皇国の黎明 大日本連邦皇国召喚   作:星ノ河

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間話 ハンキの大日本皇国調査報告書

「大日本皇国に関する調査報告書」

 

              著者 アーゼン・ハンキ

 

一、基礎概要

 

国名 大日本皇国 (※1 通称大日本連邦皇国)

国旗 日の丸

国章 十六八重表菊

国歌 君が代

国花 菊・桜

国鳥 雉

首都 東京※2

国家元首 天皇

政治体制 議会制民主主義

憲法 新日本皇国憲法

人口 約1億9000万人

 

二、政治・経済

 

主要言語 日本語

種族構成・人間族・エルフ族・ドワーフ族・獣人族・吸血鬼・鬼人族・妖精族等・龍人族

 

この国には、多種多様な種族が暮らしている。

構成では人間族が最も多く、次にエルフ族と獣人族、その次にドワーフ族があり、鬼人族・龍人族ときて、吸血鬼と妖精族が最も数が少ないようである。

吸血鬼という種族は初耳であり、人によく似た容姿を持ち、人の生き血を主食とする種族であるという。

龍人族は、エモール王国がトルキア王国にしか住んでいないと考えていたため、非常に衝撃だった。

亜人に対する差別意識はなく、亜人を迫害しようとする動きは見られない。また、日本ではつけ耳という獣人の耳を模した装飾具が売られていたり、創作物では猫耳をつけた者を多く見かける。

これは日本の文化なのだという。このような点から、日本には亜人迫害政策は存在しないと結論づける。

 

・制度 立憲君主制

天皇と呼ばれる約2700年続く皇室が存在する。

日本国の説明によると、君主を国家元首とする体制のうち、政治が憲法の規定に依って行われるものであるとのこと。憲法を持たない君主制を絶対君主制と呼び、あまり好意的な印象を持っていない様子である。

 

・国家体制 連邦制度

連邦制度とは、複数の州や地域が統合して一つの国家を形成し、中央政府と各州政府が権限を分担する政治制度とのことである。

日本ではこの制度をゆるく利用し、保護国においている国の統治を効率的に行っているようである。そのため、本来の連邦制とは違ってる部分も多くあるらしく、今後の課題だそう。

日本側の説明によると、地球でのイギリスという国が取っていた制度をモデルにしているという。

 

 

・通貨

円という貨幣と紙幣を使用し、1円、5円、10円、100円、500円の硬貨を持つ。

1000円、2000円、5000円、10000円の紙幣を持つ。

 

・産業

様々な分野に於いて我が国を圧倒的に凌駕している。日本の製品を持ち帰る許可を得たが、これら製品の一部は電気というエネルギーを使用しないと動かないという。

 

 

三、社会

 

・国民性

日本人の国民性だが、真面目で礼儀正しく、他者との協調性があり非常に好感が持てると判断した。ルールやマナーを重んじ、それを軽んじる相手には不快感を示すが、そこさえ注意すれば異界異国の民である我々も寛容に受け入れてくれるだろう。

また捕虜に対しても拷問や暴行を法律で禁止しているところに国民性が垣間見える。

 

但し、食事と皇室を侮辱されると業火の如き怒りを見せる。

 

・宗教

日本では主に神道と仏教を信仰するものが多いが、国教として定められた宗教はない。

 

神道とは水や山、太陽に剣など、この世の万物全てに神が宿っておりそれを敬い、祀る宗教である。日本古来の宗教であり開祖は存在せず、八百万の神と呼ばれるほどの数多の神を祀る多神教である。

聞くところによると、どうやら天皇家とは神道における最高神である太陽神"アマテラスオオミカミ"の末裔であるとのこと。

(太陽神の使者と何か関係が?)

 

仏教とは釈迦という人物が開いた宗教であり、現世からの苦しみの解放を謡い、それを目指し修行をすることで人として成長し、最終的に仏と呼ばれる存在へと至るための宗教である。

今でも様々な宗派の寺院が国内に点在し、葬儀などは仏教式で行うものが多い。

 

その他にも多種多様な宗教が存在するが、宗教を巡っての対立は近代では発生していないらしい。

宗教的教えや行事が生活に深く根付いてしまっており、我々からすれば宗教を信仰しているように見えても、本人達は特定の宗教を信仰しておらず無宗教であると考えている。

 

日本の礼儀正しい民族性はこの宗教観からきているのではと私は推測する。

 

・教育

国民のすべてが一律の教育を受ける義務を負っている。おおよそ6歳を迎えたのちに小学校という初等教育を学ぶ学校に通う。ここで、全員がある程度の読み書きと計算ができるようになる。その後は、中等教育を学ぶ学校に通うそうだが、義務の範囲は中等教育学校までであり、ここから先はその後の進路によって進む学校が違う。

高等教育を学ぶためには高等学校に進学することができ、国民の多くが高等学校に進学している。

その後は、より深い内容や専門的な知識を研究し学ぶことが出来る大学や専門学校という高等教育機関に進学することもでき、中には就職する者もいる。

日本国の小学校と大学を視察することができたが、児童生徒の教育レベルの高さは特筆すべきである。いわば、国民全員が貴族子弟レベルの教育を小学校で習うのだという。男女関係なくだ。

この国の国力の高さはこういう国民が支えているのだという。

 

・魔法

我が国以上の、それどころか列強国をも凌ぐかもしれない多種多様な魔法技術を有している。

特質すべきは、それら魔法技術は研究が開始されてからまだ十年も経っていないということだろう。たったそれだけの期間で実用化に漕ぎ着けるとは、彼の国の学習能力、そしてそれを実現させる開発力と応用力には目を見張るものがある。

 

 

四、軍事

 

陸海空軍に分かれている。

それぞれの軍に支部が存在し、それら全てを一纏めに管理し指揮統率する統合軍という機関が存在する。

 

・陸軍

20個師団を持つ。師団というのは日本側の説明によると、陸軍編成の一つで、主戦力となる歩兵や大砲を扱う砲兵などの複数の部隊をまとめた大きな集団のことをさすという。

また、これとは別に特殊部隊と呼ばれる存在があり、一般の兵では困難な敵地への潜入や破壊工作などの特殊なことを行う精鋭部隊であるという。

特質すべきは、歩兵が全員連射できる銃を所持していることであり、つまるところパーパルディア皇国以上の戦力を持っているということである。

 

・海軍

8個の主力艦隊と本土防衛艦隊が存在するらしいが、詳細は軍機とのこと。

軍艦は戦艦という超大口径の砲を持った艦と、航空母艦という飛行機械を運用する竜母のような大型艦があり、他にも巡洋艦という中型艦や駆逐艦という小型艦がある。

特質すべきは、その船全てがムー国のような鉄でできており、小型艦である駆逐艦ですら、我が国の海軍の軍艦を上回る規模と、我が国の軍艦では比較にならない武装を備えている。

 

・空軍

空を飛ぶ飛行機械を扱う軍で、我が国でいうところのワイバーン部隊がこれに当たるだろう。だが、その武装は、我が国のワイバーンでは話にならないだろうことが容易に推測できる。一撃も与えることができずにワイバーンは全滅するだろう。

 

 

五、総括

 

結論として、大日本皇国は絶対に敵に回してはいけない。

我が国は成すすべもなく、一方的に蹂躙されるであろう。

人口も生産能力も軍事力も我が国とは比べ物にならないほどの差が存在する。

現状は平和的に貿易を行い、互いの交友を深めていくのが先決であると判断する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※1 連邦制度を持っているが、転移によって加盟国が1つしか残っておらず、また国民にもまったく広まっていない為ほとんど使用されることはない。

 

※2 日本では法的に定められた首都は存在せず、天皇の即位式は京都で行われる。




・異世界移民がめっちゃいるので人外種族もいっぱいいます。
まあ、そこまで問題にはなっていません。
吸血鬼も献血などの血を提供されていて一般人を襲ったりしませんし、鬼人なんかは角が生えていて力が強い以外、外見上人間と変わりありません。
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