オリカ案の時もそうですが、ハッキリ答えてしまうと、そのキャラをオリカにする事を決定しているかのように聞こえてしまうので曖昧に答えています。申し訳ありません。
追記
召喚成功時のフェイトのLCを乗せる効果にチェーンしてフォトンランサー(ナイトショットの速攻魔法版)を使用しましたが、優先権により相手の発動タイミングの方が先でした。セットしていたカードは奈落の落とし穴なので、優先権によりフェイトのLCの効果の次に奈落の落とし穴が発動できるようになります。
ですので奈落の落とし穴をミラーフォースにします。
二週間もすれば二年生になった事にも慣れるものだ。まあ二年生になって変わる事と言えば、勉強がより難しくなった事と、後輩が出来たことぐらいで、生活環境が変わった訳じゃない。
授業が始まってから二週間後、ふと最近オシリスレッドに行っていない事に気付き、暇潰しついでにオシリスレッドに向かった。せっかく外出なので、フェイトは実体化して一緒にオシリスレッドに行く事にした。
フェイトと恋人になってからもう一ヶ月が経つ。女性は何とか記念が好きとテレビで見た事あったので、この間付き合ってから一ヶ月記念にプレゼントを送ったら、予想以上に喜んでくれてうれしかった。
「こうやって遊斗と歩くなんて予想してなかったな」
「そうなのか?」
「泣き虫で甘えん坊だった遊斗が、私の恋人だもん。昔の私が知ったら驚くよ」
「だから昔の話は出さないでくれ・・・・」
隣で歩いているフェイトは、繋がった二人の手を嬉しそうに眺めながら、優しく言った。恋人になってからもフェイトはよく昔話を出す。
「・・・・そう言えばフェイトっていつから俺の事好きになったんだ?」
「ッツ・・その、初めてデュエルの大会の決勝戦の時」
「初めてって・・、確か小学校四年だっけ?」
「丁度私の事をお姉ちゃん、って呼ばなくなった時だね。その時の遊斗の顔、凄く楽しそうで活き活きしてて・・・・」
うわぁ~、そんな前から俺の事好きでいてくれたのか。なんだろう、凄く嬉しい。頬が緩んでいるのが自分でも分かる。今だらしない顔をしていると自覚していたので、手を繋いでいるのと反対の手で口元抑える。
「え? スカリエッティ先輩ってロリコンだったの・・・・?」
「ちょっと、声大きいよ」
「先輩、尊敬してたのに・・・・」
あ~、めんどくさいな。俺が小さな女の子だからじゃなく、フェイトがフェイトだから好きで、純粋な気持ちで付き合っているのに。けど傍から見たらどこからどう見てもロリコン。これも告白する前から分かっていた事。
「ゴメンね遊斗・・・・」
「いいって、気にするな。えい!」
自分の体の事で悩むフェイトだが、俺はもう吹っ切れている。周りの目なんて気にしない。
フェイトを両手で抱きあげ、ギュッと抱きしめる。フェイトの髪が鼻に当たり、ふんわりとした甘い香りを味わう。辺りから(主に俺の事を憧れていた後輩の)悲鳴が聞こえて来るが、無視してフェイトを抱きしめ続ける。
「オシリスレッドに行くぞ」
「う、うん」
フェイトを着地させた後、この場から走って逃げた。しばらくの間後輩から避けられるのは間違いないだろう。
◇
「おーい、十代。遊びに来たぞ」
コンコンとドアをノックすると、出てきたのは十代でも翔でも無く、イエロー寮の制服を着て恐竜の帽子を被った男だった。
「・・・・誰ザウルス?」
ザ、ザウルス? 余りに独特な語尾に苦笑も出ずに茫然としてしまった。フェイトの方が包容力があるのか、変わっている語尾にクスクスと可愛らしく笑っている。ああ、可愛いよフェイト・・・・、って現実逃避している場合じゃない。
「お」
「お?」
「お前こそ誰だー!?」
友人の部屋から出てきた語尾にザウルスを付ける、鍛えられた肌黒の男。これを変質者と言わず誰が変質者だ。俺の怒鳴り声がうるさかったのか、変質者は両手で耳を塞ぐ。
チャンス!
変質者が耳を塞いでいる間に、デッキから一枚のカードを取り出して、変質者の首元に当てる。
「な、何するザウルス!?」
「うるさい。抵抗すると首を斬るぞ。カードだからって甘く見るなよ。使い手によっては銃を弾き飛ばしたり、拳銃の撃鉄に挟んだりできるんだ」
「遊斗。初対面の人に失礼だよ!」
「な、何もしないザウルス! アニキー! 助けて欲しいドン!」
アニキ? こいつには兄がいるのか?
「騒がしいな~」という声と共に出てきたのはこの部屋の主である十代。え? アニキって十代の事?
「おっ、遊斗じゃねえか」
「じゅ、十代? コイツもしかしてお前の知り合い?」
「ああ、俺の弟分のティラノ剣山。隼人の変わりにここに住んでいるんだ」
「え? この人の制服イエローだよね?」
「俺のデュエルに惚れ込んで一緒に住みたいって言いだしたんだ」
まるでどっかの眼鏡と同じような展開だな。というかその眼鏡はこの剣山の事をどう思ってるんだろう? あいつの事だから「アニキの弟分は僕ッス!」って喧嘩しそうだが。
その推理は当たっていたのか、部屋の奥から翔が不機嫌そうに出てきた。
「全く、迷惑な話ッス」
「丸藤先輩こそ迷惑ドン。せっかくアニキと同居したのに、おジャマ虫ザウルス」
「何をー! そっちこそ僕とアニキは二人仲良く暮らしてたのにー!」
「「ア、アハハハ・・・・」」
十代って良くも悪くも人からモテるよな。確かにあいつのカリスマ性は凄いけど、まさか同性からもここまでモテるとは思ってなかった。しかもこの修羅場を作り上げた当の本人は「同じ部屋で住んでる者同士、仲良くしようぜ」って能天気に応えてるし。
「駄目ザウルス! 今日という今日は決着を付けるドン! デュエルザウルス!」
「ふっふ~ん、僕とデュエルするならまず遊斗君に勝ってからッス。僕はブルーのエース遊斗・スカリエッティに勝った男っスよ」
両腕を組み威張る翔は、自分より背の高い俺をまるで見下しているかのような目で見る。そんな目で見て来る翔に、俺はニヤリと気持ち悪いくらい口元を上げる。
「あ、あの遊斗・スカリエッティ先輩に!? というか、この人がその当人ザウルス!?」
「剣山君。翔が遊斗に勝ったのはタッグデュエルで十代と組んだ時一回だけだよ。それを入れて49勝1敗」
「ギクッ」
「なんだ、やっぱり丸藤先輩は丸藤先輩ドン」
「お前はデュエルタクティクスは成長しても、精神は成長してないな・・・・」
予想以上に剣山と話が合うな。こんな話し方の奴だけど、意外に常識人だったりするのか?
俺と剣山の冷たいまなざしに、翔は冷や汗を沢山垂らしている。
「ぅっ、な、なら剣山君も遊斗君とデュエルしてみるッス! ブルー寮のエースの強さを実感するッス!」
「分かったドン! 遊斗先輩、デュエルを申し込むドン!」
「勿論、売られたデュエルは買うぞ」
「おっ、遊斗と剣山のデュエルか。面白そうじゃねえか」
と言う事で早速レッド寮の前の、野外デュエル場に行き、デュエルディスクを構える。剣山のデッキは少し会話しただけでも分かる。この時点で剣山のデッキが分からなかったら、多分その人は恐竜という単語自体を知らないんだろう。
「「デュエル!」」
「先攻は貰うザウルス! ドロー、奇跡のジュラシック・エッグを召喚」
A0・D2000
剣山の場に現れた、光り輝く恐竜の卵。俺も昔は恐竜図鑑を読んでいたから、恐竜についてある程度は分かる。
「カードを一枚伏せてターンエンドン」
場
剣山 モンスター1 伏せ1 手札4 LP4000
予想通りの恐竜族。恐竜族はパワフルなカードが多いが、下級に優秀なカードが余り多くない。サポートカードも貧しく、化石調査、大進化薬、テールスイングぐらいしか強いのがない。
相手のデッキを馬鹿にしている訳じゃないぞ。冷静に恐竜族の感想を言っているだけだ。
「ドロー! おっ、イクスヴェリアを通常召喚。効果でデッキからマリアージュを特殊召喚する。こいつがいる限りイクスに攻撃できない」
A500・D500
A1700・D1200
「ムッ、いきなり二体呼んできたザウルス」
「魔法、罠ゾーンにキャロを置く。これでLSの攻守が300上がる。更にカートリッジロードをキャロに発動し、効力が更に300上がる」
LCキャロ0→1
イクスA500・D500→A1100・D1100
マリアージュA1700・D1200→A2300・D1800
「バトル! マリアージュでジュラシック・エッグを攻撃!」
「させないザウルス! 罠発動、老化の呪い! 手札を一枚捨てて、相手フィールド上のモンスターの攻守を500下げるドン。捨てたカードは恐竜さんだから、ジュラシック・エッグにカウンターが乗るザウルス」
エッグ0→2
イクスA1100・D1100→A600・D600
マリアージュA2300・D1800→A1800・D1300
・・・・また随分とマニアックなカードだな。手札のカードを墓地に送りたいならサンダーブレイクでもいい気がするが、恐竜族は全体攻撃モンスターが多いから、全く使えない訳じゃない。
マリアージュの両腕から放たれた弾丸は卵によって跳ね返された。
遊斗LP4000→3800
「ふむ、カードを一枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ、カートリッジロードを手札に加える」
場
遊斗 モンスター2 伏せ2 手札3 LP3800
剣山 モンスター1 伏せ0 手札3 LP4000
「ドロー! 手札のキラーザウルスの効果ザウルス。このカードを墓地に送りデッキからジュラシックワールドを手札に加える。恐竜さんが墓地に送られた事で、ジュラシック・エッグにカウンターが二つ乗るドン」
エッグ2→4
や、やっぱり駄目だ。いくら常識人でもやっぱりその口調にはついて行けない。俺も自分の事を常識人だとは思っていないが、コイツ等に比べたらまだマシだと思う。
「ジュラシックワールドを発ドン! 効果で恐竜さん達の攻守が300アップするドン」
エッグA0・D2000→A300・D2300
「俊足のギラザウルスを特殊召喚するドン。この効果で特殊召喚したら、相手は墓地からモンスターを特殊召喚する事が出来るけど、先輩の墓地には何もいないザウルス」
ギラザウルスA1400・D400→A1700・D700
「ギラザウルスを生贄に、
エッグ4→6
「ジュラシック・エッグの効果。このカードを生贄に、デッキからこのカードに乗っていたカウンターの数以下のレベルを持つ恐竜さんを特殊召喚するザウルス! 来るドン、
ドリケラトプスA2400・D1500→A2700・D1800
現れたのは本当に黒い、というか悪そうなトリケラトプスだった。山姥メイクじゃないけど、顔にはカラフルな模様がある。コイツって確か貫通持ってるんだよな。
「バトル!
「罠発動、設置型バインド! 発動後、攻撃したモンスターの装備カードとなる。装備モンスターは攻撃宣言できず、表示形式を変更できない。その後効果で、キャロにLCを置く」
キャロ1→2
イクスA1100・D1100→A1400・D1400
マリアージュA2300・D1800→A2600・D2100
「まだザウルス!
A2700 VS A2600
ドリケラトプスはその巨体からは想像できないスピードで突進し、マリアージュを踏みつけた。マリアージュは機械族として扱われているからか、やられ方までグロイ。今度海馬コーポレーションに行って、アニメーションの改変を頼まないと・・・・。
遊斗LP3800→3700
「カ、カードを一枚伏せてターンエンドン」
場 ジュラシックワールド
遊斗 モンスター1 伏せ2 手札3 LP3700
剣山 モンスター2 伏せ1 手札0 LP4000
キャロのLCはもう二つ。手札にカートリッジはあるから三つ目で、攻撃力が1200上がる。これなら下級で押せるかもしれない。
「ドロー! イクスの効果発動。墓地からマリアージュを特殊召喚する。そしてカートリッジをキャロに乗せる」
LCキャロ2→3
イクスA1400・D1400→A1700・D1700
マリアージュA1700・D1200→A2900・D2400
「んな!? レベル4で攻撃力2900!? というか墓地からも特殊召喚できるなんてズルイザウルス!」
「いや、ズルイって言われても。バトル! マリアージュで
『
A2900 VS A2700
相変わらず技名に感情が籠っていないな。機械に感情を求めるのが駄目なのかもしれないけど、もうちょい何とかならないものか。
剣山LP4000→3800
「マリアージュが戦闘でモンスターを破壊した時、同じ効果、ステータスを持つマリアージュトークンを特殊召喚する!」
マリアージュの体の一部が液体となり、グニョグニョとフィールド上を動く。その液体は別のモンスターゾーンに移動すると、徐々に人の姿になり、マリアージュと全く同じ姿になった。
「さ、さっきからそのカード気持ち悪いドン・・・・」
「俺も同じだ・・・・。もう少し何とかならないものかな。っと、カードを一枚伏せてターンエンドだ。エンドフェイズカートリッジロードを手札に加える」
場 ジュラシックワールド
遊斗 モンスター3 伏せ2 手札3 LP3700
剣山 モンスター1 伏せ1 手札0 LP3800
「ドロー。永続罠、リビングデッドの呼び声を発ドン! 墓地の竜脚獣ブラキオンを特殊召喚するザウルス!」
ブラキオンA1500・D3000→A1800・D3300
地面から現れたのは、超巨大な恐竜。体が物凄く大きく、長い首を使えば、校庭に足を付けても学校の屋上に置いた餌を食べる事が出来るだろう。因みにブラキオサウルスと言う有名な恐竜をカード化したものだ。
「
「サイクル・リバース効果持ちか。と言う事はリバースか反転召喚した時に効果が発動するのか」
レベル8のサイクル・リバースだから結構強力な効果を持っているだろう。
「流石ザウルス。ジュラシックワールドが破壊されるのは不本意ザウルスが、こうするしか無いドン! 大嵐発ドン!」
「チェーンして罠発動、協力防御。このターンLSと名のつくモンスターは破壊されず、俺は戦闘ダメージを受けない。その後デッキから一枚ドローする」
しかしせっかくLCを溜めたキャロがいなくなるのは辛い・・・・。下級で押そうと思っていたが、どうやら無理の様だ。
イクスA1700・D1700→A500・D500
マリアージュA2900・D2400→A1700・D1200
「モンスターをセットしてターンエンドン!」
場
遊斗 モンスター3 伏せ0 手札4 LP3700
剣山 モンスター3 伏せ0 手札0 LP3800
「ドロー!」
これで手札は五枚。一枚はカートリッジだが、手札が0の剣山に比べるとだいぶん有利な状態になっている。まずはイクスとマリアージュを融合して、剣山のフィールド上のカード一枚を破壊したいが、何を破壊するかが重要だ。効果が分からないブラキオンか、恐竜族専用の生還の宝札効果を持っている、
「場のイクスとマリアージュを融合! 来い、冥王イクスヴェリア!」
A2000・D2500
ヴィヴィオやアインハルトは大人の姿になるが、イクスは相変わらず子供もまま。ただ羽織っている炎の柄のマントや、体に巻き付けている銀の鎖などは、冥王らしさを出している気がしなくもない。
「イクスの効果、このカードの特殊召喚成功時、フィールド上のマリアージュと名のつくモンスターの数だけ相手フィールド上のカードを破壊!
「恐竜さんが!」
「もう一つの効果発動。一ターンに一度、攻守2000のマリアージュ軍隊長トークンを特殊召喚する!」
A2000・D2000
「カートリッジロードを軍隊長トークンに発動。そして軍隊長トークンのLCを生贄に、はやてを召喚。効果でLCを置く」
A2000・D1700
はやてLC1
「闇の書をはやてに装備」
はやてA2000→A2300
ソリッドビジョンのカードから現れた闇の書は、嬉しそうにはやての元へ飛んで行った。結構出番が多い闇の書だけど、はやての元で戦う機会は意外に少ないから、嬉しいんだろう。
「バトル! はやてでセットモンスターに攻撃!」
「セットモンスターはメタモルポットドン!」
A2300 VS D600
「んな!? 恐竜族以外のも入ってるのかよ!?」
「恐竜さん達を活躍させる為に必要ザウルス。さあ、手札を全て捨て五枚ドローするドン!」
LC闇の書0→1
な、納得できねえが、剣山の手札は0。この状態で五枚ドローは喉から手が出るほど欲しい筈。俺は渋々手札のカードを全て墓地へと送り、デッキから五枚ドローする。メタモルポットは汎用性が高いから、恐竜族デッキに入っても仕方ない、そう思おう。
「永続魔法、時空管理局を発動。はやてのLCを取り除き、ツヴァイを特殊召喚。効果で時空管理局にLCが乗る」
LCはやて1→0 時空管理局0→1
「場のはやてとツヴァイを融合! 来い、夜天の主・八神はやて! 効果でLCを二つ乗せる。このカードの攻撃力は乗っているLCの数×300となる。更に墓地の闇の書を装備」
LCはやて2
はやてA2100・D2000→A3000
「召喚成功時、あと二つのカードの効果を発動する。一つは時空管理局にLCを置く効果。もう一つは融合素材になったツヴァイの効果で、時空管理局のLCを取り除き、墓地のツヴァイを手札に加える」
「ぅぅ、ややこしいドン・・・・」
「これくらいで何を言ってる。ターンエンドだ。エンドフェイズイクスの効果で、このカードを融合デッキに戻し、融合デッキから覇王アインハルトを融合召喚扱いで召喚する」
A2700・D2200
場
遊斗 モンスター4 伏せ2 手札4 LP3700
剣山 モンスター1 伏せ0 手札5 LP3800
「ドロー! ブラキオンを反転召喚し、効果発ドン! このカード以外のフィールド上にいるカードを全て裏側表示にするドン!」
「んな!? そんな効果なのかよ!?」
はやてさんに乗ったカウンターが全て0になり、はやてさんがセットされた事で闇の書が破壊されてしまった。イクスで破壊する対象を完全に間違えた。攻撃力が1500だし、
「けどただじゃやられん! 闇の書の効果。マリアージュトークンに装備する。マリアージュトークンは効果対象になった時、相手フィールド上のカードと自壊する! ブラキオンを破壊!」
「ック!」
「闇の書の効果で、マリアージュ軍隊長トークンに装備」
軍隊長A2000→A2300
「セイバーザウルスを通常召喚するドン。そしてセイバーザウルスを生贄に、大進化薬を発ドン! 発動後相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続け、このカードがフィールド上に存在する限り、レベル5以上の恐竜さんを召喚するのに生贄が必要無くなるドン。
カードを二枚伏せてターンエンドン」
場
遊斗 モンスター3 伏せ3 手札3 LP3700
剣山 モンスター0 伏せ3 手札2 LP3800
せっかくモンスターをセットしたのに攻撃はして来ないのか。はやてさんのLCだけでも十分に荒らされたから、これ以上されなくてホッとした。けど大進化薬を発動して、何もフィールド上に残さなかったのは怪しい。
攻め無い事には始まらないが、慎重にやろう。
「ドロー! アインハルト、はやてを反転召喚する。バトル! はやてでダイレクトアタック!」
「単調な攻撃ドン! 永続罠、血の代償を発ドン。ライフを500払い、
剣山LP3800→3300
A3000・D2200
究極の名に相応しい恐竜が現れた。巨大な体に、岩石をも噛み砕けそうな程の鋭い牙、体は鎧の様な鱗で覆われている。野生の王でもある肉食獣のオーラは、とてもソリッドビジョンとは思えない。
何らかのカードを伏せているとは思っていたが、まさか血の代償だとは・・・・。これから三ターン、剣山の手札かライフが尽きるまで、上級恐竜族がポンポン来るのか。アインハルトはイクスかヴィヴィオさんを守備で出せばいいが、はやてさんは既に表示形式をしている。まっ、攻撃が防がれるのは想定に入れてる。
「速攻魔法フェイクシルエットをはやてに発動。なのはを墓地に送り、はやてをなのはとして扱う。そして時空管理局のLCを取り除いてユーノを特殊召喚。場のなのはとユーノを融合、AOA高町なのは! 効果でザフィーラを手札に加える」
A1000・D3000
LC時空管理局1→2
「軍隊長トークンを守備表示に変更。カードを一枚伏せてターンエンド!」
「覇王アインハルトの効果は発動させないドン! 強制脱出装置で先に融合デッキに戻すドン!」
「ッツ、簡単に大進化薬を破壊するわけないか」
イクスの効果を使えたらだいぶん楽だったんだが、しっかり策を練っていたか。
場
遊斗 モンスター2 伏せ3 手札3 LP3700
剣山 モンスター1 伏せ2 手札1 LP3300
「ドロー! 二枚目の
A2700・D1400
あ~、マジかよこの状況。蘇生方法の少ない恐竜族とは言え、やっぱり生還の宝札の効果は便利だ。この効果でドローしたカードが墓地から恐竜を復活させるカードだったら最悪だが・・・・。
「ライフを800払い、装備魔法早すぎた埋葬を発ドン! 墓地の
剣山LP3300→2500
A2400・D1500
次々と恐竜族が出て来るが、剣山のライフは確実に減ってきている。普段ライフを気にしないが、ツヴァイとユニゾンしたシグナムさんの攻撃が通れば、ライフを0にできるのは一つのアドバンテージだ。
「フィールド魔法、ジュラシックワールド発ドン! フィールドの恐竜さん達の攻守を300上げるドン!」
ドリケラトプスA2400・D1500→A2700・D1800
「バトルザウルス!
「攻撃宣言時、フォーメーションチェンジ発動、なのはを守備表示にし、デッキから一枚ドロー! 更にフィジカルヒール発動し、ライフを3200回復する」
遊斗LP3700→6900
A3300 VS D3000
A3300 VS D2000
「闇の書の効果。コイツは強制効果だから、
「二体の
A3000×2
二体の
遊斗LP6900→900
「これで終りザウルス!
A2700
「おっと、手札のザフィーラを捨ててダメージを0にする。その後デッキから一枚ドローだ」
「防ぐザウルスか。けど遊斗先輩のライフは恐竜さん達の攻撃力より下ザウルス。もう勝ったも同然ドン! カードを一枚伏せてターンエンドン!」
場 ジュラシックパーク
遊斗 モンスター0 伏せ2 手札4 LP1500
剣山 モンスター4 伏せ4 手札0 LP2500
剣山のフィールド上には最上級恐竜族三体に、貫通効果持ちの半上級が一体。おまけに今はジュラシックワールドと、相手に有利なフィールドになっている。確かにフィールドは圧倒的に不利だが手札は次のドローで五枚。悪いがこの勝負貰った!
「ドロー! 時空管理局のLCを二つ取り除き連続転移を発動! デッキトップ三枚をめくり、通常召喚可能なLSがいたら特殊召喚する。一枚目ティアナ、二枚目バルディッシュ、三枚目アルフ。よってティアナとアルフの二枚を特殊召喚。時空管理局にLCが乗る」
LC時空管理局0→1
「フェイトを通常召喚。召喚成功時フェイトのLCを乗せ、速攻魔法フォトンランサーを発動! そのセットカードを破壊だ!」
「ミラーフォースが!?」
A1800・D500
LCフェイト1
「フェイトの効果で、自身のLCを取り除き
A2800・D500
LC時空管理局1→2
「まだまだ! ティアナの効果発動! 墓地のAOA高町なのはをゲームから除外し、同名トークンを特殊召喚する」
A0・D0
LC時空管理局2→1
「行くぞ! 場の黒騎士フェイトとAOAなのはトークン二体を生贄に捧げる!」
最終形態のカード二枚同時にデュエルディスクにセットしたのは初めてだった。一枚でも召喚時、女性が耐えるには辛い衝撃が起こる。その衝撃が単純に二倍になっている。おそらく普通の男子高校生なら耐える事が出来ないだろうが、俺はこれでも鍛えている。確かな衝撃を感じたが、体を持っていかれる事は無く、普通に立っている。
衝撃が走ると同時に、フィールドに轟雷と台風の災害が起こった。フィールドの真ん中には堂々と、ここが自分に相応しい場所だと言わんばかりの巨大な竜巻が発生し、その竜巻を守るかの如く、稲妻が竜巻の周りをジグザグに動いている。
「な、何が起こるドン?」
「手札から迅雷の化身フェイトと蒼穹の王・高町なのはを特殊召喚!」
A3300・D0
A2500・D2500
竜巻の中からは、いつも通り玉座に偉そうに座っているなのは様。そして無礼にも玉座に肘を置いて立っている黒のコートを着た雷フェイトさん。
『貴様。私の玉座に肘を置くとはどうなるか分かっているのか?』
『ふふっ、そんなに怒らないで。せっかくの可愛い顔が台無しだよ。まっ、君は怒っている顔も可愛いんだけど』
『なっ! ま、まあ特別に許してやる。別に可愛いって言われて嬉しかったわけじゃないからな!』
『分かってるよ。私の可愛い王女様』
やってしまった・・・・。この二人、デュエルでは滅多に一緒に出ないし、普段カードの外から出たりしないから忘れがちだけど、バカップルだった・・・・。と言うか雷フェイトさんが高町なのはという人物に甘い。
なのは様は雷フェイトさんからプイッと視線を逸らし、腕を組んでいるが、頬がにやけている。この人はティアナさん以上にツンデレな人だろう。その代わり俺とかに対して優しさの欠片も無いが。
「す、凄いモンスタードン・・・・。けど俺のライフを0にする事は出来ないザウルス!」
「なのはの効果発動! 特殊召喚に成功した時、デッキから好きなカードを墓地に送る事ができる! バルディッシュを墓地に送り、なのはの効果で墓地のバルディッシュを装備する!」
なのはA2500→A3500
「攻撃力3500!?」
「バトル! なのはで
『手を貸そうか?』
『こんな雑魚私一人で十分! プラズマザンバーブレイカー!』
雷フェイトさんの言葉を流すと、なのは様はバルディッシュを左手に持ち、その黄色に光る刀身を伸ばして剣先を天に向ける。左手は動かしても、右肘は玉座に付けており、自分の右頬を右手で当てている。
相変わらず余裕を見せるなのは様は、左手のバルディッシュを
A3500 VS D2500
「バルディッシュを装備したモンスターは貫通効果を得る!」
「ッツ、けどギリギリライフは残るドン。そのモンスターが二回攻撃って事は知ってるザウルス」
剣山LP2500→1500
「おっと、
フェイトA3300→A3600
「しまったザウルス!」
「これで終わりだ! フェイトで
『せっかく王女様が見てるんだ。綺麗な花火を見せなくちゃね』
パチン! とプロのマジシャンの様に良く響く指の音と共に、計76基のフォトンスフィアが出現した。いや、なのは様が見ているからフォトンスフィアの数は更に多いかもしれない。ただ76基より多いにしろ、少ないにしろ、やり過ぎなのは確かだ。
『撃ち砕けファイア!』
A3600 VS A2700
A3600 VS A3000
もはや常人には弾丸の残像が僅かに見えるくらいだろう。それぐらいの速さの魔力弾が4000近く二体の恐竜めがけて発射された。恐竜達は抵抗する事も出来ず、破壊された。
「俺の恐竜さん達がぁぁぁー!」
剣山LP1500→0
ジャストキル。剣山には申し訳ないけど、やっぱりスッキリする勝ちだ。剣山はフォトンランサーで破壊された二体の恐竜の姿が頭の中で駆け巡っているのか、目に涙を浮かべている。
お、俺は悪くない。悪いのはなのは様の前でカッコつけようとした雷フェイトさんが悪い。
大の男が(高校生だけど)泣き喚き、俺だけじゃなく十代も翔もどうしようかと悩んでいると、フェイトが横切った。フェイトは地面に座っている剣山の元まで来ると、スッと手を差し伸べる。
「いいデュエルだったよ。君の恐竜さん達、凄くカッコ良かったよ」
「・・・・ポッ、ザウルス・・・・」
んな!? 待て待て待て待て! 今ポッて言ったか!?
剣山は差し伸べられたフェイトの手をガシッと両手で握り、フェイトの瞳を間近でジーと見る。フェイトのルビーの瞳を間近で見ていい男は俺だけなのに、あの野郎!
「おい剣山! 今すぐその手を離せ!」
「遊斗、剣山君は落ち込んでるんだから・・・・」
「離さないザウルス! 俺がこの子と手を握ってても遊斗先輩には関係ないドン!」
「関係大ありだ! フェイトは俺の彼女、恋人だ!」
「んなっ!?」
一目惚れした相手に恋人がいる事を知り、剣山はショックを受け、握っていたフェイトの手をそっと離し、再び地面に座り込んだ。さっきまで落ち込んでいた事には同情するが、今回の事には同情しない。むしろざま見ろ。
空いたフェイトの手をギュッと握りしめ、しっかり恋人握りをする。後ろから十代の「ヒューヒュー」と茶化す声と、翔の「羨ましいッス!」と妬む声が聞こえた。
「あ、諦めないザウルス! 遊斗先輩。フェイトちゃんを掛け、もう一度デュエルするドン!」
「する訳ないだろ! 挑まれたデュエルは買うのがデュエリストだが、フェイトに関しては別だ! お前とは絶対にデュエルしない! 行くぞフェイト!」
「えっ? ちょっと待っ!」
「あっ! 逃げるなんて卑怯者ザウルス! もう一度デュエルするドン!」
それから数日後、西洋の可愛い女の子の人形の精霊が、転校生と偽り、レッド寮に侵入してくる事件があった。その時俺は現場に居合わせた訳ではないが、剣山はその人形の精霊にメロメロになっていたらしい。どうやら剣山は、外国の美少女に弱い様だ。
因みにその事件は十代が解決した。
本文でも書きましたが、剣山はロリコンではなく西洋美少女に弱いという事です。一応アニメでもその設定ありましたので。
この時代ジュラックもエヴォル無いので恐竜族は弱く、回すのに苦労しました。一二枚ならジュラックやエヴォルのカードも出して良かったんですが、どちらのシリーズも一枚だけだと効果を発揮できないので入れる意味もありませんでした。
ぶっちゃけもう剣山のデュエルは構成したくないですね。