遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

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今回は三つ巴デュエル(1対1対1のサバイバル)です。
普段とは違うデュエルでタッグデュエルより苦戦しました。


それと結構前なのですが禁止について感想で聞かれた事があるので、この小説の制限について伝えようと思います。
この小説には基本制限カードや禁止カードについては決めていません。また、GXで使われたアニメオリカも縛っていません。
しかし天よりの宝札や命削りの宝札、第六感など、一枚で異様な枚数をドロー出来る禁止カードは誰であろうと使いません。ただどうしても手札枚数が一枚足らなくなったりするので、極力使わないようにしますが強欲な壷や天使の施しは使用させて下さい。また、十代のバブルマン効果は手札消費の激しい十代にはどうしても必要不可欠なので使います。

上記の理由としては
手札0でピンチだ→このドローに全てを掛ける→天よりの宝札で補充→デュエルに勝利
と言うパターンを縛る為です。一度やってしまうと、ただでさえバブルマンや強欲な壷に甘えている作者自身がそのパターンに甘えてしまうかもしれないので。

なので禁止ドローカードを使って他の禁止カードを縛るのではなく、例え禁止カードを使っても禁止ドローカードは使わないのが方針です。


凄く曖昧な説明で申し訳ありません。


第十五話

とある日、今日も今日とて十代達と購買に来ていた。目的は勿論大人気のドローパン。色んな味があるが、俺が一番好きなのはやっぱり黄金の卵パン。と言っても俺は一度も当てた事がなく、十代と掛けデュエルをして勝つ事で黄金の卵パンを譲ってもらっている。因みに俺が負けた時はパックを買っている。

そして前回俺が勝ったので十代が当てた黄金の卵パンをモグモグと食べていると、校内放送が流れた。

 

「ブルー寮一年の遊斗・スカリエッティ君。レッド寮一年の遊城十代君。校長室まで来てください」

「あれ? 俺等何かやったっけ?」

「さあ? でもデュエルの匂いがするぜ。行こう遊斗!」

「ちょっ、ちょっと待て。後もう少しで食い終るから!」

 

 

◇

 

 

校長室に入るとそこには当然校長先生、そしてクロノス先生とイエロー寮の受験番号一番。え、え~と確か名前はみ、み・・・・。

 

「あれ? 三沢も呼ばれたのか?」

 

そ、そう三沢だ。悪いな三沢。どうもお前の顔と名前は覚えにくい。

しかし真面目な三沢が呼ばれているとなると、どうやらこの間のような制裁デュエルってわけでもないらしい。まあ俺等は別に悪い事してないし。

 

「実は今度ノース校との代表デュエルがあるんだが、君たちにその代表になってもらいたくて」

「へ? 代表って三人なんですか?」

「違う~ノ。今からシニョ~ル達には、三つ巴デュエルをしてもらい、勝者一名が代表になってもらう~ノ」

 

三つ巴デュエル? つまり1対1対1のデュエルってことか。小学校高学年の時、クラスで同じ変則デュエルが流行っていたが、友達がいなく仲間外れにされていた俺は初めてのデュエルだ。

こういうデュエルが出来るのもデュエルアカデミアの魅力だよな。ま、まあ今の俺は友達が沢山いるから、学校行事じゃなくても出来るけどな。

 

「異論はないですな?」

「「「はい!」」」

 

 

◇

 

 

それぞれの寮の新入生代表が三つ巴デュエルをする。その噂はあっという間に学校全体に広まった。最初は三つ巴デュエルの事をを知っている数人と、校長先生とクロノス先生だけが見学する予定だったが、全校生徒の半分以上が見に来ていた。なんか一気にプレッシャーが掛かってきたぞ。

三つ巴デュエルの事を聞いたブルーのクラスメイトが「レッドとイエローなんかに負けるなよ」って言ってきたし。応援してくれているのは嬉しいんだが、もう少しプレッシャーを掛けない応援にしてほしかった。

さて、気持ちを落ち着かせるために三つ巴デュエルのルールをもう一度思い出そう。と言っても最初のターン以外は普通のデュエルと変わらない。

A、B、Cのプレイヤーがいて、A、B、Cの順にターンが進んでいくとすると、攻撃できるのはCから。また大嵐やメタモルポットの様なカードは全プレイヤーに影響を受け、ライトニングボルテックスの様なカードは相手プレイヤー二人に影響を与える。Aの攻撃宣言時、Bがモンスターを特殊召喚して巻き戻しが起こった場合、AはCを攻撃する事も出来る。

三つ巴デュエルと言うだけあり、誰か一人を集中して狙うのもあり、ひたすら守り漁夫の利を狙うのもありだ。

 

 

「そう言えば三沢と戦うのはこれが初めてだな」

「ああ、君と十代。二人のデッキを研究して作り上げたデッキを見せてやる」

「イエロー一年代表と、ブルー一年代表を同時に相手出来るなんてワクワクするぜ!」

「「「デュエル!」」」

「先攻は俺から貰うぜ、ドロー! やっぱコイツで補充しないとな。バブルマン召喚、デッキから二枚ドロー」

 

A800・D1200

 

やっぱりバブルマンは強力だな。強欲な壺や天使の施しの所為で影が薄く、俺も十代が使っているのを見て初めて知ったカードだが、やはり1:2カード。おまけに十代はドローするだけじゃなく、そこから展開してくる。

 

「手札から融合発動。場のバブルマンと手札のクレイマンを融合。マッドボールマン!」

 

A1900・D3000

 

融合の渦から現れたのはクレイマンが更に丸くなり大きくなった姿。ハッキリ言うとHEROとは思えないダサさだ。効果は無いが、バブルマンが守備力3000の壁モンスターになったと思うと悪くは無い。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド」

 

場

十代 モンスター1 伏せ1 手札4

 

「遊斗、次は君に譲ろう」

「お? なら遠慮なく。ドロー、永続魔法時空管理局発動。そしてなのはを召喚。効果でLCを一つ乗せる」

 

A500・D1900

LCなのは1

 

「なのはの効果発動。十代の伏せを破壊する!」

「破壊されたのはヒーロー・メダル。相手によって破壊された時このカードをデッキに加え一枚ドローする」

 

流石十代と言わざるを得ない。

だがこっちも伏せ破壊にはそこまで狙っている訳でもなかったし、なのはさんの召喚を邪魔するカードじゃないならそれでいい。

 

「手札からカートリッジロードを時空管理局に発動。そして時空管理局のLCを取り除きユーノを特殊召喚。

場のなのはとユーノを融合! 現れろ、AOA高町なのは! 時空管理局にユーノとAOAなのはの分のLCが乗る」

 

A1000・D3000

LC時空管理局0→2

 

やっぱりなのはさんは頼りになる。序盤になのはさんをいかに守りアドバンテージを稼いでいくかがポイントだ。と言うかなのはさん以外には夜天の書ぐらいしかハンドアドバンテージを稼ぐカードが無いから、なるべく早いうちに出さないとあっという間に息切れする。協力防御とかフォーメーションチェンジは1:1だから。

 

「なのはの効果でザフィーラを手札に加え、カードを二枚伏せてターンエンド。エンドフェイズカートリッジロードを手札に加える」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ3 手札3 LP4000

十代 モンスター1 伏せ0 手札5 LP4000

 

「俺のターン、十代の場には守備力3000、それに比べ遊斗の場には攻撃力1000のモンスターか」

「通ると思うなら攻撃して来いよ」

「ッフ、そうだな。ハイドロゲドンを召喚」

 

A1600・D1000

 

三沢の場に現れたのは濁った水で造られた恐竜。あのモンスターは中々面白い効果を持っており、戦闘で相手モンスターを破壊した時同名カードを特殊召喚できる。戦闘破壊が発動条件だが、発動で斬れば一気に同名カードを並べる事ができる。

 

「バトル! ハイドロゲドンでAOA高町なのはを攻撃! ハイドロ・ブレス!」

「おっと、罠発動。フォーメーションチェンジ。なのはを守備にして一枚ドロー。この戦闘で発生する戦闘ダメージは0だ」

 

A1600 VS D3000

 

ハイドロゲドンは口から濁った水を発射したが、なのはさんのシールドにより弾かれた。守備表示の限りなのはさんがあんな水鉄砲に負けるわけない。

 

「ふむ、そのパターンで来たか。カードを三枚伏せてターンエンド」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ2 手札4 LP4000

十代 モンスター1 伏せ0 手札5 LP4000

三沢 モンスター1 伏せ3 手札2 LP4000

 

最初のターンはお互い様子見って所か。最後のターンプレイヤーの三沢は攻撃したが、モンスターの数とライフの変更はなかったが、次は一番手札が多い十代。動いてくる筈だ。

 

「ドロー、スパークマンを召喚。そして装備魔法スパークガンを発動! 効果でAOA高町なのはの表示形式を変更する!」

「ッツ、嫌らしい事するな・・・・」

 

三沢には特に動きは無いか。今の十代の行動は完全に俺を狙っている。例え動けたとしても動く必要はないか。

 

「マッドボールマンを攻撃表示にしてバトル! スパークマンでAOA高町なのはを攻撃!」

「それを通すわけにはいかない! ソニックムーブを発動し、なのはをエンドフェイズまで除外!」

「ならダイレクトアタックだ!」

 

A1600

遊斗LP4000→2400

 

「マッドボールマンでハイドロゲドンを攻撃!」

「攻撃宣言時速攻魔法突進を発動! ハイドロゲドンの攻撃力を700アップする」

「何!?」

 

ハイドロゲドンA1600→A2300 VS A1900

 

「返り討ちだ!」

 

ハイドロゲドンから放たれた濁った水がマッドボールマンの巨体を貫通し、十代にダメージを与えた。あの巨体を倒すってどんだけ威力強いんだよ。効果抜群って事か? ハイドロゲドンを出したからひょっとしたらとは思っていたが、やっぱりコンバットトリックカードを入れていたか。

 

十代LP4000→3600

 

「ハイドロゲドンの効果でデッキから同名カードを特殊召喚する」

「融合回収を発動して融合とバブルマンを手札に加える。カードを一枚伏せてターンエンドだ」

「俺の場になのはが帰ってくる」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札4 LP2400

十代 モンスター1 伏せ2 手札4 LP3600

三沢 モンスター2 伏せ2 手札2 LP4000

 

「ドロー、なのはを守備にして効果でデッキからシャマルを手札に加える」

 

あの三沢の伏せだが、おそらくコンバットトリックカードがあと一枚くらいある筈だ。そう思ってシャマ姉を手札に加えたわけだ。幸いあのカードも来ている。

 

「シャマルを召喚。効果で時空管理局にLCを乗せ、カードリッジロードを発動して更にもう一つ乗せる」

 

時空管理局LC2→4

 

「デバイスマイスターを発動。レイジングハートを手札に加え、時空管理局のLCを二つ取り除きツヴァイを手札に加える」

 

LC時空管理局4→2

 

「そして時空管理局のLCを取り除いてツヴァイを特殊召喚、時空管理局の効果でLCが乗る。

場のシャマルとツヴァイを融合。来い、祝福の癒し手シャマル。ツヴァイの効果で時空管理局のLCを取り除き手札に加え、時空管理局自身の効果でLCを乗せる」

「強力な永続魔法だな。これだけのやり取りをしてカウンターの消費が無いとは」

 

LC時空管理局2

 

まあシャマ姉とカートリッジのLCを溜める手段が二つあるからこその大盤振る舞いだが、これ一枚でもLCの持久力はグンと上がる。父さんも偶には良い仕事する。

 

「シャマルの効果で時空管理局にLCを置き、シャマルを生贄に捧げる! 来い! ホーリーカタルシス・シャマル!」

 

王様はやてさんの時と同じく、アニメーションが変わっていた。ソリッドビジョンに映っているカードの中から巨大な水の球が現れた。その中には眠っているシャマ姉がおり、ピチョンと球が揺れた瞬間に目を開いた。刹那、巨大な水の球は破裂し、クラールヴィントがシャマ姉を守る様に回り始めた。

 

A2000・D3000

 

「ッゲ、そのモンスターは・・・・」

 

ホーリーシャマ姉の姿を見て十代は嫌そうな声を出した。確かにホーリーシャマ姉の防御力と持久力はかなりのものだし、それに加え時空管理局の様なLCが溜まりやすいカードが場にあると更に厄介だろう。俺には最高の護りだ。

 

「シャマルの効果で自身にLCを2つ置く」

 

LCシャマル0→2

 

「そしてシャマルの効果。俺の手札の枚数×300俺のライフを回復し、その数値分お前たちにダメージを与える。俺の手札は4枚、1200のダメージだ!」

『戒めの鎖!』

 

俺の四枚の手札からそれぞれ出現した棘を持った痛々しい鎖が、十代と三沢の体を貫通した。そしてその鎖にシャマ姉がキスを落とすと、鎖が光の粒子となり俺のライフを回復する。

 

遊斗LP2400→3600

十代LP3600→2400

三沢LP4000→2800

 

「AOA高町なのはとそのカードが並ぶと巨悪だな。対象を十代から遊斗にしなければ」

「そう簡単に攻撃させるかよ! レイジングハートをなのはに装備!」

 

A1000→2500

 

「バトル! シャマルでハイドロゲドンを攻撃!」

「通すしかない」

 

A2000 VS A1600

 

『眼下の敵を撃ち砕く力よ、今ここに現出せよ! 破壊の雷!』

 

シャマ姉の周りを回っている二つのクラールヴィントの回転速度が上昇し、バチバチと音を立て始めた。クラールヴィントの回転速度により次第に風が吹き始め、男である十代と三沢でさえ踏ん張らないと飛ばされそうな程の風。そしてその風が何の前触れも無くピタッと止まった瞬間、ハイドロゲドンの上空から雷が降ってきた。

 

三沢LP2800→2400

 

とても攻撃力2000のアニメーションとは思えないが、最終形態は皆派手なので攻撃力は関係ない、って父さんが言っていた。

 

「なのはでスパークマンを攻撃!」

『ディバインバスター!』

 

A2500 VS A1600

 

「ク~、流石遊斗。三つ巴デュエルでも強いな」

 

十代LP2400→1500

 

よし、あっという間にスパークマンのダイレクトアタック分を取り戻せた。って言ってもライフの優先度は低い、が俺の持論だが。

 

「ターンエンド。エンドフェイズカートリッジロードを手札に加える」

場

遊斗 モンスター2 伏せ2 手札4 LP3600

十代 モンスター0 伏せ1 手札4 LP1500

三沢 モンスター1 伏せ2 手札2 LP2400

 

結構良い状況だが、俺の手札はカートリッジロードとザフィーラとツヴァイとフィジカルヒール。フィジカルヒール以外は全部サーチしたカードで単体じゃどうにもならないカード。サーチメインでハンドを稼ぐと、どうしても手札内容が相手にバレてしまうんだよな。フィジカルヒールもホーリーシャマ姉がいる時はセットするより手札に持っていた方がいいだろうし。

十代は覚えているかどうか微妙だが、三沢は間違いなく俺の手札三枚を覚えているだろう。

 

「ドロー! 速攻魔法手札断殺を発動、それぞれ手札を交換だ」

 

ラッキー。ツヴァイとカートリッジロードをサーチしておいてよかった、フィジカルヒールはデュエルが続いたら逆転の一手になるかもしれないので取っておこう。

ツヴァイには申し訳ないけど本人も気にして無いみたいだし。精霊が優しいとデュエルもより一層楽しくなるな。コストにしたり手札交換したりする度に怒られると思うと、胃が痛くなりそうだ。

 

「ゴブリンのやりくり上手を発動し、チェーンしてゴブリンのやりくり上手を発動」

 

あれ? 嫌な予感しかしないんだが。

 

「それにチェーンして非常食を発動! 二枚のやりくり上手を墓地に送る」

「? 三沢はなにやってるんだ?」

「まさかさっきの手札断殺で三枚目のやりくり上手が!?」

「ああ、その通りだ。十代に分かる様に説明しよう。ゴブリンのやりくり上手は墓地の同名カードの数+一枚デッキからドローして手札の一枚をデッキの一番下に戻すカード。

まずチェーン3の非常食の効果でライフを2000回復、その後チェーン2のやりくり上手の効果でデッキから四枚ドローし一枚をデッキの一番下に、そしてまた四枚ドローして一枚をデッキの下に戻す」

「み、三沢の手札が七枚に」

 

これがやりくりターボと言われるコンボ。悪夢の蜃気楼の劣化版と言われているこのコンボだが、悪夢の蜃気楼よりドロー枚数が多い為、よりコンボパーツを集めやすくなったり、いざという時のライフ回復には持って来いのコンボだ。

普段能天気な十代も口をポカンと開けており、しばらくした後「俺もやってみようかな」って言ってる。冗談じゃない、お前がやりくりターボを入れたら、初手で揃ってしまう。

 

三沢LP2400→4400

 

「やりくりターボか。ハイドロゲドンとの効果に相性良いって事ね」

「その通りだ。そしてこれが俺の切り札、死者蘇生を発動! 墓地のハイドロゲドンを特殊召喚。そしてオキシゲドンを召喚」

 

A1800・D800

 

「そしてボンディング―H2Oを発動! 場のハイドロゲドン二体とオキシゲドンを生贄に、デッキからウォーター・ドラゴンを特殊召喚!」

 

二個の水素原子と一個の酸素原子を合わせた事で生まれたのは水で出来たドラゴン。化学式と同じ召喚条件を持つドラゴンは、三沢にピッタシだ。

 

A2800・D2600

 

「バトル! ウォーター・ドラゴンで十代に攻撃!」

「ヒーロー見参発動。俺の手札の中から一枚選択して、それがモンスターだった場合特殊召喚する。さあ、俺の手札は4枚もあるぜ」

 

ここで三沢が何を選ぶかで戦況が大きく変わるな。一番引いてはならないのは融合回収で手札に加えたバブルマン。また二枚ドローされたらたまったものじゃない。

まっ、いくら十代でも四分の一を相手に引かせるなんて・・・・。

 

「一番右のカードを選ぶ」

「このカードはバブルマンだ。守備表示で召喚し、デッキから二枚ドローする」

 

・・・・ですよねぇ~。珍しく十代が手札を温存していると思ったらヒーロー見参だったか。てかバブルマンを引いてくれると読んで他に何も伏せなかったのかよ・・・・相変わらずだ。

 

「モンスターが増えたから巻き戻しが起こる。ウォーター・ドラゴンでAOA高町なのはを攻撃!」

「そっか、そうする事も出来るのか。シャマルの効果、フィールドのモンスターが離れる代わりにLCを二つ取り除く。時空管理局のLCを二つ取り除く」

「だが戦闘ダメージは受けてもらう!」

 

A2800 VS A2500

遊斗LP3600→3300

LC時空管理局2→0

 

「カードを四枚伏せてターンエンド」

 

場

遊斗 モンスター2 伏せ2 手札4 LP3300

十代 モンスター1 伏せ0 手札5 LP1500

三沢 モンスター1 伏せ4 手札0 LP4400

 

ガン伏せですね三沢君。あの伏せを突破できる自身が俺にはないな。

 

「ドロー! ミラクル・フュージョンを発動。墓地のスパークマンとクレイマンを融合。来い、サンダー・ジャイアント! 効果で手札を一枚捨てシャマルを破壊!」

 

A2400・D1500

 

「シャマルの効果! 自身のLCを二つ取り除き破壊を無効にする!」

『風の護盾』

 

シャマルLC2→0

 

サンダー・ジャイアントが両手を上げてその両腕に雷を宿すと、シャマ姉に向かって放出。だがシャマ姉から出された盾によりその攻撃は無効化された。

 

「E―エマージェンシーコールでデッキからエッジマンを手札に加え、墓地のネクロダークマンの効果で召喚。手札のH―ヒートハートを発動し、サンダー・ジャイアントの攻撃力を500アップ!」

 

A2600・D1800

サンダーA2400→2900

 

「バトル! サンダー・ジャイアントでウォーター・ドラゴンを攻撃!」

「攻撃宣言時罠発動、リビングデッドの呼び声。墓地のクリッターを蘇生。更に蘇生したクリッターを生贄に暴君の威圧を発動。クリッターの効果でデッキからメタモルポットを手札に加える」

「? バトル続行! サンダー・ジャイアントでウォーター・ドラゴンを攻撃!」

「攻撃宣言時に永続罠、DNA改造手術を発動! フィールドの全てのモンスターの種族を炎族にする。そしてウォーター・ドラゴンの効果によりフィールドの炎族の攻撃力は0になる!」

 

なるほど! 暴君の威圧はこういう事だったのか。暴君の威圧は、自分のモンスターはこのカード以外の罠を受けなくなる効果を持つ。つまりDNA改造手術による効果は受け付けず、ウォーター・ドラゴンは元の種族のまま。俺達のモンスターだけが炎族になり攻撃力が0になる。

 

シャマルA2000→0

なのはA2500→0

エッジマンA2600→0

サンダーA2900→0

バブルマンA800→0

 

「んな!? そ、速攻魔法収縮を発動。ウォーター・ドラゴンの攻撃力を半分にする!」

「そんなカードを持っていたか。だが返り討ちだ! アクア・パニッシャー!」

 

ウォーターA2800→1400 VS A0

十代LP1500→100

 

「ック、ホープ・オブ・フィフスを発動。墓地のマッドボールマン、サンダー・ジャイアント、バーストレディ、ネクロダークマン、フェザーマンをデッキに戻し二枚ドロー。

カードを二枚伏せてターンエンド」

 

場

遊斗 モンスター2 伏せ1 手札4 LP3300

十代 モンスター2 伏せ2 手札0 LP100

三沢 モンスター1 伏せ4 手札1 LP4400

 

この状況非常に厳しいな・・・・。いや、だけどホーリーシャマ姉がいる。地道にバーンダメージで稼いで行こう。

 

「ドロー! シャマ「スタンバイフェイズにエッジ・ハンマーを発動する」へ?」

「エッジマンを生贄にホーリーカタルシス・シャマルを破壊し、その攻撃力分遊斗にダメージを与える」

 

エッジマンはホーリーシャマ姉に突進してき、その手に付いている鎌の様な物を勢いよく振り下ろし、どういうわけかホーリーシャマ姉と一緒に爆発した。うん、どういうわけだよ。

にしてもLCが無いタイミングを狙ってきたか。これは予想できなかった。

 

「しかも攻撃力0のエッジマンを墓地に送りつつとは、やるな十代」

 

遊斗LP3300→1300

 

「なのはを守備表示にして効果「永続罠スキルドレイン発動」貴様ぁぁあああ」

 

三沢LP4400→3400

 

お前らさっきから俺の邪魔ばかりしやがって! ク、クールになるんだ俺。幸い攻撃力が0になってしまったなのはさんは守備表示のまま。それに三沢のウォーター・ドラゴンではなのはさんの壁を突破できない。三沢自身メタモルポットの効果を欲している。ここは俺もカードを使おう。

 

「キャロを魔法・罠ゾーンに置く。こいつは魔法カード扱いだから効果は無効にならない」

 

なのはA0・D3000→A0・D3300

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ5 手札2 LP1300

十代 モンスター1 伏せ1 手札0 LP100

三沢 モンスター1 伏せ4 手札1 LP3400

 

「ドロー! モンスターをセットし太陽の書を発動。メタモルポットを表側攻撃表示にし、手札を全て捨てデッキから5枚ドローする」

 

クソッ、メタモルポットの効果発動が遅いのをカバーしてきたか。手札のザフィーラさんが墓地に行ってしまった。

 

「手札からリトマスの死の儀式を発動。手札の暗黒(ダーク)ドリケラトプスとメタモルポットを儀式の生贄に捧げ、リトマスの死の剣士を召喚」

 

A0・D0

 

次に現れたのは長いマントをし、頭にリトマス紙が付いた兜を被っている妙な騎士。俺も初めて見るカードでどういう効果かは分からないが、三沢のデッキが異常に重たいと言うのは分かる。儀式にウォーター・ドラゴンに暴君の威圧コンボって・・・・。

 

「リトマスの死の剣士は罠の効果を受けず、自分フィールド上に永続罠がある場合攻撃力が3000になる! そして団結の力をウォーター・ドラゴンに装備」

 

リトマスA0→A3000

ウォーターA2800→4400

 

「オイオイオイ。洒落にならんぞ!」

「バトル! リトマスの死の剣士でバブルマンを攻撃!」

 

A2800 VS D1200

 

「これで終わりだ!「ヒーローシグナルを発動」何だと!?」

「デッキからフェザーマンを特殊召喚する。さあ? どうする?」

「・・・・ウォーター・ドラゴンでAOA高町なのはに攻撃!」

「レイジングハート・エクシードの効果、装備モンスターの変わりにこのカードを破壊する」

「しまった! 数を減らせなかったか・・・・。俺はこれでターンエンドだ」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ4 手札5 LP3300

十代 モンスター1 伏せ0 手札5 LP100

三沢 モンスター2 伏せ5 手札1 LP3400

 

「ドロー! 異次元からの埋葬を発動。クレイマンとスパークマンを墓地に戻す。O―オーバーソウルを発動、スパークマンを復活させ、ワイルドマンを通常召喚。そしてR―ライトジャスティスを発動! 暴君の威圧と遊斗の伏せ一枚とキャロを破壊する!」

「ッツ、暴君の威圧が無くなった事でウォーター・ドラゴンはスキルドレインの効果を受けモンスターの攻撃力が元に戻る」

「俺の破壊されたカードは鋼の軛。なにもない」

 

なのはA0・3300→A1000・D3000

スパークマンA0・D1400→A1600・D1400

フェザーマンA0・D1000→A1000・D1000

 

「墓地のH―ヒートハート、E―エマージャンシーコール、R―ライトジャスティス、O―オーバーソウルをゲームから除外してヒーローフラッシュを発動! デッキからバーストレディを特殊召喚し、このターン通常のHEROはダイレクトアタックが出来る!」

 

A1200・D800

 

「なんだと!?」

「スパークマン、フェザーマン、バーストレディで三沢にダイレクトアタック!」

 

ヒーローフラッシュの効果で輝きを持ったHERO三人がリトマスの死の剣士とウォーター・ドラゴンの壁を越え、三沢に電気、風、炎の攻撃が炸裂した。

 

「馬鹿なぁぁああ!? 俺は完ぺきなコンボをっ!」

 

三沢LP3400→-400

 

「三沢のライフが0になったからこれでスキルドレインは消えた。カードを一枚伏せてターンエンド」

 

場

遊斗 モンスター1 伏せ2 手札5 LP1300

十代 モンスター4 伏せ1 手札0 LP100

 

「残念だったな十代。三沢じゃなくて俺を狙っておくべきだった」

「そんなことやってみなくちゃ分からねえぜ?」

「ドロー! なのはの効果、デッキからはやてを手札に加える」

 

これで手札は7枚。その伏せがどんな伏せかは分からないが、一気に決める!

 

「魔力高炉を発動し、そのLCを生贄にはやてを召喚。効果でLCを乗せる」

 

A2000・D1700

LC魔力高炉2→1 はやて1

 

「はやてのLCを取り除きヴィータを特殊召喚、ヴィータ自身と時空管理局にLCが乗る。

ヴィータのLCを取り除きシグナムを特殊召喚。自身と時空管理局にLCが乗る」

 

A1800・D1400

A1900・D1200

LCはやて1→0 時空管理局0→2 シグナム1

 

「ややこしいな~」

 

それには同感する。元々ヴォルケンリッターのLCが乗る効果はややこしいし、それに加え時空管理局の効果で更にLCが乗る。俺もこのデッキを貰ってすぐの頃は良く混乱していたのを今でも覚えている。

なんて昔の事を思い出している場合じゃなくて、今はデュエルだ。

 

「そしてシグナムのLCを取り除きアギトを特殊召喚」

 

LCシグナム1→0

 

「場のシグナムとアギトを融合! 来い、烈火の剣神シグナム! 召喚成功時の破壊効果は使わない」

 

A3000・D2000

 

「はやての効果で時空管理局のLCを取り除き二回攻撃を可能にする!」

 

LC時空管理局2→1

 

これが後先考えずにワンショットを狙う勢いの回し方。さあ、その一枚でどうやって防ぐ?

 

「バトル! シグナムでフェザーマンを攻撃!」

 

A3000 VS A1000

 

「最後の最後でミスをしたな。ドレインシールドを発動! 俺のライフを3000回復する」

「ッフ、なるほどな」

 

フェザーマンに向かって斬りかかったシグナムさんの動きは、突如現れた半透明なシールドにより防がれ、本来ならダメージになる衝撃が十代のLPを回復した。やはりLP回復のカードだったか、てっきりエレメントチャージかと思い、剣神シグナムさんの効果を使わなかったんだが失敗だったみたいだ。まっ、結果は同じになるんだが。

 

十代100→3100

 

「はやてとヴィータの攻撃が残っている。はやてでフェザーマンとバーストレディに攻撃!」

『ディアボリック・エミッション!』

 

A2000 VS A1000

A2000 VS A1200

 

シュベルトクロイツの矛先に集められた黒の魔力は、次第に大きくなっていき、はやてがフェザーマンとバーストレディの方へシュベルトクロイツを向けると共に、二体のHEROの元に発射され爆発した。

 

「ック!」

 

十代LP3100→1300

 

「ヴィータでスパークマンを攻撃!」

『テートリヒ・シュラーク!』

 

A1900 VS A1600

 

スパークマンは手からフラッシュを放ったがヴィータさんには通用しない。持ち前の強力な防御力で攻撃から身を守ると、スパークマンの頭にグラーフアイゼンを打ち込んだ。

 

十代LP1300→1000

 

「よしっ。何とか耐えた!」

「十代、俺が倒したモンスターを言ってみろ」

「へっ? スパークマンとフェザーマンとバーストレディだろ?」

 

まだ気付かないかコイツは。

 

「上から順にレベルを言ってみろ」

「? スパークマンが4でフェザーマンとバーストレディが3・・・・合計10って!?」

「その通りだ。エンドフェイズ墓地のアギトの効果発動。このターン破壊した相手モンスターのレベル合計×100ダメージを与える」

『ブレネン・クリューガー!』

 

10個の火の弾を展開したアギトは、弾丸の核として使っている物質に着火させて発射した。その10個の弾丸が十代を守っているワイルドマンを飛び越し、十代にバーンダメージを与えた。

 

「嘘だろぉぉぉおお!?」

 

十代LP1000→0

 

【うぉおおおおおおお!】

「やったなスカリエッティ!」

「お前はブルーの誇りだ!」

「やっぱりレッドやイエローになんかに負けるわけない!」

 

大歓声と共に会場に響いたのは俺を褒めてくれるブルーの同僚達。へへっ、昔無視されたりしたけど、こうしてみんなに認めてもらえてよかった。もし負けていたかと思うとゾッとする。

最も俺の伏せていたカードはフィジカルヒール。仮に十代からのダイレクトアタックが俺に来ても負ける事は無かったし、手札的に三沢を倒す方法もあった。

 

「遊斗君、十代君、三沢君素晴らしいデュエルでした。では勝者の遊斗君がノース校との代表デュエルに出てもらいます」

「はい!」

 

他校とのデュエル。どんな相手が待っているかは分からないが、ワクワクが止まらない!

 

 

 




今回の話も前の段階から大まかなデュエルの進みは決めていたのでオリカはありません。
なので今回はこの小説最も出番の多いこのカード
AOA高町なのはについて紹介。

LSA(エース)O(オブ)A(エース)高町なのは ☆8/光/魔法使い/A1000・D3000
「高町なのは」+「ユーノ・スクライア」
自分フィールド上に存在する上記のカードを墓地へ送った場合、融合デッキから特殊召喚できる。(「融合」魔法カードは必要としない)。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードを攻撃表示に変更し、自分のデッキからレベル5以下の「LS」と名のつくモンスターを手札に加えることができる。


◇

作者自身はこのカードが一番チートと思っています。出しやすさ、スバルやザフィーラ、エリオと言った手札から発動できるカードがあり、それらのカードを釣ってこれる便利さ。意味はありませんががB地区との無限ループを防ぐために一ターンに一度となっています。
守備力は3000と十分すぎるほどのステータスですが、守備力よりも効果を優先してしまうのでどうしても攻撃表示の状態で返しのターンが来てしまいますので、今回オリ主が言った通り、いかになのはさんを守るかがカギになると思います。
因みにこの効果は、教導官として前線で戦えるレベルまで育てる、って意味で作ったので、AOAより教導官の方が良かった気がします。
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