遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

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休みなので投稿が早いですが、平日になると結構遅れると思います。
それと前からですが「」内で改行しているのがありますが、効果説明とかが多くて見にくいのでやっています。


それとAOAなのはのサーチの時に重要なリリカルシリーズですが、ライナさんのご意見から、名前の最初にリリカルシリーズ(本文ではLS)とする事にしました。二話のオリカ説明欄もそうしています。




第三話

十代とのデュエルの後、流石に勝ち無しの日は俺のデュエリストとしてのプライドが許さないので、十代と翔と一緒に、アカデミアの探索ついでにデュエリスト探しをしていた。さっきの戦いで活躍してくれたはやてさんが、俺の心境を読みとったのか、背中でクスクスと笑っている。

 

『なんやしょうもないプライドに傷をつけられた顔しとるな~』

「しょうもないってなんですか!?」

「・・・・遊斗君誰に言ってるんスか?」

 

またやってしまったーっ! 頼む、その冷たい眼差しでこっちを見ないでくれ! はやてさん絶対狙ってやってるし! ケラケラ笑ってるし!

 

「ん、あっちからデュエルの匂いがするぞ!」

 

十代は十代でマイペースにデュエリスト探しをしており、フォローしてくれる気配の欠片も無く、俺達を置いて走って行った。

・・・・さて、翔の視線が痛いので、俺は十代とほぼ同速で走り、翔から逃げるように十代に付いて行った。後ろから翔の嘆きの声が聞こえた気がするが、気の所為だ。

 

 

 

 

十代の言う「デュエルの匂い」の元は巨大なデュエルスペースの事の様だ。へ~、かなり豪華な空間。最新設備のデュエル場の様で、音響設備も体感システムも一番新しいみたいだ。ここでデュエルすると気持ちいだろうな~。

 

「特に誰もいないみたいだし、もう一回デュエルするか?」

「勿論だ! さっきのリベンジ試合にしてやる!」

 

まさか十代の方からデュエルを申し込んで来るとは思わなかった。流石デュエル馬鹿。そしてそれに乗る俺もデュエル馬鹿だか。

デュエルディスクを構えると、後ろからコツコツと数人の足音と共に、男の声がこの空間にひびいた。

 

「ここで何をしている?」

 

俺と同じ黒髪でオベリスクブルーの制服を着たその男は、両脇に取り巻きを並べてこっちに歩いてきた。

それにしてもここで何をしているって、ここでデュエル意外に何をすればいいのか逆に聞きたい。

 

「デュエルだけど?」

「あっ、万丈目さん、こいつら110番とアイドルデッキの奴ですよ」

 

ア、 アイドルデッキって・・・・。確かにそう見えるかもしれないが、一人ひとりが立派な魔導師であり、アイドルデッキの様にファンデッキじゃないんだが。

 

「クロノス先生をマグレで倒した奴らか」

「実力だよ」

 

おお、良い事言うね十代。なんかコイツ表情から性格の悪さが出ているし、俺達の事を馬鹿にしているから見返してやらないとな。

 

「なんならこの場でデュエルしてマグレじゃないって事を見せてやろうか?」

「オシリスレッドの屑がっ! デュエルアカデミア最強の万丈目さんに向かって生意気だぞ!」

『最強って言う割には覇気がないけど』

『そうやね。小物臭がプンプンする』

 

法を守る人が言うと、本当にそう見えてしまうから恐ろしい。特にはやてさんは、色々とお偉方と駆け引きをした経験があるらしいしから、比喩じゃなく本当に万丈目が小物に見えているのだろう。

 

「へ~、それはおかしいな? デュエルアカデミアNO1は俺だから、万丈目は3番だな。お前より遊斗の方が強そうだし」

「ほう、お前は一回勝っただけで俺より強いと言いたいのか。いいだろう! 今すぐデュエルだ!」

「この俺様がオシリスレッド二人より弱いだと!」

「な、なんかカオスッス」

 

三つ巴デュエルになりそうな空気の中、何やら聞いたことある声が聞こえてきた。

 

「あなた達、何してるの?」

 

声の主は長い金髪で、キリッとした感じの美人で、とても高校生とは思えないスタイルの持ち主。その女性は万丈目達が来た方向からやってきて、この燃えあがった空気を冷ますような瞳で万丈目を睨んだ。

 

「ああ、天上院君。今オシリスレッドの二人に・・・・」

「そろそろ寮で歓迎会が始まる時間よ。早く帰った方がいいわ」

『やっぱりこの子の声、アインスそっくりや』

 

ああ、どこかで聞いたと思えばアインスの声か。そう言えばデュエルアカデミアに来て、まだアインスを出せてないので、今度頑張ってだそう。Strikersの四人も手札に来ないし・・・・。

どうやら万丈目は天上院さんに好意を持っているようで、彼女の言葉には逆らえないようだ。典型的な捨て台詞を吐くと、取り巻きを連れてこの場から出て行った。

 

「あなた達、確か入学試験でクロノス先生を倒した」

「俺は遊斗・スカリエッティ」

「遊城十代。よろしくな」

「丸藤翔ッス」

 

十代の名前には普通の反応した天上院さんだったが、俺と翔の名字を聞くとピクっと耳を動かした。俺はともかく翔の名字ってそんなめずらしいか?

 

「天上院明日香よ。明日香でいいわ。あなた達も歓迎会があるんじゃないの?」

「そうッスよ! そろそろ戻らないと!」

「またな明日香!」

 

 

 

 

明日香と別れた後、走ってレッド寮まで帰ってきた俺達は、歓迎会を楽しむと自分達の部屋に戻った。十代と翔の同居人である、前田隼人と軽い挨拶をして、部屋で精霊達(みんな)と話していた。

そして改めて思った。この部屋に入ってすぐ分かってはいたが、やっぱりこの部屋は・・・・。

 

「この部屋、狭い・・・・」

 

そう、元々扱いの悪いオシリスレッドの寮に加え、一人部屋と来たものだ。入った事は無いが、安いビジネスホテルくらいの広さじゃないんだろうか。

精霊のみんなも幽霊みたいに物にぶつからないとはいえ、やっぱり狭いみたいだ。ついでに説明しておくと、精霊のみんなは物に触れたりできる。だが一般人にも見える、実体化はできないらしい。

 

『このパンフレットを見る限り、オベリスクブルーの優秀生徒は高級ホテル並みの一人部屋が与えられるらしいよ』

『ハァ~、ベッドも狭いから伸び伸びと横になれないし』

『む~、キッチンがないと面白くない』

 

フェイトさんと言い、なのはさんと言い、はやてさんと言い、この部屋に不満があるようだ。今カードにいるみんなも不満なのは同じの様で、どうしてオシリスレッドになったのかと、俺を睨んでいる気がする・・・・。

いや、普通だったら俺イエローだから。俺じゃなくてクロノス先生を恨んでくれよ。

 

「それが今後の課題ですね。というかなのはさんかはやてさん、どちらか場所譲って下さい」

 

なのはさんはベッドでゴロゴロしており、はやてさんは回る椅子でグルグル回って遊んでいた。唯一フェイトさんが床に座り、ベッドを背もたれにしている。

 

『男の子なんだから床でいいでしょ~。ベッドに寝たいなら一緒に寝る?』

 

そ、その妖艶な表情で布団を上げるのは反則だと思います。思春期真っ只中の男子高校生には刺激が強すぎる。

 

「え、いや、その・・・・」

『も~、なのは、からかわないの。ていうか遊斗、PDA鳴ってるよ?』

 

フェイトさんはクールにも、パンフレッドを読みながらはやてさんの前にあるPDAの方に一瞬だけ視線を動かした。

 

「え~何々・・・・。貴様にアンティデュエルを申し込む、夕方会った場所で待つ。逃げたら一生の笑いものだww by取巻太陽。アンティデュエル?」

『勿論校則違反。同じくこの時間に出るのも』

「でもデュエルを挑まれたら受けて立つのがデュエリスト! 返り討ちにしますよ!」

 

初代デュエルキングの様に、腰に付けているデッキケースにデッキを入れた俺は、バタンと勢いよく扉を開けて目的の場所に向けて走った。

 

 

 

 

「あれ? 十代お前もか?」

「と言う事は遊斗も?」

 

デュエルスペースの入り口で十代とバッタリ会った。十代の後ろには、翔と隼人もいる。なるほど、俺は取り巻きの一人の取巻に挑まれて、十代は万丈目に挑まれたって事か。

 

「ほう、逃げずに来たようだな」

 

無駄に偉そうな声で挑発してきた万丈目は、無駄に偉そうなポーズで立っていた。隣には俺を呼んだ取巻太陽と思われる男もいる。

 

「当たり前だ。デュエルを挑まれた以上、どんな相手でも受けて立つ」

「ふんっ、取巻、お前は打ち合わせ通り7番を倒せ。俺は110番を倒す」

「分かりました! 7番、俺が買ったらそのデッキ丸ごと頂くからな」

「あなた達何してるの! それにアンティデュエルは禁止されているわ!」

 

突然明日香の声が聞こえ、万丈目と取巻ともう一人の名前が分からない取り巻きはビクッと肩を震わせた。

 

「なんでもないよ天上院君。ただオシリスレッドに上下関係を分からせるだけだよ。さあデュエルだ!」

 

万丈目はキラッとキメ顔で明日香にウインクしたが、メチャクチャ気持ち悪い。明日香も若干引いてるし。

俺と取巻、十代と万丈目は別のデュエルスペースに別れると、デュエルディスクにデッキをセットした。

 

「「「「デュエル!」」」」

「先攻は俺だ! ドロー!」

 

おっ、今まで先攻をとっていた俺が負けるとは。夜になって若干思考能力が落ちてるな・・・・。

 

「俺はブラッド・ヴォルスを召喚! 更にカードを二枚伏せてターンエンド!」

 

A1900・D1200

 

取巻 モンスター1 伏せ2 手札3

 

ブラッド・ヴォルスか。レベル4でありながら1900の打点と、サポートの多い闇属性。最もその程度じゃ俺の攻撃を止められない!

 

「ドロー! フェイト・テスタロッサを召喚! 効果でLCが一つ乗り、そのカウンターを取り除いて効果発動! 相手フィールド上に存在するモンスターの表示形式を変更する」

 

フェイト・テスタロッサ A1800・D500

 

「更に速攻魔法フォトンランサー。フェイトが存在する時相手フィールドのカード一枚破壊する。このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない」

「ック!」

 

破壊されたカードは和睦の使者。フリーチェーンのカード。

 

「バトル! フェイト・テスタロッサで攻撃!」

『ハーケンセイバー!』

 

斧になっていたバルディッシュは、全てを切り裂く鎌となり、魔力刃を飛ばしてブラッド・ヴォルスを切断する。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド」

 

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札3

取巻 モンスター0 伏せ1 手札3

 

「オシリスレッドの癖に生意気な! ドロー!」

 

ドローカードを見た瞬間、取巻は口元をニヤリと上げる。何かいいカードを引いたらしいが、もう少しポーカーフェイスを練習した方がいいと思う。

 

「古のルール発動! レベル5以上の通常モンスターを特殊召喚する! 万丈目さんから貰った超レアカード! エメラルド・ドラゴン!」

 

A2400・D1400

 

え、え~? いや、レアなのは認めよう。カッコイイのも認めよう。レアカード仕様でキラキラと光っているのも、純粋にカッコイイと思う。だがそのエメラルド・ドラゴンでフィールドを支配する事は出来ない。良くても中堅程度のモンスターだ。

 

「行け、エメラルド・ドラゴン! そのモンスターを攻撃! エメラルド・フレイム!」

「罠オープン。設置型バインド! 

相手の攻撃宣言時に発動できる。発動後攻撃モンスターの装備カードとなる。装備されたモンスターは攻撃する事が出来ず、表示形式を変更する事ができない。更に自分フィールド上のカードに一個LCを乗せる」

 

LCフェイト・テスタロッサ1

 

「ック! 俺はカードを二枚伏せてターンエンド!」

 

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札3

取巻 モンスター1 伏せ2 手札0

 

これで伏せが三枚か。そうなると動きにくいな。伏せ除去のカードが来ればいいんだが。まあドローしてから考えよう。

 

「ドロー! 俺は夜天の騎士ヴィータを召喚! “夜天”と名のつくモンスターが存在する時、フィールドのLCを取り除いて手札からリインフォースⅡを特殊召喚!」

 

LCフェイト・テスタロッサ1→0

LS夜天の騎士ヴィータ ☆4/地/魔法使い/A1900・1200

 

赤いゴスロリの恰好と頭にはウサギの付いた帽子。そんな可愛らしい恰好とは裏腹に、獣の様な瞳と手に持ったゴツイハンマー。

 

「ヴィータとツヴァイを融合! 現れろ! 祝福の騎士ヴィータ!」

 

LS祝福の騎士ヴィータ ☆7/地/魔法使い/A2600・2500

 

「このカードが融合召喚に成功した時、フィールド上にセットされたカード二枚を選択して破壊する! 取巻、お前のバックを二枚破壊させてもらう!」

「ック、だがただでは終わらん! 召喚時に奈落の落とし穴を発動! そのモンスターを破壊させてもらう!」

 

ック、だがそれでも二枚バックを破壊する事が出来た。ありがとうございます、ヴィータさん。

というかいっつも思うけど、飛べるカードが落とし穴に呑み込まれるのってなんか変な感じだよな・・・・。

さて、こいつがあるから、今回はこれ以上融合しなくてもいいみたいだな。

 

「装備魔法バルディッシュ・アサルト・ザンバーを発動。この効果により攻撃力が1000アップ」

 

フェイト・テスタロッサA1800→2800

 

バルディッシュは自身に埋め込まれている圧縮魔力を込めた弾丸、カートリッジをロードして、鎌の状態から複雑に変化して、巨大な魔力刃を持ったザンバーフォームへと変化する。

 

「バトル! エメラルド・ドラゴンに攻撃!」

『ジェットザンバー!』

 

巨大な魔力刃は更に伸びて、エメラルド・ドラゴンの反撃と堅い鱗をもろともせずに、エメラルド・ドラゴンの巨体を呑み込んで爆発させた。

 

フェイト・テスタロッサ2800 VS エメラルド・ドラゴン2400

取巻LP4000→3600

 

「ターンエンド」

 

遊斗 モンスター1 伏せ1 手札1 LP4000

取巻 モンスター0 伏せ1 手札0 LP3600

 

「ック、俺のターン、ドロー! 手札から速攻魔法サイクロン発動、その装備カードを破壊! そして永続罠リビング・デットの呼び声! 墓地からエメラルド・ドラゴンを特殊召喚する。バトル!」

「そうはさせない。手札から「大変よ! 警備員が来るわ!」っちぇ、取巻、この勝負は引き分けって事にしといてやる! 翔と隼人は十代を連れて逃げろ!」

「「了解!」」

 

意地でもデュエルを終わらせてやると言わんばかりに、十代は翔と隼人の手から逃れようとするが、流石に男二人には勝てないのか、ズルズルと引きずられる。万丈目達も悪態をつきながら逃げて行った。

 

 

 

 

「ハァ、ハァ、なんとか見つからずに済んだな」

「ちくしょう! あと一歩で勝ってたのに!」

「何言ってるのよ。あの状況でどうやって「これさ」? 死者蘇生?」

「ああ、これでフレイム・ウイングマンを蘇生すれば勝ってたぜ」

 

へ~、十代の融合カードも一度融合召喚したら召喚制限が無いのか。

 

「あなたのデュエルも見ていたけど、あの攻撃は・・・・」

「ああ、手札にいるスバル・ナカジマ。ダメージステップ時にこのカードを捨てると、攻撃または防御が1000上がるんだ」

「と言う事はエメラルド・ドラゴンを返り討ちにして」

「まあ手札は0だけだったけど、ほら」

 

俺は次のドローカードをみんなに見せる。それは通常魔法、次元転送。除外されたリリカルモンスターを効果を無効にして特殊召喚するカード。これで取巻のライフを0にできた。

 

「あなた達凄いわね。ブルー生徒を」

「ふぁ~、ありがと・・・・」

「流石に眠くなってきたんだな・・・・」

 

十代と隼人のあくびに釣られて、俺も大きなあくびが出てしまった。そう言えば今は外出禁止時間の深夜だったな。眠くなるわけだ・・・・。

 

「じゃあ俺達は寮に帰るな。明日香も女の子なんだから睡眠時間には気を付けろよ」

「大きなお世話よ。じゃあね、十代、遊斗」

 

明日香と別れた後、眠気の所為か重くなった足を引きずって寮に帰り、ベッドに横になるとスッと意識が飛んで行った。

 

 




フォトンランサー 速攻魔法
自分フィールドに「フェイト」と名のついたモンスターが存在する時発動できる。相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。


LS夜天の騎士ヴィータ ☆4/地/魔法使い/A1900・1200
自分フィールド上に「八神はやて」(以下LS夜天の将シグナムと同文
自分フィールド上のLCを1つ取り除く事でこのターンのバトルフェイズ、このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。


LS祝福の騎士ヴィータ ☆7/地/魔法使い/A2600・2500
「LS夜天の騎士ヴィータ」+「祝福の風リインフォース(ツヴァイ)
(融合説明はLSAOA高町なのはと同文
このカードが融合召喚に成功した時、フィールド上のセットされたカードを2枚まで選択して破壊できる。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が上回っていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。

バルディッシュ・アサルト・ザンバー 装備魔法
「フェイト」と名のつくモンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が上回っていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
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