遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

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前回の後書きに書いてあったアンケートの結果ですが(2)の80枚超えても無視する。
になりました。
と言っても毎回毎回オリカを出すわけではありません、自重はします。

おそらく次の次の話の時にオリカ案の募集をします。


それと前回恋人になったフェイトですが、恋人になったからと言ってアストラルの様やAIBOの様にずっと隣に居る訳ではありません。デュエルは平等です(`・ω・´)


追記)デュエルのミスが出たので強欲な壷を使いました。


二期
第二十五話


長い長い夏休みも終り、再び学校が始まった。クラス、先生、友達は変わらないが、学校は夏休み前とは大きく変わっていた。三年生だった先輩達が居らず、代わりに新しく入ってきた一年生の後輩が出来た。

たった一年違うだけなのに、後輩達はとても初々しく、高校デビューに盛り上がっている。一年前の高校初日と言ったら、やっぱり十代との初デュエルが一番印象に残っている。あと深夜に万丈目の取り巻きとデュエルしたのも高校初日だった。

 

「あの、ひょっとしてスカリエッティ先輩ですか?」

「ん? ああ、そうだけど?」

 

見知らぬ男子から話しかけられた。俺に先輩と付けた事は、この子は新入生なんだろう。制服は赤、中等部から上がってきた訳じゃないようだ。レッドと言う事は、十代の後輩って事か。

 

「僕、テレビでスカリエッティ先輩を見てから、ずっとデュエルアカデミアに来たかったんです! こうしてスカリエッティ先輩とお会いできて光栄です!」

「テレビ・・・・、ああ、代表デュエルの。そう言ってくれると凄く嬉しいけど、俺はそんな凄いデュエリストじゃないよ」

「そんな事無いです」

「ッフ、じゃあ後輩の君に失望されない様に頑張るか」

 

なんてカッコつけて先輩らしい事は言ったけど、今年一年去年の様に頑張れるか? 月一試験では常に上位、デュエルでは代表になり、体育会でも活躍。頭で考えると無理そうだが、教導官が二人いるから大丈夫だろう。少なくとも一つ目の試験に関しては半強制的に勉強させられる。

 

「あっ、遊斗じゃない」

「明日香。久しぶり・・・・って相変わらず男女ともにモテモテだな」

 

明日香の手にはラブレターらしき手紙が10から20枚くらいある。明日香は中等部から上がってきたらしいから、中等部から上がってきた後輩は明日香の事を知っている。だから久しぶりに会った、憧れの明日香先輩にラブレターを送る新入生も多いのだろう。

 

「今からレッド寮に行こうと思うんだけど、一緒に行く?」

「ああ、そう言えば十代と挨拶してなかったしな」

 

 

 

 

十代達の部屋には十代も翔もおらず、レッド寮の裏の崖の方に、翔、万丈目、トメさんがいた。三人の視線の先には、崖の下で十代が見覚えのある少年とデュエルしていた。

ライフ的にもフィールド的にも手札的にも十代の圧倒。一目見ただけでも負ける要素が無い。

 

「十代は誰とデュエルしているんですか?」

「エド・フェニックスって言う、生意気な奴ッス」

「エド・フェニックス・・・・んな!? プロデュエリストじゃないか!? ちょちょ、サイン貰ってくる!」

 

少年の名前を聞いた途端、自覚できる程少年への反応が変わった。崖の下にいるエド・フェニックス目がけて跳び下りようとしたが、万丈目と翔に引きとめられ跳び下りる事は出来なかった。

 

「今はデュエル中だ。あとにしろ」

「ッチ」

 

エド・フェニックスが今使っているデッキは、俺の知っているエド・フェニックスのデッキでは無かった。それもその筈、どうやらあのデッキは、パックを八つ買い、その四十枚で作った紙束の様なデッキらしい。十代が圧倒している訳だ。

 

「これで終わりだ。フレイム・ウイングマンでダイレクトアタック!」

「うわああ~」

 

エドLP0

 

凄い棒読みのやられ声と共に、エド・フェニックスのライフが0になった。流石の十代も、デュエルに勝っても面白くないようで、困った顔をしている。俺も十代の立場だったら同じ反応だろうな。

・・・・ちょっと想像していたエド・フェニックスとは違うな。なんか今の彼にはサインを貰いたくない。

 

「流石です先輩。アッサリやられてしまいました」

「お前本気出してたのか?」

「さあ、どうでしょう。じゃっ、僕はこれで失礼しますね、先輩」

 

エド・フェニックスは嫌みと共に去って行った。どうやらエド・フェニックスはデュエルアカデミアの生徒として入学してきたらしい。何故プロデュエリストが態々日本の学校に入学し、十代を馬鹿にするかのようにデュエルを挑んだかは分からない。

だが一つ言える事は、エド・フェニックスは十代に興味を持っていると言う事。

 

 

 

 

エド・フェニックスがこの学校にいると知った翌日、デュエルアカデミアはある行事が行われていた。

新入生歓迎デュエル。新入生が二年や三年の先輩とデュエルして、交流の切っ掛けを作る行事だ。どうやら俺の噂は中等部まで行っているらしく、意外にも俺に挑戦してくる後輩達はいた。

新入生歓迎デュエルはようやく半分を行った所だ。これまでのデュエルで一番インパクトがあったのは、万丈目とブルーの後輩とのデュエルだった。

ブルーの後輩は一年前までの万丈目に憧れていたらしい。そんな万丈目が、落ちこぼれであるレッドにいる事が許せないらしい。昔の万丈目に戻す為、オシリスレッドの悪口を言いまくるが、万丈目は「俺はオシリスレッドである事に誇りを持っている」と言い、見事勝利を掴んだ。

 

『けど一年前にくらべて、あの子みたいなブルー生徒が少なくなったね』

「そうだな。っと、あの子は確か昨日の」

 

次にデュエルフィールドに上がったのは、昨日俺に話しかけてきたレッドの新入生の子。

 

「山下イシです。ブルー寮、遊斗・スカリエッティ先輩にデュエルを申し込みます」

「分かったノ~ネ。シニョ~ル遊斗、こっちに来るノ~ネ」

「はい」

 

俺がデュエルフィールドに上がると、イシは嬉しそうに笑う。

 

「一度スカリエッティ先輩とデュエルしたかったんです」

「ありがとな。けどデュエルをするからには、後輩と言えど手加減は無しだ」

「勿論です」

「「デュエル!」」

「先攻は貰います、ドロー! 巨大ネズミを通常召喚。カードを一枚伏せてターンエンドです」

 

A1400・D1450

 

イシ モンスター1 伏せ1 手札4 LP4000

 

巨大ネズミ。地属性専用のリクルーターか。ネズミにしては破格の大きさだが、デュエルモンスターズの中では巨大、とは言えないよな。って、どうでもいいかそんな事。

リクルーター相手にはマリアージュが一番なんだが、イクス来てくれないかな~。

 

「ドロー! フェイトを通常召喚。効果で自身にLCを置く」

 

A1800・D500

LCフェイト1

 

俺のフィールド上に、恋人の姿が現れた。こんな立場じゃないにしろ、恋人に戦わせるのは気が引ける、と多くの人は思うだろうが、俺はそんな事は思わない。11年前からこうして戦わせているし、フェイトだってモンスターとして戦うのが好きらしい。流石バトルマニア。

ただフェイトと恋人になって変わった事と言えば、露出度の高いフェイトの恰好にますます敏感になった事。これは思春期真っ只中の高校生なら仕方ない。うん、仕方ない。

 

「手札から装備魔法、バルディッシュ・ザンバーを発動。フェイトの攻撃力を1000上げ、貫通効果を得る」

「そんな!?」

 

フェイトA1800→A2800

 

「バトル! フェイトで巨大ネズミを攻撃!」

『ジェットザンバー!』

 

A2800 VS D1450

 

大剣になったバルディッシュの刀身が、名前通りジェットの様に素早く伸び、巨大ネズミが抵抗する前に破壊された。巨大ネズミが破壊された時の衝撃がイシを襲った。

 

イシLP4000→2650

 

「ック、この瞬間巨大ネズミが発動します。デッキから地属性攻撃力1500以下のモンスターを特殊召喚。来い、磁石の戦士γ(マグネット・ウォーリア・ガンマ)!」

 

A1500・D1800

 

ザワザワと会場が騒がしくなる。俺も会場のみんなと同じ心境だ。磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)は遊戯さんのデッキに入っていたカードで、遊戯さんの高火力アタッカーとして活躍していたカードだ。その為人気と値段が上がり、今ではかなり高価なカードになっている。

 

磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)とは凄いな」

「遊戯さんの影響で有名になる前から、好きだったカードみたいなんです。物心つく前の話らしいんで、記憶はあんまりないんですけど」

「へ~、そんな小さい頃から。俺もこのデッキはもう11年使っててな。カードを一枚伏せてターンエンド」

 

遊斗 モンスター1 伏せ2 手札3 LP4000

イシ モンスター1 伏せ1 手札4 LP2650

 

「ドロー! フィールド魔法ガイアパワーを発動。地属性の攻撃力を500上げ、守備力を400下げる」

 

γ A1500・D1800→A2000・D1400

 

「そしてレスキューラビットを通常召喚。このカードを除外して、デッキのレベル4以下の同名通常モンスター二体を特殊召喚します。磁石の戦士β(マグネット・ウォーリア・ベータ)を特殊召喚」

 

β A1700・D1600→A2200・D1200

 

「バトル! γでフェイトに攻撃!」

「む? 攻撃力の低い奴で攻撃? ・・・・攻撃宣言時罠、プロテクション発動。このターンフェイトは破壊されない」

 

地属性通常モンスターが攻撃してきた。つい最近発売されたあのカードを手札に持っているかもしれない。発動して損は無いだろう。

 

「流石です遊斗先輩。攻撃宣言時、手札のジェム・マーチャントの効果を発動します。地属性通常モンスターが戦闘を行うダメージステップ、このカードを墓地に送り、戦闘を行うモンスターの攻守を1000上げます」

 

γ A2000→A3000 VS A2800

 

γは両手で拳を作り拳先をフェイトへと向け、腕を飛ばしてフェイトに発射した。ロケットパンチと言うやつだ。可愛く聞こえる攻撃方法だが、予想以上に拳のスピードが速かったのか、フェイトは慌ててプロテクションを出して破壊を逃れた。

 

遊斗LP4000→3800

 

危ね~。プロテクションを発動してなかったら負けていたのか。ジェム・マーチャントの存在を知っていて良かった。

 

「流石です。馬の骨の対価を二枚発動します。β二体を墓地に送り、計四枚ドロー。カードを一枚伏せてターンエンドです」

 

γ A3000→A2000

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札3 LP3800

イシ モンスター1 伏せ2 手札3 LP2650

 

レスキューラビットの効果で呼びだされたモンスターは破壊されるから、馬の骨の対価とは相性がいい。磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)は打点が低く、専用のサポートがある訳じゃない。合体されない内に叩くのが一番だ。

 

「ドロー! 高町なのはを通常召喚。効果でLCを自身に置く」

 

A500・D1800

LCなのは1

 

フェイトのLCを使うのは勿体ないが、なのはさんを呼ぶにはそうするしかない。けどまずは、なのはの効果を使う。

 

「なのはの効果発動。このカードのLCを取り除き、相手フィールド上の魔法・罠を一枚破壊する。右側のカードを破壊!」

『ディバインシュート!』

「チェーンして罠発動、石投げアタック! デッキのαを墓地に送り、スカリエッティ先輩に500のダメージを与えます!」

 

遊斗LP3800→3300

 

ック、フリーチェーンを当ててしまうとは、ついてないな。これでフィールド、墓地には三体の磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)が揃った。通常モンスターは何かと回収手段があるから、イシの切り札が出るのは遅くは無い。

 

「フェイトのLCを取り除き、デッキからユーノを特殊召喚。場のなのはとユーノを融合! 来い、AOA高町なのは! 守備表示のこのカードを攻撃表示にする事により、デッキからスバルを手札に加える」

 

A1000・D3000

 

「装備魔法、レイジングハート・エクシードをなのはに装備。攻撃力が1500上がる」

 

なのはA1000→A2500

 

「低ステータスのモンスター二体を装備魔法で上級モンスター並みに」

「バトル! フェイトでγを攻撃!」

「させません! 罠発動、ジャスティブレイク! 自分の通常モンスターが攻撃対象となった時発動可能。表側攻撃表示で存在する、通常モンスター以外のモンスターを全て破壊する!」

 

なのはさんのディバインバスターがγの前に現れた虹色の壁により反射され、なのはさんとフェイトの方へ向かって行った。

 

「ック、レイジングハート・エクシードの効果発動! 装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する事が出来る!」

 

フェイトは反射したディバインバスターから逃れる事が出来ず破壊されてしまった。

だがレイジングハートは自らの身を挺してなのはさんを守り、ひびだらけになるとスッと待機状態の赤い宝石になり、なのはさんの胸のポケットに入って行く。

 

『ありがと、レイジングハート』

「ターンエンド」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札3 LP3300

イシ モンスター1 伏せ0 手札3 LP2650

 

「ドロー! 闇の量産工場を発動。墓地のαとβを手札に加えます。そして手札のα、β、場のγを生贄に磁石の戦士マグネット・バルキリオンを特殊召喚!」

 

場と手札にいる三体の磁石の戦士達は、それぞれ形を変え+極と-極を上手く使い、合体して行く。イシの場に出現したのは三体の磁石の戦士達が合体した最強の姿。単体ではアメリカのアニメみたいに可愛らしい磁石の戦士も、合体したら男心を擽られる、カッコいいカードへと変わる。

 

バルキリオンA3500・D3850→A4000・D3450

 

「ック、ついに出てしまったか。かなりテンポが速い。流石だ」

「ありがとうございます。バトル! バルキリオンでAOA高町なのはに攻撃! 電磁剣(マグネット・セイバー)!」

「攻撃宣言時、フォーメーションチェンジを発動! 攻撃対象にされたモンスターの表示形式を変更し、デッキから一枚ドロー」

「けどバルキリオンの攻撃力は4000! 破壊させて貰います!」

「それも無効だ! 手札のスバルの効果発動。このカードを墓地に送る事で、戦闘を行うLSの攻撃、または守備を1000上げる」

 

なのはD3000→D4000 VS A4000

 

バルキリオンは右手に持っている磁石の剣に電撃を纏わせ、なのはさんに振りかぶる。その威力はなのはさんでも一人では防ぐ事が出来ない威力だが、スバルとの協力プレイにより、無事バルキリオンの攻撃を防ぐ事が出来た。

因みにこの夏休み、スバルから「もう体の年齢は私より大人なんだから、呼び捨てでいいよ」って言われてからそうした。なのは、フェイト、はやての時もそうだったし、スバルも敬語を使われるのは余り得意ではないらしいし。

 

「まさかそんな方法で攻撃を止めるなんて・・・・。永続魔法凡骨の意地を発動。カードを一枚伏せてターンエンドです」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター1 伏せ0 手札3 LP3300

イシ モンスター1 伏せ2 手札0 LP2650

 

攻撃力4000のバルキリオンか・・・・。突破する方法としては黒騎士トーマかシグナムさんが妥当か。けどトーマに関しては、破壊に失敗したり即座に復活させられたら巻き返せない。ここは手札消費を少なく対処したい。

 

「ドロー! なのはの効果発動。デッキから教会騎士カリム・グラシアを手札に加え、通常召喚。そしてカリムの効果。カードの種類を宣言、デッキトップが宣言した種類だったら手札に加える。モンスターを宣言、デッキトップは祝福の風リインフォースツヴァイ。よって手札に加える」

 

よしっ、ツヴァイが来てくれたのは心強い。

これで手札は五枚。だけどまだ足りない。パーツがあと一枚。

 

「なのはを守備に。カードを一枚伏せてターンエンドだ」

「? 遊斗先輩って意外に攻めないんですね」

「攻める時は攻める。守る時は守る。お前に切り札を出された以上、今は守るのが一番だろ?」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ1 手札4 LP3300

イシ モンスター1 伏せ2 手札0 LP2650

 

イシの場にある永続魔法、凡骨の意地。通常モンスターをドローした時、ドローしたカードを見せる事でもう一枚ドロー出来るカード。あいつがデッキにどれだけ通常モンスターを入れているかは分からないが、連続ドローされない事を祈る。

 

「ドロー! ドローしたカードはα、もう一枚ドロー。次のドローはγ、もう一枚ドロー!」

 

ッチ、一回のドローフェズで三枚ドローか。かなりいい方だな。バルキリオンを二体並べて来るのか、それとも下級の磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)で押してくるのか。どっちにしても余り展開して欲しくない。

 

「罠発動、凡人の施し。デッキから二枚ドローして、その後手札の通常モンスターを一枚除外。αを除外します。そしてバルキリオンの効果発動。このカードを生贄に墓地の、α、β、γを特殊召喚します!」

「態々合体を解くのか!?」

 

バルキリオンは、合体した時のモーションを綺麗に逆再生したかのように、合体を解いた。周りのみんなは、プレイングミスだと言っているが、墓地に行ったバルキリオンは蘇生条件を満たしたバルキリオン。墓地からでも除外ゾーンからでも特殊召喚する事が出来る。

 

「戦線復活の代償を発動αを墓地に送り、墓地のバルキリオンを復活。その後バルキリオンの装備カードとして装備します」

 

バルキリオンA3500・D3850→A4000・D3450

 

コレなんだよな。通常モンスターを墓地から三体特殊召喚すると、こういう強みがあるから怖いんだ。しかし十代みたいに後先考えずに攻めて来るな。こういう相手はミラーフォースの様なカードを警戒しないから、ミラーフォースを入れていない俺には辛い。

 

「バトル、バルキリオンでAOA高町なのはを攻撃!」

「甘い甘い! カウンター罠クラールゲホイルを発動。相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールド上のモンスターを選択。相手のバトルフェイズを強制終了させ、選択したモンスターをデッキに戻し、デッキから夜天と名のつくモンスターをLCを乗せ特殊召喚。カリムをデッキに戻し、夜天の将シグナムを特殊召喚する」

 

A1800・D1200

LCシグナム1

 

「攻めれない・・・・。カードを二枚伏せてターンエンドです」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ0 手札4 LP3300

イシ モンスター3 伏せ4 手札1 LP2650

 

「ドロー! なのはの効果でデッキからアギトを手札に加える。シグナムのLCを取り除き、手札からアギトを特殊召喚。そしてツヴァイを通常召喚」

 

A500・D500

 

「場のシグナム、ツヴァイ、アギトを融合! 来い、氷炎の剣聖神シグナム!」

 

A3500・D2000

 

極寒の吹雪を纏った、高温の破壊の炎。それはいつ見ても幻想的で、同時に天変地異を見ているようで背筋が凍る。不気味だが美しいその氷炎の渦から現れたのは、二人とユニゾンしたシグナムさん。

 

「す、凄い威圧感だ・・・・」

「バトル! シグナムでβを攻撃!」

 

これが通ればバーンダメージで俺の勝ちだ!

 

「させません! 永続罠、強制終了を発動します。このカード以外のカード一枚を墓地へ送り、このターンのバトルフェイズは終了します。γを墓地に送ります」

「バルキリオンがいるからコストには困らないって事か。なのはを守備に、カードを一枚伏せてターンエンド」

 

強制終了は持久戦向きのカード。イシがその気なら持久戦に持ち込んでやるか。俺も持久戦には自身ある。なんたって三幻魔の攻撃をひたすら耐えてきた男だからな。

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ1 手札3 LP3300

イシ モンスター2 伏せ4 手札1 LP2650

 

「ドロー! ドローしたのはβ、もう一枚ドロー。γを通常召喚。強欲な壷を発動し、二枚ドロー。団結の力をβに装備し、攻守を2400上げます」

 

γA1500・D1800→A2000・D1400

βA2200・D1200→A4600・D3600

 

さっきから磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)へのサポートが豊富だな。磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)以外のモンスターはジェム・マーチャントとレスキューラビットぐらいしか入っていないのか?

 

「守備封じをAOAなのはに発動。バトル! βでAOA高町なのはを攻撃!」

「攻撃宣言時、シグナムの効果発動! このカードを除外して、βの攻撃力を0にして守備表示に変更する!」

 

βは両手の磁石から電磁波をなのはさんに向け発射したが、閃光弾により視界を奪われ、氷の足枷により体の自由が奪われた。

 

βA4600→0

 

「けどバルキリオンの攻撃が残っています! 電磁剣(マグネット・セイバー)!」

「いいだろう、ライフで受けるぞ」

 

A4000 VS A1000

 

なのはさんには申し訳ないけど、この攻撃を止める事は出来ない。なのはさんが展開したミッドチルダ式の魔法陣は、バルキリオンの剣によって破られ、なのはさんは破壊されてしまった。

そう言えば、なのはさんの出番の多さは相変わらずだけど、一回のデュエルでここまで効果を使ったのは久しぶりだ。ここまでありがとうございます。

 

遊斗LP3300→300

 

「おい、オシリスレッドの奴がスカリエッティ先輩を追いつめてるぞ」

「どういう事だ? まさか手加減してるんじゃないのか?」

 

なんて声が聞こえて来る。そう言えば亮さんと初めてデュエルをした時もこんな感じだったな。イシの事を見下しているオベリスク新入生に怒鳴ろうとした瞬間。

 

「お前等! レッドだからって馬鹿にするのは止めろ!」

 

同級生のオベリスクの友人がその二人を叱った。

あいつも昔はオシリスレッドの事を馬鹿にしてたけど、成長したな。

 

「気にするなイシ。それと言っておくが、ライフが300だからって油断するなよ。俺のライフを削るのはここからが本番だと思え。ちょっと発動タイミングが遅れたが、罠を発動するぞ」

「はい!」

「なのはが破壊された時、Asの収集を発動。デッキからレベル5以下のLSを特殊召喚する。来い、夜天の騎士ヴィータ。地属性だからガイアパワーの恩寵を受ける」

 

ヴィータA1900・D1200→A2400・D800

 

「γじゃ届かないか。ターンエンドです」

「エンドフェイズ、シグナムが戻ってくる」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ0 手札3 LP300

イシ モンスター3 伏せ5 手札1 LP2650

 

取り合えず強制終了を何とかしないと話にならないな。と言っても伏せ除去カードがないんだが、どうしたものか。まあドローしてから考えよう。

 

「ドロー! よし、速攻魔法ユニゾンアウトを発動。氷炎の剣聖神シグナムの融合を解く。戻って来い、シグナム、ツヴァイ、アギト!」

 

A1800・D1200

A500・D500

A500・D500

 

三体融合のモンスターにユニゾンアウトを使うとなんか面白いよな。一気に三体特殊召喚するってカッコイイし。

 

「場のヴィータとツヴァイを融合! 来い、祝福の騎士ヴィータ! 融合召喚に成功した時、相手フィールド上のセットカードを二枚まで破壊できる。セットされたそのカード一枚を選択!」

『コメートフリーゲン!』

 

ヴィータA2600・D2500→A3100・D2100

 

ヴィータさんの手にはボーリングの球より一回り大きい鉄球が現れた。ヴィータさんはそれを中に投げ、空に浮いている鉄球をグラーフアイゼンでセットされたカードめがけ叩き飛ばした。破壊したのは異次元からの帰還。そんなカードまで入れているのか。

 

「ック・・・・」

「まだだ。場のシグナムとアギトを融合! 来い、烈火の剣神シグナム! 融合召喚に成功した時、このカードより攻撃力が低い相手モンスターを全て破壊する!」

『剣閃烈火!』

 

アギトの声と共に、シグナムさんの左腕に炎が宿る。シグナムさんは左手を肩の方まで持って、キッと相手モンスターを睨むと、左手の炎を伸ばし長い剣にする。そしてその炎の剣を薙ぎ払った。

 

『火竜一閃!』

 

シグナムさんより攻撃力が低い、βとγは炎に焼かれて破壊された。これで破壊したモンスターの合計レベルは8。しょっぱいが、一応バルキリオンだけにする事が出来た。すぐ三体に増えるんだがな。

 

「この効果を使ったターン俺は攻撃できない。祝福のヴィータを生贄に、紅の鉄騎ヴィータを特殊召喚。カードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

ヴィータA3000・D2800→A3500・D2400

 

「エンドフェイズ融合素材になったアギトの効果で、このターン破壊したモンスターのレベル合計×100ダメージを与える」

『ブレネン・クリューガー!』

「ック、バーン効果まで」

 

イシLP2650→1450

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ1 手札1 LP300

イシ モンスター1 伏せ3 手札1 LP1450

 

「ドロー! 行きます、バルキリオンの効果発動。墓地のα、β、γを特殊召喚します」

 

αA1400・D1700→A1900・D1300

βA1700・D1600→A2200・D1200

γA1500・D1800→A2000・D2400

 

再び合体を解いて、三体の磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)が現れた。こんなにカッコイイのにどうして専用のカードを作らないんだろう?

 

「そして馬の骨の対価を発動。αを墓地に送ってデッキから二枚ドローします」

 

というかさっきからコストはαばっかりだな。攻撃力が一番低いし、守備力はγより100低いから仕方ないか。磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)はただでさえ攻撃力が低いからな。

 

「ファントム・オブ・カオスを通常召喚」

 

A0・D0

 

イシの場に現れたのは、物体すらかも分からない黒のもの。闇なのか、黒の炎なのか、影なのか、どんな存在なのか全く分からない。

 

「ファントム・オブ・カオスの効果発動。墓地のバルキリオンをゲームから除外して、同じステータスと効果を得ます。ただこのモンスターでは先輩にダメージを与えられませんが」

 

ファントム・オブ・カオスA0・D0→A3500・D3850

 

「そして再びバルキリオンの効果。墓地のα、β、γを特殊召喚します」

 

・・・・あれ? さっきまでイシのフィールドってモンスター一体しかいなかったよね? どうしてこうなった。

 

「カードを一枚伏せてターンエンドです」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ1 手札1 LP300

イシ モンスター5 伏せ3 手札1 LP1450

 

バルキリオンで攻撃してこなかったのは、俺の伏せを警戒していたのと、手札に馬の骨の対価があったからだろう。

マジで強制終了どうやって対処しようか・・・・。なのはか、フェイトのフォトンランサーか、あとイクスとマリアージュの破壊効果。

 

「ドロー。Strikersの収集を発動。墓地のなのは、フェイト、スバルをデッキに戻し、二枚ドローする。イクスヴェリアを通常召喚。イクスの効果でデッキからマリアージュを特殊召喚する」

 

A500・D500

A1700・D1200

 

「速攻魔法フェイクシルエットをマリアージュに発動。墓地のティアナ・ランスターを墓地に送る。そしてマリアージュはカード効果の対象となった時、相手のカード一枚と一緒に自壊する。強制終了を破壊させて貰う!」

「っな!?」

 

マリアージュは自身の体を燃焼液に変化させ、強制終了のカードへと突っ込み自爆した。ナハトに慣れた俺だが、マリアージュの自爆の仕方には未だに慣れる事が出来ない。

イシも顔を真っ青にしているし、この光景を始めて見た新入生も顔色が悪くなっている。マリアージュでバイザーを付けているけど、長身の美女だから、余計ショックが大きいのだろう。

 

「これで終わりだ! ヴィータでβを攻撃!」

『ラケーテンハンマー!』

「速攻魔法禁じられた聖杯を発動します! これにより紅の鉄騎ヴィータの効果は無効になります」

 

ヴィータA3500→A3900 VS D1200

 

ムッ、別に隠していた訳じゃないが、貫通効果の事を知っていたか。聖杯によってヴィータさんの魔力がパワーアップしたが、同時に効果が発動できずβを破壊するだけだった。

 

「烈火の剣神シグナムで二体目のβを攻撃」

『紫電一閃!』

 

A3000 VS D1200

 

シグナムさんもレヴァンティンに炎を纏わせ、βを綺麗に真っ二つにして破壊した。

 

「ターンエンドだ」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター3 伏せ0 手札2 LP300

イシ モンスター3 伏せ1 手札1 LP1450

 

「(やっぱりスカリエッティ先輩は強い。ジワジワと確実に追い詰められている。いつもは簡単に削れる300が全然削れない)」

 

イシの手札はβというのは分かっている。このドローで何を引くのか見ものだ。

 

「ドロー! 場のα、γ、手札のβを生贄に、手札のバルキリオンを特殊召喚します!」

 

バルキリオンA3500・D3850→A4000・D3450

 

最後の最後でそのカードを引くか。俺に伏せは無い。攻め時は今だろう。

 

「これで終わりです! バルキリオンで紅の鉄騎ヴィータを攻撃! 電磁剣(マグネット・セイバー)!」

 

バルキリオンは右に手に持った剣に、電気エネルギーを溜めて紅ヴィータさんに突撃してきた。けど最後の最後で甘いと言うか、突撃思考なのは褒められないな。強制終了を破壊された今、それしか手が無かったんだろう。

 

「終りだ、ダメージステップ手札のスバルを捨てる事により、ヴィータの攻撃力を1000上げる」

『ラケーテンハンマー!』

 

ヴィータA3500→A4500 VS A4000

 

手札から現れたスバルは、手に付けたマッハキャリバーでバルキリオンの剣を受け止め、その間に紅ヴィータさんは手に持ったグラーフアイゼンで、バルキリオンの頭を横から殴打した。

破壊されたバルキリオンの破片がイシを襲う。

 

イシLP1450→950

 

「うわっ! ・・・・ターンエンドです」

 

場 ガイアパワー

遊斗 モンスター2 伏せ0 手札1 LP300

イシ モンスター1 伏せ1 手札0 LP950

 

「ドロー。バトル、ヴィータでγを攻撃!」

『ラケーテンハンマー!』

 

A3500 VS D1400

 

グラーフアイゼンの後頭部から、魔力がジェットの様に吹きだし、ヴィータさんの持ち前のパワーに速さが乗る。磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)はグラーフアイゼンから伝って来た衝撃にバラバラになり、バルキリオンが破壊された時と同じように破片が勢いよくイシを襲った。

 

「うわああああ!」

 

イシLP950→-1150

 

ライフが0になったと同時に、起こったのは大歓声だった。有名な磁石の戦士(マグネット・ウォーリア)と世界に一枚ずつしか無いLSの戦い。そうそう見れるものじゃないだろう。

沢山の拍手の中、俺はイシに近付く。

 

「いいデュエルだったぜ。ガッチャ」

「ガッチャ?」

「俺の親友の口癖だ。またいつかデュエルしような」

「はい!」

 

 

 




今回は相変わらずデュエル構成をミスしてしまい、デュエル終了時に主人公の手札が無駄に一枚あります。デュエル構成まで下手で申し訳がありません。
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