16話に入る前に訂正版を作っていきます。
フリーダムはストライクを引き離そうと暴れるが、ただでさえボロボロなボディのために引き離すことができない。
バックパックも片方の翼が失われいるために推力が低下し、ラウンドムーバの推進剤を全て使い切るくらいの推力に逆らえない。
僅かな攻防の間でもだんだんと海面が近づいてくる。
ストライクもフリーダムが逃げ出さないようにCQCの組み伏せる要領でフリーダムを拘束を続ける。
ソドンは追撃してこない。
追撃するどころではないのだろうとジョンは思い、目の前のフリーダムに対する攻撃を考え始めた。
このフリーダムも恐らくストライクとプロヴィデンス同様にコズミックイラ製のMSだろう。
フェイズシフト装甲を備えている可能性は十分にある。
プロヴィデンスの時もそうだったが、なぜこんなにボロボロなのかは謎だ。
ボロボロである分、フェイズシフト装甲で守られていない箇所が剥き出しになっている。
アーマーシュナイダーで穴の空いた胴体に追い打ちをかけるか?
破損したバックパックを破壊して推進剤を誘爆させるか?
仮にフリーダムを撃破できなくてもアマテとララァ、ソドンが無事であればジョンの勝ちだ。
迫ってくる海面の衝撃を覚悟したジョンだったが、ストライク達の周囲を赤い光の粒子が覆い始めた。
フリーダムもそれに気付いて頭部を横に動かして周囲を伺う。
(またゼクノヴァか!?)
プロヴィデンス戦の時にも発生したゼクノヴァが今度もまた発生しようとしている。
『王子』
どこからともなくνガンダムから発せられたのと同じ女の声がジョンに聞こえてくる。
『帰りましょう。私達の世界へ』
『フリーダムの魂も連れて行きましょう』
『このフリーダムの魂は別れた片側、連れて行きましょう。私達の世界へ』
『あの娘達の情念が王子を雁字搦めにしていく』
『帰って情念を溶かしましょう王子』
νガンダムの女の声がジョンの中に溶け込んでいく。
ストライクとフリーダムを包んだ赤い光の粒子は彼らが海へ落下する前に異変を起こした。
この2機を中心に光の爆発が広がる。
ジークアクスを回収作業に参加していたゴックのパイロットはその手を止めて光の爆発に目を奪われる。
マッドアングラーと水中作業中のMS達が状況を把握しようとパニックになりながらも無線でやりとりしといるのが聞こえてくるが、ゴックのパイロットとしては出来ることは何もない。
小さく、こう呟くことしかできない。
「綺麗だなぁ…」
綺麗な光の爆発はすぐに煙散していった。
光の中央にいたはずの2機のMSの姿はどこにもなかった。
ストライクとフリーダムの戦いの一部始終を4頭の馬が砂浜から見届けていた。
ゼクノヴァの光が完全に消え去った後、4頭の内の白い馬が先頭を走り出した。
白い馬の後を3頭の馬が追う。
4頭の馬が砂浜を走り去っていく。
その光景を見ている者は誰もいなかった。
掘り下げが足りないと感じる主要人物
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ジョン・マフティー・マティックス
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アマテ・ユズリハ(マチュ)
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ニャアン
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シュウジ・イトウ
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シャリア・ブル
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シロウズ
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サンライズカネバン社長
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シイコ・スガイ