遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

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どうやら今までルビの使い方を間違っていたみたいですね。申し訳ありません。今まで間違っていたルビを全部やり直しました。
またLS(リリカルシリーズ)は説明文以外書きません。十代みたいにE・HEROを省いて、モンスター名を言う感じです。

それと今更で申し訳ありませんがエンドフェイズ毎のフィールド確認の事ですが、表側の魔法・罠カードも伏せとして扱います。


それと今回収縮が出るのですが、計算合ってますかね?


第四話

「デュエルモンスターズのカードは、大きく別けてモンスター、魔法カード、罠カードの三つに別けられます。モンスターは通常モンスター、効果モンスター、融合モンスター、儀式モンスター。魔法は通常魔法、速攻魔法、永続魔法、装備魔法、儀式魔法、フィールド魔法に別けられ、罠は通常、永続、カウンターに別けられます」

「ぐぬぬ、シニョール・スカリエッティ、座りなさい」

「はい」

 

ハンカチを噛みしめて悔しさをぶつけているクロノス先生を見て、フフッと笑う。いい歳なのに感情豊かな人だ。オシリスレッドに対していやみなのが悪い所だが、それ程オシリスレッドのレベルが低いので、多少は仕方ないのかもしれない。今の俺の台詞を必死になってメモしているのはオシリスレッドだけだし。

あっ、因みに今の発表を噛まずに言えたのは、フェイトさんの言葉を復唱しただけだからだ。つまり俺が凄いのではなくフェイトさんが凄い。

授業はこんな風に精霊達(みんな)に手伝ってもらう時があるが、ペーパー試験はみんなの力は借りていない。なのはさんとヴィータさんの鬼教導官の元、必死になって勉強した成果が受験番号7番だ。

 

「それで~は、シニョール丸藤。フィールド魔法についての説明をするノーネ」

「え、えっと」

「今時小学生でも答えられるぞ。流石オシリスレッドだな」

 

どんな所にもああやって人を馬鹿にするのが好きな奴がいるな。というかブルー男子ほとんどがそんな気がする・・・・。

翔も翔でしっかりするんだ。確かにこの授業は、一学年全てでやるから注目の的になるかもしれないけど、高校生なんだからもう少し落ちつけ。

 

「翔、とりあえず深呼吸して、クロノス先生だけを見ろ。周りの目は気にしなくていい」

 

翔は言われた通りに深呼吸をして頭の中を整理すると、辺りをキョロキョロせずにクロノス先生を見る。うんうん、やればできるじゃないか。

 

「えっと、魔法・罠ゾーンじゃなく、フィールドカードゾーンと呼ばれる特別な場所に置くカードで、え~、効果がお互いに及ぶカードです。攻守が変動したり、遊斗君のみたいにカウンターを乗せたり、レベルの変化があるのが多いッス」

「若干説明不足ですが、いいでしょう。大事な所を付けくわえると、フィールド魔法は表側表示で存在できるのは一ヶ所のみ。自分がフィールド魔法を使っている時、相手がフィールド魔法を発動させた場合ルールによる破壊で破壊されま~す。勿論自分がフィールド魔法を発動すれば、自分のフィールド魔法を上書きできるノーネ」

 

翔はホッと息を吐くと席に座る。さっき翔を馬鹿にしていた男子はチッと舌打ちをすると黒板の方を向いて再びクロノス先生の話を聞き始めた。しかし今日初めての授業な訳だが、翔って恥ずかしがり屋なのか? 正直翔=オタクだから、あんまり実感がないな。

 

 

 

 

「遊斗君、さっきはありがとね」

「ああ、ドローパン一個かパック一個な」

 

笑顔で礼を言ってきた翔への返事がそれだった。翔と一緒に来ていたイエロー寮の男子と翔は、俺の優しさの欠片もない言葉に急に冷めた目をした。

 

「冗談だよ冗談。で? そこのイエローの人は?」

「自己紹介が遅れた。俺は三沢大地、実は7番君には色々と聞きたい事があってな」

 

あ~、三沢大地って確か筆記テスト1番で実技でもかなり上位だった優秀生徒だったよな。確かなのはさんがそんな事言ってた気がする。言われてみれば確かに頭よさそうな顔をしている。

 

「遊斗でいいよ。で? 聞きたい事って?」

「遊斗が使っているリリカルシリーズについてなんだが」

「それ私も気になるわ」

「俺も」

 

三沢の声を聞いて、突然十代と明日香も俺の席にやってきた。十代はさっきまで寝てたし、明日香はブルー女子と話していた気がするが、気のせいなのか?

 

「リリカルシリーズは俺の父さん、ジェイル・スカリエッティが作った世界に一枚しかないシリーズだ」

「ジェイル・スカリエッティ!? やっぱり、かなり変わっている名字だと思っていたが・・・・」

 

あれ? 三沢は父さんの事知ってるのか? ニュースとか全く出ない、かなりマニアックな学者なんだが。

 

「知っているのか?」

「ああ。大事な交渉以外は全く表に出ないと言われている謎の科学者。デュエルモンスターズやソリッドビジョン、最新のデュエルディスク、そして次元世界。あらゆるジャンルで活躍している人だよ」

「へ~、初めて聞いたッス」

「まあ父さんテレビに出て宣伝するよりも、自分の研究欲の方が大事な人だから」

 

どんな事よりも研究が大事な父さん。酷い時は俺が修学旅行に行っていた三日間、飲まず食わずで研究していたらしい。帰ってきて父さんが倒れていた時は、死体かと思って本気で絶叫したのを、今でも鮮明に覚えている。

 

「本来ならカードデザイナーでもない父さんがカードを作るのは禁止されているけど、色々と交渉して作ってくれたんだ」

「へ~、息子思いの良い父親だな」

「・・・・まあな」

 

精霊が見えると言った時、本気で研究材料にされそうになった事は、言わない方がいいだろう。

 

 

 

 

バレーボールの授業も終り、今日はこれで終りだった。因みにバレーの試合結果だが、俺と十代の活躍で無敗だった。日頃なのはさん、ヴィータさん、シグナムさんに鍛えられているから、正直楽勝だった。その後、昨日の決着をつける為に十代と一緒に万丈目の所に行ったが、どうやらブルー寮に帰ったらしい。

そうなるとする事がないので、初めての高校授業の疲れを取る為にレッド寮でゆっくりする事にしたんだが・・・・。

 

「えへへへ・・・・」

 

翔の様子がおかしい。どこからどう見ても変態にしか見えない。

 

「こ、これはなんだ?」

「さ、さあ? お前の精霊達なら知ってるんじゃないのか?」

 

十代の言葉と共に、なのは、フェイト、ザフィーラ以外の八神家が登場したが、誰一人翔の異常について分からなかった。

 

『ブラック・マジシャン・ガールの妄想でもしてるんじゃねえか?』

『一回上手く発表出来ただけで喜んでるんだよ。きっと』

『高校最初の授業が終ってテンションが上がってるのよ』

『女子の体操服姿に興奮したのではないか?』

 

・・・・酷い言われ様である。流石の十代もみんなの言葉はきついと感じたのか「ハハハ」と苦笑している。

だがどの意見も絶対違うと言えないのが、現時点での翔のイメージだ。みんなをカードの中に入らせると、十代と二人でしばらく悩んでいたが、だんだんめんどくさくなり、結局晩飯までデュエルしていた。

 

 

 

 

狭い部屋でみんなとトランプをしている時だった。昨日と同じようにPDAが鳴り、嫌な予感がしながらも、恐る恐るPDAに送られたメールを読んだ。

 

「マルフジショウは預かった。返してほしければブルー女子寮まで来い」

『なんや、あの眼鏡君、拉致られたん?』

「多分そうだと思いますけど・・・・。まだ外出していい時間ですし、昨日みたいな事はないでしょう」

 

デュエルとなれば気合い入れて行くが、翔の事となると若干面倒臭い。別に翔の事が嫌いなわけではないが、なんで男友達の為に一々着替えて迎えにいかにゃならんのだ。

俺は低いテンションで着替え、腰のデッキケースにデッキを入れて外に出た。すると同じタイミングで十代が部屋から出てきた。

 

「まさかお前も?」

「またか・・・・。ところで十代は女子寮の場所分かるか?」

「いや、今からお前の所に行こうと思ってな!」

「ですよね~。フェイトさん、よろしくお願いします」

『ハァ・・・・。二人ともパンフレットぐらい読んでおかないと、いざって時に困るよ?』

「「は~い」」

 

 

 

 

草原を走り、森を越え、ボートに乗り湖を渡った先に女子寮があった。

いったいなんて所に建ててるんだ! ってキレそうになったが、ブルー女子寮が悪いのではなく、レッド寮の場所が余りにも不遇なのだ。寮がボロいだけじゃなく、学校からも遠いし、おまけに他の寮からも遠いときた。本当に厳しい学校である。

 

「遅いわよ。十代、遊斗」

「アニキ~、遊斗君~、助けて~」

 

寮の前にいたのは、明日香と名前も知らない二人の女子、そして縄でグルグル巻きにされた哀れな翔だった。本当に何をしたらこうなったのか・・・・。

 

「明日香、翔を返してくれ」

「そういうわけにはいかないの」

「そうですわ! このロクデナシはあろうことか、私達の入浴を覗きましたの!」

「「覗き!?」」

「違うッス! 僕は覗いてないんス~。信じて下さい~」

 

う~ん、こうなると女性の方が強いからな。本当に覗いてなくてもその現場にいたんじゃ、疑われて当然だろうし。それに翔の様子がおかしかったのも、女風呂を覗く前の前兆だったのかもしれない。

どっちにしても精霊のほとんどが女性である俺には、これ以上翔を庇う事ができない。

 

「え~と、それでどうして俺達を呼んだんだ? 翔を罰するなら先生達を呼べばいいだろ?」

 

翔が涙目になりながら俺を見てくるが、無視して話を続ける。可能な限り翔を庇うような事は言わず、女性を敵に回すような事は言わない。もし精霊(みんな)を怒らせたら、明日俺が学校に行けなくなるかもしれない。

 

「単純よ。もしあなた達が私にデュエルで勝ったらこの子は解放する。先生達にも言わない。だけどもしどちらか片方でも負けたら」

「翔は退学ってわけか。いいぜ、そのデュエル受けて立つ!」

「右に同じく」

 

どちらか片方が負けたらそこで翔は退学か。きついデュエルになりそうだ。

 

「じゃあ十代どっちから行く?」

「俺行っていいか? できれば初見で明日香とデュエルがしてえ」

「別にいいぞ」

 

 

 

 

「ボルティック・サンダー!」

「きゃあああ!」

 

よしっ! 見事一回戦勝利したな! 十代のライフも削られて、かなりヒヤヒヤしたが最後のドローで一発逆転した。

次は俺の番か。明日香のデッキはだいたい分かった。だからと言ってアンチカードを入れたりはしないし、プレイングを変えたりもしない。

 

「じゃあ次は俺達の番だ」

「ええ、今度は負けないわよ」

「「デュエル!」」

「私の先攻ドロー! 私は巨大ネズミを守備表示で召喚。カードを一枚伏せてターンエンド!」

 

明日香 モンスター1 伏せ1 手札4

 

「俺のターン、ドロー!」

 

巨大ネズミ。地属性専用のリクルーターカード。さっきのデュエルでは明日香の切り札召喚は早かったが、どうやら今回はパーツが揃ってないようだ。

とは言え俺もアタッカーがいないし、ここはあいつの召喚を狙ってフィールドを制圧するか。

 

「俺はフィールド魔法、魔法都市ミッドチルダを発動。更に手札からカートリッジロード発動! 自分フィールド上のカードにLCを一つ置く。俺は夜天の癒し手シャマルを召喚。シャマルの効果と、ミッドチルダの効果でLCを二つ置く」

 

LC魔法都市ミッドチルダ3

 

「一気にカウンターが三つも・・・・」

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ時、カートリッジロードの効果。デッキから同名カードを手札に加える」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

遊斗  モンスター1 伏せ1 手札4

明日香 モンスター1 伏せ1 手札4

 

「あら、攻めてこないとは臆病ね」

「リクルーター相手に中途半端な状態で攻撃しねえよ」

「そう、私のターン、ドロー! じゃあこっちから行くわ! 手札から融合発動! 手札のブレード・スケーターとエトワール・サイバーを融合! 出でよ、サイバー・ブレイダー!」

 

A2100・D800

 

っちょ!? もう既に二枚パーツ揃ってたのかよ!? じゃあ巨大ネズミを攻撃しようがしなかろうが、あんまり関係なかったのか。ま、まあ結果論結果論。

 

「サイバー・ブレイダーの効果。相手のモンスターが一体のみの場合、このカードは戦闘では破壊されない。最も、戦闘で破壊することすら無理みたいだけど」

「その余裕の台詞、すぐに返してやるよ」

 

明日香はフッと笑うと巨大ネズミを守備表示から攻撃表示へと変更させる。

 

「バトル! サイバー・ブレイダーで夜天の癒し手シャマルを攻撃! グリッサード・スラッシュ!」

 

A2100 VS D1700

 

「ック! だがリリカルモンスターが破壊された時、罠発動! Asの収集発動! 効果でデッキからレベル5以下のリリカルモンスターを特殊召喚。俺が呼ぶのは八神はやて!」

『ん~よっと!』

 

A2000・D1700

LC八神はやて1

 

別にはやてさんじゃなくても良かったんだが、やっぱり明日香相手にあいつは出してやりたい。

 

「はやての効果により、自身にリリカルカウンターを乗せる。で、一応自爆特攻って手段はあるけど、どうする?」

「止めとくわ。ターンエンドよ」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

遊斗  モンスター1 伏せ0 手札4 LP4000

明日香 モンスター2 伏せ1 手札2 LP4000

 

「ドロー! 手札から装備魔法闇の書発動、はやてに装備させる」

 

はやて2000→2300

 

「げっ、あのカードは」

 

十代は若干トラウマになったのか、闇の書の発動を嫌そうにする。いやいや、あのデュエル結局お前が勝ったんだし、俺もフレイム・ウイングマンと、シャイニング・フレア・ウイングマン怖かったんだから。

 

「あら、早くも抜かれたわね」

「余裕なご様子で。はやての効果発動! 自身のLCを取り除いてこのターン二回の攻撃が可能になる!」

 

LC八神はやて0

 

「バトル! はやてで巨大ネズミを攻撃!」

 

はやては魔法を使うまでもないと判断したのか、シュベルトクロイツで巨大ネズミの頭を思いっきり叩いた。え~、広域魔導師がそんな戦い方しちゃう? 俺だけじゃなくて、周りのみんなもポカーンてしてるし。

 

「ダ、ダメージ計算時ガードブロックを発動。戦闘ダメージを0にして一枚ドロー。更に巨大ネズミの効果でもう一枚巨大ネズミを呼ぶ」

「続けて巨大ネズミに攻撃! ディアボリックエミッション!」

 

A2300 VS A1400

 

攻撃名を言われては逆らえないのか、はやてはシュベルトクロイツから黒い球体を出し、巨大ネズミを呑み込む程の大きさまで育てて射出した。小規模のディアボリックエミッションは巨大ネズミを呑み込み、とてもリクルート効果が使えると思えないほど容赦なく破壊した。

 

明日香LP4000→3100

 

「闇の書の効果発動! モンスターを戦闘で破壊する度にこのカードにLCを乗せる」

 

LC闇の書0→2

 

「そして手札からカートリッジロードを発動! 闇の書にLCを一つ乗せる」

 

LC3

 

「行くぞ明日香。俺のデッキの中の三体のエースモンスター、その一体の最終進化を!」

「!? いいわ、受けて立つ!」

「闇の書の効果発動! LCが三つのったこのカードをゲームから除外する事で、デッキから祝福の風リインフォース(アインス)を特殊召喚できる!」

 

祝福の風リインフォースⅠ《アインス》 ☆5/闇/魔法使い/A2300・D2300

 

闇の書が黒の魔力を禍々しく放出し、ドクンドクンと生き物では無いのに血管を浮かばせる。そして闇の書は放出している魔力を一ヶ所に集めると、その魔力は徐々に人の形になり、やがて長い銀髪と血のように赤い眼をした女性が出現した。彼女が来ている服は、はやての衣装に似ている。

 

『闇の書の起動確認』

「あ、明日香さんの声にそっくり!?」

 

やっぱ仲のいい友達からも同じに聞こえるのか。初めて明日香の声を聞いた時、アインスも驚いていたな。二人ともクールで透き通る声で綺麗だ。

 

「アインスの効果の効果発動! 特殊召喚に成功した時デッキから“ナハトヴァール”または“夜天の書”を特殊召喚する。現れろ! ナハトヴァール!」

 

アインスが展開した黒の古代ベルカの魔法陣から現れたのは、ウニョウニョと蛇の様な触手の様な、生理的に気持ち悪い固まり。ブルー女子は勿論、クールな明日香も、男子である十代も翔もナハトヴァールにドン引きしている。俺も初めてコイツをソリッドビジョンで見た時は泣いたっけ。今じゃいい思い出だな・・・・。

 

「場のはやてとアインスを融合! 現れろ! 夜天の王・八神はやて! 融合召喚に成功した時、自身にLCを3つ乗せる」

 

夜天の王・八神はやて ☆10/闇/魔法使い・リリカル/A2800・D2800

LC夜天の王・八神はやて3

 

融合独特の空間から現れたのは、アインスと融合して髪と瞳の色が変わっている大人になったはやて。だがツヴァイと融合した時とは違い、何か異質な感じがする。本来なら明るいはやてさんだが、アインスのクールさが混ざっているのか、冷たい目で敵である明日香を見つめている。はやてさんが宙に浮いたシュベルトクロイツを握った瞬間、魔力の衝撃が走り、辺りに風を起こす。

 

「ッツ、と、とんでもないモンスターをだしたわね・・・・」

「遊斗! それがお前の切り札なら、どうして俺とのデュエルでださねえんだよ~!」

「とんでもなく召喚条件が重いんだよ! 闇の書にカウンター3つ乗せるかつ、はやてを場に出さないといけないんだ・・・・。だが効果は強力だ! ナハトヴァールの効果発動、自分フィールド上の「夜天の王」または「アインス」と名のついたカードの装備カードとして、装備できる。そして装備したモンスターの攻撃力は1000上がる」

 

はやてさんがウニョウニョと蠢いている固まりにそっと触れると、ナハトヴァールはシュベルトクロイツの反対の手に纏わりつく。ナハトヴァールは徐々に形を変えて行くと、最終的に杭の様なものを内蔵した大型の手甲の様な銃となった。ロボットが好きな人には、パイルバンカーと言ったらイメージができるだろう。

 

A2800→3800

 

「「「「「攻撃力3800!?」」」」」

「ミッドチルダの効果によりはやてにLCを一つ移動。カードを一枚伏せてターンエンド、カートリッジロードの効果で同名カードを手札に。さあ明日香、どう突破する?」

 

LC魔法都市ミッドチルダ3→2 夜天の王・八神はやて3→4

 

場 魔法都市ミッドチルダ

遊斗  モンスター1 伏せ2 手札4 LP4000

明日香 モンスター2 伏せ0 手札3 LP3100

 

 

 

 

SIDE明日香

 

ッツ、攻撃力3800を呼んでおきながら手札は四枚。その中の一枚はさっきサーチした魔法カードだけど、残りの三枚はまだ分からない。

 

・・・・どうやらリクルーターを残しておいたのが最悪の結果になってしまったようね・・・・。巨大ネズミの効果でエトワール・サイバーを呼んだのはいいけど、相手のフィールドには3800の最上級モンスター。しかもカウンターが四つのって、効果がまだ分からない。それにあのナハトヴァールって装備カードも攻撃力を1000上げるだけとは思えない。

おまけに相手の場にはモンスターが一体。これじゃあサイバー・ブレイダーの第二の効果が発動できない。

 

「私のターン、ドロー! サイバー・ジムナティクスを守備表示で召喚! そしてサイバー・ジムナティクスの効果、手札を一枚捨てて表側表示モンスター一体を破壊! 私は夜天の王・八神はやてを選択!」

「はやての効果発動! 1ターンに一度、自身のLCを取り除き、フィールドのモンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする」

『『封鎖(ゲフェングニス)領域(デア・マギー)!』』

 

LC八神はやて4→3

 

どうやら私の声に似た女性は、彼女の中に入ってるみたいで、声が二重になって聞こえてきた。

八神はやてという女性はナハトヴァールをジムナティクスに向けた瞬間、突如銃口から禍々しい黒い鎖が放たれ、ジムナティクスを縛り付けた。相手のターンでも効果が使えるなんて・・・・。流石レベル10のモンスターね。でも効果が分かればこっちのものよ!

 

「手札から装備魔法団結の力を発動! 自分のフィールドのモンスター×800攻撃力が上がるわ。私はサイバー・ブレイダーに装備」

 

サイバー・ブレイダーA2100→4500

 

「「「「攻撃力4500!?」」」」

「流石元制限カード!」

「バトル! エトワール・サイバーで攻撃! グリッサード・スラッシュ!」

 

A4500 VS A3800

 

「流石ブルー寮、まさかパワーで負けるとは思わなかった。だが甘い、はやての効果発動!」

 

な!? まだあるの!?

 

「このカードが破壊される場合、一ターンに一度だけ代わりにこのカードに乗っているLCを一つ取り除く事ができる」

『『パンツァーシルト』』

 

LC夜天の王・八神はやて3→2

遊斗LP4000→3300

 

サイバー・ブレイダーの攻撃を、八神はやては三角形型の魔法陣を使って弾き返した。戦闘ダメージは与えている筈なのに、遊斗にも八神はやてにも、ダメージ演出が全くない。

 

「エトワール・サイバーを守備表示に変更して、カードを一枚セットしてターンエンド」

 

場 魔法都市ミッドチルダ

遊斗  モンスター1 伏せ2 手札4 LP3300

明日香 モンスター3 伏せ1 手札0 LP3100

 

攻撃力は上回っているけど、団結の力はモンスターが減っていくと効力が弱くなる。さあ、どうくるの遊斗?

 

「ドロー! まずはカートリッジロードを発動、はやてに乗せる。そしてミッドチルダの効果ではやてに移動」

 

LC夜天の王・八神はやて2→3→4

 

最高あと五回破壊しないと倒せないって言うの!?  お、落ち着きなさい明日香、さっき遊斗は一ターンに一度と言っていた。つまり何とかして一ターン内に二回破壊すればいいってこと・・・・。

 

「はやての効果発動。サイバー・ブレイダーの効果を無効にする」

 

LC夜天の王・八神はやて4→3

 

「そしてフェイト・テスタロッサを召喚! ミッドチルダにLCが乗り、そのカウンターを取り除いてデッキからアルフ特殊召喚! フェイトの効果によりサイバー・ジムナティクスの表示形式を変更」

「なんですって! サイバー・ジムナティクスの攻撃力は800なのに!」

「これで攻撃されたら明日香さんは大ダメージですわ~っ! ズルイですよそこの殿方!」

 

いやももえ、確かにかなり辛い状況だけど、ズルイはないんじゃない? さっきまでノリノリだった遊斗も苦笑して、ハァって落ち込んでるし。

 

「ん゛っん゛! 場のフェイトとアルフを融合! 現れろ、黒騎士・フェイト・テスタロッサ・ハラオウン!」

 

出たわね! クロノス先生の古代(アンティーク)機械巨人(ギアゴーレム)を破壊した、変わった効果を持ったモンスター。チラッと遊斗のフィールド情報を見ると、前のターンから計算済みなのか、黒騎士はサイバー・ブレイダーの前にいた。

 

「さらに手札から装備魔法バルディッシュ・アサルト・ザンバーを発動! この効果により攻撃力が1000上がる!」

 

黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウンA2800→3800

 

ッツ、自身の効果を合わせたら、エトワール・サイバーと戦闘する時は攻撃力4500。

 

「バトル! はやてでサイバー・ジムナティクスを攻撃!」

『『響け終焉の笛! ラグナロク!』』

 

A3800 VS A800

 

三角形の魔法陣の各頂点でエネルギーをチャージし、それぞれ色の事なる三つの弾丸が完成したようだ。三つの弾丸が砲撃となり、低レベルモンスターであるサイバー・ジムナティクスを呑み込んだ。

 

「ック、つう!」

 

LP3100→100

 

「もう意味が無いかも知れんが、ナハトの効果発動! 装備モンスターが戦闘でモンスターを破壊した時、この装備モンスターの装備カードにすることができる。装備モンスターの攻撃力は、装備したモンスターの攻撃力の半分アップする」

 

夜天の王・八神はやてA3800→4200

 

その装備モンスターの真の効果はそれね。まったく、吸収効果まであるなんてとんでもないカードね。

おまけにモンスターが一体減ったから攻撃力が下がったし・・・・。

 

「これで最後だ! フェイトでサイバー・ブレイダーを攻撃!」

『プラズマザンバーブレイカー!』

 

A4500 VS A3700

 

私のライフはたったの100、これを受けたら私の負けだ・・・・。だけど、どんな状況でも最後まで諦めない!

 

「最後の最後で油断したわね、私はまだ勝負を捨ててないわ! あなたが黒騎士でサイバー・ジムナティクスを攻撃しなかったのはプレイングミスよ、ダメージステップに収縮を発動!」

 

黒騎士・フェイト・テスタロッサ・ハラオウン A4500→3100

 

「あれ? 収縮は攻撃力を半分にするカードでわ?」

「デュエルディスクの故障かしら?」

 

ジュンコ、ももえ、最後の最後で雰囲気を台無しにしないでくれる!? 収縮が半分にするのは元々の攻撃力、自身の効果と装備魔法で上昇した分は半減されないのよ・・・・。

遊斗もまたテンションが下がってしまったのか、申し訳なさそうに手札のカードを私に公開した。

 

「収縮にチェーンして、ダメージ計算時スバル・ナカジマの効果発動。その効果によりフェイトの攻撃力は1000上がる」

 

A3100→4100 VS 3700

 

そのカードは昨日私に見せたカード・・・・。目の前のカードに気を取られていてすっかり忘れていたわ。

私もまだまだね・・・・。

黒騎士の持った黄色の刀身をした大剣にサイバー・ブレイダーはあっけなく破壊され、そのまま刀身が私の方に伸びてきて、私を呑み込んだ。

 

 

明日香LP100→-300

 

 

 

 

SIDE遊斗

 

ふぅ・・・・、なんとか無事明日香を倒せたな。これで翔も退学せずに済んだか。俺も高校生活初日で友達が退学なんて嫌だからな。まあ友達が退学するのに、高校生活初日だろうと卒業式だろうと関係ないが。

 

「遊斗く~ん! ありがとうッス~!」

「こら抱きつくな!」

 

美少女に抱きつかれるならともかく、男友達に抱きつかれて喜ぶ趣味は俺にはない! 物凄い力で抱きしめて来る翔を、何とか引き剥がすと、明日香と取り巻きの女子が来た。確かジュンコさんとももえさんだっけ?

 

「完敗よ、ライフを1000も削れないなんて」

「いやいや、偶々だって。二ターン目でアインスを出せたから良かったけど」

「そうよ。明日香さんがオシリスレッドに負けるなんて「ジュンコ止めなさい」明日香さん・・・・」

 

女子って確かオベリスクブルーしかないんだよな? じゃあなんでオシリスレッドを馬鹿にしてるんだろう? なんて思ったが、せっかく好条件で翔を返してもらったばかりなんだ。相手の機嫌を損ねない様にしないと。コレ、フェイトさんの教えね。

 

「そういやさ、どうして遊斗はフェイトでサイバー・ジムナティクスを攻撃しなかったんだ? 結果オーライだけど、ライフ0にできたじゃねえか」

 

あ~その事か。デュエルの最後で明日香も同じこと言っていたな。

俺もフェイトの配置については結構悩んだんだよな。

 

「十代とのデュエルを見て、明日香の伏せがダメージ軽減系か攻撃変動系かと思ってな。俺的に一番いいやり方だと思ったけど、読み過ぎみたいだったな」

 

それともう一つ、ナハトヴァールの効果をあんまり使った事無いから、ソリッドビジョンではどんな感じなのか見たかったってのもある。

 

「なるほどね。楽しいデュエルだったわよ、十代、遊斗」

「ああ、俺も楽しかったぜ。じゃあ俺達は帰るな、行くぞ遊斗、翔!」

「また明日な。明日香、それとジュンコさんとももえさんも。っと十代の奴相変わらず速いな!?」

「二人とも速いッス! 待って下さ~い!」

 

 

 

 




LS祝福の風リインフォース(アインス) ☆5/闇/魔法使い/A2300・D2300
このカードは「闇の書」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、自分の融合デッキから「ナハトヴァール」または「夜天の書」を特殊召喚できる。


LS夜天の王・八神はやて ☆10/闇/魔法使い/A2800・D2800
「LS八神はやて」+「LS祝福の風リインフォース(アインス)
(融合説明はLSAOAなのはと同じ
このカードが融合召喚に成功したとき、このカードにLCを3つ置く。
このカードのLCを取り除く事で、以下の効果を発動できる。
●このカードのLCを1つ取り除き、相手フィールドに存在する表側表示モンスターを一体選択して発動する。そのモンスターはエンドフェイズ時まで効果が無効化される。この効果は一ターンに一度しか使えなく、相手のターンでも発動する事ができる。
●このカードのLCを2つ取り除き発動できる。融合デッキから「祝福」と名のつくモンスター一体を、効果を無効にして表側守備表示で特殊召喚する。この効果は一ターンに一度しか発動できない。
●このカードが破壊される場合、代わりにこのカードに乗っているLC1つを取り除く事ができる。この効果は一ターンに一度しか使用できない。


LSスバル・ナカジマ ☆4/地/魔法使い/A1500・D1500
自分フィールド上の「LS(リリカルシリーズ)」と名のついたモンスターが戦闘を行うダメージステップ時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力または守備力は、エンドフェイズ時まで1000ポイントアップする。


LSナハトヴァール ☆8/闇/悪魔/A0・D0
このカードは「祝福の風リインフォース(アインス)」の効果で特殊召喚できる。
自分のメインフェズ時に「夜天の王」または「(アインス)」と名のついたモンスターに装備することができる。この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターを装備モンスターに、装備カードとして装備する事ができる。装備モンスターの攻撃力は、この効果で装備しているモンスターの攻撃力の半分アップする。

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