14-0 これまでのあらすじ
0085年7月21日
マチュは悪夢を見ていた。
ジョンが自分よりも可憐な少女と愛し合う。
そんな光景が目の前で繰り広げられマチュは指一本触れることすら出来ない。
地獄のような時間が続き、やがてマチュは夢から覚めた。
部屋の窓から見える景色を見ながら彼女はある事を決意する。
サイコガンダムとナガラ衆の引き起こしたイズマ・コロニーでの騒動から9日後の0085年7月21日、ジョンはシャリアの愛車である「ブラウ・ブロ号」の車内でシャリアと密会を行っていた。
ジョンを狙うナガラ衆の正体とシャリアのマヴであったシャア・アズナブルの人生に暗い影を落とす程の代物がグラナダの地下にある謎の巨大空間「天国の記憶」に眠っているとシャリアは語る。
シャリアはジョンがイズマ・コロニーでゼクノヴァの中から降臨した赤いストライクのパイロットであると見破り、自分と手を組む事を提案する。
その誘いに乗ったジョンだったが、彼らに凶報が届く。ナガラ衆にエグザベとコモリが拉致されたのだ。
グラナダ基地へ戻ろうとしたジョンとシャリアだったが、ナガラ衆のMS「ΞG」がブラウ・ブロ号ごと彼らを拉致してしまう。
ナガラ衆はジョン達を拉致した後、グラナダ基地に対してガンダムG3用の武器一式とエンデュミオン・クレーターに立ち入らないことを求める。
エンデュミオン・クレーター付近を浮遊しているスペースランチに連れてこられたシャリアはそこで監禁されているエグザベ、コモリと再会し、はっさくフェイスの着ぐるみを装着させられる。
自身を連れてきたナガラ衆の1人である少女との問答の中で少女はナガラ衆のことをこう語った。
「…ありえもしない王国を作ろうとしている愚か者の集まりです」
一方、シャリアとは別行動でΞGに乗せられたジョンとハロ達はΞGに促され変身することを余儀なくされる。
エンデュミオン・クレーターに降り立ったストライクの前に半壊したMS「プロヴィデンス」が立ちはだかる。
プロヴィデンスは以前にも遭遇したナガラ衆の「棺の王子」が変身したMSで、半壊しているとはいえ大柄のビームライフルとドラグーンシステムを駆使してガンバレルストライクとなったジョンを追い込んでいく。
何故自分はここにいるのか?
戦わせられる理由などまるで分からず、エンデュミオン・クレーターで踊るような戦いを強いられるジョンだったが、棺の王子がマチュ達の幸福を脅かす邪悪な存在であると認識し、自分の命と引き換えにしてでもプロヴィデンスの排除することを決意する。
戦いは激しさを増すばかりで拮抗が続く。
だが、突然エンデュミオン・クレーター全体にゼクノヴァが発生し、赤い光がジョン達を覆っていく。
プロヴィデンスはゼクノヴァが発生する原因である「あの女」を忌々しか思いながらも自身の身体が限界を迎えてしまう。
フェイズシフトダウンを起こし、灰色になったプロヴィデンスはエンデュミオン・クレーターに積もった塵の一部となり消えていく。
ボロボロになったガンバレルストライカーとそれに搭乗するピンクちゃんをエンデュミオン・クレーターから逃したストライクはゼクノヴァの光の中へと消えていった。
戦いが終わった頃にはエンデュミオン・クレーターには何も残らず、新たなクレーターが残るだけだった。
ガンダムG3用の武器を満載したコンテナを運搬したパープルウィドウに救助されたシャリアはジョンがゼクノヴァに消えていくのを見届けることしかできない。
そんな状況に憤りを隠せないシャリアの前にシロウズが現れる。
「初めまして、シャリア・ブル中佐」
「…ええ、初めまして」
戦いの光景はテレビグラナダのテレビクルーによって世界中に放送されており、その光景をマチュは見てしまう。
マチュは自分の手が届かない場所で最愛の人がこの世から消えたという現実を受け入れるしかなかった。
その現実に対してマチュは絶叫を上げて抵抗するしかできない。
「直径6,4キロメートルのスペース・コロニーは113,5秒に1回回転し1Gの遠心力を生み出している」
「私たちを地面に押しつけているこの力は本物の重力じゃない。宇宙は頭の上じゃなく 足の下にあるんだ」
「コロニー生まれの私たちは本物の重力も本物の空も知らない。もちろん、本物の海も」
掘り下げが足りないと感じる主要人物
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ジョン・マフティー・マティックス
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アマテ・ユズリハ(マチュ)
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ニャアン
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シュウジ・イトウ
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シャリア・ブル
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シロウズ
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サンライズカネバン社長
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シイコ・スガイ