遊戯王GX 決闘モンスターリリカルなのは   作:あかない

41 / 73
前回の前書きで書いたとおり、三十三話~三十六話まで修正しました。

最近文字数が多くて一話に掛かる時間が非常に長くなっています。その為ストックも全て使いきってしまいました。ひょっとしたら次話の更新が遅れるかもしれません。それと、来週・再来週家族が仕事にPCを使うので更新ができないかもしれません(隙を見て更新するつもりです)


ナンバーズのオリカ案ですが

ドロップ様作
オットー
ディード
チンク
セイン

神埼はやて様作
ウーノ

を多少効果を変更して採用させて頂きます。神埼はやて様のウーノには灰汁の天災様から頂いた案を組み込もうと思います。ドロップ様の案が多いのは、一体でも十分に戦える非常に強力な効果を持っていたので採用させていただきました。


残りのナンバーズはトーレ・セッテ・ディエチ、ウェンディになっております。
もし何かアイディアが浮かんだら気軽に感想またはメッセージにお願いします
強すぎた場合こちらでバランスを取るつもりですで、多少インチキ効果になってもかまいません


追記
アンデットワールド発動時にアンデット族以外の最上級モンスターをアドバンス召喚してしまいました。修正しにくい部分だったので、酷いプレイング+強欲な壷を使っています。申し訳ありませんでした。


第三十八話

「ぐああああ! 馬鹿な! 俺は恐竜族の王だぞ!?」

「天使の王に勝った俺に、一人でデュエルを挑んできたのが敗因だ」

 

恐竜族の王、超伝導恐竜(スーパーコンダクターティラノ)のライフは雷フェイトさんの攻撃によって0になり、悲鳴を上げながら闇に呑まれて行く。ローズさんと戦ってから翌日。あれから俺は四枚しかGXメダルが増えておらず、代わりに次々と襲いかかってきた王達を倒していた。

炎族の王、ヘルフレイムエンペラーはバーンダメージが辛かったがホーリーシャマ姉とアインハルトの効果でライフを10000近く回復して勝った。

水族・魚族・海竜族の王達は何と3対1のデュエルを申し込んできて、かなり苦労してダメージもくらったが無事に勝つ事が出来た。水族はガエル・サンデス、魚族は超古深海王シーラカンス、海竜族は海竜神-ネオダイダロス。この三王のデッキは1対1だったら余裕で勝てただろうが、三種族が集まる事で梶木さんのデッキに火力・スピード・持久力を兼ね備えたようなデッキだった。

 

「ふ~。恐竜の王とは言え剣山とどっこいかそれ以下だな。これで残りの王は九人。ようやく折り返し地点を出発したぐらいか」

「やはり頻度が増えてきている。一日二日休んだ方がいい」

 

肩を貸してくれているシグナムさんは、ポツリとそう言った。その気持ちは素直にうれしいが、まだ襲ってくる王が存在する以上、気になってゆっくり休めないだろう。

 

「王達が残っていると気になって休めませんから」

「では終わったら最低でも一週間は休め。これは私だけでなく、皆の意見だ」

 

一週間も休む必要無いと思うんだけどな~。襲い掛かって来る王とのデュエルで、心体共に疲れる日も、たっぷり寝れば心も体も元気いっぱいになる。去年のカオス・ソーサラーや三幻魔の時とは大違いだ。

「単位が大丈夫だったらそうします」と伝えると、シグナムさんはため息を吐く。だが次の瞬間、突然シグナムさんは歩くのを止めた。

 

「新手か・・・・」

「ヒッヒッヒ、いや~お見事でしたよ。やはり恐竜族如きでは勝てませんでしたか。天使族の王を倒したんですから当然ですか」

 

下半身は無く上半身だけの干からびた体。赤いマントを頭に掛けているが、そのマントはボロボロ。右手に持った黄色くも禍々しい鎌。不死のアンデットの王、不死王(ノスフェラトゥ)リッチーがそこにいた。

 

「アンデットか。残念だが今遊斗とデュエルはやらせん。やると言うのなら、私を倒してからにしろ」

 

シグナムさんは右手に握ったレヴァンティンに業火の炎を纏わせ、上空にいるリッチーを殺気だった目で睨みつける。そんなシグナムさんを見て、リッチーはケラケラと笑い声を上げる。

 

「な~に、別に今じゃなくていいですよ。そうですね~、明日の早朝、決闘を申し込みます。アンデットは日の光が嫌いですから、なるべく早く起きて下さいよ。ヒーヒッヒ!」

 

リッチーは最後に不気味な声を上げながらスッと姿を消し、リッチーの姿で隠れていた三日月が見えていた。シグナムさんはレヴァンティンを待機状態に戻すと、無言で再び歩き始める。

 

「戦うのだろう?」

「ええ、どっちにしろ全員倒しますから。けどありがとうございます。流石に俺も二回続けて闇のデュエルは辛かったので」

「・・・・別に構わん。けど一つ聞かせろ。何故お前が戦おうとする? 何故遊城や万丈目の力を借りない?」

「分かりません。ただ俺がやらないといけない気がして」

「・・・・私は何も言わん。ただ一つ、お前には我等がついている。お前のやる事が人の道を踏み外さない限り、我等はお前の剣となり盾となる」

「ありがとうございます」

 

 

 

 

翌日の早朝。リッチーとのデュエルがどれくらい続くかは分からないが、あいつのお望み通り太陽が昇る二時間前に昨日リッチーと会った場所を訪れていた。ゆっくり休んでいても緊張して落ち着かないので、起きてすぐここに来た。

 

「ヒッヒッヒ、随分と早いお目覚めで」

「挨拶はいらん。だが一つ聞かせてもらう。お前は王の中で何番目に強い?」

「私は一番弱いですよ。何しろ、滅多なことではデュエルをしませんからね~」

「教えないって事か。じゃあ嫌でも本気を出させてやる!」

「「デュエル!」」

「ヒッヒ、先攻は頂きます。ドロー。モンスターをセット、カードを二枚伏せてターンエンドです」

 

 

リッチー モンスター1 伏せ2 手札3

 

やはり守備的で無難な手。相手が何を軸にしたアンデットかは知らないが、アンデットにはゴブリンゾンビ、ピラミッド・タートル、魂を削る死霊と優秀な壁モンスターがいる。前者二枚ならこのカードが役に立つ。守っても仕方がないから攻めるか。

 

「俺のターン、ドロー! 相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない時、カリム姉は特殊召喚できる」

 

AD500

 

「カリム姉の効果発動。デッキトップのカードの種類を宣言する。モンスターを選択、デッキトップはフェイト、よって手札に加える。フェイトを召喚、効果でLCを乗せる」

『アンデットの王か。なのは大丈夫かな?』

 

LCフェイト1

A1800・D500

 

「フェイトの効果発動。LCを取り除き、そのモンスターの表示形式を変更!」

「ヒッヒ、セットモンスターはピラミッド・タートルです」

 

LCフェイト1→0

A1200・D1400

 

背中にピラミッドを乗せたアンデット族を運ぶ亀。このカードはリクルーターの中でもかなり優秀で、特殊召喚するモンスターの条件が、守備力2000以下と、一般的なリクルーターとは違う。

 

「魔法・罠ゾーンにアリサ・バニングスを魔法扱いとして置く」

 

LSアリサ・バニングス ☆3/炎/魔法使い/A500・D500

 

『せっかくなら前線でバンバンと戦いたいけど、あたし達じゃ辛いわね』

 

キャロと同じ魔法・罠ゾーンに魔法扱いとして置く事が出来る、独特な効果を持ったカード。長い金髪をなのはと同じように一部分だけ纏めたツーサイドアップにしている少女で、非常に活発的な印象を受ける。幼いなのはに匹敵するほどのアニメ声で、何故か声だけでツンデレのイメージが湧く。

 

「アリサの効果発動。一ターンに一度、俺のフィールド上のモンスターを選択。選択したモンスターが戦闘でモンスターを破壊した時、選択したモンスターにLCを置く」

『フェイト、あたしの力受け取りなさい!』

『うん』

 

アリサは炎を纏った鞭の様な物をフェイトの持つバルディッシュに巻きつけると、黄色の魔力刃から電気に加え炎の力も纏う。

 

「バトル! フェイトでピラミッド・タートルを攻撃!」

「魔法使い族の攻撃宣言時、マジシャンズ・サークルを発動します」

「なっ!? マジシャンズ・サークルだと!?」

 

いくら対戦相手を俺に絞り込んでいるとはいえ、魔法使い族の攻撃宣言時にしか発動できないマジシャンズ・サークルをアンデットデッキに入れるか!? あいつが呼び出すモンスターは100%あのモンスター。だったらここは・・・・。

 

「デッキからシュテルを特殊召喚する!」

 

A800・D800

 

「私は大神官デ・ザードを特殊召喚します」

 

A1900・D2300

 

白銀の兜に純白のマントを着た聖職者。だがこのモンスターは褒められる聖職者では無く、悪に落ち、永遠の命を望もうとした愚かな人間。

 

「まずはフェイトでピラミッド・タートルを攻撃する!」

 

A1800 VS A1200

 

無言で放たれたハーケンセイバーはピラミッド・タートルに縦に回転しながら接近し、ピラミッド・タートルを真っ二つにした。ピラミッド・タートルが背負っていたピラミッドの中身は、以前図鑑で見たピラミッドの断面図とよく似ていた。流石海馬コーポレーション、無駄な所まで凝っている。

 

LCフェイト0→1

リッチーLP4000→3400

 

「ヒッヒッヒ、ピラミッド・タートルの効果でデッキからピラミッド・タートルを特殊召喚します」

 

A1200・D1400

 

「シュテルで大神官デ・ザードを攻撃! シュテルは攻撃するモンスターのレベル×300攻撃力をアップする!」

 

シュテルA800→2300

 

「ヒヒッ、ダメージステップ、速攻魔法禁じられた聖杯を発動。シュテルの攻撃力を400上げる代わりに、効果を無効にします」

「しまった!?」

 

シュテルA2300→1200 VS A1900

 

『くっ、力が・・・・』

 

魔力が思う様に使えず、シュテルの放ったブラストファイアーは微々たる威力だった。デ・ザードは魔法で向かってくる炎を打ち消すと、シュテルに向け魔力弾の様な物を放った。体に負荷が掛かっている状態なのか、シュテルは思う様に動けず、魔力弾をくらい破壊されてしまった。

 

「ぐっ! やはりお前、ダメージを受けないのか」

 

遊斗LP4000→3300

 

「カカッ、何しろ死んでいますからね。デ・ザードの効果発動。戦闘でモンスターを破壊する度に効果を得ます。一回破壊したこのカードは、このカードを対象にする魔法・罠カードの発動を無効にする効果を持ちます」

 

一回目はまだいい。だが二回目の効果は使わせる訳にはいかない。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド」

 

遊斗   モンスター2 伏せ2 手札3 LP3300

リッチー モンスター2 伏せ0 手札3 LP3400

 

「ドロー。ヒヒッ、強制転移を発動します。これで私達はお互いモンスターを一体ずつ交換しなくてはなりません。ピラミッド・タートルを差し上げます」

「クッ、俺はカリム姉のコントロールを移す」

 

カリム姉はペコリと俺に頭を下げると、リッチーのフィールドに移った。カリム姉の変わりに来たのは亀。絵的にもアドバンテージ的にも割に合わない。

 

「ありがとうございます。では早速カリムのモンスター効果を発動します。デッキトップを魔法と選択、デッキトップはフィールド魔法アンデットワールド。よって手札に加えます」

 

アンデットワールドは名前の通り、アンデットの世界。フィールド、墓地のモンスターが全てアンデット化してしまう、強力なフィールド魔法。

 

「ゴブリンゾンビを召喚」

 

A1100・D1150

 

何故アンデットワールドを発動しない? フィールド魔法アンデットワールドは、フィールドと墓地のモンスターをアンデット化するだけじゃなく、アンデット族以外は生贄召喚出来なくなる、もう一つ強力な効果を持っている。張り替えが怖くて手札温存か?

 

「バトル。大神官デ・ザードでピラミッド・タートルを攻撃」

 

A1900 VS A1200

 

セットしていたカードはLS専用の防御カードだから、LSではないピラミッド・タートルを守る事は不可能。しかも戦闘ダメージは俺が受けるが、リクルーターの効果は墓地発動。

 

遊斗LP3300→2600

 

(つう)っ~~!」

「? まあいいでしょう。ピラミッド・タートルの効果発動。デッキから地獄の門番イル・ブラッドを特殊召喚」

 

A2100・D800

 

現れたのは、青と白の囚人服の様な物を着た巨大な大男。これだけではアンデット族に見えないが、前に付いてるジッパーを下ろすと、そこには巨大な目と口を持った不気味な男の顔が現れた。幸い俺はそこまでオバケが苦手じゃないので、不気味としか感じないが、オバケ嫌いの人にはこのモンスターは辛いだろう。

 

「イル・ブラッドでフェイトを攻撃」

「罠発動、プロテクション。これでこのターンフェイトは破壊されない」

「しかし戦闘ダメージは受けてもらいます」

 

A2100 VS A1800

 

イル・ブラッドは巨大な腕をフェイトに振り下ろし攻撃する。プロテクションで攻撃を弾くが、衝撃を殺す事は出来ず、300の衝撃が俺の体を襲う。

 

「ぐっ! この程度!」

 

遊斗LP2600→2300

 

襲ってきた衝撃から両手をクロスにして防ぎ、再びデュエルディスクを構えると、リッチーが俺をジーと見ていた。が、すぐに口を開いてデュエルを再開する。

 

「大神官デ・ザードの効果発動。戦闘で相手モンスターを二回破壊したこのカードを生贄に、デッキから私の分身、不死王(ノスフェラトゥ)リッチーを特殊召喚」

 

A2600・D2900

 

リッチーとは不死化魔導師と和訳される高位アンデッド。永遠の命を手に入れる為、いくつもの命を犠牲にして儀式を行った結果、アンデッドになってしまった魔導師。

不死王(ノスフェラトゥ)リッチー。その召喚条件の重さから、対峙するのはおろか、今までこのカードを使ってデュエルをしている人を見た事がない。だが今、あいつは僅か二ターンで自分の分身を召喚した。

 

「呼ばれてしまったか」

「リッチーの効果発動。一ターンに一度、裏側守備にする事が出来る。私はこれでターンエンド」

 

遊斗   モンスター1 伏せ1 手札3 LP2300

リッチー モンスター4 伏せ0 手札3 LP3400

 

リッチーを呼ばれてしまったが幸いセットカードは無い。ここで動いて次のターンに備えておこう。

 

「俺のターン、ドロー! なのはを通常召喚。効果でLCを一つ置く」

『にゃ、にゃはは。あんまりこのフィールドに長居はしたくないかも』

 

A500・D1800

 

フェイトが心配していた通り、オバケが嫌いななのはには辛いフィールドだ。カリム姉にも早く戻って来て貰いたいが、それはデュエルに余裕が出来てからにしないと。

 

「フェイトのLCを取り除き、ユーノを特殊召喚。場のなのはとユーノを融合! 来い、AOA高町なのは」

『えっと。もしよかったら私もチェンジしたいんだけど・・・・』

 

LCフェイト1→0

A1000・D3000

 

「中核となる人がそんな事言わないで下さい。なのはさんの効果発動。デッキからLS月村すずかを手札に加える。そして手札のすずかを、魔法カード扱いとして、魔法・罠ゾーンに置く事が出来る」

 

LS月村すずか ☆3/水/魔法使い/A500・D500

 

この子もキャロやアリサと同じく、独特な効果を持ったLS。紫色のロングヘアで、髪には白のカチューシャをしている。アリサとは違い、俺より大人っぽい雰囲気を出している、大人しそうな女の子。

 

『アリサちゃんと一緒に、皆さんをサポートしますっ』

「うん、よろしくな。アリサの効果発動。フェイトを対象にする。更にフィールドにすずかがいる時、選択したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、俺はデッキから一枚ドローする事が出来る」

 

先程と同じようにアリサはバルディッシュに鞭を巻き付け、バルディッシュが本来扱う事の出来ない炎の力を与える。

 

「バトル! フェイトでゴブリンゾンビを攻撃!」

『ハーケンセイバー!』

 

A1800 VS A1100

 

フェイトが放ったハーケンセイバーには炎が纏っており、縦に回転する魔力刃にほんの0.数秒遅れて炎が回転している。それだけ見るととても綺麗な景色だが、ゾンビを切断した瞬間に、幻想的な絵は血みどろの絵に変わる。

 

リッチーLP3400→2700

 

「ゴブリンゾンビの効果発動。フィールド上のこのカードが墓地に送られた時、デッキから守備力1200以下のアンデットを手札に加えます。私はゾンビ・マスターを手札に」

「アリサの効果でフェイトにLCが乗り、更に追加効果でデッキから1枚ドロー」

 

ここでなのはさんでカリム姉を攻撃するかが悩みどころだ。もし奴がカリム姉の効果に失敗したら俺の手札にカリム姉が戻って来てくれる。効果に成功したり、生贄にされたらアド損だが、ここはカリム姉を信じよう。

 

「すずかの効果発動。フィールド上のLCを一つ移動させる事が出来る。フェイトに乗ったLCを、すずかに移動する」

 

LCフェイト1→0 すずか0→1

 

「すずかの効果発動。フィールドにアリサがいる時、このカードに乗ったLCを一つ取り除き発動できる。相手フィールド上のモンスター一体を選択。選択したモンスターは次の相手のエンドフェイズ時まで攻撃宣言をする事ができず、表示形式を変更する事もできない。俺が選択するのは当然裏側表示のリッチーだ」

『アイスバインド』

 

LCすずか1→0

 

セットされたリッチーのカードの上空からパラパラと粉雪が降る。何の害も無さそうな綺麗な雪だが、すずかがまるでバイオリンを弾くかの様に、空を指でスッと撫でると、突如リッチーのカードが凍り付けにされた。

 

「なるほど。考えましたね」

「カードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

遊斗   モンスター2 伏せ3 手札3 LP2300

リッチー モンスター3 伏せ0 手札3 LP2700

 

「ヒヒッ、ドロー。まずはカリムの効果を発動。罠を宣言。デッキトップは、神獣王バルバロスでしたか、残念です。このカードはあなたの手札に戻ります」

「貴様、今まで倒した王を使って俺に揺さぶりを掛けるつもりか? 残念だが俺はそこまで精神が柔じゃない。破滅の光をいくら殺したって罪悪感はない。例え精霊の姿をしていてもな」

「ヒッヒッヒ、別にそんなつもりはありません。私はただ、優秀な上級カードを入れているだけですよ。どんなに強い王でもカードの効果が強くないと、入れる意味はありませんからね。ヒッヒッ」

 

優秀なカードだからデッキに入れているにしろ、俺に揺さぶりを掛ける為に入れているにしろ、普通のアンデット族ならバルバロスなんてカードは入らない。おそらくコイツのデッキは――

 

「イル・ブラッドを再度召喚。これにより、手札・または自分の墓地のアンデット一体を特殊召喚する効果を得ます」

 

これだけでは先程のバルバロスを使う事は出来ない。だがカリム姉の効果で手札に加えたフィールド魔法がある。

 

「ヒーヒッヒ、フィールド魔法アンデットワールドを発動」

 

奴がフィールド魔法ゾーンにカードをセットした瞬間、辺り一帯が地獄と化した。地面には何千、何万もの骸骨が落ちてあり、沢山の人面を持った枯れ果てた巨大な樹が生える。甲高い鳴き声を上げて飛ぶコウモリは、ヴァンパイアの住処であろう洋館に飛んでいく。

 

「イル・ブラッドの効果発動。アンデットとなったバルバロスをフィールドに特殊召喚」

 

A3000・D1200

 

数日前に闇のデュエルをした相手、神獣王バルバロス。数日前に見たバルバロスは、破滅の光であったがプライドを持ち、堂々とした奴だった。だが目の前にいるバルバロスは、体がボロボロに腐っている醜い怪物になっており、数日前のバルバロスと同じモンスターとは思えない。

 

「バトル。バルバロスでAOA高町なのはに攻撃!」

 

A3000 VS A1000

 

「攻撃宣言時、罠発動。協力防御。LSが二体以上いる時発動可能。このターンLSは戦闘で破壊されず、俺が受ける戦闘ダメージは0になる。そして発動後デッキから一枚ドロー」

「ヒヒッ、そうこなくては。カードを一枚伏せてターンエンド」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ2 手札5 LP2300

リッチー モンスター3 伏せ1 手札2 LP2700

 

いくらアリサとすずかのおかげでアドバンテージを稼げているとはいえ、なのはさんとフェイトじゃ火力不足だ。手札を消費してでも高火力モンスターを出さないと、こっちが負ける。

 

「ドロー!」

 

なのはさんのサーチを入れても融合素材が揃わない。ここはフェイトを融合させて火力を上げよう。

 

「なのはさんの効果でデッキからシャマ姉を手札に加える。シャマ姉を通常召喚して効果発動。このカードにLCを置く」

 

LCシャマル0→1

A800・D1800

 

「そしてシャマ姉のLCを取り除き、デッキからアルフを特殊召喚。場のフェイトとアルフを融合! 来い、黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウン」

『アンデットワールドに蘇生モンスターか。厄介だね』

 

A2800・D500

 

フェイトさんでイル・ブラットを破壊しても、リッチーを破壊しても、次のターンどちらかの効果でもう片方が復活してしまう。だったら前のターンと同じく、アリサの効果を使いLCを溜め、すずかでリッチーの表示形式の変更を阻止するのが一番。

 

「アリサの効果発動。フェイトさんを選択する。バトル! フェイトさんでイル・ブラッドを攻撃!」

「ヒッヒ、させません。永続罠発動、強制終了。自分フィールド上に存在するこのカード以外のカード一枚を墓地に送る事で、このターンのバトルフェイズを終了させます。私はバルバロスを墓地に送ります」

「しまった! まさかアンデット族に防御カードとは・・・・」

 

アンデット族は基本攻撃されて動く事が多いから、その手の防御カードは入れていないと思っていたが・・・・。けどコストが充実しているのは事実。この場合毎ターン墓地から二体のアンデットが復活するから、すぐに場が埋まってしまう。

 

「カードを二枚伏せてターンエンド」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター3 伏せ4 手札4 LP2300

リッチー モンスター2 伏せ1 手札2 LP2700

 

「ドロー。ヒッヒッヒ、リッチーを反転召喚します。リッチーがリバースした時効果発動。自分の墓地のアンデットを特殊召喚できる。来い、神獣王バルバロス」

 

A3000・D1200

 

これはヤバイ。このターンバルバロスの攻撃を防ぐ手段がない――と言う訳ではないが、このまま殴り合いを続けていたら明らかに俺の方が不利だ。しかも奴はまだ、アンデット族専用の死者蘇生とも言える、生者の書-禁断の呪術を一枚も使っていない。あれは明らかに三枚入れている筈。

 

「更にイル・ブラッドの効果で墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚」

 

A1100・D1050

 

「ゴブリンゾンビを生贄に、ヴァンパイア・ロードを召喚。ゴブリンゾンビの効果でデッキから馬頭鬼を手札に加えます」

 

A2000・D1500

 

これであいつの手札はゾンビ・マスターと馬頭鬼と未知数のカード。

 

「生者の書-禁断の呪術を発動。あなたの墓地の高町なのはをゲームから除外して、墓地のゴブリンゾンビを特殊召喚します」

「チッ」

 

永続罠と分かった以上、次のターンなのはさんの効果でエリオをサーチして、なのはで破壊する予定だったが。やはりあいつもLSの事はしっかりと調べてきているようだ。

 

「バトル。バルバロスで黒騎士フェイトに攻撃」

「攻撃宣言時、鋼の軛を発動! このカードがある限りバルバロスは攻撃できない」

 

表になった鋼の軛のカードから、ザフィーラと同じ魔力光の魔力刃が地面から生え、バルバロスの体を串刺しにする。これで攻撃は出来ないが、アンデットになっているからか痛みを感じていない。

 

「ヒッヒッヒ、厄介ですね。ではリッチーでAOA高町なのはを攻撃します」

「クッ、攻撃は通る・・・・」

 

A2600 VS A1000

 

対象にする魔法・罠を破壊できるリッチーにはこのカードは無意味となる。リッチーは右手に持った黄色の鎌を構え、なのはさんに当たるよう薙ぎ払った。巨大な鎌を防ぐ者の、不死王の力は伊達では無く、惜しくも破壊されてしまった。

 

遊斗LP2300→700

 

「ぐああああああ! ぅぅっ・・・・」

 

1600のダメージ。ライフ4000のデュエルでは生死を別ける程のダメージでは無い。だが手足が胴体と離れると錯覚するほどに体が痛い。全身火炙りにされているのか、氷付けにされているのか、はたまた両方なのか。この激痛の所為で頭が混乱しているのか、俺は暫くの間乱れた息で何とか呼吸するしか出来なかった。

 

「ヒッヒ、かなり本気で殺しにかかったのですが、生きているとは・・・・。面白いですねぇ。さあ、ライフが1000以下になりましたよ? 三幻魔を呼ばないのですか?」

「こ、このカードで呼べたら苦労はしない」

「ヒッヒッヒ。そうですか。まだ私の攻撃は終わっていません。イル・ブラッドでシャマルを攻撃」

「罠発動、設置型バインド。イル・ブラッドは攻撃できず、表示形式も変更できない。そして発動後、フィールドのカードにLCを置く。俺はすずかに置く」

 

LCすずか0→1

 

「そうこなくては。ではヴァンパイア・ロードでシャマルを攻撃」

 

A2000 VS D1800

 

ヴァンパイア・ロードは自分の体を複数のコウモリに変え、シャマ姉に襲い掛かる。元々コウモリが得意ではないのか、シャマ姉は涙目になりながら、逃げるように墓地に去った。残されたヴァンパイア・ロードは少し困惑した表情でトボトボと自分のモンスターゾーンに戻った。

 

「ゴブリンゾンビで黒騎士フェイトを攻撃します」

 

攻撃力1100で攻撃だと? 墓地から発動も無いし、手札もゾンビ・マスターと馬頭鬼だけ。この状態で発動できるカードは・・・・ッツ、なるほど。

 

「ヒッヒ、強制終了の効果発動。バルバロスを墓地に送り、このターンのバトルフェイズを終了させます」

 

バルバロスを墓地に送る事で、鋼の軛を破壊したって事か。攻撃力3000のモンスターをコストにして“自分”のバトルフェイズを終了させるなど前代未聞の行為だが、次のターンノーコストで復活する手段があるなら悪い手では無い。

 

「リッチーの効果で、自身を裏守備表示に変更。ターンエンドです」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター1 伏せ3 手札4 LP700

リッチー モンスター4 伏せ1 手札2 LP2700

 

まずは強制終了をなんとかしないと一方的に攻撃されるだけ。コストを全滅させるのは現状況でほぼ不可能な筈。仮にアギトでユニゾンしたシグナムさんを出しても、リッチーだけは生き残り、次のターンにゾンビの様に湧いてくる。それに加え表示形式をすずかで止めても、ヴァンパイア・ロード自身の効果で復活し、手札のゾンビ・マスターの効果で馬頭鬼を墓地に送られる。

 

「俺のターン、ドロー! ・・・・なるほど。確かにこれなら問題は無いか」

「ヒッヒッヒ、何かアイディアでも浮かびました?」

「ああ、攻撃が駄目ならカウンターを狙えばいい。自分フィールド上になのは、またはフェイトと名のつくモンスターがいる時、LCを一つ取り除く事で手札の高町ヴィヴィオは特殊召喚できる!」

 

LCすずか1→0

LS高町ヴィヴィオ ☆3/光/魔法使い/A1300・D1500

 

ヴィヴィオの名前で分かるだろうが、この子は迷い子ヴィヴィオの数年後の姿。生まれや昔の出来事など関係なく、なのはさんの娘――高町ヴィヴィオとして、堂々と生きている立派な女の子だ。

 

『フェイトママ、助けに来たよ』

『ありがとうヴィヴィオ。でも気を付けて。このアンデットの王、かなり強い』

『分かってる。けど私にはクリスがいるから。遊斗さん』

「ああ。フィールドに高町ヴィヴィオがいる時、手札のセイクリッド・ハートは特殊召喚できる」

 

LSセイクリッド・ハート ☆2/光/機械/A500・D500

 

ヴィヴィオのハイブリッド・インテリジェント型のデバイス。普通のデバイスはレイジングハートやバルディッシュと言った武器に変身する物だが、セイクリッド・ハートはアインハルトの持つティオと同じく、動物の外装を持った補助型のデバイス。因みに白い兎の恰好をしており、喋る事は出来ないようだが、普通のデバイスより機敏に動き、ジェスチャーやパントマイムの動作をしている。

 

「クリスの特殊召喚成功時、自分フィールド上のカードにLCを一つ置く。すずかにLCを置く」

 

クリスは小さな虹色の魔法陣をすずかの足元に展開すると、パタパタと手を動かしてすずかに魔力を与える。

 

『ありがとう。クリス』

 

LCすずか0→1

 

「場のヴィヴィオとクリスを融合! 来い、カウンターヒッター-高町ヴィヴィオ。」

 

LSカウンターヒッター-高町ヴィヴィオ ☆6/光/魔法使い/A2300・D2000

 

「アリサの効果でフェイトさんを選択。バトル! フェイトさんでイル・ブラッドを攻撃!」

「ヒッヒッヒ、強制終了の効果発動。フィールドのゴブリンゾンビを墓地に送ります。ゴブリンゾンビが墓地に送られた事で、デッキからデス・ラクーダを手札に加えます」

「カードを一枚伏せターンエンドだ」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ4 手札2 LP700

リッチー モンスター3 伏せ2 手札3 LP2700

 

「ヒッヒッヒ、リッチーの表示形式を変更させて構わないのですか?」

「お前の手札は全部アンデットだ。蘇生手段を一つ止めても、フィールドは埋まる」

「賢いご判断で、ヒヒッ。ドロー、イル・ブラッドの効果発動。墓地のゴブリンゾンビを復活」

 

A1100・D1050

 

「リッチーを反転召喚し、墓地のバルバロスを特殊召喚」

 

A3000・D1200

 

「フィールド魔法ゾーンにカードをセット。上書きによりアンデットワールドは破壊されます」

 

態々アンデットワールドを破壊した? おそらく今フィールド魔法ゾーンにセットしたカードはアンデットワールドだろうが、破壊する意味はいったい・・・・。

 

「ゴブリンゾンビとヴァンパイア・ロードを生贄に、青氷の白夜龍(ブルーアイス・ホワイトナイツ・ドラゴン)を召喚します」

 

A3000・D2500

 

無理やりエース級のカードを召喚したって事か。元々手札にアンデットワールドが一枚あれば出来る荒技だが、そこまでして呼ぶカードなのか微妙だ。

あの伝説のカード青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)に名前が似ているだけあり、ステータスや見た目もよく似ていた。だがホワイトナイツ・ドラゴンは氷によって作られたのか、目がついていない。

 

「ホワイトナイツ・ドラゴン。明日香が使っていたモンスター・・・・」

「ヒッヒッヒ、この世界でのレアリティがどのような基準かはしりませんが、精霊界では強い者は強いカードを持つ事が出来ます。ゴブリンゾンビの効果で、デッキからゾンビ・マスターを手札に加えます」

 

明日香曰くこのドラゴンは斎王から貰ったカード。このカードを実際に調べてみると、かなり希少価値の高い事が分かった。まあリボルバードラゴンやVENUSと同じく、王にはレアリティが通用しない。

 

「ヒッヒ、まさかこれで終わりじゃないでしょう? バトル。バルバロスでヴィヴィオを攻撃」

 

A3000 VS A2300

 

「攻撃宣言時罠発動、フィジカルヒール。LS一体を選択し、選択したモンスターのレベル×400ライフを回復する。フェイトさんを選択し、ライフを3200回復する」

 

遊斗LP700→3900

 

「ヒヒッ。ライフ回復とは予想外でしたよ。ではダメージを受けて貰います」

 

バルバロスは右手に持った赤い槍をヴィヴィオの心臓を目掛けて突く。何とかそれを両手で受け流す事が出来たが、ダメージを全て消す事は不可能だった。ぶつかった衝撃により後方へ飛ばされたヴィヴィオ。だが破壊される気配は無く、むしろ十代の様にワクワクした表情でバルバロスを見ている。

 

遊斗LP3900→3200

 

「? おかしいですね~」

「ヴィヴィオは戦闘では破壊されない。そしてこのカードが攻撃を受けたダメージステップ終了時効果発動。このカードと戦闘したモンスターはもう一度ヴィヴィオを攻撃しなければならない。この時ヴィヴィオの攻撃力は1000上がる」

「ヒッヒッヒ、なるほど」

『さっきので見切ったよ。行くよ~』

 

ヴィヴィオA2300→A3300 VS A3000

 

再び赤い槍をヴィヴィオに突き刺そうとするバルバロス。だが攻撃パターンとスピードをさっきので学んだのか、赤い槍をジャンプして回避すると、赤い槍を足場にバルバロスの顔面に近付いて行く。

 

『アクセルスマッシュ!』

 

拳に七色に光る魔力を乗せたアッパーがバルバロスの顔面に諸に入った。一見簡単な魔力付与攻撃だが、あのアッパーにはかなりの魔力が込められ、威力は相当のものらしい。現にバルバロスを破壊した。

 

「さらにヴィヴィオが戦闘で相手モンスターを破壊した時、このカードにLCを置く」

 

LCヴィヴィオ0→1

 

「ヒヒッ、しかしいくら最上級モンスターを破壊出来たとはいえ、あなたの方がダメージ量は多い。セットしていたアンデットワールドを発動。リッチーを裏守備にしてターンエンド」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ3 手札2 LP3200

リッチー モンスター3 伏せ2 手札3 LP2700

 

リッチーのフィールドのモンスターが減った。ここであのカードを引けば一気に逆転が狙える。応えてくれ、俺のデッキ!

 

「俺のターン、ドロー! 来た! 黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウンを生贄に、迅雷の化身フェイトを特殊召喚!」

 

デュエルディスクにセットした刹那、激しい衝撃と共にカードから雷の塊が現れてフィールド上を破天荒に駆け巡る。一通りアンデットワールドを見終わったのか、雷の塊は長い黒のコートを羽織った雷フェイトさんが立っていた。

 

「速攻魔法ロングアーチサポートを発動。このターン強制終了の効果を無効にする!」

「ヒッヒッヒ、これは危険ですねぇ」

「その余裕な態度も今の内だ」

「私は余裕なんかありませんよ。この口調や性格は生まれつきです。ヒヒッ」

「チッ、やり難い奴だ。アリサの効果を雷フェイトさんに発動する。バトル、ヴィヴィオでイル・ブラッドを攻撃!」

『あ、あのモンスターに接近戦は無理かも・・・・』

 

A2300 VS A2100

 

ヴィヴィオは軽快なステップで素早くイル・ブラッドに近付くと、ジッパーの中にいる顔面にディバインバスターを発射した。イル・ブラッドは背筋が凍る程の断末魔を上げ、ドガーンと爆発した。

 

リッチーLP2700→2500

 

「ヒッヒッヒ、随分と酷い殺し方だ。アンデットの王が言うのも変ですか。ヒッヒ」

『あいつ、イライラするね』

「同感です。雷フェイトさんでリッチーを攻撃!」

『フォトンランサーファランクスシフト』

 

A3300 VS D2900

 

「仕方ないですねぇ。どうしようもありませんか。リッチーのリバース効果発動。イル・ブラッドを特殊召喚します」

『撃ち砕け!』

 

計76基のフォトンスフィアから毎秒14発の一斉射撃を4秒続ける、破壊の魔法。例え不死王と言えど、体がバラバラになり、木っ端みじんになれば死んだも同然。4256発のフォトンスフィアをリッチーの体が文字通り粉々になるまで撃ち続け、ようやくフェイトさんは攻撃を止めた。

 

「アリサの効果でLCを乗せ、デッキから一枚ドロー」

 

LCフェイト0→1

 

「イル・ブラッドに攻撃!」

「いくら蘇生手段豊富とは言え、イル・ブラッドを破壊されるのは困ります。ホワイトナイツ・ドラゴンの効果発動をします。自分の魔法・罠カード一枚を墓地に送り、このカードに攻撃対象を変更する。強制終了を墓地に送ります」

『氷の龍か・・・・いい事思いついた』

 

A3300 VS A3000

 

雷フェイトさんは両腕に魔力刃を出すと、ホワイトナイツ・ドラゴンの周りをグルグルと何回も周る。何をやっているのかと興味心身に見ていると、雷フェイトさんの意図が分かり、ハァとため息が出た。先程までホワイトナイツ・ドラゴンだった氷は、王座に偉そうに座る一人の女性、すなわちなのは様の氷像になっていた。本物そっくりではないが、美術の評価がそこまで高くない俺でも上手いと言うのは分かる。

 

「ヒッヒッヒ、こんな攻撃でも一応ダメージは受けるんですねぇ」

 

リッチーLP2500→2200

LCフェイト1→2

 

「お前の場合本当にダメージを受けているか信じ難いがな。アリサの効果でデッキから一枚ドロー。すずかの効果で雷フェイトさんのLCを自分に移動」

 

LCすずか1→2

 

「カードを一枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ雷フェイトさんの効果でデッキからフォトンランサーをセットする」

「この瞬間、永続罠心鎮壺(シン・ツェン・フー)発動します。あなたのフィールドにセットした二枚のカードは、このカードがある限り発動できなくなります」

「クッ、面倒なカードを・・・・」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ4 手札2 LP3200

リッチー モンスター1 伏せ1 手札3 LP2200

 

手札は四枚あるが、全てモンスターカード。ゾンビ・マスターと馬頭鬼がいるからすぐにフィールドは埋まるだろうが、先程よりかは楽になる筈。

 

「ヒッヒッヒ、ドロー。強欲な壺を発動。デッキから二枚ドロー。手札抹殺を発動します。何もないのなら全て捨て、四枚ドローします」

「クッ、運のいい奴め。二枚ドロー」

「ヒヒッ、あなたに言われたくありませんね。それに手札抹殺じゃなくてもよかったんですよ。イル・ブラッドを再度召喚。その効果で墓地のヴァンパイア・ロードを復活」

 

A2000・D1500

 

文字通りゾンビの様に蘇ってきやがる。いくら雷フェイトさんが二回攻撃できるとは言え、ここまで上級モンスターがぞろぞろと出るとため息をつきたくなる。

 

「フィールドのヴァンパイア・ロードをゲームから除外し、ヴァンパイアジェネシスを特殊召喚」

 

A3000・D2100

 

先程までのイケメンのヴァンパイアの姿はどこに行ったのか、紫色の巨大な化け物がそこにいた。

ヴァンパイアの十人十色だろうが、皆ヴァンパイアは人の血を糧としているイメージを持っている筈。だが目の前のヴァンパイアは人の血を吸って腹が膨れる様な体では無い。というかそもそもその巨大な口で人の血を吸えるかどうかも定かではない。

 

「ヒッヒ、ヴァンパイアジェネシスの効果発動。手札のアンデットを墓地に捨て、捨てたモンスターのレベルより低い、アンデットを自分の墓地から特殊召喚する。捨てるのはバーサーク・デッド・ドラゴン、レベルは8。よって墓地のリッチーを特殊召喚する」

 

A2600・D2900

 

さっきまで再度召喚していないイル・ブラッドだけだったが、気が付くとフィールドには既に再上級モンスターが二体。しかも墓地の馬頭鬼の効果は使っていない。

 

「悪夢再びを発動。墓地の守備力0の闇属性モンスター二体を手札に加えます。私が手札に加えるのは、バーサーク・デッド・ドラゴンとゾンビ・マスター。ヒッヒ、バトルと行きましょう」

「バトルフェイズ開始時、ヴィヴィオの効果発動! このカードに乗ったLCを一つ取り除き、相手フィールド上にいる攻撃表示モンスターを選択。選択したモンスターはヴィヴィオを攻撃しなくてはいけない。俺はイル・ブラッドを選択する」

 

LCヴィヴィオ1→0

 

「カカッ、面倒ですね。ではバトル、まずはお望み通り、イル・ブラッドでヴィヴィオを攻撃します」

 

A2100 VS A2300

 

『ま、またこのモンスター・・・・。ディバインバスター!』

 

ヴィヴィオは突進してくるイル・ブラッドをギリギリまで引き寄せ、ディバインバスターを発射する。聖王であるヴィヴィオさんよりかは威力が低いが、イル・ブラッドを倒すには十分だ。

 

リッチーLP2200→2000

LCヴィヴィオ0→1

 

「ヒッヒッヒ、ここからが本番ですよ。ヴァンパイアジェネシスでヴィヴィオを攻撃!」

「ダメージを与えられるとは言え最上級モンスターを自爆させるだと!?」

 

A3000 VS A2300

 

ヴァンパイアジェネシスは両手を前に突き出し、手の平から禍々しい球体を出して発射した。ヴィヴィオさんは紙一重でそれを避けるが、球体は俺の足元で爆発し、俺の体に激痛を与える。ライフを回復していなかったら既に4000以上のダメージを受けている。体がそろそろ限界に近い。

 

遊斗LP3200→2500

 

「ぐぅっ、ああああっ!?」

『遊斗さん!?』

「ヴィ、ヴィヴィオの効果発動。攻撃力を1000上げ、再びバトルだ!」

 

ヴィヴィオA2300→A3300 VS A3000

 

ヴァンパイアジェネシスは再び両手を突き出してヴィヴィオに攻撃を仕掛けようとしたが、その前にヴィヴィオの飛び膝蹴りで腕の関節を折られ、腕に力が入らなくなる。だが相手はヴァンパイア。すぐに再生するだろう。それでも数秒の時間が稼げただけで十分。ヴィヴィオは地面を思いっきり蹴り、ヴァンパイアジェネシスの腹と思われる部分にアクセルスマッシュを打ち込んだ。

 

リッチーLP2000→1700

LCヴィヴィオ1→2

 

「ヒッヒッヒ、せっかく召喚したレベル8のヴァンパイアジェネシスが破壊されてしまいましたか」

「レベル8・・・・ッツ、まさかリークされていない最後の一枚は!?」

「そうです。速攻魔法デーモンとの駆け引きを発動します。自分フィールド上のレベル8以上のモンスターが墓地に送られたターンに発動できます。手札のバーサーク・デッド・ドラゴンを特殊召喚します」

 

A3500・D0

 

まるでメタルと思えるほどの分厚い黒鐵の装甲。刃を連想させる鋭利な手足の爪。その姿はドラゴン族と言っても問題ない様に見えるが、肉のない顔を見るとアンデットと言うのも理解できる。

攻撃は最大の防御。まさにその言葉が相応しい、ステータスと効果を持った最上級モンスター。

 

「ここでそいつかよ・・・・」

「ヒッヒッヒ。効果はご存じの様ですね。では行きますよ。バーサーク・デッド・ドラゴンで迅雷の化身フェイトを攻撃」

 

A3500 VS A3300

 

フェイトさんはフォトンランサーを連続で撃ち、バーサーク・デッド・ドラゴンと戦う。見た目に反し、バーサーク・デッド・ドラゴンは柔らかいのか、アッサリと体が壊れて行く。だが瞬きをした次の瞬間、バーサーク・デッド・ドラゴンの姿は元に戻っていた。

どんなに強い雷フェイトさんでも、異常なまでの再生スピードに攻撃速度が付いて行かなくては勝てる事は出来ない。結局巨大な牙と力強い顎に噛みつかれ、雷フェイトさんは破壊されてしまった。

 

「くっ」

 

遊斗LP3200→3000

 

「バーサーク・デッド・ドラゴンは相手フィールドのモンスター全てに攻撃する事ができます。ヴィヴィオに攻撃!」

 

A3500 VS A2300

 

バーサーク・デッド・ドラゴンはグルっと縦に一回転し、尻尾を鉄槌の如くヴィヴィオに撃ちつける。何とか後ろに飛んで回避するが、先程のヴァンパイアジェネシスの時の様に、俺に襲い掛かってくるダメージを止める事は出来ない。

 

遊斗LP3000→1800

 

「ぐああああああ! ぐっ、い、今ヴィヴィオの効果を使っても無意味か」

「リッチーを裏守備にしてターンエンドです。エンドフェイズ、バーサーク・デッド・ドラゴンの攻撃力は500ダウンします」

 

バーサーク・デッド・ドラゴンA3500→3000

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター1 伏せ4 手札2 LP1800

リッチー モンスター2 伏せ1 手札1 LP1700

 

墓地の馬頭鬼の効果は使ってこなかったか。確かにヴィヴィオがいるから攻撃力3400以上のモンスターは返り討ちにあう。さっきのターンで俺のライフを0に出来ないので、融通が効く馬頭鬼を使う必要もないか。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

だが確実に流れはこっちに来ている。すずかの効果でリッチーのサイクルリバースを封じる事が出来るし、モンスターもヴィヴィオ一枚だがかなり安定している。

 

「すずかの効果発動。ヴィヴィオのLCを自分に移動させる」

 

LCヴィヴィオ2→1 すずか2→3

 

「連続転移発動。すずかのLCを二つ取り除き発動する。デッキトップ三枚をめくり、その中に通常召喚可能なLSがいた場合、そのLSを特殊召喚する。はやて、紫天の書、ツヴァイ、よってはやてとツヴァイを特殊召喚する」

 

LCすずか3→1 はやて1

A2000・D1700

A500・D500

 

「速攻魔法フェイクシルエットを発動。デッキのアインスを墓地に送り、ツヴァイをアインスとして扱う。場のはやてとアインスを融合! 舞い降りろ! 夜天の主・八神はやて!」

 

A2800・D2800

 

紫の瘴気が漂う地獄、アンデットワールドを夜で覆い隠し、ストンと小さな音を立てて着地した王様はやてさん。その圧倒的な力を目の当たりにしてなお、リッチーは不気味な笑い声を上げる。

 

「ヒッヒッヒ、これはピンチですね」

「王様はやてさんに闇の書を装備。更にアリサの効果で王様はやてさんを支援する」

 

はやてA2800→A3100

 

「バトル! 王様はやてさんでバーサーク・デッド・ドラゴンを攻撃!」

『響け終焉の笛。ラグナロク』

 

A3100 VS A3000

 

ベルカ式の魔法陣の頂点に溜められた、白の魔力の塊。その塊の中には小さくもメラメラと燃える炎が入っていた。王様はやてさんが杖を振り下ろした刹那、三つの魔力の塊がその力を解き放ち、砲撃となってバーサーク・デッド・ドラゴンを襲いかかる。

先程は圧倒的な再生スピードで雷フェイトさんを倒したバーサーク・デッド・ドラゴンだが、強力な力故にフィールドに居続けると徐々に弱体化して行く。弱体化した所を狙われたバーサーク・デッド・ドラゴンはラグナロクに打ち勝てず、断末魔を上げて破壊された。

 

リッチーLP1700→1600

LC闇の書0→1

 

「アリサの効果でデッキから一枚ドロー。すずかの効果発動。LCを取り除き、リッチーの攻撃、および表示形式変更を不可能にする」

『アイスバインド』

 

LCすずか1→0

 

「ターンエンドだ」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ5 手札2 LP1800

リッチー モンスター1 伏せ1 手札1 LP1700

 

「ヒッヒッヒ、そろそろ私も年貢の収め時ですか、これは厳しいですね。ドロー。闇の誘惑を発動。デッキから二枚ドローし、闇属性モンスターをゲームから除外します。ゾンビ・マスターを除外」

 

これであいつの手札二枚は分からなくなった。けど奴の言う通り、リッチーのサイクルリバースを封じ、なお且つ攻撃力3000以上のモンスターがいる。馬頭鬼の効果でイル・ブラッドを特殊召喚しても、ゾンビ・マスターを特殊召喚しても、王様はやてさんの効果で効果を無効にされる。

 

「墓地の馬頭鬼の効果。墓地のピラミッドタートルを特殊召喚します」

 

A1200・D1400

 

「モンスターをセット。カードを一枚伏せてターンエンドです。ヒッヒ」

 

場 アンデットワールド

遊斗   モンスター2 伏せ5 手札2 LP1800

リッチー モンスター3 伏せ2 手札0 LP1700

 

守りに入った。もう毎ターン3000打点を呼ぶ余裕が無くなったって事で間違いない。この勝負貰った!

 

「俺のターン、ドロー! エリオの効果発動。手札のこのカードを墓地に送り、墓地のフェイトを手札に加える。フェイトを召喚し、効果発動。その裏守備モンスターを表側表示にする」

 

A1800・D500

 

「ヒッヒ、セットモンスターは魂を削る死霊です」

 

A300・D200

 

「最後に一つ。今までほとんどの王は負ける前に命乞いをした。お前はしなくていいのか?」

「ヒッヒッヒ、私はあのお方より長生きですからね。生への執着なんてほとんどありませんよ。しかし最後のデュエル、久しぶりに心躍る物でしたよ。ヒッヒ」

 

死ぬ直前だって言うのに人を馬鹿にした様な口調。奴の言う通り、その口調が素なんだろう。あいつと付き合いが長い奴は大変だな。

 

「俺も楽しかったさ。バトル! 王様はやてさんで魂を削る死霊を攻撃!」

「ヒッヒ、一応悪足掻きはさせてください。罠発動、聖なるバリア-ミラーフォース。攻撃表示モンスターを全て破壊します」

 

王様はやてさんが放ったラグナロクは虹色のバリアによって反射され、攻撃表示の王様はやてさん、ヴィヴィオ、フェイトに襲い掛かる。突然の反射技にヴィヴィオとフェイトは対応が出来ず破壊されてしまうが、王様はやてさんは自分の前に白銀のシールドを出して防いだ。

 

「王様はやてさんの効果発動。このカードのLCを一つ取り除く事で破壊を無効にする」

 

LCはやて3→2

 

「バトル続行!」

『響け終焉の笛、ラグナロク』

 

A3100 VS A300

 

再び三角形の頂点に溜まる白の塊。それは目の前の生きる死者を成仏させる優しい光にも、死者を地獄に送り返す悪魔の光にも見える。王様はやてさんが無表情でシュベルトクロイツを振り下ろすと、魔法陣から砲撃が発射され、魂を削る死霊ごとリッチーを呑み込んだ。

 

リッチーLP1700→-1100

 

ライフが0になる音と共にソリッドビジョンが消える。敗者となったリッチーは地面から出て来る闇にズルズルと呑みこまれていく。

 

「最後に一つ聞かせてくれ。クリスティアの言っていた二番目か三番目に強い奴と言うのはお前か?」

「ヒッヒッヒ、クリスティアがそんな事を。多分そうだと思いますよ? しかし最後にデュエルをしたのはあなたが生まれるずっとずっと前ですから、今となっては彼の方が強いでしょう」

「すまない、もう一つだけ。お前達のボスは誰だ?」

「あなたも薄々気付いているでしょう? デュエルモンスターズの中でも誇り高く、圧倒的な力と能力を持った種族、ドラゴン族。その王は、デュエルモンスターズの中で最大のステータスを持つお方」

 

光属性と神意外には戦闘で破壊されず、五体の融合が必要となるが龍の鏡により一枚で呼べる最強の火力を持ったモンスター。あの伝説のデュエリスト、武藤遊戯さんと名も無きファラオを苦しめたドラゴン族。

 

F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)か」

「ええ、あなたはあのお方とどこか同じ気配がします。破滅の光に乗っ取られる前のお話ですが」

「同じ気配? と言うか待て! その言い方、まさかお前」

「ヒッヒッヒ、たかだが数千年生きている光り如きに乗っ取られたりしませんよ。それでもF・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)様の命令は絶対ですからね、ヒッヒッヒ」

 

リッチーは最後の最後まで不気味な笑い声を上げながら闇に呑まれて行った。

F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)・・・・。そいつが王の中の頂点にいるモンスターであり、俺が戦うべき相手。

 




ちょっとストーリー進んだかもしれませんけど、いい加減王との戦いがグダッてきた(機械王から六話)
あんまりやりすぎると三期と四期の相手のデッキ考えるのも困るかもしれませんし、四十一話前後でGX大会を終わらせ、二期のクライマックスに入ろうかな、と思っています(予定ですが)
クライマックスに入る前に二期に出た新カードと三幻魔の整理の回を作ろうと思います。

三十五話の前書きを覚えている方にお伝えしますが、これでも自分的にはカットしてない方です。




今回の新オリカです

LSアリサ・バニングス ☆3/炎/魔法使い/A500・D500
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、選択したモンスターにLCを1つ置く。
また、自分フィールド上に「LS月村すずか」が表側表示で存在する場合、選択したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、自分はデッキからカードを1枚ドローする。


LS月村すずか ☆3/水/魔法使い/A500・D500
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
1ターンに1度自分フィールド上のLC1つを移動させる事ができる。
また、自分フィールド上に「LSアリサ・バニングス」が表側表示で存在する場合、相手フィールド上のモンスター1体を選択し発動できる。このカードに乗ったLCを1つ取り除き、選択したモンスターは次の相手のエンドフェイズ時まで攻撃宣言をする事ができず、表示形式を変更することもできない。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

LS高町ヴィヴィオ ☆3/光/魔法使い/A1300・D1500
自分フィールド上に「なのは」または「フェイト」と名のつくモンスターが表側表示で存在する場合、自分フィールド上のLCを1つ取り除き、手札から特殊召喚できる。


LSセイクリッド・ハート ☆2/光/機械/A500・D500
自分フィールド上に「LS高町ヴィヴィオ」が表側表示で存在する場合、手札から特殊召喚できる。このカードが召喚・特殊召喚・反転召喚に成功した時、自分フィールド上のカードを1枚選択する。選択したカードにLCを1つ乗せる。


LSカウンターヒッター-高町ヴィヴィオ ☆6/光/魔法使い/A2300・D2000
「LS高町ヴィヴィオ」+「LSセイクリッド・ハート」
自分フィールド上に存在する上記のカードを墓地へ送った場合、融合デッキから特殊召喚できる。
(「融合」のカードは必要としない)
このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃を受けたダメージステップ終了時発動できる。攻撃したモンスターはもう1度だけこのカードに攻撃しなければならない。この効果で戦闘を行う時、このカードの攻撃力は1000ポイントアップする。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードにLCを1つ置く。
相手のバトルフェイズ開始時、このカードのLCを1つ取り除き発動できる。相手フィールド上の攻撃表示モンスターを1体選択し、選択したモンスターはこのカードを攻撃しなくてはならない。






五枚と言う事で非常に長くなりました。今回はカウンターヒッター―高町ヴィヴィオだけ紹介します。

全てに言える事ですが、相変わらずのフルネームで申し訳ありません。単純明確にネーミングセンスがなくて。カウンターヒッターと、捻りも何もありません。
攻撃されないと効果が発動されない、受け身のカードです。しかしヴィヴィオは守りが上手いという訳ではないので、このような効果にしました。正直戦闘破壊したらLCを置く効果は無い方がバランス取れていたかもしれません(苦笑)
自画自賛ですが、上手くヴィヴィオの戦闘スタイルを効果に出来たと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。