーレンは驚く
(なんだ、こいつ? いきなり大声を•••)
「もういいッ!、死ね!、お前の10年が無になるくらい、無惨にな!!」
「操金羅片!」
(•••また周囲に黄金を•••)
(また人を殺す魔法を付与されたら•••)
「
周囲の黄金を雷で振り払う
「•••それで凌いだつもりか?」
(•••いつの間に上に?!)
魔法使いは原則“呪力“を認識できない
人類では解明できないのも、原理も解除方法も不明
防御魔法も通じないのは大概これに由来する
呪力の残穢を感じない魔法使いからみれば万金呪法で変化した黄金はただの金の塊としか認識されない
故に“呪力“という認識できない力が魔力探知に誤差を生じることがある
その原理を利用してビシャアラは黄金の欠片を
として使い、直前まで気づかずに頭上に接近した
(まずい•••!)
「
「バァァン!!」
「チッ•••外したか、だが•••」
(助かった•••魔法の炎を推進力にしてなんとか回避できた•••)
(いや•••そんなことより•••)
(奴の打撃の際に生じた
フリーレンは“呪力“を認識できない だが••••
(今の衝撃だけで周囲の欠片が全て吹っ飛んだ•••!!
今までのと比べものにならない威力!!、食らったら確実に死んでた•••!!)
(それに•••ビシャアラに生じた変化はなんだ?!
“呪い“を感じ取れない私でも
(こいつはさっきの一撃で恐ろしく強くなってる!!)
本能で理解させられた、“呪い“の本領、その真髄を
「“明らかに雰囲気が違う“そう思っただろ、」
「フリーレン•••今まで呪いを扱う魔族や魔物に
"これ“を決めたやつがいたか?」
「いいや•••一匹も、」
「じゃあ、驚くのも無理ないよな、」
「俺は今まで口に入れたことない出汁や食材をなんとなく鍋に入れて煮込んでいるような状態だった。
だが『黒閃』を得て
“呪力“という“食材“の味を
“術式“という“出汁“の旨みを、
今、初めて理解した。」
「お前が俺を怒らせたせいか?、それともただの
偶然?」
「いや•••どうでもいい、」
「感謝するよ、フリーレン•••おかげで圧倒的実力差でお前をズタズタに殺せるんだから。」
「さっきから何を言って•••?」
「“こいつ“を発動できる確率は修行じゃ4分1だったがな•••」
「黒閃を決まった今なら、話は別だ。」
ガシャガシャガシャ••••ガシャン!!
「•••閉じ込めた?」
黄金の欠片が2人を覆うように天蓋を形成する
「まだ未完成だから、結界の外郭、“皿“としてはこう使わせてもらう」
「“味“と“旨み“を理解した今、こうして“料理“は完成する!!」
(手の指で形を結んでる•••?)
呪いの戦い、呪術戦
それは、呪術戦の極地
圧倒的強者のみが
創造せし術式世界
「
「無知の
魅せてやるよ。」
Q
ビシャアラの持っている刀はどうしたんですか?
A
人間の町の跡地の武器屋を散策し、そこで刀を見つけ、黄金にして使ってます。