一つは祝福の騎士ヴィータに貫通効果をつけ忘れていた事。夜天の王・はやての融合召喚成功時にLCを乗せる効果を書き忘れていたこと。両者とも今回の話には関係ありません。
それと一枚ですがオリカのアイデアを募集しようと思います。
他の隊長陣が活躍している中、七話までにほとんど出番がないヴィータです。夜天でも祝福でも効果がいちまい使いにくく、ステータスも決して悪くないがどうも器用貧乏という感じです。それなのにどうしてもヴィータのIF(最終進化)が思いつかないので、ヴィータの最終進化のアイデア募集します。
頼んでおいてわがままですが、できればヴィータらしい効果でお願いします。
効果の条件は、自分フィールド上の「祝福の騎士ヴィータ」を生贄にした場合のみ手札から特殊召喚できる。
です。
俺がブルー寮に入ってから数日が経った。相変わらずブルー生徒の対応が酷く、俺を見ると睨んだりヒソヒソと陰口を言われたりと、散々だった。まあ部屋ではみんなが慰めてくれたり、レッド寮に行って十代達と遊んだりしているおかげでリラックスできたので、プライドの高い奴らの可哀そうな言動、として見る事にしている。
しかし小中学校は避けられ、高校で無視されると、結構悲しい学校生活だよな俺。いや、美少女+美人が周りにいるんだからいいのか? ただ恋愛に発展しないものかね~・・・・。
なんて考えるのにもしっかりと理由があり、今からミスデュエルアカデミアというコンテストが今から始まる。その名の通り学校一の美少女を決めるコンテスト。
男子生徒は誰に入れるかとワイワイやっているが、俺は正直どうでもいい。コンテスト事態には興味があるのだが、正直出場者全員が微妙なのだ。いや、微妙と言うとレベルが低いと捉えられるので言葉のあやだ。
ただ俺が言いたいのは。
「周りのレベルが高すぎるのがな~」
そう、俺の精霊達があまりに美少女+美人揃いなので、新入生一の美人と言われている明日香でさえ俺の目からすれば普通レベルだ。
贅沢な悩みだが、価値観がこうなってしまった以上仕方が無い。小さい頃、父さんのインタビューに来たアナウンサーに向かって「カメラ持つお仕事の人?」って言った事がある。その時のアナウンサーの頬がピクピクと動いていたのも今でも覚えている。
『あれ~、遊斗? もしかしてレベルが高いってうちらのこと?』
『遊斗がそんな風に思ってくれるなんて、私も嬉しいな~』
「そんな風に茶化されると、違うって言いたくなりますけど、その通りです」
なのはさんとはやてさんは嬉しかったのか、キャッキャと子供の様に喜んでいる。そんな姿もまた可愛いのが、贅沢ながらも悩みだ。フェイトさんはフェイトさんで自分の事を魅力のない普通の女だと思ってるから、色々と無防備だし。
『遊斗、そろそろ時間やから会場に行こ』
「りょ~かいです。さて、誰に入れようかな・・・・」
◇
ミスデュエルアカデミア。エントリーした女子生徒の中から男子の投票により一番を決めるコンテスト。それに出るのは大概目立ちたがり屋か、ナルシスト。稀に友人に勧められて嫌々ながら出ると言う女子もいるらしいが、多分明日香がそうなのだろう。男子の野太い声の中、嫌そうにステージに上がって行った。ご愁傷さまです。
「さああああて! これで残り投票は僅か二票! オシリスレッド一年の遊城十代君! オベリスクブルー一年の遊斗・スカリエッティ君! さあ前に出て投票してください!」
はあ!? もうみんな投票してたの!? えっ、いつだよいつ!?
しかも周りの視線が一斉に集まったので逃げる事もできない。ハァとため息をつき、嫌々ながら前の投票箱に歩いて行った。投票箱の前には既に十代がおり、十代もどっちにしようか悩んでいる。あいつはこのコンテスト事態がどうでもいい人種だろう。
「え~、俺の票無効にできない?」
「あ~、俺も誰に投票していいか分からないから辞退したいんだが・・・・」
「それはできません! 他の男子生徒全員が投票を終えたんです! あなた達の票で全てが決まるんですよ!」
と言ってもな・・・・。チラッとモニターを見ると明日香と小日向星華って人がぶっちぎりの状態だ。ただ小日向さんの方が一票だけリードしている。
明日香とはデュエルをした仲なので、彼女がミスデュエルアカデミアに興味があれば俺は迷わず明日香に投票するんだが、彼女には興味の欠片もない。むしろなりたくないと目が言っており、俺と十代に小日向さんを選べと睨んでくる。
「う~ん、じゃあ俺は明日香に投票するよ」
流石十代。そのアイコンタクトの意味を見事勘違いして明日香に投票した、ヘヘって顔をしているがそれ間違ってるからね? これにより二人は同点となり場が一気に盛り上がった。
つまり俺の投票で全てが決まると言う事だ。まさか早めに投票していなかったのがこんな展開になってしまうなんて。クソッ! 恨むぞ十代に俺の時間感覚!
明日香ファンの人に睨まれてしまうだろうが、本人がミスデュエルアカデミアになりたくないと言っているのだ。俺は小日向さんの名前を言おうと、口を開いた。
「俺は「待って下さい!」は、はい?」
俺の言葉を遮ったのは小日向さん本人。
「あなたは天上院さんとお知り合いよね?」
「はい。デュエルをした友達ですよ?」
「これでは不公平だと思いません?」
「はい?」
え? 別に友人に投票したらいけないっていう決まりとかなかったよね? というかそもそも俺はあなたに投票するつもりなんですけど!
「本来なら友人への投票は自由。ですがこの状況でそんな理由で投票されるとなると、面白ないでしょう?」
「いや、だから俺は「問答無用!」え~」
「私とデュエルしなさい!」
しかも明日香じゃなくて俺かよ。いや、デュエルとなると俺もその案に賛成だが、一応カイザーと呼ばれている亮さんを倒した男なんですが。
明日香は負けろって睨んでくるし、でもデュエリストとしてわざと負けるわけにはいかない。
「あなたが勝ったら天上院さんの勝利、私が勝ったら私の勝利よ」
他の人に投票するって選択肢も駄目ですか・・・・。
明日香ファンにも小日向さんファンにも睨まれ、今にもストレスで倒れてしまいそうだ。
「行くわよ!」
「ええい、考えるのを止めた! デュエルだ!」
「「デュエル!」」
「先攻は私、ドロー! フフッ、手札からオシャレオンを召喚!」
A1400・D800
オシャレとレオンを掛けたモンスターだが、全然オシャレに見えない。ま、まあ爬虫類の中のオシャレなので仕方ないのかもしれない。
因みに爬虫類族、女性陣では可愛いと言うグループと気持ち悪いと言うグループに別れる。ただシグナムさん、アインスに関しては興味すらないらしい。
「カードを二枚伏せてターンエンド」
場
小日向 モンスター1 伏せ2 手札3
「俺のターン、ドロー」
さて、オシャレオンは戦闘で破壊されると攻撃力500以下の爬虫類族を手札に加える効果を持つ。ということは十中八九爬虫類族デッキだろう。そうなるとおそらく2枚の伏せの中に、例の罠がある筈だ。
「フィールド魔法、魔法都市ミッドチルダを発動! 夜天の将シグナムを通常召喚! ミッドチルダの効果でLCが一つ乗る」
LCミッドチルダ1
A1800・D1400
「バトル! シグナムでオシャレオンを攻撃!」
「攻撃宣言時、永続罠ダメージ=レプトルを発動!」
『シュランゲバイセン!』
A1800 VS 1400
レヴァンティンはシュラゲンフォルムという、刀身を蛇の様にして中距離攻撃をするフォルムに変形した。いくつもの節に別れた蛇腹剣は、シグナムさんの意志に従い不規則に動き、オシャレオンをスパッと切り裂いた。
小日向LP4000→3600
「ダメージ=レプトルとオシャレオンの効果発動! オシャレオンの効果でデッキから攻撃力500以下の爬虫類を手札に加え、ダメージ=レプトルの効果で戦闘ダメージ以下の攻撃力を持つ爬虫類を特殊召喚! 私は瓶亀を守備表示で特殊召喚し、ワーム・アポカリプスを手札に加える」
A200・D2100
ック、ダメージ400じゃ安かったな・・・・。この人、三年だけあってかかなり強い!
「カードを一枚伏せてターンエンドです」
場 魔法都市ミッドチルダ
遊斗 モンスター1 伏せ1 手札3 LP4000
小日向 モンスター1 伏せ2 手札4 LP3600
「私のターン、ドロー! リバースカード、強欲な瓶。デッキから一枚ドローし、瓶亀の効果で更にもう一枚ドロー」
これで手札7枚。うわ~、爬虫類族には高速墓地溜めもあるし、恐ろしいな。
「瓶亀を生贄にマジオシャレオンを召喚するわ」
A2000・D800
今度現れたのは蝶ネクタイをしたでかいオシャレオン。使っている彼女はこのカードがお気に入りの様だが、男の俺でもこの大きさにはドン引きしている。出来るなら今すぐそのモンスターをフィールドから離れさせたいのだが、そんな事が出来たら苦労はしない。
「スネークレインを発動。手札一枚を墓地に送り、デッキの爬虫類を四枚墓地に送る。私が墓地に送るのはカミソリトカゲ、二枚のバルーン・リザード、ゴギガ・ガガギゴ」
「展開が早い!」
「死者蘇生! 墓地のゴギガ・ガガギゴを特殊召喚!」
A2950・D2800
やべえやべえやべえ! 爬虫類族最高攻撃力と貫通+攻撃封じ持ちのモンスターが並んだ。
「バトル! マジオシャレオンでそのピンク髪に攻撃!」
「烈火の将をピンク髪言うな! ダメージステップ時スバルの効果発動! このカードを捨てる事により攻撃力1000上昇、返り討ちだ!」
シグナムA1800→2800 VS 2000
巨大な舌を使ってマジオシャレオンが攻撃してきたが、シグナムさんがその舌を切り裂き、スバルさんの打撃でフィニッシュを決めた。
小日向LP3600→2800
「ああっ! ック、ダメージ=レプトルの効果発動! デッキから攻撃力800以下を特殊召喚、C・スネークを守備表示で召喚!」
A800・D1200
「今度は鉄蛇かよ!?」
「まだバトルは終っていないわ! ゴギガ・ガガギゴでその巨乳に攻撃!」
「ええい! だから烈火の将をそんな名前で呼ぶな! 罠発動、フォーメーションチェンジ。攻撃対象になったLSを守備表示にして一枚ドローする」
A2950 VS D1400
理性を失ったゴギガ・ガガギゴの暴走を止められず、シグナムさんは破壊されてしまった。
や、やべえ、爬虫類ってこんなに展開が早かったっけ?
「ふん、カードを二枚伏せてターンエンド」
場 魔法都市ミッドチルダ
遊斗 モンスター0 伏せ0 手札3 LP4000
小日向 モンスター2 伏せ2 手札1 LP2800
「ドロー! よしっ、フェイト・テスタロッサを召喚! ミッドチルダと自身の効果により一つずつLCを置く。そして速攻魔法フォトンランサー発動! 相手フィールドのカード一枚を破壊する。破壊するのはそのリバースカード」
「甘いわね! その効果にチェーンして「選択されたカードはフォトンランサーの効果にチェーンできません」なんですって!?」
破壊したカードは毒蛇の供物。俺が恐れていたカードで、自分フィールドの爬虫類モンスターと、俺の場のカード二枚を選択して破壊するカード。これがめちゃくちゃ強く、発動されていたらかなり厄介だった。前のターンで伏せられてなくて良かった・・・・。
LCフェイト1 ミッドチルダ1→2
「フェイトの効果、このカードのLCを一つ取り除き相手モンスターの表示形式を変更! 俺はC・スネークの表示形式を変える」
「そんな!? 攻撃力はたったの800なのに!?」
LCフェイト1→0
「ミッドチルダのLCを一つ取り除きデッキからアルフを特殊召喚! 場のフェイトとアルフを融合! 現れろ、黒騎士フェイト・テスタロッサ・ハラオウン!」
LCミッドチルダ2→1
A2800・D500
融合の渦から現れたフェイトさんは、ゴギガ・ガガギゴを見て悲しい表情に変わった。ああ、確かゴギガ・ガガギゴって凄く悲しい物語だったよな。フェイトさんは優しいから、あのカードを何とかして救ってあげたいのだろう。
だが今はデュエルの真っ最中! フェイトさんには悪いが本気で行く!
「バトル! フェイトでC・スネークを攻撃! フェイトは自分の前にいるモンスターと攻撃する時攻撃力が700アップ」
フェイトA2800→3500
『トライデントスマッシャー!』
A3500 VS A800
丸くて黄色の魔法陣の中央にバルディッシュを貫通させた瞬間、そこから黄色の砲撃が出された。鎖で出来た蛇はそれに抵抗する事も出来ず、アッサリと破壊された。
小日向LP2800→100
「この攻撃で私のライフを0に出来なかった事を後悔するといいわ! ダメージ=レプトルの効果にチェーンして体力増強剤スーパーZを発動!」
「え、ええええ!? なんでそんなカード入れてるんですか!? いや、ダメージ=レプトルと相性はいいかもしれないけど!」
体力増強剤スーパーZ。ダメージステップ時に相手から2000以上のダメージを受けた時、ライフポイントから引かれる前に一度だけ4000ライフを回復する。
つまりさっきの計算ではなく。
小日向LP2800→6800→4100
になる。
嘘だ~。唯一ライフアドバンテージで勝ってたのに・・・・。しかもダメージ=レプトルで呼んでこれるのは攻撃力2700以下。ぶっちゃけ何でも呼んでこれる。
「そのカードを見てあなたの事を今思い出したわ。クロノス先生を倒しカイザーをも倒したアイドルデッキ使いの一年生。そのモンスターにはゴギガ・ガガギゴでは倒せないよね?」
「ええ、フィールドを移動できますから」
「だったらこの子よ。ワーム・キングを特殊召喚!」
ダメージ=レプトルのカードの中から出てきたのは、黄色い意味不明な物体X。体にはもう一つの口があり、リアルGを倒してくれたり、昆虫族モンスター相手でも動じないカッコイイフェイトさんでも流石にドン引きの様だ。
「・・・・ッハ! カートリッジロードを発動しミッドチルダにLCを一つ乗せる。カ、カードを一枚伏せてターンエンド。
エンドフェイズカートリッジロードの効果で同名カードを手札に」
LCミッドチルダ1→2
いかんいかん。余りの光景に俺も意識が一瞬飛んでいた。
そ、そう言えばここはミスデュエルアカデミアの会場だったな。小日向さんファンは元々彼女の趣味を知っていたようで微動にしていないが、他の観客も俺と同じようなリアクションだ。
場 魔法都市ミッドチルダ
遊斗 モンスター1 伏せ1 手札1 LP4000
小日向 モンスター2 伏せ1 手札1 LP4100
「私のターン、ドロー! ワーム・アポカリプスを召喚。そしてワーム・キングの効果。ワームを生贄にして相手フィールドのカード一枚を破壊! 私が破壊するのはその金髪小娘!」
「あんたより大人だよ! 罠発動、プロテクション! LS一体を選択して発動、選択したモンスターはこのターン破壊されない!」
ワーム・キングはワーム・アポカリプスを第二の口で食べ、そのエネルギーをフェイトさんに発射するが、フェイトさんは黄色のバリアを張って防いだ。
「・・・・カードを一枚伏せてターンエンド」
よしっ! 効果が簡潔ながらも強力なプロテクションのおかげでアッサリと防げる事が出来た。
場 魔法都市ミッドチルダ
遊斗 モンスター1 伏せ0 手札1 LP4000
小日向 モンスター2 伏せ2 手札0 LP4100
「ドロー! 装備魔法闇の書をフェイトに装備! 効果で攻撃力300アップ!」
フェイトA2800→3100
フェイトさんには似合わないが来てしまった物は仕方が無い。フェイトさんも苦笑しながら自分の前に移動してきた闇の書を握る。
「フェイトの効果でワーム・キングの前に移動し、バトル! ワーム・キングに攻撃!」
『トライデントスマッシャー!』
フェイトA3100→3800 VS A2700
小日向LP4100→3000
「まだまだ! ダメージ=レプトルの効果で二枚目のC・スネーク特殊召喚!」
「に、二枚積む程の能力ですかね?」
「爬虫類は攻撃力が低いからね。こういうモンスターは貴重なのよ」
なるほど~。いくらあのカードがあると言っても表記では2950が最高打点だもんな。・・・・あれ? というか小日向さんってあのカード持ってるのか? だとしたらかなりやばいんだけど。
「闇の書の効果で自身にLCを一つ乗せる。更にカートリッジロードを発動しこのカードにLCを一つ置く」
LC闇の書0→2
「最後にミッドチルダの効果でこのカードのLCを闇の書に乗せる」
LC闇の書2→3 ミッドチルダ2→1
「そのカードにカウンターを集めた?」
「闇の書の効果発動! LCが三つ乗ったこのカードをゲームから除外し、デッキから祝福の風リインフォースアインスを特殊召喚!」
フェイトA3100→2800
A2300・D2300
闇の書の放つ闇のオーラから現れたのは、銀髪をして赤い眼をした女性。というかアインスは明日香の前でよく登場するな。今回は狙っていたわけではないんだが。
「アインスの効果! 特殊召喚に成功した時融合デッキから夜天の書を特殊召喚できる。来い、夜天の書!」
LS夜天の書 ☆5/闇/魔法使い/A0・B0
アインスの右手には闇の書の本来の呼び名、夜天の書。闇の書とは違い禍々しい雰囲気がなく、魔法を研究するための本来の姿がそこにある。
「夜天の書の効果でアインスに装備する事ができる。そして装備された夜天の書の効果。一ターンに一度フィールドのカード一枚を選択して発動。選択したカードに乗っているLCを任意の数取り除き、デッキから取り除いた枚数ドローする」
LCミッドチルダ1→0
「・・・・ターンエンドです。エンドフェイズ、カートリッジロードの効果で同名カードをサーチ」
場 魔法都市ミッドチルダ
遊斗 モンスター2 伏せ0 手札2 LP4000
小日向 モンスター2 伏せ2 手札0 LP3000
「ドロー! せっかくカウンターを溜めて特殊召喚したモンスターも無意味よ! 墓地の爬虫類族モンスターを全て除外!」
この状況でそれを引くか!? さ、最悪だ・・・・。
「きなさい! 邪龍アナンタ!」
フィールドに現れたのは毒々しい紫色の沼。その中から蛇の髪を持った化け物が、ゆっくりと上がってきて、フェイトさんとアインスをギロリと睨む。邪龍アナンタ、こいつが正真正銘爬虫類族の最強アタッカー。
「邪龍アナンタの効果。除外した爬虫類族×600ポイント攻守がアップ。私が除外したのは9枚!」
A5400・D5400
「バトル! 邪龍アナンタでその金髪に攻撃!」
「ック、フェイトの効果発動! 邪龍アナンタの前に移動!」
A5400 VS 3500
邪龍アナンタは自分の周りの蛇から紫色の液体をフェイトさんに向かって放つ。その液体をくらってしまったフェイトさんは、徐々に力が入らなくなったのか地面に膝をつき、生贄の時と同じようにスッと消えて行った。
遊斗LP4000→2100
「ゴギガ・ガガギゴで銀髪に攻撃!」
「少しは名前を覚えろ! 夜天の書の効果発動! 装備モンスターがバトルする時、墓地の夜天と名のついたモンスターをデッキに戻す事で、その攻撃力の半分を装備モンスターの攻撃力をアップする! 俺はシグナムをデッキに戻す!」
アインスA2300→3200 VS A2950
かつての呪いが解かれた夜天の書は、墓地にいる夜天の騎士の力をアインスに与える。その力を受け取ったアインスは、血の色をした鋼で出来た短剣を展開し、迫りくるゴギガ・ガガギゴに向けて発射した。
『ブラッディダガー』
LP3000→2750
「ック、あなたは返り討ちが得意のようね! 戦闘ダメージは250。ヴェノム・コブラを守備表示で出すわ」
A100・D2000
「メインフェイズ2。C・スネークを銀髪に装備させる。ターンエンド。エンドフェイズ邪龍アナンタの効果で、その厄介なフィールド魔法を破壊して貰うわ」
アインスA2300・D2300→A1500・D1500
場
遊斗 モンスター1 伏せ1 手札2 LP2100
小日向 モンスター2 伏せ3(C・スネーク込み) 手札0 LP2750
状況最悪だなオイ。ミッドチルダを破壊され、アインスの攻撃力はダウン。前回のブルー生徒との余裕なデュエルが懐かしい・・・・。おまけに伏せまである。
「頼むぞ、ドロー! よしっ、まだチャンスはある! シャマルを通常召喚。シャマルの効果で自身にLCを置く。カートリッジロードをシャマルに選択して発動。LCを乗せる」
A700・D1800
LCシャマル0→2
「そして夜天の書の効果発動。シャマルのLCを取り除き二枚ドロー。アインスを守備にし、カードを二枚伏せてターンエンドです」
LCシャマル2→0
場
遊斗 モンスター2 伏せ3 手札1 LP2100
小日向 モンスター2 伏せ3 手札0 LP2750
「私のアナンタの前にはそのモンスター達も無力の様ね! ドロー、ヴェノム・コブラを生贄にスパウン・アリゲーターを召喚」
A2200・D1000
「バトル! スパウン・アリゲーターでアインスに攻撃!」
「だから名前でって! ・・・・あれ、合ってる? じゃなくてカウンター罠発動、クラールゲホイル!
自分フィールド上にモンスターがおり、相手の攻撃宣言時に発動。このターンのバトルフェイズを強制終了させ、自分フィールド上のモンスター一体を選択、選択したモンスターをデッキに戻し、自分のデッキから夜天と名のついたモンスターを特殊召喚し、そのモンスターにLCを一つ乗せる。シャマルをデッキに戻し、来い、夜天の将シグナム!」
A1800・D1400
LCシグナム1
クラールゲホイルのカードから光の球体が複数出現すると、その一つ一つが相手モンスターの前まで移動して爆発した。だが相手モンスターに被害は無く、耳がキーンとする大きな音と激しい光が起きただけだった。スタングレネードと同じ様なものだ。
「また防御カード・・・・。エンドフェイズ、スパウン・アリゲーターの効果で生贄にしたヴェノム・コブラを守備で召喚。アナンタの効果でアインスを破壊」
アナンタの周りの蛇がアインスを一気に睨みつけ、その黄色い瞳を光らせた瞬間、アインスは石になってバラバラになってしまった。
ック、ここまでよくやってくれた、ありがとアインス。お前の為にも絶対勝ってやるからな。
場
遊斗 モンスター1 伏せ1 手札1 LP2100
小日向 モンスター3 伏せ2 手札0 LP2750
この手札では5400のモンスターを越える事が出来ない。仮に出来たとしてもあの伏せカード、フェイトさんの攻撃の時も使っていないあのカードも正体が分からない。
「フフッ、私の場は圧倒的。対するあなたはそのピンク髪だけ。私の勝ちは目に見えたわね」
「さっきから烈火の将をピンク髪ピンク髪と・・・・。いいでしょう、こうなったら絶対にあなたに勝つ! ドロー!」
俺の師匠でもあるシグナムさんピンク髪やら巨乳やら散々言ったのだ。意地でもシグナムさんでとどめを刺したい。頼む・・・・。
恐る恐るめくったカードを見ると、そこには赤髪の小悪魔っぽい気の強そうな女の子の絵。
「来た! 手札から烈火の剣精アギトを通常召喚!」
LS烈火の剣精アギト ☆3/炎/魔法使い/A500・D500
『いよっと。おっ、ずいぶん苦戦してるじゃねえか遊斗、シグナム』
『ああ、だがお前が来たら100人力だ。あのモンスターも倒せる』
「俺は場のシグナムとアギトを融合! 現れろ、烈火の剣神シグナム!」
LS烈火の剣神シグナム ☆7/炎/魔法使い/A3000・D2000
突如フィールドに巨大な火柱が現れ、ゆらゆらと火が弱くなって行く。そして魔力が無くなったのかスッと消えると、中からアギトとユニゾンしたシグナムさんが出てきた。
リインが氷柱ならアギトは火柱。その二人とユニゾンできるのはシグナムさんだけだ。
「シグナムの効果発動! このカードが融合召喚に成功した時、このカードの攻撃力以下の元々の攻撃力を持つ相手フィールドに存在する相手モンスターを全て破壊する!」
「そんな!? 邪神アナンタの攻撃力は?だから0扱いなのに! ・・・・なんてね、速攻魔法我が身を盾に! 1500ライフを払い。フィールド上のモンスターを破壊する効果を無効にし破壊するわ!」
小日向LP2750→1250
・・・・勝った!
「そっちこそ甘い! 速攻魔法オプティックハイド!
LSがフィールド上に存在し、相手がフィールドのカードを破壊する効果を持つ魔法・罠カードを発動してきた時に発動できる。そのカードの効果は自分フィールド上に攻守2000・レベル8のオプティックトークンを特殊召喚する効果になる!
チェーン処理によりトークンが特殊召喚された後、シグナムの効果が発動する」
相手フィールド上になのはさん達には馴染みのある、試験用の大型スフィアが現れた。受験者の半分は脱落する難関らしいが、アギトとのユニゾンをしたシグナムさんにとっては、ついでで倒せる雑魚だ。
『『剣閃烈火!』』
シグナムさんの中にいるアギトの声と共に、シグナムさんの左手に剣の形をした伸縮自在の炎が現れた。シグナムさんは左肘を曲げて左手を右手の所まで持ってくると、手に宿した炎を一気に巨大化させる。
『『火龍一閃!』』
左手を振りぬいた瞬間に、相手フィールドが炎に包まれた。ヴェノム・コブラ、スパウン・アリゲーター、シルエットトークン、邪龍アナンタは、炎にあらがう事が出来ずに断末魔を上げて燃えて行った。
「この効果を使用したターン、俺は攻撃が出来ない。だが融合素材に使われたアギトの効果発動。融合素材として墓地に送られたターンのエンドフェイズ、このターン破壊した相手モンスターのレベルの合計×100ポイント相手にダメージを与える」
「破壊されたモンスターのレベル合計は25・・・・」
「2500のダメージだ!」
墓地から現れたアギトは、自分の周りに25の炎の弾を発生させる。もう負けを確信した小日向さんに向かって、アギトは意地悪く笑うと、弾丸の核として使っている燃焼性の物質を着火させ発射した。
「『ブレネン・クリューガー!』」
小日向LP1250→-1250
デュエルの勝敗が決まりほんの数秒だけシーンとしたが、すぐに歓声と悲鳴に会場は包まれた。歓声は明日香ファン、悲鳴は小日向さんファンによるもの。因みに明日香本人は頭を抱えている。
わ、悪かったな・・・・。だがそもそもこんな事をするはめになったのは十代の所為なんだから、十代を恨め。
「勝者は遊斗・スカリエッティいいいい! つまり今年のミスデュエルアカデミアは天上院明日香に決定いいいいい!」
テンションの高いアナウンスと共に、会場は明日香コールに切り替わった。
さてと、これ以上厄介事にならない内に俺は退散しますか。
◇
盛り上がっている会場を背中に歩いていると、みんながカードから出てきた。今は学園関係者全員があの会場にいるので白昼堂々話しても大丈夫だ。
『お疲れ様遊斗。今回はサポート出来なくてごめんね』
『でもなのはは爬虫類苦手だから、よかったって思ってるでしょ?』
『にゃははは、バレちゃった?』
「フェイトさんお疲れ様。シャマ姉もごめんね。あんまり爬虫類得意じゃないでしょ?」
『いいのよ。私が戦ったわけじゃないんだし。それより今日は功労者であるシグナムにテスタロッサちゃんにアインスに御馳走しなきゃね』
「・・・・はやてさんの付き添いとしてね」
『あっ、酷い! これでも料理上手になってるんですからね!』
『それよりさ遊斗、もし私達の中で一番を選ぶとしたら誰を選ぶ?』
なのはさんサラリと酷い事を・・・・。まあシャマ姉の料理関係だから、適当にあしらうのが一番だな。
う~ん、一番か。みんな可愛いし、綺麗だし、カッコイイし、強いし、誰が一番とかよく分かんない。
「・・・・シグナムさんかな? 今日一番カッコ良かったし」
この発言の所為で今日一日中みんなにからかわれたのは言うまでも無い。
LS夜天の書 ☆8/闇/魔法使い/A0・B0
このカードは「祝福の風リインフォース
装備モンスターが戦闘を行うダメージステップ時に自分の墓地の「夜天」または「祝福」と名のつくモンスターをデッキに戻して発動できる。装備モンスターの攻撃力はエンドフェイズ時までデッキに戻したモンスターの攻撃力の半分アップする。
一ターンに一度自分フィールド上にLCが乗ったカードを選択し発動する。選択したカードに乗っているLCを任意の数取り除き、取り除いた数だけ自分はデッキからカードをドローする。
クラールゲホイル カウンター罠
自分フィールド上にモンスター1体を選択し、相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
その後選択したモンスターをデッキに戻し、自分のデッキから「夜天」と名のついたモンスター1体を、LCを1つ乗せた状態で特殊召喚する。
LS烈火の剣精アギト ☆3/炎/魔法使い/A500・D500
自分フィールド上に「八神はやて」または「夜天」と名のつくモンスターが存在する場合、自分フィールド上のLCを1つ取り除くことでこのカードを手札から特殊召喚することができる。このカードが融合素材として墓地に送られたターンのエンドフェイズ、このターン破壊した相手モンスターのレベル合計×100ポイントのダメージを与える。
LS烈火の剣神シグナム ☆7/炎/魔法使い/A3000・D2000
「LS夜天の将シグナム」+「LS烈火の剣精アギト」
自分フィールド上に存在する上記のカードを墓地へ送った場合、融合デッキから特殊召喚できる。(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードが融合召喚に成功した時、このカードの攻撃力よりも低い攻撃力を持つ相手フィールド上のモンスターを全て破壊する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
オプティックハイド 速攻魔法
自分フィールド上に「LS」と名のつくモンスターが存在し、相手が「フィールド上のカードを破壊する」効果の魔法・罠カードを発動時に発動できる。
その時相手が発動したカードの効果は「自分フィールド上にオプティックトークン」(機械族・地・星8攻2000/守2000)を特殊召喚する」となる。
◇
今回の相手は漫画GX登場人物の小日向。カードのほとんどが漫画版オリカだったので、むちゃくちゃではありますがOCG爬虫類デッキにしました。
今回のオリカですが、やはり紹介したいのはこの二枚。
烈火の剣神シグナムと、烈火の剣精アギト。アギトの効果は完全にピンポイント効果です。LP4000では×100でもなかなかのバーンダメージが期待できます。ツヴァイの用に沢山のカードと融合できないので、LCを取り除かなくても効果が発動できるます。
最初は攻撃力上昇を考えたのですが、それだとシグナムの攻撃力が実質3000+上昇値分なので止めました。
そして烈火の剣神シグナム。融合召喚しただけでフィールド全破壊は強いです。大抵3000よりの低いカードが多いので今回の様に全部破壊するのは稀じゃないと思います。
最初はフレイムウイングマン効果予定でしたが、アギトとのユニゾンはsts26話イメージが強いのでこのような効果にしました。