家族二人がズレてインフルエンザに掛かり、暇つぶしやら仕事やらでパソコンを占領されていました。
皆さんもインフルエンザに掛からないよう、手洗いうがいを怠らない様にしてください。
それと前回言った通り、頂いたオリカの紹介です。
夜の魔王 様作
アイゼンゲホイル 速攻魔法
フィールドに「LS」と付いたモンスターがいる時のみ発動できる。
発動したターンのバトルフェイズをスキップする。
d.c.2隊長 様作
ストラグル・バインド 通常罠
相手フィールド上に元々の攻撃力よりも高い攻撃力のモンスターがいる場合、そのモンスターを選択して発動することができる。そのモンスターの攻撃力を元々の攻撃力に戻し、次の自分のターンのエンドフェイズまでこのカード以外のカードの効果を受けなくする。
白金 様作
ロングアーチ・サポート 速攻魔法
自分フィールド上に「LS」と名のついたモンスターが存在する時発動できる。相手フィールド上に表側表示で存在するカードの効果をエンドフェイズまで無効にする。
この三枚を今回使用します。反映が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
この他にも反映しようと思っているカードがあるので、登場次第前書きに書こうと思います。
エドとデュエルをした翌朝。あの後テンションが上がって中々寝つけず、若干睡眠不足だがなんたって今日は修学旅行。小学校中学校とずっと一人ぼっちだったが、今年は違う。友達もたくさんいるし、何より行先は童実野町。多少の睡眠不足ぐらい辛くない。
ただ部屋が狭くなった事の不満は未だに収まらない。俺のストレスも溜まっているが
「早くホワイト寮潰さないとな」
そう呟きながらブルーの制服に着替え、腰に掛けたデッキホルダーにデッキを入れる。新たなカードを手に入れ強くなった俺のデッキ。自惚れている訳ではないが、プロであるエドを倒したと言う事は、プロでも通用する実力があると思っていいんだろう。
「三幻魔も使えば遊戯さんも・・なんてな。けどいつか戦ってみたいよな」
「あれ? 遊斗ブルーの制服を着て行くの?」
鏡の前で寝癖を直して髪を整えていると、鏡に映ったフェイトが少しだけ首を傾げていた。
「え? 何か間違ってるか?」
「だって遊斗以外のブルーの男子生徒、みんなホワイトになったよ?」
「・・・・そうだった」
斎王は元ブルー寮を拠点にする為、俺以外の男子ブルー寮生を全員ホワイト寮生にした。ブルー程じゃないにしろ、イエローもレッドも被害にあっている。今はこの学校の生徒の半分がホワイトになっている状況だ。
レッドの制服も学校に返して持ってないので、持ってきた私服を着る。赤と黒をメインにした簡単なコーディネートだ。
「十代達とも回りたいけど、フェイトと二人っきりで散歩したいな」
「う~ん、私もそうしたいけど、たぶん無理だと思うよ」
「何で?」
「だって「あれ~、遊斗とへいとどっか行くの?」フェイト。レヴィがいるでしょ?」
「そうだったな」
レヴィだけじゃなく、シュテル、ディアーチェは普通の生活を全くした事が無いらしく、周りの物全てが輝いて見える所為か、勝手に実体化してウロウロしたりしている。
こればかりは仕方無い、むしろ探究心があるのはいい事なので、マテリアルズのみんなには様々な世界を見てもらいたい。
「よしっ、じゃあ行くか」
「? どこ行くの?」
「水色のキャンディーが売ってある場所。あっ、シュテルとディアーチェは何か欲しい物はあるか?」
◇
「うおおおー! ここが童実野町! デュエルの匂いがプンプンするぜ!」
「ねぇ遊斗! 早くキャンディー買って!」
「海馬コーポレーションか。懐かしいな」
「ふむ、中々いい土地ではないか。いつかはここを我が手中に収めて見せようぞ!」
「う~、酔ったッス・・・・」
「大丈夫ですか? 酔い止めの術を知らず申し訳ありません」
海から陸へ移った時の言葉は三者三様だが、やっぱり友達同士で旅行するのは面白い。本当なら学ぶ為の修学旅行だが、ホワイト寮の影響で今は生徒を監視する先生はほとんどおらず、三日後の集合時間までにこの港にいれば何をやっても何処に行ってもいい。まさに不幸中の幸いだ。
因みにシュテル、レヴィ、ディアーチェは実体化している。十代も翔も精霊の事は知っているし、少人数の修学旅行も面白くないので、二人とも喜んでいた。
フェイトはカードの中で待機しており、マテリアルズと一緒に遊ぼう、と誘ったのだが『私の分までマテリアルの子達を楽しませて』とのこと。
「じゃあ早速あそこに行こうぜ」
「? あそこって何処だよ?」
「遊戯さんの家。確か小さなゲームショップだったろ?」
十代はホントに遊戯さんの話をしていると嬉しそうに笑う。なんて人ごとのように言ってるけど、俺もかなりテンションが上がっている。もしかしたら、万が一にでも遊戯さんと鉢合わせして、デュエル出来るかもしれない。
「え~! キャンディー買ってよ!」
「貴様、我にプリンを献上すると言ったではないか!」
「まあまあ、落ちつけよお前等。俺達の用事が終わったらちゃんと買ってやるから。全部遊斗の奢りだ」
「んな!? 人の財布を勝手に使うな! じゃあお前も遊戯さん家に新パックがあったら10パック奢れよ」
「え! そりゃあんまりだろ!?」
◇
「ここが遊戯さんの家か・・・・」
十代は遊戯さんの家の前で歩くのを止める。せっかちなレヴィは「早く中に入ろうよ!」と騒いでいたので、口を押さえつけて静かにさせた。
十代を見ると、ジッと遊戯さんの家を見て、立ち尽くしている。憧れの伝説のデュエリスト、武藤遊戯は毎日この景色を見ているのだ。ここが遊戯さんにとって帰るべき場所。脳裏に焼き付けておきたいのだろう。
「遊戯さんの店ってだけでこの店がどんなビルよりも大きく見える」
「うむ、我もその者の事は知らんが、この場所は見る者を引き寄せる力がある」
「? 二人とも何言ってるの。この店はあのビルより全然ちっこいし、全然吸い込まれないよ」
確かにレヴィの言う通り。この建物は例え遊戯さんの家だからと言って大きくなる事は無いし、この景色が物理的に俺達を呑み込もうとする事は無い。十代、ディアーチェと視線が合うと、誰からと言う事も無くクスッと笑った。
「ッフ、そうだな」
「レヴィ、うぬもいい事を言う」
「さて、それじゃあ入るとするか。失礼しまーす」
「おー、いらっしゃい」
中に入ると見た目に等しい、小さなゲームショップだった。しかもテレビゲームなどは無く、デュエルモンスターズと昔ながらのゲームばかりだ。店内にはやはり遊戯さんのポスターが大々的に貼ってある。
「おや? 君達はデュエルアカデミアの生徒さんかい?」
「はい」
「俺はブルー、こいつは見ての通りレッドです。因みにこいつ、遊戯さんの大ファンなんです」
「おお、遊戯の。けどすまんな、遊戯は今出かけておって」
万が一会えたらいいな、ぐらいに思ってたからそんなにショックでは無い。十代もそれは分かっていたのか、特に落ち込む事無く「そうですか」と言った。
このおじいさんは、遊戯さんのおじいさんの双六さん。俺達が生まれる前からデュエルモンスターズに触れている、正真正銘のプロだ。本人曰く、デュエルの腕は今一らしいが、この人からはデュエリストのオーラが出ている。
しばらくの間俺と十代が双六さんと話していると、隣でガチャガチャと物音がした。クルッと振り向くと、翔とマテリアルズが商品で勝手に遊んでいた。
「これは何と言う遊びですか?」
「将棋って言ってね。色々な駒を使って相手の王を取るゲームッス」
「うお! これが噂のヨーヨーって奴だね。行くぞ、僕のハイパーテクニック」
「ふむ、この壺からはただならぬ気配がする。面白い! 我が闇の一部にしてやろう!」
「コラ! シュテルと翔はともかく、レヴィとディアーチェ! ヨーヨーは買ってやるから外で遊んできなさい! それとディアーチェ、勝手に人の家の闇を持っていくんじゃありません!」
「遊斗、最後だけおかしいぞ」
ハァ・・・・。やはりこの子達は普通の生活をした事が無いから、知識はあっても常識は無い。大きな赤子みたいだ。
話を聞くに、カードの精霊になる前の活動時間は一ヶ月も無かったそうだ。しかもその一ヶ月の七割は戦闘、三割は体の治療。世界の一般常識を身につける時間などどこにもない。
幸い双六さんは温厚な方の様で、ホッホッホと笑いながらシュテルと翔に将棋のスペースを与え、レヴィにはタダでヨーヨーをあげた。
「そこの銀髪の少女。その壺に闇があると言ったの~」
「ああ、この中には間違いなく闇がある」
九歳の女の子の手でも片手で持つ事が出来る小さな壺。ディアーチェはその壺を右手に持ち、ハッハッハ! と偉そうな高笑いを上げている。
手中に、と言ってるが、かなり昔に作られているのか、素人である俺でも年季を感じさせる不思議な壺だ。とても俺のポケットマネーで買える品物とは思えない。
「それは昔から家にある物でな。そんな闇の力があるとは思えんが、気にいったのなら上げよう」
「ほう、感謝すイタ! 何をする!?」
「上から目線じゃなく、しっかり礼を言え」
「むぅ・・・・ありがとう、ございます」
ディアーチェは納得いかないのか、双六さんの目を見て言わなかったが、これでも頑張った方だ。俺に対してはいつもの偉そうな態度でいいが、年配の方には身の丈に合った振る舞いをしないといけない。
「いい子だ、ディアーチェ」
「う、うるさい! 貴様、我を侮辱した罪、後悔するぞ!」
「はいはい」
ディアーチェの頭をポンポンと優しく叩くと、ディアーチェはますます不機嫌になり怒りが有頂天に達し「レヴィのオリジナルにある事無い事言うぞ!」と言って来たので、ディアーチェを子供扱いするのを止めた。
さっきからパチッと駒が将棋盤に当たる音が気になっていたので、翔とシュテルの方を見ると、意外や意外、翔の優勢だった。てっきりシュテルの事だから説明を聞いただけで将棋のコツが分かっていると思っていた。
「王手ッス!」
「ッツ・・・・参りました。もう一度お願いします・・・・」
「シュ、シュテルちゃん怖いッス」
この二人は案外お似合いなのかもしれない。勿論友達的な意味でだ。もし翔がそれ以上の関係を望もうとしたら、
「なあ遊斗。せっかくなら俺達のデュエル双六さんに見てもらおうぜ。俺達新しいカードを手に入れてまだ一回もデュエルしてないし」
「いいな。双六さん、もしよかったら見てくれませんか? これでも俺達デュエルアカデミアのエースなんです。自慢じゃないですが、あのエド・フェニックスとデュエルして勝ってます」
「ほう、それは凄い。じゃあ見せて貰おうかの」
早速外に出ると、レヴィがブンブンとヨーヨーを振り回していた。俺達にカッコイイところを見せつけたかったのか、レヴィは急にヨーヨーを振り回し、次々と大技を出している。だがヨーヨーを初めてすぐの人間が、そう上手くいく筈も無く、いつの間にか体がヨーヨーの糸に縛り付けられていた。
「あれ? どうしてこうなるの?」
「そんなに振り回すからだ、自分で解きな。じゃあ十代、やるか」
「おう」
「「デュエル!」」
「先攻は俺が貰う、ドロー! おっ、お前からもらった新たなHEROを使うぜ。エアーマンを召喚! 効果でデッキからネクロダークマンを手札に加える」
A1800・D300
E・HEROエアーマン。十代やエド並みのドロー力が無い人にとっては、HEROデッキに必要不可欠な中核となるデッキ。召喚・特殊召喚成功時、HEROをサーチする効果とR-ライトジャスティスに似た効果をどちらか選択して発動できる。
レベル4でその凡庸性の高さから、無制限の頃はHEROデッキに関係なく三枚入れられていた事もある。
因みに十代の誕生日プレゼントに、中古のだが上げた。流石に新品となると、男友達へのプレゼントにしては高級すぎる。
「カードを一枚伏せてターンエンドだ」
場
十代 モンスター1 伏せ1 手札5 LP4000
無難だがいい出だし。ネクロダークマンを手札に加えたと言う事は、何か手札コストが必要なカードでもある可能性が高い。
「ドロー! じゃあこっちも新カードで行かせて貰う。クロノ・ハラオウンを召喚!」
登場したのはLSでは珍しい黒髪の少年。14歳と成長期真っ只中の筈だが、背がかなり低く、小学生と言っても全然違和感がない。ただ可愛げが無く、俺をチラッと横目で見るが、すぐに十代の方に視線を戻す。
LSクロノ・ハラオウン ☆4/水/魔法使い/A1700・D1500
「このカードが召喚、特殊召喚に成功した時、デッキからバインド、と名のついたカードを手札に加える。設置型バインドを手札に加える」
「ゲッ、嫌なカードだ」
「カードを二枚伏せてターンエンドだ」
場
遊斗 モンスター1 伏せ2 手札4 LP4000
十代 モンスター1 伏せ1 手札5 LP4000
「攻めてこなかったか。じゃあこっちから行くぜ、ドロー! 融合発動、手札のスパークマンとネクロダークマンを融合! 来い、ダーク・ブライトマン!」
A2000・D1000
コストじゃなく融合でネクロダークマンを墓地に送ったか。それもまた一つの手。
「バトル! エアーマンでクロノを攻撃!」
A1800 VS A1700
「ッツ、悪いなクロノ。また後で出番があるかもしれないから」
『別に、僕はサーチ効果を使った。最低限の役割は果たした』
本当に可愛げのない奴だ。これは生まれつきなのか、それとも中学生独自の病気なのか。
しかもクロノ、信じられない事にフェイトの兄だと言う。義理と聞きホッとしたが、コイツの事をいつかお義兄さんと呼ばないといけないのか。
遊斗LP4000→3900
「続いてダーク・ブライトマンで攻撃!」
「設置型バインドを発動する。ダーク・ブライトマンの攻撃を止め、このカードにLCを置く」
LC設置型バインド0→1
「そうこなくちゃな。ターンエンドだ」
「エンドフェイズ、永続罠ウイングロードを発動」
場
遊斗 モンスター0 伏せ2 手札4 LP3900
十代 モンスター2 伏せ1 手札3 LP4000
「ドロー! ドローしたカードはリリィ。ウイングロードの効果で特殊召喚する。リリィの効果でデッキから銀十字を手札に」
A500・D500
「銀十字を捨て、デッキからトーマを特殊召喚。場のリリィとトーマを融合! 来い、リアクト・エンゲージ―トーマ!」
A2500・D2500
LCトーマ1
「トーマが来たか。そいつは厄介だからな」
「まだまだ。ヴィータを通常召喚」
A1900・D1200
「トーマの効果発動! LCを使い、お前のフィールド上のモンスターの攻守を1000下げる!」
『『シルバー・バレッド!』』
トーマは素早く銃剣のトリガーを二回引き、エアーマンとダーク・ブライトマンの足に当てる。命に別条は無いが、二人のHEROは弾丸の痛みにより戦うのが困難になってしまう。
エアーマンA1800・D300→A800・D0
ダーク・ブライトマンA2000・D1000→A1000・D0
「バトル! ヴィータでエアーマンを攻撃!」
『テートリヒ・シュラーク!』
A1900 VS A800
衰弱したエアーマンは風を起こすことすら出来ず、ヴィータさんのハンマーにより、墓地まで吹っ飛ばされた。
「ック!」
十代LP4000→2900
「まだまだ! トーマでダーク・ブライトマンを攻撃!」
『『シルバーハンマー!』』
A2500 VS A1000
同じく弱ったダーク・ブライトマンもトーマの砲撃に耐える事が出来ず、破壊された。だが破壊された時、ダーク・ブライトマンの怨念らしきものが現れ、トーマを道連れにした。
十代LP2900→1400
「ダーク・ブライトマンが破壊された時、相手フィールド上のモンスター一体を選択して破壊する。銀十字を装備してないのがミスだったな」
「別にミスじゃない。手札を捨てるのがもったいなかったんだ。それにお前の事だから、何らかの方法で突破してくるか、防ぐと思って」
「へへっ。おっと悪ぃ、タイミングが遅れたが罠を発動するぞ。ヒーロー・シグナル発動。俺のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからレベル4以下のE・HEROを特殊召喚する。
来い、バブルマン! デッキから二枚ドローする」
A800・D1200
ヒーロー・シグナルにバブルマンか。伏せに警戒して銀十字を装備させなかったが、それがミスだった。一気に攻めていればワンショットキルできていた。
それにいくら大ダメージを与えられたとはいえ、十代に手札を補給された。
「まだまだ俺も甘いな。ターンエンド」
場
遊斗 モンスター1 伏せ1 手札4 LP3900
十代 モンスター1 伏せ0 手札5 LP1400
「今度はこっちの番だ、ドロー!
A1600・D1400
「速攻魔法バブル・シャッフルを発動。その効果でバブルマンとヴィータを守備にし、手札からネオスを特殊召喚する!」
泡の渦の中から登場したのは、十代の新たなるHEROであり、なのは、フェイト、はやてよりも発生形態が多いカード。その姿は少年が大好きな、巨大な怪獣を倒すヒーローが小さくなったみたいだ。
A2500・D2000
「ネオス。こうして見るとやっぱりカッコイイな」
「だろだろ? しかもコイツはカッコイイだけじゃなくて強いんだ。バトル! スパークマンでヴィータに攻撃、スパークフラッシュ!」
A1600 VS D1200
「ネオスでダイレクトアタック! ラス・オブ・ネオス!」
A2500
ネオスの攻撃はビームを出す訳でもオーラを出す訳でも無く、誰にでも出来る簡単なチョップ。だがその一振りにはネオスの正義の心が籠っているようで、優しくも力強い攻撃だった。
遊斗LP3900→1400
「ライフが並んだか」
「スパークマンにスパークガンを装備して、自分を守備表示に変更しターンエンド。どうだ、俺の新たなHEROは?」
「ああ、最高にカッコイイし、火力が低い通常HEROの弱点を埋めている。だがこっちも負けてられない」
場
遊斗 モンスター0 伏せ1 手札4 LP1400
十代 モンスター2 伏せ1 手札3 LP1400
「ドロー! ドローしたカードははやて。ウイングロードの効果で特殊召喚する」
A2000・D1700
LCはやて1
「なのはを通常召喚。効果でLCを置く」
A500・D1800
LCなのは1
「なのはのLCを取り除き、ツヴァイを特殊召喚。はやてのLCを取り除き、ユーノを特殊召喚」
「うおっ! まさかの連続融合か。面白ぇ」
ピンチが迫っていると言うのに十代は相変わらず能天気で緊張感が無い。
「場のなのはとユーノ、はやてとツヴァイを融合! 来い、AOA高町なのは! 夜天の主・八神はやて!」
LCはやて2
はやてA2100・D2000→A2700
A1000・D3000
ネオスの攻撃力は2500と、通常HEROの中では高く、バランスの取れたステータスだが、最上級モンスターの中ではそこまで高くない。だがサポートの多いHEROと通常モンスター両方の加護が受けられる。ここはネオスの破壊より、手札を稼ぐのを優先しよう。
「なのはの効果。デッキからカリムを手札に加え、ウイングロードの効果で特殊召喚。カリムの効果発動、魔法を選択する。デッキトップはアイゼンゲホイル、魔法カードだ」
「? 始めて見るカードだな?」
「便利な速攻魔法だよ。デバイスマイスターを発動! デッキから闇の書を手札に加え、はやてのLCを二つ取り除き、アギトを手札に加える」
LCはやて2→0
はやてA2700→A2100
「闇の書をはやてに装備。バトル! はやてでスパークマンを攻撃!」
『『
はやてA2100→A2400 VS D1400
「ふぅ、スパークガンで守備にしといて正解だったぜ」
「闇の書にLCが乗る。カードを一枚伏せてターンエンドだ」
LC闇の書0→1
場
遊斗 モンスター3 伏せ2 手札2 LP1400
十代 モンスター1 伏せ0 手札3 LP1400
「ドロー! カードガンナーを守備で召喚」
A400・D400
出たのは青と赤をメインとした、俺達の背丈ぐらいあるロボット。頭の部分が透明な為、中のメインコンピューターが丸裸で可愛らしい。HEROやネオスと同じく、アメリカンアニメのタッチ。
「カードガンナーの効果発動。デッキの上から三枚まで墓地に送って発動する。このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、墓地へ送ったカードの枚数×500ポイントアップする。俺は三枚墓地に送るぜ」
カードガンナーA400→A1900
「バトル! 「メインフェイズ終了時、速攻魔法アイゼンゲホイルを発動」何!?」
「このターンのバトルフェイズをスキップする。残念だったな」
「やっぱり守りのカードか。ターンエンドだ」
場
遊斗 モンスター3 伏せ1 手札2 LP1400
十代 モンスター2 伏せ0 手札3 LP1400
十代のターンはアイゼンゲホイルのおかげでアッサリと防ぐ事が出来たが、ずっと守れる訳じゃない。このターンでアインスを出してより場を安定させよう。
「ドロー! カリムの効果発動。魔法を選択、デッキトップはソニックムーブ。外したのでソニックムーブを墓地に送り、このカードを手札に戻す」
ソニックムーブが墓地に落ちてしまった。せっかくなら当てて二回効果を使いたかったけど、墓地から発動できるカードなだけありがたいと思おう。
「なのはの効果、シャマルを手札に加え、ウイングロードの効果で特殊召喚する」
A800・D1800
「その永続罠、今度から優先的に破壊しようと思う・・・・」
「俺もそれをお勧めする。バトル! はやてでカードガンナーを攻撃!」
『『二回目の
A2400 VS D400
氷の神が吹く息と同等であろう
「闇の書にLCが乗る」
「カードガンナーが破壊された時、デッキから一枚ドローする」
LC闇の書1→2
「シャマルの効果発動し、闇の書にLCを置く。そして闇の書をゲームから除外し、デッキからアインスを特殊召喚する。効果で融合デッキから夜天の書を特殊召喚」
A2300・D2300
A0・D0
闇の書から発されたオーラが徐々に人間の形になり、黒い闇は様々な色へと変色し、アインスが登場する。最近出番がなかったけど、今日は活躍してもらうからな。
「夜天の書をアインスに装備。カリムを通常召喚、効果で宣言するのは罠。デッキトップはフォーメーションチェンジ、よって手札に加える。カードを一枚伏せターンエンドだ」
場
遊斗 モンスター5 伏せ3 手札2 LP1400
十代 モンスター1 伏せ0 手札4 LP1400
「ドロー。お前が場を整えている間に、俺も色々してたんだぜ。コクーン・パーティーを発動。自分の墓地に存在するネオスペーシアン一種類に付き、
「? そんな数のネオスペーシアン・・・・まさかさっきのカードガンナーで三枚の落ちたのか!?」
カードガンナー一回の効果で大量展開の布石が整っていたのか・・・・。なんて奴だ、けどそれをやってこその十代。
「デッキからC・ピニー、C・チッキー、C・パンテールを特殊召喚」
A800・D300
A100・D700
A600・D400
「ここがネオスペーシアンの戦う舞台だ。フィールド魔法ネオスペースを発動、これによりネオスの攻撃力が500アップする」
ネオスA2500→A3000
十代の新たなフィールド魔法は、虹色の光に包まれた不思議な空間だった。俺達が行ったネオスペースとはかなり違い、海も自然も土も何もなく、どっちが上か下か右か左か、目印になりそうなものは何一つない。
「そして三体のCの効果発動。ネオスペースがある時、自身を生贄に、そのCに対応するネオスペーシアンを特殊召喚する! 来い、
A1000・D500
A300・D900
A800・D600
俺も十代と一緒にネオスペーシアンを探す旅をしていたから初対面では無い。
ブラック・パンサーはその名の通り黒い豹。
グロー・モスは白い液体が人の形をした様な生き物。
エア・ハミングバードは赤い体に白の翼を持った、鳥人間。
「
A500・D1100
出てきたのはドロドロだったグロー・モスがより人間らしくなった姿。胸の膨らみや腰のライン等を見ると女性の様だ。二枚のカードを使って攻撃力500、しかもレベル4融合モンスター。貧弱なステータスとは裏腹に、何か強力な効果を持っているに違いない。
「スペーシア・ギフト発動! 自分フィールド上に表側表示で存在するネオスペーシアンと名のつくモンスター一種類に付き、デッキから一枚ドローする。因みにティンクル・モスはグロー・モスとして扱うから、一体で二種類分だ。よって四枚ドロー!」
「んな!? 並べるだけで四枚ドロー出来るのかよ!?」
「へへっ、いいカードだろ? エア・ハミングバードの効果。相手の手札の枚数×500ライフを回復する。ハニー・サック!」
十代の技名と共に、俺の手札から赤い大きな花が咲いた。まるで少女マンガの背景の様に綺麗な花の蜜を、鳥人間が吸う姿はシュール以外の何物でもない。
十代LP1400→2900
「続いてブラック・パンサーの効果を発動。相手フィールド上のモンスターを選択し、選択したモンスターの同名カードになり同じ効果を得る。ブラック・パンサーをカリムとして扱う!」
「いっ!? ま、まさかカリム姉の効果が十代に渡るとは・・・・」
「さっそく効果を使わせて貰うぜ、モンスターを選択する。デッキトップはフェザーマン、モンスターだ」
デステニードロー所有者だけあり、やはりその効果を成功させてきたか。十代の手札には俺が知るだけでも、
「融合発動、手札のフェザーマンとバーストレディを融合! 来い、フレイム・ウィングマン!」
A2100・D1200
やはり現れたか、フレイム・ウィングマン。十代のフェイバリットカードに新HEROにネオスペーシアン。因みに十代の手札はここまで回しておいてまだ四枚ある。恐るべきネオスペーシアン・・・・。
「バトル! ネオスではやてを攻撃!」
これで戦闘ダメージを受けたら残りライフ500。フレイム・ウィングマンでカリム姉かシャマ姉どちらか破壊されたらアウト。本当なら使いたくなかったけど、ソニックムーブを使うしかない。
「墓地のソニックムーブの効果。このカードをゲームから除外し、はやてを除外する!」
「ならネオスでカリムを攻撃! ラス・オブ・ネオス!」
A3000 VS D500
昨日のエドの時と言いHEROは紳士が多い様で、ネオスの手刃の威力は先程よりも明らかに弱まっていた。いくら女相手とはいえ、デュエル中の手加減は不満なのか、十代は少し納得のいかない表情。
「フレイム・ウィングマンでシャマルを攻撃! フレイム・シュート!」
A2100 VS D1800
「シャマルの攻撃力は800。ダメージを受けてもらう!」
「ック」
遊斗LP1400→600
「ティンクル・モスでなのはに攻撃! ティンクル・モスが戦闘を行う時、俺はデッキを一枚ドローする。ドローしたカードがモンスターだった場合バトルフェイズを終了、魔法だった場合このカードは直接攻撃が可能、罠だった場合守備表示になる」
「ちょっと待った。攻撃対象になった瞬間、フォーメーションチェンジを発動する。なのはを守備にして一枚ドロー」
「じゃあドローするぜ? ドロー、引いたカードはミラクル・フュージョン。巻き戻しによりよってフォーメーションチェンジのダメージを無効にする効果は無しだ。ティンクル・モス、ダイレクトアタック!」
A500
遊斗LP600→100
「く、首の皮一枚繋がったか」
「これ以上攻撃はできない。カードを一枚伏せてターンエンドだ」
「エンドフェイズ、はやてが戻ってくる」
場 ネオスペース
遊斗 モンスター3 伏せ2 手札3 LP100
十代 モンスター5 伏せ1 手札4 LP2900
これが危険なデュエルだったら存在しない者を使い、三幻魔を召喚したいが、友人同士のデュエルで三幻魔を使う訳にはいかない。
ネオスペーシアン。攻撃力が1000以下の弱小モンスターだが、その独特な効果でサポートをする。しかもネオスと一緒にいる時は、俺の使う融合に良く似たコンタクト融合をする事が出来る。さっきのターンコンタクト融合しなかったのは、する必要が無かったからだろう。
幸い墓地にヴィータさんがいたから、アインスは攻撃されずに済んだが。
「面白くなってきた。ドロー! 永続魔法時空管理局を発動。そしてなのはの効果を発動し、デッキからシグナムを手札に加え、ウイングロードの効果で特殊召喚!」
A1800・D1600
LC時空管理局0→1
「フィールドにシグナムが存在するから、LCを一つ使ってアギトを特殊召喚する。時空管理局のLCの数はプラマイ0。場のシグナムとアギトを融合! 来い、烈火の剣神シグナム!」
A3000・D2000
「げっ! そのカードは!?」
「さっきのお返しだ! お前のフィールド上のモンスターの攻撃力は、このカード攻撃力以下だ! 全て破壊する!」
『剣閃烈火!』
『『火龍一閃!』』
シグナムさんとアギトが放った灼熱の業火に、三体のネオスペーシアンとネオスとフレイム・ウィングマンは悲鳴を上げながら燃焼する。例え火を司るフレイム・ウィングマンでも烈火の剣神の炎を止める事は出来ない。
「この効果を使ったターン俺は攻撃する事が出来ない。魔弾生成を発動、はやてを生贄にデッキからカートリッジロードを三枚手札に加え、全て時空管理局に使う」
LC時空管理局1→4
はやてさんを生贄に捧げた瞬間、シグナムさんとアインスが鬼の様な眼でギロリと俺を睨みつける。その瞳には殺気と怒りだけが宿っており、その視線に、体が蛇に睨まれた蛙の様にビクビクと震える。
十代が「大丈夫か?」と苦笑交じりに言うが、全然大丈夫ではない。ヴィータさんを含めた三人の八神はやて命は凄いと言うか異常。八神はやてが、この法律は気に入らない、と言ったら本気で法律を変えかねん。
「や、夜天の書の効果で時空管理局のLCを取り除き、四枚ドローする」
四枚もドローしたのに全然嬉しくない・・・・。
「なのはを守備に戻し、カードを二枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ、アギトの効果でこのターン破壊したモンスターのレベル合計×100のダメージを与える。破壊したモンスターのレベル合計は22!」
『ブレネン・クリューガー!』
「ぐっ・・・・つう」
アギトが発射した22発の炎の魔力弾をくらい、一度回復した十代のライフは一気に減る。これでお互いダメージを受けたらアウトなラインまで来ている。
十代LP2900→700
場 ネオスペース
遊斗 モンスター3 伏せ5 手札3 LP100
十代 モンスター0 伏せ1 手札4 LP700
シグナムさんの凄まじい効果で一気にボードアドバンテージを逆転できた。
低ステータスのモンスターが並ぶ事自体珍しいので、ここまで上手くいく事は滅多にないが、上手く行くと今回の様に2:5効果になる。
「またまた追いつめられたか。けどこっちの方がワクワクするぜ! ドロー、リバースカードオープン、貪欲な壺を発動」
「ブラフとして伏せていたのか。また勿体ない事をする・・・・」
いくら墓地にカードが五枚必要とは言え、1:2効果のカードをブラフに使うとは末恐ろしい奴。
「へへっ、遊斗は結構伏せを気にするからな。墓地のネオス、フレア・スカラベ、グラン・モール、アクア・ドルフィン、カードガンナーをデッキに戻し二枚ドロー!」
戻した三体のネオスペーシアンがカードガンナーの効果で墓地に送られた三枚。今度はその三体を使って攻めて来る気か。
「墓地のネクロダークマンの効果。ネオスを生贄無しで召喚する! 来い、ネオス!」
ネオスA2500・D2000→A3000
「まだまだ、魂の共有-コモンソウルを発動! フィールド上のモンスターを選択し、手札のネオスペーシアンを特殊召喚。選択したモンスターの攻撃力はこの効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力分アップする。アクア・ドルフィンを特殊召喚!」
A600・D800
ネオスA3000→A3600
「最後にしては少ししまらないかもしれないが、これで終わりだ! アクア・ドルフィンの効果発動! 手札を一枚捨て、相手の手札を確認してその中のモンスターを選ぶ。選んだモンスターの攻撃力以上のモンスターが自分フィールド上に存在すれば、そのカードを破壊して相手に500ダメージを与える。存在しない場合俺が500ダメージを受ける」
しまった! 十代はフレイム・ウィングマン以外でほとんどバーンを使わないから考えてなかったが、新たなネオスペーシアンにはバーン効果を持っている奴もいるのか。普段はがっかりバーンと嘲笑う500ダメージも、今は生死を別けるダメージになる。
「手札を一枚捨て「速攻魔法ロングアーチ・サポート発動!」なんだそりゃ?」
「LSがいる時、相手フィールド上のカード一枚を選択し、選択したカードの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。アクア・ドルフィンの効果は無効だ! コストの払い損だな」
「それはどうかな? ミラクル・フュージョンを発動! 墓地のスパークマンとフレイム・ウィングマンを融合! 来い、シャイニング・フレア・ウィングマン! 墓地のHEROは六体、1800攻撃力を上げる」
シャイニング・フレア・ウィングマンA2500・D2000→A4300
「モンスターゲートを発動」
「モンスターゲート? お前そんなカード入れてたっけ?」
「ネオスやエッジマンを特殊召喚する時便利だからな。アクア・ドルフィンを生贄に、通常召喚可能なモンスターが出るまでデッキをめくるぞ。おっ、フレア・スカラベを特殊召喚だ! フレア・スカラベは相手の魔法・罠の数だけ攻撃力が400アップする」
フレア・スカラベA500→A2100
フレア・スカラベは五名めくってようやく通常召喚可能のモンスター。十代にしては引きが悪いと一瞬思ったが、落ちたカードはH-ヒートハート、E-エマージェンシーコール、R-ライトジャスティス、O-オーバーソウルの四枚。ライフ100ではHEROフラッシュを持ってないのを祈るしかない。
そしてスルーしていたが、フレア・スカラベの攻撃力がレベル4とは思えないステータスになっている。
「カードを一枚セット。行くぜ遊斗! これが手に入れた新たな融合、コンタクト融合だ! 場のネオスとフレア・スカラベをコンタクト融合! 来い、フレア・ネオス!」
A2500・D2000
ネオスとフレア・ネオスが上に現れた宇宙の渦の中に入ると、渦から優しい光が放出される。その光が収まると、十代の場にはフレア・スカラベと融合したネオスがいた。
体はネオスがベースだが、装甲はフレア・スカラベの黒と赤をメインとしており、背中にはスカラベの羽が生えている。虫が余り得意ではない俺だが、フレア・ネオスには抵抗が全くなく、むしろカッコイイと思える。
「フレア・ネオスはフィールドの魔法・罠の数×400攻撃力がアップする。ネオスペースの効果も受けるから攻撃力は2900アップ!」
フレア・ネオスA2500→A5800
攻撃力4300に5800のモンスター。とてもライフ100の相手に出す攻撃力じゃないが、高火力で押すのが手っとり早いのも事実。
けどライフ100でも1でもライフがある限り勝敗は分からない。
「バトル! シャイニング・フレア・ウィングマンでシグナムに攻撃! シャイニング・シュート!」
「罠発動、ストラグルバインド! 相手フィールド上の元々の攻撃力よりも、攻撃力が高いモンスターを選択。選択したモンスターの攻撃力を、元々の攻撃力に戻し、次の自分のターンのエンドフェイズまでこのカード以外のカード効果を受けない。シャイニング・フレア・ウィングマン自身の効果も受け無い!」
フレア・ネオスA5800→A5400
フレア・ウィングマンA4300→A2500 VS A3000
「マジかよ!?」
『まだまだ爪が甘いな。紫電一閃!』
シグナムさんはシャイニング・シュートを、アギトの炎が纏ったレヴァンティンを一振りして消滅させる。そしてレヴァンティンを鞘に収め一回カートリッジを行うと、その爆発的な魔力を全てレヴァンティンに与え、シャイニング・フレア・ウィングマンを一閃した。
十代LP700→200
「ック、けどもうセットカードはない! フレア・ネオスでシグナムを攻撃! バーン・ツー・アアーツ!」
フレア・ネオスは右手に炎の塊を溜めてシグナムさんに発射。いくら攻撃力で負けているとは言え、ただで負けるのは騎士の名が泣くからか、その塊をさっきと同じようにレヴァンティンで消滅させた。しかしここまでがフレア・ネオスの策略。シグナムさんの刺客に回り込み、零距離でバーン・ツー・アーツを発射。シグナムさんを破壊した炎の塊は、そのまま俺に向かってくる。
「俺が手札を持ってたらコイツを警戒するんだ。手札のザフィーラを捨てる事により、戦闘ダメージを0にする。その後一枚ドロー」
「決めれなかった・・・・。ターンエンド。エンドフェイズ、フレア・ネオスは融合デッキに戻らなきゃいけないが、ネオスペースの効果でこの効果は使わなくていい」
場 ネオスペース
遊斗 モンスター2 伏せ3 手札3 LP100
十代 モンスター1 伏せ2 手札0 LP200
「このターンで決着を付ける、ドロー! なのはの効果でデッキからフェイトを手札に加え、通常召喚」
A1800・D500
LCフェイト1
「新しいデッキで勝負って言った割には、マテリアル達は使わないんだな」
「おっと、ディアーチェを出そうと誘導しているみたいだが釣られんぞ。その罠、大方ヒーローバリアだろう?」
「さあ? そいつはどうかな?」
これでフェイトの効果でフレア・ネオスを守備表示にして一斉攻撃をすれば俺の勝ちだ。それともヒーローバリアの上位互換である和睦の使者でも入れたか?
今の俺の手札はACS、アルフ、スバル、存在しない者。ここで攻撃を失敗したら後がない・・・・。
「いや、勝負だ! フェイトの効果でフレア・スカラベの表示形式を変更! バトル! アインスでフレア・ネオスを攻撃!」
「こいつを待っていた! 速攻魔法コンタクト・アウトを発動! 自分フィールド上の融合モンスターを融合デッキに戻し、融合素材モンスター一組をデッキから特殊召喚する! 来い、ネオス、フレア・スカラベ!」
ネオスA2500・D2000→A3000
フレア・スカラベA500・D500→A1700
「なるほどな。だが俺のフィールドにはモンスターが三体いる! アインスでネオスを攻撃! 攻撃宣言時、ザフィーラをデッキに戻して攻撃力を800上げる」
『ブラッディーダガー!』
アインスA2300→A3100 VS D2000
アインスが作り上げた血が固まった黒い短剣がネオスへと発射し、ネオスとブラッディーダガーの距離が数センチになると、黒の短剣はアインスの命により爆発した。
「なのはでフレア・スカラベを攻撃!」
『アクセルシュート!』
A1000 VS D500
ディバインシューター、桃色の魔力弾を相手にぶつける魔法。他の魔法みたいに派手ではないが、なのはさんのディバインシューターは強力で、フレア・スカラベを四方八方から桃色の弾丸で囲み、一斉に襲わせて破壊した。
「これで終わりだ! フェイトでダイレクトアタック!」
『ハーケンセイバー!』
バルディッシュから放たれた、グルグルと回る三日月状の魔力刃。手札も0、フィールドもネオスペースだけ。フェイトの攻撃を止めるカードは何一つない。
「勝った!」
そう叫んだ時だった、突然十代の前に巨大な鎧を着た白髪の戦士が現れた。その戦士はハーケンセイバーに向かい突進し、自ら盾となり十代の身を守った。
「ッツ!? 馬鹿な!」
「墓地のネクロ・ガードナーの効果。このカードをゲームから除外する事で、攻撃を一度だけ無効にする」
「いつそんなカードを・・・・アクア・ドルフィンのコストか!」
「ああ、だから言っただろ? それはどうかなって」
「アインスの時に使わなかったのは? ネオスを生かせたかもしれない」
「お前の事だから、スバルでも手札に持っているかもしれないからな」
ッフ、爪が甘かったのは俺の方か。このターン出来る事は何もない。
「ターンエンドだ」
場 ネオスペース
遊斗 モンスター3 伏せ3 手札4 LP100
十代 モンスター0 伏せ1 手札0 LP200
「だが十代、お前の手札は0で、お前の予想通り俺の手札にはスバルがいる。また奇跡を起こすのか?」
「ああ、行くぜ遊斗! ドロー! ミラクル・コンタクトを発動! 自分の手札・フィールド・墓地から融合素材モンスターをデッキに戻し、ネオスを融合素材とするE・HEROを融合デッキから特殊召喚する! 墓地のネオスとフレア・スカラベをデッキに戻し、フレア・ネオスを特殊召喚!」
フレア・ネオスA2500・D2000→A5000
やっぱり逆転のカードを引いたか。流石だ十代。
「バトル! フレア・ネオスでなのはを攻撃! バーン・ツー・アーツ!」
A5000 VS A1000
フレア・ネオスが放った炎の塊は、桃色のプロテクションを破壊しなのはさんを破壊し、俺へと向かう。ソリッドビジョンの炎の塊がぶつかった瞬間、視界が一面炎に包まれたが、すぐに炎は消えた。炎が消えた頃にはネオスペースも消えており、遊戯さん家の前の広場だった。
遊斗LP100→-3900
「凄い、凄いぞ二人とも! 遊戯が見ても褒めるいいデュエルじゃった」
「ありがとうございます。けどこの勝負、本当なら遊斗が勝っていました」
「ほ?」
十代は最後に持っていた俺の手札を取り、その中にある一枚のカードを見て「やっぱり」と呟く。十代が見たカードは永続罠、存在しない者。フォーメーションチェンジの時にドローしたカードで、そのカードを軸にしていたら勝敗は変わっていたかもしれない。
「けど十代君、それを使わなかったのは遊斗君の判断じゃ。勝者は君じゃよ」
「そうそう、それにこのカードを伏せていたらお前の攻撃を防げなかったかもしれない」
「そっか、けどいつかそのカードを使ってデュエルしような。ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ!」
十代のエアーマンですが、バブルマンの多様を防ぐ為に使うようにします。勿論属性HEROは使わず、オーシャンとフォレストマンも使用しません。
そして結構オリカにしてとの声が多かったクロノの登場です。
LSクロノ・ハラオウン ☆4/水/魔法使い/A1700・D1500
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「バインド」と名のついた罠カードを一枚手札に加える。
◇
今回はクロノのと、ストラグル・バインドの紹介をしようと思います。
先にクロノですが、原作とは異なり予想より弱いなぁ、や、氷関係なくない? と思った方が多いと思います。
なにぶんクロノは器用ですので、何の効果にしようか悩みました。氷関連もいいかな、と思ったのですが、漫画からクロノは堅実な戦い方をするイメージがあったので、1:1効果のサーチ効果にしました。
次にストラグル・バインド。
相手依存に加え、元々の攻撃力より今の攻撃力が上昇していないと使えないですが、今回の様に反撃が狙えます。特になのは様等の破壊耐性のある高火力アタッカーには、相手も攻撃力を上げないと太刀打ちできないので、出番は決して少なくないと思います。
フリーチェーンなのもいいですね。
ただ攻撃力を元に戻す効果が、ステータスの増減を含むカードなのか分からず、ダメステでも発動できるのか作者も分からないという・・・・。