マハトの呪霊体に転生してフリーレン世界をぶち壊す   作:ランニングダッシュ

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黄金千年北部決戦⑤ 領域展開

 

 

 

ビシャアラによる領域や使い所、

金由来の特性に焦点を当てた戦い方に注目です

 

 


 

 

 

  領域展開 ——黄金(おうごん)()(とう)殿(でん)

 

 

 

(なに•••これ•••空間が全て金色に•••?!)

 

「チッ•••殺風景だな、まぁ、未完成の領域じゃ

こんなもんか、

それでもお前を殺すには充分な舞台だ。」

 

 

「いったい、何をした?」

 

 

「“領域展開“

術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する、

利点としては環境要因による基本能力(ステータス)上昇

そして•••何より最大の利点

 

領域内に付与された術式は“絶対“当たる」

 

 

「と言っても今回の場合は、黄金の欠片を周囲に固め、その空間をそのまま領域の外郭として転用した未完成のやつだから、必中効果までは付与されてないがな、」

 

 

「その未完成の領域とやらで私を倒す気?」

 

 

「•••自分の足の指を見てみろよ、」

「?」

 

 

 

(•••ッ!、私の体の足の指部分が金に••!

それに所々、体の端々が黄金になり始めてる!

どうして?、防護魔法は確かにかけたはず!?)

 

 

「お前の防護魔法の効果もより濃い領域で中和してしまえば俺の技も当たる。“最強“の術式ですら突破できるんだ。」

 

 

(落ちつけ•••!動揺するな、解除魔法を上乗せして、奴の呪いの効果を無力化する、)

 

 

フリーレンは自身の体に解除魔法をかけ、

黄金を元に戻す

 

「防護魔法に解除魔法を上乗せして、凌いだか•••

だが、どうする?領域内にいる以上黄金にならないよう、常時解除魔法を発動しなければならない•••

その状態で満足に攻撃魔法の容量(リソース)を割けれるのか?」

 

「もう、お前に勝機はない」

 

 

「まだ勝負が決まったわけでもないのにもう勝った気でいるの?」

 

「•••まだ自分の置かれてる状況を理解できてないようだな、」

 

 

ズキッ

 

 

 

 

「•••ガブッ?、ウッ、ガァァ、••ガハァ!?」

 

 

 

フリーレンがいきなり吐血し、体勢を崩す

 

(体が•••痛いっ!、何が起きたんだ?、まるで内側から(えぐ)られてるような•••ッ)

 

 

「領域による利点、これは個人差にもよるが•••付与された術式の解釈の拡大と拡張だ。」

 

「拡大?•••拡張?」

 

 

「さっき、“生得術式(万金呪法)が込められてるものは体の一部含め自由に解除でき、元の物質の範囲内なら自由に形状変化ができる“と言ったよな?」

 

「この領域内では、“体の一部“と“形状変化“の解釈が拡張し、領域全体に適合する。」

 

「この領域内の()()()()()()全てが俺の黄金であり、形状変化も三態に応じて変化できる!」

 

 

「気体•••、ッまさか!」

 

「そう、お前が急に吐血した理由は呼吸した際に取り込んだ、気体状の黄金が内部から体を破壊したからさ、」

 

「なぜ俺がわざわざ領域の説明や黄金化した体に注意を逸らしたと思う?

内部に侵入した黄金が体を傷つけるために時間を稼いでいたからだ。」

 

 

(こいつが解除魔法を使える以上、黄金の欠片で作った外郭を時間をかければ突破される可能性もあったからな•••)

 

 

「いや•••、だとしても、「"解除魔法をかけているなら体の中にある黄金も解除されるはず"だと言いたいのか?残念だったな、

少しややこしいがこれは"周りの物質を変化させた黄金"ではなく"生得領域で具現化した黄金"なんだ、だから簡易領域で必中効果を中和しても、解除魔法をかけても回避できる訳でも、無に還ることもない。」*1

 

 

 

(領域展開後は術式の使用は困難になる、もし黄金操作ができない状態で蝶飾りの女と斧使いに奇襲を受けたら、少なからず手傷を負われた可能性があった

 

お前は二人を逃す際、罠だと言って止めてたが、もしそいつらが後衛として潜んでいたら、たとえ黒閃を決めれたとしても領域を躊躇していた、

 

宿儺戦では最初から総動員せず、五条悟一人で戦うことで、後詰めを警戒させて、“竈“の手の内を温存させた、例え五条悟が負けたしても無量空処と脳の破壊再生の後遺症、茈のダメージ、反転術式の鈍化、領域封じ、それらがあったからこそ日車、虎杖、真希、乙骨の後詰めが効いた

 

だがお前は戦士としての前衛や魔法使いとしての役割に固執し、その戦法を行わなかった。

 

フリーレン•••お前はヒンメルとの旅でパーティーとしての戦い方に囚われてしまったが故、(おのれ)の判断で自らの勝率を下げてしまったんだ!)

 

 

「お前が“一人で“この領域に取り込まれた時点で勝負は決まっていた。」

 

「もう勝った気じゃない、“もう勝ってる“んだよ。」

 

 

グニョン、  ヌニャーッ   ビキッ

 

(周りの金が液状化して、周囲の壁を覆ってる?)

 

 

「領域内部の金を使い、外郭の欠片を補強した、逃げ道はない。 」

 

「後は操金羅片でお前の内臓を破壊してから、魔力が操作できなくなった時に黄殺塵翔でトドメを刺してやろう。」

 

 

 

「じゃあな、葬送

 

俺のいない時代に魔王を倒しただけの

 

 

 

 

 

 

     ————凡夫(ぼんぷ)

 

「操金羅片」

 

 

 

 

「バチッバチッバチッ!!!」

 

 

フリーレンの体の中から紫色の稲妻が放出する

破滅の雷を放つ魔法(ジュドラジルム)

「•••?!」

 

 

「何をやって•••?」

 

「•••確信を持ったのは2回目だった、

最初炎の攻撃は防御魔法で防いだのに、雷の魔法は避けた、そしてこの空間に取り込まれる前に操った黄金は破滅の雷を放つ魔法を喰らったら動かなくなった。

 

前、雷撃系の魔法を戦士の武器に纏わせて戦わせたパーティーがあったんだ、金属って電気を通すんでしょ、なら理論上この方法はいけると思ったんだ。」

 

「電気•••金属•••まさか•••!」

 

 

(•••フリーレンの体内で操金羅片を発動できない⁉︎)

 

 

万金呪法で変化した黄金は縛りでの不壊、不変の性質を除けば実物の金と同じ性質をもつ

 

金は金属の中で電気伝導率が銀、銅に次ぐ75.8

半導体のコーティングや電子機器での基盤のコネクター、接点部分でのメッキにも使われる

 

その性質故に他者の魔力による性質変化で生み出した電気は通電し、遠隔操作を阻害させた。*2

 

 

 

 

フリーレンの狙いは正しかった

 

今のこの状況下においてビシャアラは

 

フリーレンの体内における黄金操作が

 

不可能となった!!  

 

 

 

(いや•••理屈はわかる!

確かに金属だから電撃流して

無力化しようって発想になるのはわかる!

だとしても•••、

それを自分の体でやるか普通?!、

電撃を流して内臓や筋肉が無事で済むわけがない!

 

呪力性質が電気と同じ鹿紫雲や幼少期の時から拷問の訓練をしたキルアはともかく、こいつの場合は適性がないのに性質変化で電撃を生み出してんだぞ!?。

 

まだ隙を晒す覚悟でも領域外の脱出を図った方がまだマシな選択だ!)

 

 

「お前•••正気か?、まさかその状態で戦うつもりじゃないよな?」

 

「•••ゥ••ハァ•••だから?」

 

 

「領域中に気体状の黄金が散布している、 

ここにいる以上、お前が体の中の黄金の動きを止めるには電撃を常時発動しなければならない!

防護、解除、電撃で

攻撃に割く容量や魔力があるのか?

 

それ以上に体に電気なんて流したら、皮膚や内臓、

神経伝達にまで影響をきたす!

そんな状態でまともに戦えるのか?歩けるのか?

無理だ!!!、このまま戦ったら、

どう考えても先にお前が限界にくる!」

 

 

 

「いっただろ?、この領域に取り込まれた時点で勝負は決まっていた、と!」

 

 

「お前のやってることは所詮ただの悪あがき!、

敗北までの時間を無駄に引き延ばしてるだけだぞ!」

 

 

「なぜ、わざわざそんな真似をする?、敗北が確定している中でなぜ抗う?」

 

 

 

「•••不死なるベーゼでの戦いの際、

私達は4人揃って、結界魔法に閉じ込められた。

私はその時、

私達の冒険はここで終わりだと諦めていた。

 

ダイヤモンドを握り潰せないように、

私にはそれを打ち砕くイメージができなかった。

 

けどヒンメルは諦めなかった。

“この世に不可能はない“ってその剣を離さなかった。

ヒンメルだったらたとえ領域に閉じ込められようが、敗北が確定しようが最期まで立ち向かう。

 

 

ヒンメルならそうしたからだ

 

 

だから私が最期まで戦う、

たとえ打ち壊せないイメージだとしてもそれを

壊すまで、死ぬまで、私は諦めない。」

 

 

 

「こいつ••••」

 

(そこまでヒンメルのことを•••••)

 

 

 

 

 

 

『人のためにすることは、』

 

 

『巡り巡って自分のためになる』

 

 

『そして人は、自分ではない誰かのために』

 

 

『信じられないような、力を出せる生き物なんだよ』

 

 

『うん、知ってる』

 

 

 

 

 

俺は“葬送のフリーレン“が嫌いだった

 

 

無感情で表情も希薄で戦闘も全然必死さがなかった

 

 

まるで人形が人間のふりをしてるみたいだった

 

 

まるで俺が好きな、

心の支えになった主人公を侮辱してると感じた

 

 

推測だけど、

“葬送のフリーレン“に対する妬み、嫌悪感が

 

 

負の感情になって、

強力な呪霊として転生したんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

誰かの思いが力になる•••

 

 

俺にとって、鬼滅や呪術がそうであったように、

 

 

こいつにとってヒンメルが•••••

 

 

 

 

 

 

「•••••••••••」

 

 

「•••••••」

 

 

「••••」

 

 

 

 

「•••フ••••」

 

 

(•••?••今、一瞬•••コイツ••••、)

 

 

 

(••••••笑った•••?)

 

 

 

 

 

「おい、」

 

「なに?」

 

 

「•••確か、一級試験、

第二次試験の場所は零落の王墓だったよな、」

 

「•••なんで、お前が一級試験のことを知っている?」

 

「いいから聞けよ、」

 

 

「その時、

お前は、最深部でお前の複製体と戦ったよな」

 

「お前の複製体は蝶飾りの女に奇襲を受けて、左腕と腹の一部と右肩を負傷し、杖を手放した。」

 

「その時、蝶飾りの女を押さえつけた隙に、本物のお前は複製体に攻撃した。」

 

「そして、複製体のお前はあっさり死んだ。蝶飾りの女の杖を破壊し、無力化したにも関わらず、魔法を使わず、抵抗なしでだ。」

 

「その時、いくら綺麗事吐こうが、お前は死ぬ時はあっさり死ぬやつだと。」

 

「最期まで、全力で本気で死力を尽くして、

戦わない奴だと、

 

 

•••そう、思っていた。」

 

「だが•••()()()お前は違うようだな。」

 

「正直、•••領域に対して、こんな形で抵抗されるとは思わなかった。」

 

「ここまでして、•••戦う奴だと思わなかった。」

 

 

 

「•••••••••認めるよ、フリーレン、お前は、強い。」

 

「?!!」

 

(コイツ•••、急に態度が•••?)

 

 

 

「ヒンメルに影響された、生き様や矜持が、

•••上っ面や態度だけじゃないことはよくわかった。」

 

「数々の暴言は•••、すまなかった•••。」

 

「お前は強いよ•••フリーレン、魔法使いとしてだけじゃなくその心も、」

 

「“魔王を倒した勇者一行の魔法使い“という肩書きは誇大広告ではなかったようだな。」

 

「敬意を表そう、フリーレン、」

 

「だからこそ•••」

 

「俺の術式の解釈を•••お前にぶつける。」

 

 

「領域を使うのは圧倒的な実力差で

倒すわけじゃなくなった•••

 

今ある俺の力を•••、呪術戦の極地を持って、

 

 

 

敬意を持って、全霊で殺してやる。」

 

 

「•••別にお前(魔族)に認められても嬉しくもないけど、」

 

そう言い返しながらもフリーレンは混乱していた

 

 

(明らかに態度が変わった。姿勢が違う。ついさっきまで私に怒りを向いていたのに、•••魔族にとって言葉は人を欺くための道具だ。態度を変えて、私の動揺を誘ってる?)

 

 

(いや•••少なくともこいつの私に対する殺意は本物だった、それにこの空間にいる以上、ビシャアラが

圧倒的に優勢、そんな状況でそんな言葉を投げかける意味があるとは思えない。)

 

 

 

「どうした?、来ないのか?」

 

フリーレンが思考する中、

ビシャアラは臨戦態勢に入る

 

フリーレンはその“全霊“の気迫をヒリヒリと

感じ取っていた

 

 

 

(不死なるベーゼは結界を破った私以外•••ヒンメル達には眼中になかった。)

 

(こいつの態度や言動を全て信じるわけじゃないが、

少なくともビシャアラの雰囲気を見る限り、

“眼中にない“というわけじゃなさそうだな。)

 

(•••より確実に、•••そしてさっきよりも強い意志で私を殺す気だ。)

 

(この空間内にいる以上、私は劣勢、逃げ道もない、

余力を控えて戦える相手じゃない、

 

 

ならばいっそ•••••••)

 

 

 

「•••いいだろう、ビシャアラ」

 

「お前のいう“全霊“が嘘じゃないとしたら、

そのお前を私の“全力“を持って殺してやろう。」

 

 

「そうか、」

 

(礼を言うよ、フリーレン、俺の言葉を完全に信じ切ってないだろうに、俺の呪術に"全力“で応えてくれて、)

 

 

「•••行くぞ。」

 

 

 

敬意を注いだ殺意を呪いを込め、

 

葬送の命に矛を向く

 

 

 

 


 

金 特性・性質 参考出典

 

電気伝導率 

銅加工.con

ケーブルに銅が使用される理由とは?金属の電気伝導率の比較

 

使用用途 

おたからや

身の回りにある金!工業用の用途を紹介

 

金属販売本舗

半導体とはなにかそして役割とは 金との関係性と一緒にわかりやすく解説

 

金の電気伝導率については実験結果や公表サイトによって差異がありますが、概ね70を超えてる所が多いです

 

 

ビシャアラの回想で出てきた台詞は鬼滅の刃117話の時透無一郎の父の台詞です

 

 

*1
漏瑚の領域と同じ、簡易領域で必中効果は防げても領域内の炎や熱は回避できない

*2
呪術廻戦で鹿紫雲一の呪力が電気と同質の為、呪いの場合でも変化した黄金は実物の金(Au)と同質であると判断しました。

またその電気を海水に流して塩素ガスが発生させたことから呪いの物質において実際の化学変化に準ずるとして、以下の攻略も可能と解釈しました。  呪術廻戦 189話 参照

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