あ、ありのまま前回の投稿からあったことを話すぜ…投稿してから次の日、原因不明の熱に犯され2日経って治ったと思ったら今度は風邪になり4日間ダウンしてたぜ…。何を言ってるのか分からないだろうが私にも分からないぜ…!
つまりどういうことかと言うと、投稿遅れてすみませんしたぁぁぁっ!!(スライディング土下座)へへへ…なんでも言う事聞きますんで許しくてださい…アッ、足でも舐めましょうか…?
ということで前回のハスミちゃん視点ですっ!
私は今、ある物を買う為に全速力で走っています。
そのある物とは…『ラブラブ♡ふんわり☆パンケーキ♫』です。私はトリニティ総合学園に入学してからずっとこれを狙っていました。
しかし、このパンケーキとても人気ですぐに売り切れてしまうのです。
ですが今日、最後の一個が売っているのを見て急いで駆け付けたということです。
やっと…!ついに…!焦がれに焦がれ続けたパンケーキが今っ!
そう思い私がパンケーキを買おうとしたその時…。
「「これください!」」
「「あっ」」
誰かと買うタイミングが被ってしまったのです。
この私のパンケーキを奪うと言うならば誰だろうと容赦はしませんと思い隣の方を見てみれば。
見覚えのある顔立ちをした生徒がそこにはいました。
その見覚えのある生徒とは桐藤ナギサさん。時期ティパーティの最有力候補としてトリニティ内で名を轟かせている人にとても似ていました、ちゃんと見れば双方の違いがよく分かるのですが驚いた私は咄嗟に尋ねてしまいました。
「おや?あなたは…」
しかし、出かけた言葉を飲み込み、改めて冷静にその相手を見てみればナギサさんよりも短い髪や優しそうな柔らかい顔をしていてはっきりと別人だと分かりました。
そして、私はその見た目の特徴を見てある生徒を思い出しました。
桐藤カラエさん。先ほどのナギサさんとの血縁者である妹さんで、ここトリニティでは珍しく正直かつ素直。そして困っていたら無条件で助けてくれ、戦いを好まず平和に解決させようとするとても優しい性格をしている。と、この前新しく入った1年生が話していました。………あの時の1年生はカラエさんの話をしていた時目が血走っていましたが大丈夫だったのでしょうか?それにあの後色々布教しようとしてきましたし。
…その事は置いておいて。彼女…カラエさんは私と同じパンケーキを買おうとしているように見えましたがまさか彼女も…?
本人に聞こうと思い、私はパンケーキを指差し聞きました。
「…カラエさん…あなたもこれを?」
しかし、私はつい相手から名前も聞いていないのに相手の名前を言ってしまいました。
「ひょえっ!」
案の定、怯えたような顔で返事を貰いました。……どうやら怖がらせてしまったようです。さすがに知らない相手から名前を知られているのは恐怖でしかないでしょう…。後で謝罪をしましょう。
「ハ、ハイッ…!」
そう考えていたら、少し間をあけてカラエさんが元気よくそう返事をくれました。
少し声がうわずっていましたが、彼女は私と同じものを欲しがっているのが分かりました。
カラエさんは後輩ですし、譲ってあげたいのですが、次があるか分からない以上簡単に譲る訳にはいきませんし…。
さすがにカラエさんのような方とは穏便に済ませたいですし…どうしたものかと考えを巡らせていました。
「あっ!良い事を思い付きました!」
私は妙案を思い付き、柄にもなく大きな声を出してしまいました。そんな私をカラエさんは急に大きな声を出した私に驚いたのかじっと私の事を見ていました。
しかし…カラエさんを見ているととても、こう…庇護欲が湧いてくるような感じがしますね…。警戒心がなさそうで…。
い、いえ!駄目です!年下の子にそんな事を考えてはいけません!
私は自分の酷い考えを振り払いじっと待っているカラエさんに尋ねました。
「カラエさん、奪い合うのは嫌ですので…。私と一緒に食べませんか?」
そう言うとカラエさんはそんな事を言われるとは思ってなかったのかとても驚いた顔をしました。
しかし、これもカラエさんの為、押し切らしてもらいます。
「えっ?」
カラエさんはまだ脳の処理が追いついてないのか抜けたような声をだしました。
「一緒に食べれば、私もあなたも損はしないはずです!」
「い、いいんですか!?」
やっと処理が追いついたカラエさんは声をあげて聞いてきました。
「あなたがいいならですか…」
「はいっ!ぜひ!お願いします!」
カラエさんはパアァっと顔を明るくしてついついこちらも笑顔になってしまうぐらいの笑顔で了承の返事をくれました。
「ふふ、それでは交渉成立ということで…私の名前は羽川ハスミです、よろしくお願いしますね?」
「はいっ!私は桐藤カラエです!よろしくお願いします!えへへ…ハスミさんと一緒だなんて嬉しいです!」
カラエさんはまるで周りに音符でも飛んでいるのかと錯覚するほどルンルンでした。
私は少し彼女が人気なのかを分かった気がします。
―――――
私達はパンケーキを購入した後、手頃な場所がないか探していました。
「ハスミさん!あそことかどうですか!」
カラエさんはそう言いトリニティの庭がよく見えるエントランスに指を指しました。
「確かにいい場所ですね、そこにしましょうか」
「やったー!!それじゃあ私は先に行ってますね!」
そう言うとカラエさんはとても速い速度で走って行ってしまいました。
元気でとても可愛らしいですね。
私達は席に座り『ラブラブ♡ふんわり☆パンケーキ♫』を机の上に置きました。
「それではいただきましょうか」
「はい!」
「「いただきます」」
ふふふ、一体どんな味なのかとても気になりますね。
―――――
「んっ!美味しいです!これ!」
「ふふ、そうですね」
パンケーキを食べるカラエさんがかわいらしくてついつい見つめてしまいますが、私も食べるとしましょう。
―――――
食べ始め数分…。
「ウッ…もう無理…!」
カラエさんはギブアップをしました。
「なら残りは私が食べますね!!」
なので残りは私が全て食べることにしました。
やはり、人気なのもあって味は今までと比べられないぐらいの美味しさでした。
―――――
「ハ、ハスミさんは沢山食べますね…」
「そうですか?これでも最近は食べる量を減らしているのですが…」
「!?!?」
私がそう言うとカラエさんはとてもびっくりしていました。何故でしょう?
「…でも沢山食べてる姿も可愛いからいいか!」
―――――
「それと…先程は申し訳ありません…カラエさんとは初対面にも関わらず名前を言ってしまって…さぞ怖かったでしょう」
「い、いえ!そんな事ないですよ!逆にハスミさんみたいな人に知られてて嬉しかったです!」
「そうですか…?それならまだ良かったのですが…しかし、やはり私の気が収まりません…もう1度、お詫びさせてください」
「ですから!大丈夫ですって!…そうだ!ハスミさんってなんで私の名前を知ってたんですか?」
「あぁ、そのことでしたら…カラエさんのお姉さんの桐藤ナギサさん、ナギサさんの妹として有名でして、名前はそれで知りました」
「そうだったんですか…妹の私も名前を知られるぐらい有名なお姉ちゃんってやっぱすごい!」
「カラエさんはお姉さんの事が大好きなんですね」
「うん!あっ、はい!大好きです!」
「ふふ、そんなにかしこまらなくてもいいのですよ」
「良いんですか…?」
「はい、そちらの方がカラエさんも楽しいと思って…」
「…!はい!とっても嬉しいです!」
私がそう言うとカラエさんはとても喜んでいました。
しかし、カラエさんの笑顔はなんとも癒されますね。
―――――
「あっ!ハスミさん!」
「はい?どうかしましたか?」
「ハスミさんのことこれから、ハスミ先輩って呼んで良いですか?」
「そんな事なら全然良いですよ」
「やった!ありがとうございます!えへへ〜!それじゃあこれからよろしくお願いしますね!ハスミ先輩!」
…本当にこの人は可愛らしい反応をしますね。
―――――
そして私はパンケーキを全て食べ終わりました。
「ふぅ…美味しかったです」
本当に美味しかったです。今まで食べて来た中で1番の味でした。
「あっ!ハスミ先輩!モモトーク交換してください!」
私が満足していたら、カラエさんがそう提案をしてくださいました。
「良いですよ、これも何かの縁ですしよろしくお願いしますね」
一緒に食べた仲なんですから、これぐらいお安い御用です。
「やったー!!!えへへ!よろしくお願いします!ハスミ先輩!」
「ふふ、そんなに喜んでくださると何故だかこちらも嬉しくなってしまいますね」
「ひょわ!?」
ですが、いくら仲のいい人が新しく出来たとはいえこんなに喜ぶものなのでしょうか?
しかしその疑問はカラエさんの言葉に打ち消されました。
「あの…実はお姉ちゃんとミカちゃん以外の初めてのお友達で…」
「えっ…?」
カラエさんは少し恥ずかしそうに頬を赤らめ、そう言いました。
彼女はあそこまで1年生に尊敬されているのに?
「あの、どうかしましたか?」
「い、いえ…なにも」
驚きのあまり喋らなくなってしまった私にカラエさんは心配そうな顔を向けてくれました。
(こんなに良い子なのに…)
なにかカラエさんの助けになりたいと思い私は考えました。
「…これから良かったらですが、いつでも私と話したくなったら電話してくださいね」
「えっ!?良いんですか!?」
「はい、カラエさんのトリニティ初のお友達特典です!」
これで少しでもカラエさんが楽しい学園生活を送ってくだされば嬉しいのですが…。
「ありがとうございます!」
しかし、カラエさんの反応をみるに予想以上に嬉しかったようです。
「ほ、本当にいつでもいいんですね!?」
「良いですよ?カラエさんが満足するまでお話聞かせてくださいね?」
「ンギャピッ!!!…う、嬉しすぎて倒れそうです!」
「ふふ、嬉しい事を言ってくださいますね」
カラエさんが喜んでくださって良かったです。
―――――
それからカラエさんと別れ、帰宅をしました。
私はさっそくモモトークを開きカラエさんに連絡をしました。
『今日はありがとうございました』
『またいつかご一緒にお食事をしましょうね』
私がそう送った数秒後にカラエさんから返事が来ました。
『こちらこそありがとうございました!』
『またよろしくお願いします!』
これが私とカラエさんとの初めての出会いでした。
―――――
「ふふ、本当に懐かしいですね」
「まるで昨日のことのように感じます」
「ん"ん"!そ、そうですね!」
「あ、あの!ハスミ先輩!そ、それで…!いい加減私を抱きしめるのは、その…!辞めてください!」
「すみませんが…それは聞けないお願いです………少し失礼しますね」
「えっ…?それってどういう―――んひゃっ!?ちょ、ちょっと!?吸わないでください!」
「ふふ、可愛い反応ですね」
「だ、誰か!助けてぇ!」
お、おかしい…最後キャラ達が勝手に喋りだした…こんなシーン書く予定なかったのに…。
は、ハスミちゃんは頼れる先輩として仲良くなる予定だったんだ…なのに何故かああなっていたんだ…私にもわからねぇ…。
そ、そうだ!ご都合主義タグさん!出番ですよ!