遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

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今回は四枚オリカの修正があります。申し訳ありません。

まず一つ、これは今回の話に関係があるのですが、紅の鉄騎ヴィータ(ヴィータの最終形態)の効果

このカードが戦闘でモンスターを破壊できなかったダメージ計算後に発動できる。手札または墓地に存在する「ヴィータ」と名のつくモンスターをゲームから除外し、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は除外したモンスターの攻撃力分ダウンし、そのモンスターをもう1度だけ続けて攻撃出来る。また、選択したモンスターが守備表示の場合、そのモンスターを攻撃表示にする。

”そのモンスターをもう一度だけ続けて攻撃できる”ではなく、”そのモンスターともう一度戦闘を行う”にしようと思います。
つまり相手モンスターがヴィータに攻撃して、ヴィータを戦闘破壊できなかったとき、そのモンスターはヴィータに攻撃しなければならない、と言う事です。
表現があっているか分からないので、もし上記の効果を綺麗にまとめる事の出来る方がいれば、メッセージをくれると助かります。


二つ目はナハトヴァールと夜天の書。
この二枚共通効果の

自分のメインフェイズ時に「夜天の王」または「(アインス)」と名のついたモンスターに装備することができる。

自分のメインフェイズ時装備カード扱いとして「夜天の王」または「(アインス)」と名のついたモンスターに装備、または装備を解除して表側表示で特殊召喚できる。

とします。装備カード扱いが抜けていたのと、解除が抜けていました。


三枚目はアインスの召喚条件について
このカードは「闇の書」の効果でのみ特殊召喚できる。

このカードは通常召喚できない。
「闇の書」の効果で特殊召喚することができる。

にします。つまり闇の書で特殊召喚に成功すれば、復活出来ると言う事です。これは最近ドロー効果のある夜天の書ばかり出てるので、なんとかナハトにも出番を、と思いこうしました。


最後は魔法都市ミッドチルダ

このカードが破壊される場合、代わりにこのカードに乗っているLCを1つ取り除くことができる。

このカードが破壊される場合、の所を”このカードがカードの効果で破壊される場合”

にします。
理由は今のままだとフィールド魔法の上書きのルール効果にも耐性があり、いくらカウンターが溜まりにくいとはいえ、場持ちが良すぎるからです。


たくさんの変更があり申し訳ありません。やはり細かな所が抜けていたりすることがあるので、これからも時々このような修正があるかもしれませんが、ご了承ください。


第十九話

カオス・ソーサラーとデュエルをしてからもう一ヶ月が経とうとしている。その間、カミューラと言うセブンスターズの一角が現れた。カミューラは幻魔の扉という、ブラックホールと死者蘇生が合体したような意味不明な強さを持つカードと人質を使い、クロノス先生と亮さんを倒したが、十代がカミューラに勝ち、クロノス先生と亮さんは無事に帰ってきた。

更に十代はもう一人、タニヤというアマゾネスの長とデュエルをしたらしい。だがそれは闇のデュエルではなく、婿を探す目的に行ったデュエルだった。その時イエローの人が色々関わっていたらしいが、俺は闇のデュエルの真っ最中でそれどころではなかった。

また、明日香がタイタンという奴と戦った。タイタンというのは、俺がカオス・ソーサラーと廃校で戦った同時刻、十代が戦っていた相手で、闇のデュエルに負けた筈だがどういうわけか復活したらしい。そのタイタンに負けそうになっていた明日香だったが、目が覚めた明日香の兄、吹雪さんの応援により無事勝つ事に成功。

 

よって現在俺が二人、十代が三人、明日香が一人と、六人のセブンスターズを倒している。セブンと言うからあと一人だろう。

俺はあれからセブンスターズと戦っていないにも関わらず、命がけのデュエルを数回やった。相手はカオス・マジシャン、闇紅の魔導師、ミュータント・ハイブレインの精霊。この三人もカオス・ソーサラーも魔法使い族で、カオス・ソーサラーと同じ目的で俺に襲いかかってきた。

そして今。

 

『ば、馬鹿なこの私が!?』

 

ライフが0になり徐々に闇に体が呑み込まれて行くネオアクア・マドールが、俺を睨みつけて悲鳴を上げている。ライフは4000と0。完全勝利だ。

 

「お前達は誰の指示を受けている? 何のために俺を襲う? 答え次第では助けてやる」

『ほ、本当か!?』

 

嘘に決まっている。俺の命を狙ってきた奴とは言え、死が間近の相手に嘘を言うのは少し心が痛むが、決闘を挑んで来た以上奴も覚悟があってきたんだ。

 

『わ、私に命令を下したのは王エンディミオン様だ。けど理由は分からない。さ、さあ知ってる事は言ったぞ!』

「待て、お前はその時俺のカード達について何か言われたか?」

『あ、ああ。お前は殺しても構わんが、精霊は殺すなと言われた。頼む! もう時間が無い』

 

ふむ、こいつが知っている情報もこれか。一ヶ月前から進展は無し・・・・。

俺が倒してきた精霊達は全員レベル6。おそらくコイツ等に情報を与える価値が無いと言う事だろう。

 

「悪いな、闇のデュエルで負けた者の救い方はしらない。カオス・ソーサラーは一回アンデットになって生き返っていたからお前もアンデットに願えば?」

『き、貴様ぁぁあああああ!』

 

闇に呑まれて行くネオアクア・マドールは最後の最後に憎しみの叫び声を上げると、完全に闇に呑み込まれた。最初はこの光景に罪悪感を覚えていたが、相手がこっちの命を狙って来ているからには、俺も非情になって奴らと接しなければならない。

 

『お疲れ様や遊斗。顔が青いで、ちょっと休んだら?』

「そうします。あっ、せっかくならはやてさんとなのはさんの特製チョコレートケーキが食べたいです」

『了解や、やけどちょっと時間かかるよ』

「待つ価値がありますから」

 

 

 

 

「またエンディミオンの名前が出たな」

「はい。エンディミオンが主犯格にしろ、その上に更に親玉がいるにしろ、魔法使い族が俺達を狙っていると言う事に間違いありませんね」

「問題はそこ。なんで魔法使い族なんだろう?」

 

シグナムさんとフェイトさんと一緒に話し合っていたが、考えても考えても相手の意図が掴めない。俺を殺しても良いって事は、目的は俺よりも精霊達(みんな)って事。だけどどうして精霊達(みんな)を狙う? カオス・ソーサラーがセブンスターズの一角になってやってきたのには何か理由があるのか?

・・・・

 

「あ~、駄目だ! 頭が痛くなってきた」

「ふふっ、遊斗はさっきのデュエルで肉体的にも精神的にも疲れているんだから考えなくていいよ」

「ああ、そろそろ主はやてと高町のケーキも作れる頃だと思うぞ」

 

って言われてもな~。考えるの止めろって言われると、逆に考えてしまいたくなるんだよな、人間って。

まあさっきみたいに真面目に深く考えずに、カードの整理をしながら適当に考える事にした。ってか俺ってカード結構持ってるよな。レアカードもあるから今度シャマ姉とツヴァイにでもオークションに出してもらおうかな? カードで手に入った金でまたカードを買いそのカードを売る。余り儲かりはしないが赤字にはならないので、色々なカードを見ておきたい俺には良い手段だ。

 

「あっ、エンディミオンだ」

 

手には神聖魔導王エンディミオンのカード。攻撃力2700、守備力1700のレベル7モンスター。精霊世界の偉さの基準と言うのは分からないが、エンディミオンが魔法使い族の一番上としたらレベル8以上のモンスターはどういう扱いなんだろう?

なんて素朴な疑問を思っていると、女性陣の喜ぶ声が聞こえた。

 

「遊斗ー! ケーキできたよー!」

「はーい!」

 

セブンスターズを二人も倒したんだ。最後のセブンスターズは他のみんなに任せ、俺は襲い掛かってくる精霊達の事に集中しておこう。

まっ、その前にチョコレートケーキに集中だ。

 

 

 

 

翌日、いつも通り寮合同の教室に入った途端、ダダダダと翔が走ってきた。

 

「遊斗君! 何とかして欲しいッス!」

「? どうしたんだよ翔?」

「アニキの様子が変なんスよ」

 

十代が変ってどういう事だ? ハッキリと説明しないまま十代の元まで引っ張られた。十代は俺が近くに来ても気付いていないみたいで、ハァとため息を吐きボーとしている。確かにおかしい、というか変だ。

 

「十代はどうしたんだ?」

「最近に多いんス・・・・。多分、最近続けて危険なデュエルをしたから・・・・」

 

なるほどな・・・・。十代は危険なデュエルをして、デュエルが本当に楽しいものなのか疑問に思ったか。セブンスターズの事を校長に教えてもらった日に気にしていた事だ。

十代は勝っても負けても、例えアンチデッキを使われようとロックデッキを使われようと、デュエルを心から楽しむ奴だ。そんな純粋にデュエルを楽しむ奴に、命がけのデュエルを続けてやるのは辛いだろう。

 

「やっぱりか・・・・」

「? やっぱりってどういう事ッスか?」

「いや、何でもない。そうだ、確かアカデミアに温泉があっただろ? みんなでそこ行かないか? 十代もリラックスできると思うし」

「良いっすね! じゃあ隼人君も誘ってみるッス!」

 

こんなに近くで話しているのに十代は未だに気付いていないようだ。

 

 

 

 

その日の夜、翔と約束した通り俺達はアカデミア内にある温泉に来ていた。俺も初めてきたが、しっかりと管理してあるようで、脱衣所も綺麗だった。服を脱いで浴場に入ると、そこにはおっさんくさい声を上げてのんびりしている万丈目がいた。

 

「あっ、万丈目じゃないか」

「? なんだ遊斗か。お前もリラックスしに来たのか?」

「どっちかと言うと十代の付き添いでな。今脱衣所にいるよ」

 

なんて会話をしていると、十代達も来た。寒い星空の下、ずっと裸のままでいると凍え死んでしまうので、急いで体と髪を洗い終えると、俺達は温泉に浸かった。

 

「あ~、気持ちいな~」

「後はここに美少女でもいたら完璧ッスね」

「なんだな~」

「翔。最近お前変態思考だな・・・・」

「遊斗君に言われたくないッス! フェイトちゃんとアインハルトちゃんに続き、一週間前なのはちゃんという新しい美少女とデートをっ!」

 

そう言えばそんな事もあったな。この間デュエルで頑張ってくれたお礼に、感謝の気持ちを込めてなのはと色々と遊んだんだよな。その時も紳士同盟が礼の如く突っかかって来て、それ以外にも数回デートを邪魔された事がある。

 

「まったくお前等は。女性と言えば天上院君の様な魅力ある人だろ」

「明日香さんは綺麗ッスけど、僕は可愛さを求めてるんス」

「好きになったら誰でもいいんじゃないか? な、十代?」

「え、うん。ああ・・・・」

 

う~ん、この温泉に浸かっても悩みは取れないか。まっ、その程度の悩みだったら十代がこんなに落ち込まないだろう。しばらくそっとしておくか。

と少し十代から距離を置こうとした瞬間、フラ~とキーメイスの精霊が横切った。

 

「・・・・せ、精霊!?」

「ほ、本当だ! あそこにたくさんいるぞ!」

 

って、万丈目も精霊が見えるのか!? 万丈目が指を指した先には精霊達がたくさん集まっていた。落ち込んでいた十代もそれには気になったのか、立ち上がり、精霊達が集まっている場所に恐る恐る近づいた。

 

「お、おい十代気を付けろ」

「いったい何が・・・・っておわ!?」

 

精霊達が集まっていた場所に近付いた瞬間、十代はその中心に引っ張られるように呑みこまれた。

 

「ちょ、十代! って、わっ!?」

「遊斗君!? アニキ!? ってあれー!?」

「今助けに行くんだな! なんだなー!?」

「お前等落ち着け。しっか、おわ!? 俺はそんなに近付いてないぞー!?」

 

 

 

 

・・・・あれ? 俺いったいどうしたんだっけ? 確か温泉に入っている途中精霊達が集まっていた場所に近付いて・・・・。

 

「ハッ! こ、ここは? というか服は、って、いつの間にか制服着てる・・・・」

「う、う~ん、どこだここ・・・・」

 

体を起して辺りを見渡すと、近くに十代、翔、万丈目、隼人が横になっていた。みんな怪我は無いようで、辺りの景色を見て驚いている。

俺もみんなに続き辺りの景色を見ると、言葉を失った。沢山浮かぶ風船、可愛らしいお城、飛んでいる小さな精霊、そして螺旋状の階段の様なもの。どれもカラフルな色で、さっきの温泉とは似ても似つかない景色だ。

 

「え~と・・・・」

 

気を失い目が覚めた直後、違う場所、しかも何が何だか分からない場所におり、俺の頭は状況を整理しきれていない。

だってこれ、え? どういう事?

 

『この空間、なんか懐かしいかも』

『そうだね・・・・』

 

いや、なのはさん、フェイトさん、懐かしんでないで何か情報を下さいよ。というか精霊が見えない翔と隼人もこの空間では精霊が見えるようだ。歩いたり飛んだりしている精霊達を見て、ポカーンと口を開けている。

 

「貴様等! ここで何をしている!」

「ヒッ!? ご、ごめんなさいッス!」

「別に俺達は怪しい者じゃない。温泉にいたら突然何かに吸い込まれ、この場所にいたんだ」

 

こういう時に気が強い万丈目は頼りになるな。俺は未だに整理しきれず口がパクパクと動いている。

 

「ふぅん、なるほど。どうやら貴様達はこの世界に来る扉に入ってしまったようだな」

 

コツコツと足音を立て、精霊たちの集団の中から歩いてきたのは、趣味の悪い格好をしたロンゲの男。そいつの事を俺は知っていた。

その名を正義の味方カイバーマン。頭の可哀想な海馬コーポレーションの社長が自ら作ったカードである。まあ天才と馬鹿は紙一重と言うからな。俺は凡人だから天才の考えは分からない。

 

「な、なんとかならないのか!?」

「知っているがただでは教えん。俺とデュエルをして楽しませてくれたのなら考えてもやらん」

 

うわ~、モデルになった人に似て偉そうだな。だが今はそんな事はどうでもいい。十代が落ち込んでいる今、俺が受けるしか――――

 

「そうだな。一番後ろにいる貴様、貴様なら俺を楽しませてくれるだろう」

「え、俺・・・・?」

 

後ろを振り向くと一番後ろにいたのは十代。ちくしょう! なんで落ち込んでいる十代を名指しして俺を無視するんだ!

ワーワーとカイバーマンに不満をぶつけたが、奴は鼻で笑って無視し、俺に背中を向けた。

 

 

 

 

カイバーマンがデュエルの相手を十代にしたのは理由があった。闇のデュエルを体験し、デュエルが楽しいものなのか疑問を感じ始めていた十代に、デュエルを通し、デュエルとはどういものかを十代に分からせる為だった。カイバーマンが使うデッキがあの海馬社長と同じ、ブルーアイズデッキというのもあり、十代はやる気を取り戻し、いつもの十代に戻った。

だがそんな楽しいデュエルもカイバーマンのこの攻撃で終わりになる。

 

青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)で攻撃! アルティメット・バースト!」

「うわあああああ!」

 

青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)の攻撃で十代のライフは0になり、十代は負けた。けど十代はいつもの明るい顔で「ガッチャ」とカイバーマンに言った。

 

「ふぅん、一つ言っておこう。負けるのを恐れるな、負けて勝て。これが今の貴様に必要な事だ」

「ああ!」

「それで、どうやって元の世界に帰れるんだ?」

「強く念じれば元の世界に帰れる。せいぜい頑張って祈ることだな」

 

祈れば帰れるのか、ずいぶん簡単な方法だな。

 

「じゃあみんな行くぞ!」

「「「おお!」」」

 

十代の合図と共に目を瞑った四人は、次の瞬間、瞬間移動したかのようにスッと消えた。へぇ、こんな風になっているのか・・・・。

さて、みんなには悪いが、俺はもう少しこの世界でやらなきゃいけない事があるんだよな。

 

「何故貴様は帰らない?」

「ああ、あんたとデュエルするまでは帰れないね。それに精霊世界に来たなら聞いておきたいことが色々あるんだ!」

 

ニヤッと笑ってデュエルディスクを構えると、カイバーマンも「ふぅん」と笑ってデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!」」

「先行は貰う、ドロー! フィールド魔法、魔法都市ミッドチルダを発動! そして高町なのはを召喚! 効果で自身とミッドチルダにLCが一つずつのる」

 

A500・D1800

LCなのは1 ミッドチルダ0→1

 

「ほう、貴様の聞きたい事はあの事か。いいだろう」

「知ってるのか、まあ今はそれよりデュエルだ。ミッドチルダの効果でなのはのLCをミッドチルダに移動。そしてミッドチルダのLCを取り除きユーノを特殊召喚!」

 

LCなのは1→0 ミッドチルダ2→1

 

「場のなのはとユーノを融合! 来い、AOA高町なのは!」

『相手はあの海馬社長と同じデッキか。わくわくだね』

 

A1000・D3000

 

「ですね、なのはさんの効果発動! 守備のこのカードを攻撃表示に変更し、デッキからスバルさんを手札に加える。レイジングハート・エクシードを装備してターンエンド」

 

なのはA1000→A2500

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗 モンスター1 伏せ1 手札4 LP4000

 

「俺のターン、ドロー! 手札抹殺を使う!」

「いい!? いきなりか!?」

 

せっかくサーチしたスバルさんが・・・・。というか初手手札抹殺ってよっぽど事故っていたのか?

 

「手札抹殺の効果で墓地に送られた二枚の伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)の効果でデッキから二枚ブルーアイズを手札に加える」

 

つ、詰め込みじゃねえかその初手。いやいや、亮さんに比べればこんなもの詰め込みでもなんでもないか。

ブルーアイズ限定とは言え、墓地に送られただけでサーチというのは便利だな。

 

「トレード・インを発動。手札のブルーアイズを墓地に送り二枚ドロー。正義の味方カイバーマンを召喚!」

 

A200・D700

 

カードから出てきたのはもう一人のカイバーマン。やっぱりその名前、ちょっとどころかかなりダサい気が・・・・。

 

「このカードを生贄に伝説を見せてやる。現れろ、我が僕青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)!」

 

A3000・D2500

 

現れたのは白く光る青の鱗を持つ、伝説のドラゴン。

その大きさは俺となのはさんを簡単に押しつぶせ、その爪と牙は鉱石にも傷を負わせることができる程鋭い。ブルーアイズの雄叫びがフィールドに響き渡り、俺となのはさんの武者震いが止まらなくなった。

 

「バトル! ブルーアイズでAOA高町なのはに攻撃! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!」

 

A3000 VS A2500

 

「レイジングハート・エクシードの効果発動! 装備モンスターが破壊される代わりにこのカードを破壊する!」

 

ブルーアイズから放たれたのは、青白く綺麗だが荒々しいエネルギー弾。その弾をレイジングハートで止めたなのはさんだったが、やはり伝説の龍の攻撃はもの凄い。レイジングハートが自分の身を挺してなのはさんを庇った。

 

『ありがとう。レイジングハート』

 

優斗LP4000→3500

 

「ふぅん、カードを二枚伏せてターンエンド」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター1 伏せ0 手札4 LP3500

カイバ モンスター1 伏せ2 手札3 LP4000

 

「十代とのデュエルからずっと思ってたけど、やっぱり生で見るブルーアイズは一味も二味も違うな」

「当たり前だ。我が僕は最強にして絶対。貴様のリリカルシリーズも無力!」

「それはどうかな? ドロー! なのはさんの効果でデッキからヴィータさんを手札に加え、そのまま召喚」

 

A1900・D1200

LCミッドチルダ1→2

 

やっぱりなのはさんがいると場が安定するな。理想的な流れができるからやっぱり頼りになる。

 

「場に夜天と名のつくモンスターがいるとき、フィールドのLCを一つ取り除き手札のツヴァイは特殊召喚できる!」

 

LCミッドチルダ2→1

 

「場のヴィータさんとツヴァイを融合! 来い、祝福の騎士ヴィータ! ヴィータさんの効果でその二枚のセットカードを破壊する!」

「甘い! カウンター罠王者の看破を発動! 自分フィールドにレベル7以上の通常モンスターがいる時、魔法罠の発動、モンスターの召喚、特殊召喚、反転召喚の内どれかを無効にして破壊する!」

 

ック、ブルーアイズをエースとしたデッキには相性抜群って事か・・・・。ヴィータさんの効果はブルーアイズの咆哮により止められ、スッと墓地に送られてしまった。

 

「カードを二枚伏せてターンエンド」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター1 伏せ2 手札2 LP3500

カイバ モンスター1 伏せ1 手札3 LP4000

 

「ドロー! 龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)を発動! 墓地のロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者と神竜ラグナロクを融合! 竜魔人キングドラグーンを融合召喚!」

 

A2400・D1100

 

次に現れたドラゴンは上半身がドラゴンの支配者で、下がラグナロクの竜。種族はラグナロクを引き継ぎ、効果はドラゴンの支配者の上位互換を引き継いだモンスター。

 

「アドバンスドローを発動! 場のブルーアイズを生贄に二枚ドロー」

 

ブルーアイズを墓地に送った!? どういう事だ、攻撃力3000のモンスターを墓地に送る必要がどこに・・・・。

 

「闇の量産工場を発動。墓地のブルーアイズ二体を手札に。そしてキングドラグーンの効果で手札のブルーアイズを特殊召喚!」

 

A3000・D2500

 

なるほど。手札を増やす為にアドバンスドローを使ったのか。しかもキングドラグーンの効果でさっきと同じ状態にした。

 

「バトル! ブルーアイズでAOA高町なのはに攻撃! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!」

「攻撃宣言時フォーメーションチェンジを発動。なのはさんを守備にしてデッキから一枚ドローする!」

「甘いわ! ダメージステップ罠発動、スキル・サクセサー発動! ブルーアイズの攻撃力を400上げる!」

 

ブルーアイズA3000→3400 VS D3000

 

守備のなのはさんがやられるなんて・・・・。流石ブルーアイズ、圧倒的破壊の持ち主。いや、ブルーアイズだけじゃなく、そのブルーアイズを操るカイバーマンも凄い。

 

「キングドラグーンで攻撃! トワイライト・バーン!」 

 

A2400

優斗LP3500→1100

 

「ッツ、一気にきつくなったな」

 

十代はよくこんな強い相手とあそこまでいいデュエルができたな。でも俺も負けてられない。意地でもカイバーマンに勝ってやる。

・・・・というかさっきのスキル・サクセサーというカード。海馬さんが使っていたカードなら俺も知っているはずだが、一般人には教えてはいけないカードなのか? その割には効果が弱いが。

 

「ターンエンドだ」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター0 伏せ1 手札3 LP1100

カイバ モンスター2 伏せ1 手札4 LP4000

 

「ドロー! ティアナさん召喚。効果でミッドチルダにLCが一つ乗る」

 

1200・D1000

LCミッドチルダ1→2

 

「ティアナさんの効果! LCを一つ取り除き墓地の祝福の騎士ヴィータを除外。その同名トークンを特殊召喚!」

 

LCミッドチルダ2→1

A0・D0

 

「そんな雑魚モンスターで何ができる」

「こっからだ! 場の祝福のヴィータを生贄に紅の鉄騎ヴィータを特殊召喚!」

 

最終形態共通の、デュエルディスクにセットした時の衝撃が走った。俺の場に真紅の光が現れ、その光が徐々に収まると大人になったヴィータさんがいた。やっぱりヴィータさんって大人になると美人だ。

 

A3000・D2800

 

「バトル! ヴィータさんでキングドラグーンを攻撃!」

『ラケーテンハンマー!』

 

A3000 VS A2400

 

ヴィータさんの手にあるグラーフアイゼンから魔力が噴射され、そのスピードを利用して威力を上げ、キングドラグーンにグラーフアイゼンを叩き込んだ。自分より何倍も大きい相手を破壊するってどんだけ力強いんですか・・・・って今更か。

 

カイバLP4000→3400

 

「ふぅん、少しはやるようだな」

「その余裕な表情も今のうちだ。カードを一枚伏せてターンエンド」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター2 伏せ2 手札1 LP1100

カイバ モンスター1 伏せ1 手札4 LP3400

 

「ドロー! トレード・インを発動。ブルーアイズを墓地に送り二枚ドロー! バトルだ! ブルーアイズで紅の鉄騎ヴィータに攻撃!」

「相打ち? まあいい、罠発動プロテクション! これでヴィータさんはこのターン破壊されない! ブルーアイズだけ破壊させてもらう!」

「させるか! ダメージステップ墓地から罠発動!」

『っな!? 墓地からトラップ!?』

「ぼぼぼ墓地からトラップ・・・・って何か罠あったっけ?」

 

つい例のリアクションをしてしまったが、そんな罠あったか? というか墓地から罠ってかなり珍しいからてっきりソニックムーブだけかと思ってた。

 

「スキル・サクセサーを除外することでブルーアイズの攻撃力を800上げる! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!」

「そのカードか!」

 

ブルーアイズA3000→3800 VS A3000

 

ブルーアイズは破壊力抜群のエネルギー弾をヴィータさんに発射した。頑丈な防御を持つヴィータさんでもその攻撃を完全に受け止めるのは不可能で、受け止められなかった攻撃がかすかにだが俺に襲い掛かってきた。

 

「っと、流石ブルーアイズ! けどヴィータさんの効果を発動する!」

 

優斗LP1100→300

 

「ヴィータさんの効果! このカードが戦闘でモンスターを破壊できなかった時、墓地の夜天の騎士ヴィータを除外し、その攻撃力1900だけブルーアイズの攻撃力を下げる」

 

ヴィータさんは小さな鉄球を左手の指の間に四つ作り出し、グラーフアイゼンで飛ばしブルーアイズにぶつけた。

 

ブルーアイズA3800→A1900

 

「お、俺のブルーアイズをっ!」

「更にそのモンスターと戦闘を行う! 反撃だ!」

『リミットブレイク!』

 

ガシャンガシャンガシャンとグラーフアイゼンはカートリッジを三回行うと、巨大な機械音を出しながら巨大なハンマーへと変わった。しかもただのハンマーではない。前には巨大なドリル、後ろにはブーストがついた鉄槌。

 

『ツェアシュテールンクスハンマー!』

 

A3000 VS A1900

 

巨大なドリルをブルーアイズの頭上目掛けて振り下ろした。鉄球を叩きつけられて弱ったブルーアイズは抗うこともできず、ドリルによってペチャンコになった。南無・・・・。

 

「おのれぇ! ブルーアイズを」

 

カイバLP3400→2300

 

「まだだ! 永続罠、正統なる血統を発動! 墓地のブルーアイズを復活! ブルーアイズでティアナを攻撃! 滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)!」

 

A3000 VS D1000

 

やっぱりティアナさんは残らなかったか・・・・。というかその攻撃名、このデュエル始まって何回言った? 俺一回のデュエルで、そこまで同じモンスターで攻撃したことない気がする。

 

「カードを二枚伏せてターンエンド!」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター1 伏せ1 手札1 LP300

カイバ モンスター2 伏せ3 手札3 LP2300

 

ライフはもう300しかないか。ライフを優先しない俺でも300はいくらなんでもまずい。ザフィーラか覇王アインハルトが呼べればいいんだが。

 

「ドロー! Strikersの回収を発動! 墓地のなのは、ユーノ、スバルさんをデッキに戻し二枚ドロー! リリィを召喚、効果でデッキから銀十字を手札に加え、ミッドチルダにLCが乗る」

 

A500・D500

LCミッドチルダ1→2

 

「手札を一枚墓地に送り、デッキからトーマを特殊召喚! 場のトーマとリリィを融合! 来い、リアクト・エンゲージ―トーマ!」

 

相変わらず羨ましい融合モーションで現れたのは、悪そうな格好をしているトーマ。何度も言うが、こいつの格好はどこからどう見ても悪役だ。

 

A2500・D2500

LCトーマ1

 

「ずいぶんと趣味の悪い格好をしている」

「『『・・・・』』」

 

・・・・え、あなたが言います? カイバーマンとか言って、ロンゲでブルーアイズの顔をヘルメットにしているあなたが言います?

言われたトーマも呆れるしかないのか、無言で咳払いした。

 

「ト、トーマに銀十字を装備。そしてトーマの効果。このカードのLCを一つ取り除き、相手フィールドのモンスターの攻守を1000下げる。更に銀十字を装備している場合、この効果で下がる数値は2000になる!」

『Silver Stars Hundred million』

『『シルバー・スターズ・ハンドレッドミリオン!』』

 

LCトーマ1→0

 

銀十字の声に復唱すると、銀十字から何百もの紙が現れた。その一枚一枚が光だし、ブルーアイズに向け一斉発射した。

 

ブルーアイズA3000・D2500→A1000・D500

 

「おのれ、一度ならず二度も・・・・」

「これで終わりだ! ヴィータさんでブルーアイズを攻撃!」

「させん! 攻撃の無力化を発動! バトルフェイズを終了させる!」

 

やっぱりそう簡単には勝たせてくれないか。でもそうじゃなきゃ面白くない、何しろ相手は伝説のブルーアイズデッキの持ち主、こんな楽しいデュエルがそう簡単に終わってたまるか。

 

「ミッドチルダのLCをトーマに移動して、カードを一枚伏せてターンエンド」

 

LCミッドチルダ2→1 トーマ0→1

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター2 伏せ1 手札1 LP300

カイバ モンスター1 伏せ2 手札3 LP2300

 

「ドロー。ふぅん、手札から滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)発動! 相手フィールド上のモンスターを全て破壊する」

「ック、チェーンしてトーマの効果。相手フィールドのモンスターの攻撃力を2000下げる!」

 

ブルーアイズから放たれた一発の弾が俺のフィールドで爆発し、ヴィータさんとトーマが飲み込まれてしまったが、トーマの弾丸もブルーアイズに当たり、ブルーアイズは攻守とも0になった。

 

ブルーアイズA1000・D500→A0・D0

 

「破壊された銀十字の効果! 装備モンスターがリアクト・エンゲージ―トーマだった場合、リアクト・エンゲージ―黒騎士トーマを特殊召喚!」

 

A3000・D2000

 

滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)によって舞っていた土煙が収まると、そこには更に悪そうな格好をしたトーマの姿。鉄のアーマーをより多く装着し、紋様を全身にしているその青年が、実は好青年だと誰が信じるだろうか。まあ余り言い過ぎるとトーマがいじけるから口には出さないけど。

 

「リビングデッドの呼び声発動。墓地のブルーアイズを蘇生」

「滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)を発動したターン、ブルーアイズは攻撃できないはず・・・・。まさか!?」

「融合発動! 場の二体のブルーアイズと手札のブルーアイズを融合! 現れろ我が最強の僕、青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」

 

A4500・D3800

 

ブルーアイズが三体融合した圧倒的な姿。一体だけでも圧倒的な力を持った龍が一つになったことにより、異様なまでの力を込めている。初代デュエルキングの遊戯さんは、このモンスターの威圧感に耐えながらデュエルをしてきたのか。

 

「バトル! アルティメットドラゴンで黒騎士トーマを攻撃! アルティメット・バースト!」

 

A4500 VS A3000

 

三つのブルーアイズの首はそれぞれ口にエネルギー弾を貯め、エネルギーの強さにバチバチバチと力が漏れる音がする。そして放たれたエネルギー弾に黒騎士であるトーマも止めることができず、破壊された。

けど俺はまだ負けるわけにはいかない!

 

「ダメージ計算時ザフィーラを墓地に送りダメージを0にする。そしてデッキから一枚ドロー!」

「ふぅん、なるほどな。俺はこれでターンエンドだ」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター0 伏せ1 手札1 LP300

カイバ モンスター1 伏せ1 手札1 LP2300

 

ック、アルティメットドラゴンのプレッシャーが想像以上にでかい。闇のデュエルでもないのに、手が震えて次のドローをしようとしない。だがドローする前から諦めるのはデュエリストのすることじゃない。どんなカードでもそこから何かに繋げられる。

 

「ドロー! よし、まだ方法はある! ミッドチルダのLCを取り除きロストロギア・レリックを特殊召喚」

 

LCミッドチルダ1→0

 

ロストロギア・レリック ☆3/光/機械族ユニオン/A0・D0

 

場に現れたのは何てことない赤い宝石。これが物凄い力を込めているらしいが、実感が出ない。

 

「そして迷い子ヴィヴィオを召喚。ミッドチルダの効果でLCを乗せる」

 

LCミッドチルダ0→1

 

LS迷い子ヴィヴィオ ☆1/光/魔法使い/A0・D0

 

「このカードは場になのは、またはフェイトと名のつくモンスターが存在しない時手札に戻るが、レリックの効果でヴィヴィオの効果は無効になる」

 

小さいヴィヴィオにアルティメットの攻撃を防いでもらうなんて罪悪感でいっぱいだが、ヴィヴィオ本人も『だいじょぶだよ』って言ってくれてるから頼らせてもらおう。

 

「ロストロギア・レリックの効果でヴィヴィオに装備。これでターンエンドだ」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター1 伏せ2 手札0 LP300

カイバ モンスター1 伏せ1 手札1 LP2300

 

「ドロー。ふぅん、そんな雑魚モンスターでアルティメットの攻撃が止められると思っていたのか! アルティメットの攻撃! アルティメット・バースト!」

 

A4500 VS D0

 

アルティメットは三つのそれぞれの首でエネルギーを溜め、幼女であるヴィヴィオに容赦なく発射した。アルティメットの殺気にヴィヴィオはビクッと怯えたが、攻撃が通ることはなかった。ヴィヴィオの周りに虹色の魔力がヴィヴィオを守るように現れたのだ。

 

「どういう事だ!?」

「ロストロギア・レリックの効果さ。装備モンスターは戦闘では破壊されず、魔法・罠・モンスターの効果を受けない」

「なんだと!? では貫通ダメージかその宝石を破壊するしかなということか。カードを二枚伏せてターンエンドだ」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

優斗  モンスター1 伏せ2 手札0 LP300

カイバ モンスター1 伏せ3 手札0 LP2300

 

何とか耐えることができたか。しかし、いつカイバーマンが貫通効果のカードや、レリックを破壊するカードを引くか分からない。ここらで何かいいカードを。

 

「ドロー! フェイトを召喚! 効果でミッドチルダと自身にLCを置く。そしてミッドチルダにLCを移動」

 

A500・D1800

LCフェイト1→0 ミッドチルダ1→3

 

「レリックの装備を解除。そして場になのは、またはフェイトと名のつくモンスターが存在する時、ヴィヴィオとレリックは融合できる! 来い! 聖王ヴィヴィオ! ヴィヴィオさんの効果でデッキから聖王の鎧を手札に加える。そしてヴィヴィオさんの攻守は墓地のLSと名のつくモンスターの数×400になる。俺の墓地のLSは十一枚! よって攻守は4400!」

 

ヴィヴィオA?・D?→A4400・D4400

 

「攻撃力4400・・・・」

「更にミッドチルダのLCを取り除きアルフを特殊召喚。場のフェイトとアルフを融合、来い、黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウン!」

『わ~、フェイトママー!』

『ふふっ、駄目だよヴィヴィオ。今は決闘中なんだから』

 

LCミッドチルダ3→2

A2800・D500

ヴィヴィオA4400・D4400→A5200・D5200

 

この二人は微笑ましいな~。背はフェイトさんの方が少し高く、ヴィヴィオさんはフェイトさんの腕の中に飛び込んだ。ここになのはさんを呼びたかったな。

さて、ヴィヴィオさんには悪いけど、家族の団欒は中断してもらう。

 

「ヴィヴィオさん効果、墓地のLS一体の効果を得る、俺はなのはさんの効果を選択! 攻撃表示に変更し、デッキからエリオを手札に加え、エリオの効果。このカードを墓地に送り、墓地のレリックを手札に加える。そしてミッドチルダのLCを取り除きレリック特殊召喚」

 

LCミッドチルダ2→1

 

「レリックをヴィヴィオさんに装備し、バトル! ヴィヴィオさんでアルティメットに攻撃!」

『ディバインバスター!』

 

A5200 VS A4500

 

三つのブルーアイズから放たれたエネルギー弾よりも巨大な砲撃がヴィヴィオさんから放たれた。あの伝説の融合モンスターであるアルティメットの攻撃をあっさりと押し返し、アルティメットを破壊した。

 

カイバ2300→1600

 

「俺のアルティメットがやられただと!?」

「これで終りだ! フェイトさんでダイレクトアタック!」

「させん! アルティメットが破壊された時時の機械―タイム・マシーンを発動! アルティメットを再び特殊召喚!」

 

A4500・D3800

 

「ック、お前もしつこいな! 俺はこれでターンエンド。エンドフェイズヴィヴィオさんは融合デッキに戻らなくてはいけないが、レリックによりその効果は無効だ」

 

これで次のターンアルティメットに攻撃したら俺の勝ちだ。このターンで決められなかったのは予想外だが、奴に一ターンの猶予を与えただけ。

 

場 魔法都市ミッドチルダ

遊斗  モンスター2 伏せ2 手札0 LP300

カイバ モンスター1 伏せ2 手札0 LP1600

 

「ドロー! まさか貴様如きにこのカードを使う事になるとはな。今ここでブルーアイズの最終形態を見せてやる! アルティメットを生贄に捧げ降臨せよ! 青眼の光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)!」

 

アルティメットの表面がピキピキと音を立て、徐々に鱗がはがれて行く。アルティメットの中から光を発する白く神々しい何かがチラリと見えた。その正体は徐々に露わになり、白銀に輝く、綺麗という言葉だけでは現す事の出来ない神々しさを持つ龍が現れた。

 

A3000・D2500

 

ブ、ブルーアイズにはこんな最終形態があったのか・・・・。てっきりアルティメットだけかと思っていたが、更に進化があったとは驚きだ。まあ対をなすレッドアイズの進化形がやたら多いから、むしろもっと出すべきだと思う。海馬さんしか使えないけど。

 

「シャイニングドラゴンは墓地のドラゴン一体につき攻撃力が300上がる! 俺の墓地のドラゴンは七体。よって攻撃力は5100になる!」

 

シャイニングA3000→A5100

 

「バトル! 青眼の光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)で黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウンを攻撃! シャイニング・バースト!」

 

A5100 VS A2800

 

「罠発動、協力防御。LSが二体以上いる時発動可能。このターンLSは戦闘では破壊されず、俺が受ける戦闘ダメージを0にする。これで次のターンヴィヴィオさんで攻撃すれば俺の勝ちだ!」

「ほう、その手のカードを伏せて置いたか。だが無意味だ! トラップ・ジャマー発動! バトルフェイズ中に発動した相手の罠の発動を無効にする!」

 

取っておいた協力防御のカードはトラップ・ジャマーから出てきた怪しい色の霧によって破壊された。シャイニングの攻撃を止めていたフェイトさんとヴィヴィオさんの協力が解かれ、シャイニングドラゴンの攻撃がフェイトさんを襲い、その攻撃が俺に押し寄せてきた。

 

「粉砕! 玉砕! 大喝采!」

「くそおおおおお!」

 

遊斗LP300→-2000

 

ま、負けた・・・・。初手なのはさんから、ヴィータさん、トーマ、ヴィヴィオさん、フェイトさんに繋げてかなり良い流れだったけど、奴の圧倒的なパワーに押し負けてしまった。

 

「ふぅん、確かに貴様は強かった。だがこの俺を越える事は出来なかったようだな」

「ック・・・・完敗だ」

 

奴の圧倒的なブルーアイズへの執着。常時3000打点のモンスターを様々な手段で呼び、最後の最後までブルーアイズで押された結果がこの敗北だ。今回のデュエル、カイバーマンはキングドラグーン以外の上級モンスターはブルーアイズ関連しか使っていない。

 

「まあ俺も楽しめた。貴様の聞きたい事とやらに答えてやろう」

「本当か、ありがとう! じゃあ単刀直入に言うけど、最近魔法使い族、正確に言うと神聖魔導王エンディミオンってどういう人? 何か変わった事とかある?」

 

今俺が精霊達に狙われている事は既に知っているだろう。俺の質問に驚きもせずにカイバーマンは「ふぅん」と鼻で笑うと、口を開いた。

 

「魔法使い族だけじゃない。十年以上前から、ゆっくりだが確実に精霊世界はおかしくなってきている」

「おかしい? そこを詳しく教えてくれ」

「詳しくは知らん。だがそれぞれの種族の代表の行動が今までと変わり、戦争や暴力が増えた。ここはそんな世界で生きられなかった弱小モンスターが集まる場所」

 

なるほど、カイバーマンも攻撃力200の弱小モンスターだからな。なんて口が裂けても言えない。

 

「そして十年前からある噂をよく聞くようになった」

「え?」

「こんな噂だ。本来なら存在する筈のないカードが現れた」

「存在する筈のないカード? それってどういう」

「これ以上は俺も知らん。さあ、さっさと帰るんだな」

 

カイバーマンはそう言って背中を向け去って行ったので、俺も元の世界に帰りたいと願い、無事に元の世界に帰った。

 

 

 

 




今回も新オリカが無いので、今回はこれからの、この小説の話の進め方について説明をします。

今回前回からかなり話が進みました。セブンスターズももう後一人です。
まあ今までの話でお分かりになる方も多いと思いますが、基本的に原作と同じ組み合わせのデュエルはカットしたり、今回の様にザックリと説明します。
理由は
原作と同じデュエルを文才のない作者が書いてもただの劣化にしかならない。
仮にデュエルを違う展開にしても、対戦キャラが同じなの結局神展開の原作の劣化になってしまう。
単純に話数が増える。

などの理由からカット、またはざっくりとした説明で行かせてもらいます。


それとヒロインですが、おそらく幼フェイトになると思います。恋愛予定無しと書いてしまったので、ハーレムとかにするのもちょっと気が引けるので。


最後にもう一つ、デッキ枚数の事ですが、一期にある程度区切りがついたら皆様にアンケートさせて頂こうと思います。
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