おっぱい大作戦   作:そらまめ

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ジョン君中心の振り返りになります。


第1話から第9話までの振り返り(後編)

一年戦争後の世界は戦火で失われた物を取り戻すように急速に復興が進んでいた。

特にサイド6の経済的な発展は著しい。

ジオン公国との関係も良好、政治の流れも円滑に進んでいた。

 

だが、それは物の見方の一部に過ぎない。

サイド6は一年戦争中は中立として直接的な被害を抑えることが出来ていた。

サイド6の現大統領のペルガミノは戦時中は修理屋として連邦、ジオン双方に強かな商売を続けることで莫大な資産とコネクションを得ており、現在の大統領という立場になれたのも戦時中の活動によるところが大きい。

 

サイド6以外を見ればどこも一年戦争の被害から立ち直れておらず、どこも似たような状況になっている。

一年戦争中に各サイドは壊滅状態になっており、生き残ったコロニーもまともに管理できている所は少ない。

地球連邦によるコロニー再生計画も進められているが、ジオン公国への賠償もあり遅々として進まない。

地球もジオン領になっている地域は急速に復興は進み豊かな地域も多いが、それ以外の地域はコロニー落としでの被害から立ち直れていない。

 

 

 

サイド6イズマコロニーにジョン・マフティー・マティックスがやってきたのは自然な話だ。

経済的に豊かなコロニーの1つに数えられるイズマコロニーなら働き口もある。

流浪の旅を続けてきたジョンにとってようやく腰を下ろせる場所がイズマコロニーだった。

ジャンク屋の社長からMSパイロットとしての資質を見出されたジョンは作業用MSのパイロットとして界隈ではそれなりに有名になる。

 

ジャンク屋での勤務を経てジョンはコロニー公社のイズマ支部への出向を命じられた。

イズマ支部内ではMS運用部での勤務、そこでジョンはジオン工科大学から貸与されたMSの専属パイロットになった。

 

ジオン工科大学からやってきたMS、それはガンダムだった。

一年戦争中にロールアウトこそされたが、実戦での使用が確認されていない幻のガンダムを戦後になってジオン軍が発見、ジオン工科大学で研究中だった新型のサイコミュ、バイオセンサーのテストベッドとして全面的な改修が施された上でイズマ支部に貸与されていた。

 

世が世であれば「RX-79[G]陸戦型ガンダム」と呼ばれたガンダムはジオンの技術により「G3」という名と共に表舞台に立つことになったが、イズマ支部内では否定的な声が大きかった。

 

G3は作業用の機体としては申し分ない性能を持っている。

だが、G3の存在は明らかに次世代のMSの開発を強く意識したものだった。

 

「ジオンはまた戦争をするつもりなのか」

 

イズマコロニーに貸与されたのもG3のデータ取りであるというのは誰の目から見ても明らかだった。

一年戦争での惨禍もあり、イズマ支部内ではG3に対してはあまり好意的な扱いはされていなかった。

 

ジョンがガンダムを任せられたのはパイロットとしての資質が認められていたのと同時にジョンくらいしかG3に乗ってくれなかったのもある。

 

ジョンはG3のパイロットとしてイズマ支部に馴染んでいった。周囲はジョンよりも年齢が高い者達が殆どだったが、不思議と馬があった。

穏やかな時間が流れる中、事件は起こった。

 

 

 

宇宙世紀0085年6月8日午前3時15分

コロニーの破損したミラー採光部の交換作業中にジョンは一年戦争中に消息不明になっていたシャアの赤いガンダムと遭遇する。

赤いガンダムのパイロットはシュウジと名乗り、コロニーの外壁にグラフティを描いていた。

シュウジとの出会いからジョンはイズマコロニーの水面下で起こる戦いに引きずりこまれていく。

 

同日、赤いガンダム捜索の命を受けてイズマコロニーを訪れていたソドンはそこで「ナガラ衆」を名乗るテロリスト集団に襲われる。

 

ナガラ衆はかつて存在していたレガシー規格の名を構成員に与え、強大な力を持つMSを運用し、テロ行為に及ぶ彼らは地球連邦とジオン公国とは利害の一致での協力こそあれど両政府とは全く異なる政治思想の元で活動する危険集団としてイズマコロニーで暗躍を続ける。

 

ジョンもナガラ衆のテロ行為に巻き込まれていく。

ナガラ衆の1人、デジタルマイクロカセット男から「王子」、奇妙な少年から「オルフェ・ラム・タオ」と呼ばれるなどジョンがあずかり知らぬ所でナガラ衆との因縁が存在していた。

 

常識では測れない超自然的な存在が静かに、そして確かにジョンに歩み寄ろうとしていた。

 

ナガラ衆との因縁が生まれたのと同時にジョンのプライベートに大異変が起こっていた。

ジョンは0083年にイズマコロニーにやってきた当初から夢のような空間で左手しかない少女「アマテ・ユズリハ」あだ名は「マチュ」と交流を続けてきた。

 

夢の中ということもあり実在性を怪しむジョンだったが、ナガラ衆のテロを契機に現実でマチュと熱烈な出会いを果たす。

ジョンとマチュは熱烈な出会いこそ果たしたものの、ナガラ衆に目を付けられている現状を憂慮したジョンは出会いの前後で起こったトラブルを利用してサイド3、ジオンへ行くことを選択する。

 

それと前後する形でジョンは一年戦争で死んだと思っていた幼馴染の少女「ニャアン」と再会する。

ニャアンからの好意を感じていたジョンだったが、マチュへの想いからニャアンのことを袖にする。

 

ニャアンとの関係がギクシャクする中、ジョンはニャアンから衝撃的な話を聞くことになった。

ジョンはMSに変身できるというのだ。

MSに変身できる能力を持ってブリティッシュ作戦が行われているアイランドイフィッシュで大暴れようだが、ジョンにはそんな記憶はない。

ジョンは一年戦争でのストレスにより記憶の多くが失われていた。

 

自分のあずかり知らない中でとんでもない事態が発生していることに困惑するジョンだったが、ニャアンからマチュとシュウジがナガラ衆に目を付けられていることを知らされる。

 

テロリストに目を付けられた友人達をどうにかするべく、ジョンは偶然再会したシュウジにニャアンを託す。

マチュと向き合おうとしたジョンだったが、マチュがジョンの予想の斜め上を行く行動を起こしたことで肉体関係を結ぶことになった。

 

ナガラ衆の行動がまるで分からない中、ジョンがジオンに行く日が訪れる。

今日も変わらない平穏な日が続くはずだった。

だが、ナガラ衆とは異なるテロリストがイズマコロニーに惨劇をもたらす。

 

テロリストが操るサイコガンダムとハンブラビを相手にジョンはニャアンの言葉を信じ、ガンダムによく似た赤いMS「ストライク」への変身を果たす。

ストライクはハンブラビを瞬殺するとサイコガンダムに立ち向かう。

同時にジョン達の救援に来たシュウジの赤いガンダムとマブを組み、サイコガンダムを止めることに成功した。

 

戦いが終わった後、ジョンとシュウジは紆余曲折を経てソドンに搭載されていた最新鋭MSを盗んだマチュを連れてイズマコロニーから脱出する。

3人はシュウジが勤めてるサンライズカネバン社が保有する艦「ケルゲレン」に避難することになった。

マチュの手を引いて歩くジョン、そんな2人をニャアンは情念と執着が混じった目で凝視していた。

 

 

 

一年戦争はジオンが勝者となった。

そんな世界でジョン達は生きている。

だが、一年戦争の禍根は世界中に未だに生きている。

宇宙世紀以前から続く20世紀の怨みと共に…

掘り下げが足りないと感じる主要人物

  • ジョン・マフティー・マティックス
  • アマテ・ユズリハ(マチュ)
  • ニャアン
  • シュウジ・イトウ
  • シャリア・ブル
  • シロウズ
  • サンライズカネバン社長
  • シイコ・スガイ
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