ナギサの妹   作:はっぱぁぁぁ

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誤字報告ありがとうございます!

文字数の都合で上下で分けています。

ミカ→カラエ視点。

※注意

ミカがオリ主に恋する描写があるので苦手な方は回れ右でお願いします。



五(上)・デートと変人

カラエちゃんと出会ったのは私が小学2年の時の入学式の日。

 

「あっ!こんにちは!あの…ミカさんですか?」

 

「こんにちは!そうだよ!でも、あなたは誰?初めて会ったよね?もしかして1年生?」

 

「うん!1年生だよ!あ、です!それで、わたしは桐藤カラエっていいます!カラエって呼んでください!」

 

初対面の印象は元気な子って感じだった。

 

「うん!よろしくね!カラエちゃん!後、敬語はいらないよ!」

 

それが私とカラエちゃんの初めての出会い。

 

―――――

 

それからカラエちゃんと私は沢山遊んだ。

 

「ねぇねぇ!見てみて!おはなの冠を作ったの!ミカちゃんにあげる!」

「わ!かわいいね!ありがとう!」

 

「ミカちゃん!やきゅうしよ!」

「うん!いいよ!じゃあ私がなげるね!それ☆」

「えっ…?うわぁぁぁぁ!」

 

「ミカちゃん!見て!ミカちゃんを描いたの!」

「わぁ!上手だね!もらってもいい?」

「もちろん!」

 

「ミカちゃん!この人が私のお姉ちゃん!」

「初めまして、ミカさん。私はカラエの姉の桐藤ナギサと申します。カラエがいつもお世話になってます」

「初めまして☆よろしくね!ナギちゃんって呼んでもいい?」

 

親しくなって数週間後、カラエちゃんからお姉さんを紹介してもらったりもした。二人共今でも私の大切な人。

 

そして…カラエちゃんと出会ってから日が経つにつれて、カラエちゃんの事をよく考えたり、カラエちゃんを見るとつい目で追ったりカラエちゃんに話掛けに行っていたり。……今思えばあの時から私はカラエちゃんに特別な思いを抱いてたのかも。

 

でも、そんな時私がカラエちゃんと出会って2年ぐらい経ったある日。

 

撫でようとした猫に路地裏に逃げられ、猫を追いかけて路地裏に入り込んだ私は、ガラの悪いヘルメット団に絡まれていた。

 

高校生ぐらいだろうが、別に私がちょっと本気を出せばこんな奴らはすぐに倒せる。

 

だから、すぐに終わらせようと力を込めた瞬間。

 

「そこのお姉さん達!やめて!」

 

聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「カラエ…ちゃん?」

 

声が聞こえたほうを見るとカラエちゃんがこっちに向かって来ていた。

 

「私の大切な友達に、なにするんですか!」

 

カラエちゃんはそう言いながら本当は怖いはずなのに、私を守る為に震えながらもヘルメット団の人達の前に立ち塞がった。

 

「……あっ…」

 

その瞬間、私は恋に落ちた。

 

―――――

 

その後、乱入してきたカラエちゃんに手を出そうとしたヘルメット団を私が追い払って事なきを得た。

 

あの日から私はカラエちゃんにアプローチを沢山した。

 

「カラエちゃん!大好きだよ!」

「うん!私も大好きだよ!」

 

「カラエちゃんにお花あげる!」

「わわ!沢山だね?ありがと!」

 

「カラエちゃん!指輪あげる!」

「えっ!?いいの?」

「うん!」

 

カラエちゃんの好きと私の好きは違うけどそれでも楽しかったし嬉しかった。

 

でも、カラエちゃんは私だけじゃなくて他の人も助けるからカラエちゃんをそういう目で見る人達は沢山いた。

 

まあそういう子達は皆私が近付けさせなかったけど。

 

でもファンクラブなんてのも作ってたのは驚いた。もちろん私も入ったけど。更にそこにナギちゃんの名前もあってひっくり返るぐらいびっくりした。

 

「カラエちゃん!」

 

「きゃ!ちょっとミカちゃん!急に抱きつかないでよ!」

 

「えへへ〜ごめんね」

 

抱きつく度に、カラエちゃんの匂いを嗅いでたのは内緒。

 

―――――

 

「カラエちゃーん!……あれ?」

 

そんやある日カラエちゃんが木下に寝っ転がっているのを見て声を掛けに行った。

 

でもカラエちゃんは幸せそうな顔で眠っていた。

 

「ふーん?こんな所で寝ちゃうなんて、いたずらされても文句…言えないよね?」

 

っと眠っているカラエちゃんの顔に私はそっと起こさないように近付いた。

 

そして…。

 

「…っ」

 

カラエちゃんの唇……………ではなくほっぺにキスをした。

 

「こ、今回はこれぐらいで許してあげるんだからね!」

 

そう言い私はカラエちゃんから逃げるように離れた。

 

多分この時の私の顔はりんごみたいに真っ赤になってたと思う。

 

―――――

 

ピピピッピピピッ。と、遠くから幸せな夢から現実に引き摺り込んでくる悪魔の音が聞こえる。折角良い夢をみていたのに強制的に起こしてくるアラームに私は苛立ち、力任せにアラームを押した。それがいけなかった。

 

メキョッ!ベキキッ!バキッ!

 

……と出してはいけない音を出しながらアラームは見るも無残な姿へと変わってしまった。

 

あまりの事に寝起きなことも相まってフリーズをする。そして若干の間を空けて自分のした事を理解した。

 

「あっ…またやっちゃった…」

 

今月で3回目のアラームはいとも容易く破壊された。

 

 

 

………そんな事が今日の朝起きちゃった☆

 

ま、いつものことだしいっか!

 

むしろ今日は休日なのに音を鳴らしたアラームが悪いと思う。*1

 

取り敢えず壊したアラームを片付けようとベッドの方に向かう。

 

そして、ふと隣を見るとさっきアラームを押した時の風圧をくらったのか写真立てが前に倒れていた。

 

「これ…」

 

その写真立てを立たせると、小学生ぐらいの子供が2人写っている写真が入っていた。

 

その写真の子供2人はほっぺがくっつくぐらいの距離で笑い合っている。

 

片方はピンクの長い髪にお団子ヘアーの女の子。

 

もう片方は見慣れたプラチナブロンドの色で肩まで伸びた髪の女の子。

 

ピンク髪の子供が私、聖園ミカ。そしてもう1人の子供が、桐藤カラエちゃん。

 

「懐かしいなぁ…」

 

この写真を撮った時は確か、私は2年生でカラエちゃんが1年生。

 

「それにしても…」

 

この頃のカラエちゃんも可愛いなぁ…。

 

今の方が可愛いし大好きだけど。特にあのポケーっとした顔を見てると…襲いたく…………いやいや!なに考えてるの私!?

 

頭を振って自分の邪な感情を振り払い、小さい頃のカラエちゃんを思い出す。

 

あの頃のカラエちゃんは、ほっぺはもちもちで歩くとてちてちと聞こえてくる歩き方、喋り方もちょっとぎこちなくて、それはそれはとっても可愛かった。

しかも、私を見る度に付いてないはずの犬の尻尾が見えるぐらいとっても可愛い顔で近付いてくるのだから、あの時の私はよく耐えたよ。うんうん。

 

あ〜!昔はよくカラエちゃんのほっぺを口に入れてたっけかな…その後ナギちゃんに怒られちゃってたけど…カラエちゃんは気にしてないって*2言ってたから大丈夫。

 

でも…最近はないけど、昔は体が弱くてよくカラエちゃんは倒れてたりしてたな。

 

体力もなくて…少し走るだけでバテてたっけ…。

 

力もへにゃへにゃで多分キヴォトスで1、2位を争うぐらい。*3

 

でもカラエちゃんは人一倍優しくて、力もないのによくスケバンに襲われてる人を助けようとする。

 

あの時のカラエちゃん、かっこよかったな…。

 

でも、ボロボロになりながらも、助けるせいでカラエちゃんが怪我をして帰ってくるのは許せなかったかな。

 

……カラエちゃんの昔の事を考えてたら、カラエちゃんと会いたくなっちゃったな。

 

そうと決まればカラエちゃんと会う為に準備を始める。

 

(カラエちゃんなら断らないから、準備してから連絡しよ!)

 

私はそう考えながら着々と準備をすすめていくのだった。

 

―――――

 

今日、は休みっ休み〜!

 

やぁ!皆!ハスミちゃんの連絡先をゲッツした私だッ!

 

それで、私はハスミちゃんから連絡先を貰った次の日、さっそく朝から電話を…と言いたい所だったけど、朝から電話は迷惑だろうと思って、メッセージだけ送った。

 

そしたらすぐに返事が返ってくるもんだからそれはもう朝っぱらから声が出ちゃったよね。なんだよハスミちゃん…私の事好き過ぎだぜ?*4だが、残念だったな!私は方がもっともっとハスミちゃんの事が大好きなのだよ!この愛の力はまさしくビッグバン!ハスミちゃんにも止められないぜ!

 

っと、一旦落ち着いて。モモトークを読み返す。

 

『ハスミ先輩おはようございます!』

 

『カラエさん、おはようございます』

 

『えっへへ〜!朝からハスミ先輩とお話出来るなんて嬉しです!』

 

『そんなに喜んでくださると、私も嬉しい限りです』

 

とまあ、こんな会話をしている。朝からこんなご褒美貰えるとか最高か?

 

んへへ…!やっぱ相手が美少女だと話す楽しさが段違いだぜ。

 

「んふふ、ハスミちゃんとお話するの楽しい〜!『ピコン』おん?」

 

おっと、誰かからモモトークが来ましたね。

 

まあ、お姉ちゃんは一緒の部屋にいるからわざわざモモトークする必要ないし、ハスミちゃんとはお話してる最中なので、3人しかいないモモトークだと消去法であの子だけになる訳で…。

 

……べ、別に?3人しかいないことに泣いてなんかいませんよ?それに!友達が少なくても学園生活は送れますし!私はお姉ちゃんとミカちゃんとハスミちゃんがいればいいもーん!………グスッ。

 

それでそれで、残り1人のお友達、ミカちゃんは私に何の御用でしょう。

 

『やっほ〜☆おはよう!カラエちゃん!今日暇だから何処か一緒にいかない?もちろん2人っきりでね!』

 

ほう?デートのお誘いですね?*5

 

ふっふっふ!ミカちゃんのお誘いなら速攻OKよ。

 

『おはようミカちゃん!私もミカちゃんと何処か行きたいな』

 

『やった!じゃあいつもの場所で!』

 

『分かった!すぐに行くね!』

 

うひひ!ミカちゃんとデート!デート!楽しみ!

 

そんじゃ、準備をしてれっつらごー!

 

―――――

 

何処かの公園。

 

着いたぜ!ここはよくミカちゃんと集まる場所!

 

さあて、約束してから爆速で来たからさすがにミカちゃんより早く来てるでしょ!ふふ!いつもはミカちゃんの方が先に来ちゃってるから驚かせてやる!

 

「さすがにミカちゃんは居ないかな?」

 

よし!いないn―――

 

「ばあ!!」

 

「きゃあぁ!!」

 

きゃあぁ!!

 

「ふふ、カラエちゃん可愛い声だね!」

 

なんだ…ミカちゃんか…驚かさないでくれよ…。ん!?ミカァ!?

 

「み、ミカちゃん!驚かさないでよ!ていうか早っ!?」

 

「あはは、ごめんね?カラエちゃんの反応がいつも可愛くてついね?えへへ、カラエちゃんに連絡した時にはもう居たからね!」

 

え?つまり私が断るとは思ってなかったってこと…!?トゥンク…そんな信頼向けられてたなんて嬉しいねぇ!結婚しよっか!デュへへへ!*6

 

それはそれとして驚かせたのは許せないからな!今ならミカちゃんを愛でるだけで許してあげちゃう!*7

 

「ごめんね〜?」

 

っと考えていたらミカちゃんが素晴らしく可愛らしいご尊顔で謝って来た。

 

グボラァ!!?こ、こんなの許すしかないじゃないか…!なんて可愛さだ!その顔だけで吐血するところだったぞ!

 

「うっ…つ、次やったら許さないから!」

 

……まあ!反省してるならいいや!……えへへ〜!ミカちゃん可愛いね!

 

立てば美少女、座れば美少女、歩く姿はまさしく美少女なミカちゃんだから許すんだからね!(IQ3)

 

「やった!カラエちゃん大好き!」

 

ホンギャラスッピヤァ!?

 

だ、抱きついてきただとぉ!?

 

うあ、あぁ…!ミカちゃんの…!豊満な装甲やら吐息やら匂いやらをダイレクトに感じる…!ま、ままままずい!このままでは理性が…私の理性が…!だ、誰か助けて!このままでは…!このままではミカちゃんに手を出してしまう!い、いやだ!折角仲良くなったのにミカちゃんに嫌われるなんて…!絶望の中死ぬ未来しか見えない!やだぁ!!

 

……てかもうこんなの実質お誘いだろ!もう手を出していいよね!?ミカちゃんが悪いんだからね!無自覚に煽りやがって!分からせてやる!*8

 

っと私が決心(?)をした瞬間、ミカちゃんはハッとした表情をして離れていってしまった。オウノウ…。

 

「あっ…ごめんね?カラエちゃん…」

 

いえいえ、逆にご褒美でしたね。なんならもっとやってくださってもいいのですよ?ええ、特に深い意味はありません。

 

それにさあ〜!ハーッ⤴スゥー⤴。まだミカちゃんの匂いと感触が残っててミカちゃんに包まれてるみたいで幸せ。*9

 

よし!この気持ちをミカちゃんにぶつけてやる!私の純情()を弄びおって!

 

「全然大丈夫だよ!むしろ嬉しいって思っちゃった」

 

「……っ!……へー?そうなんだ?カラエちゃんは私に触られて嬉しくなっちゃうんだ?」

 

ひ、引かれた!?や、やめて!そんな「カラエちゃんは同性の子に触られて興奮しちゃう変態なんだね」って顔しないで!あ、でもそんなミカちゃんも可愛いね。もっとして。

 

「う、うん…ごめんね?」

 

ここは素直に謝るのが吉よ。

 

「へー?嫌じゃないんだ?」

 

はい!嫌じゃないです!なんなら大好きです!美少女に抱きつかれるとか人生の徳全部使っても足りないぐらいなので…!

 

という意味も込めて首がもげるぐらい首を縦に振った。

 

「……じゃあもっとやっても大丈夫だね!」

 

………ん?

 

ん!?

 

「はい!ギュー!」

 

え………あ?????

 

その時カラエの足りない脳がキャパオーバーを起こした。

 

そして…。

 

「グブッ!!!!」

 

鼻血と吐血をして気絶した。

 

「えっ…?カラエちゃん?」

 

最後に青褪めた表情をしたミカを尻目にカラエは意識を手放した。

 

*1
セットしたのは彼女である

*2
カラエ「むしろもっとやって欲しいです!!!!」

*3
悲報カラエ氏、体がクソ雑魚

*4
こいつは何を言っているのでしょうか

*5
違う

*6
こんな奴を信用してしまったミカが可哀想で仕方がない

*7
ミカ逃げて超逃げて

*8
この間僅か0.1秒!

*9
キショ…





お読みいただきありがとうございます。

ミカの部屋には書いてないけどちゃんとナギちゃんとの写真もあります!

それと生活に支障をきたす怪我をしたので治るまで投稿ペースが落ちます申し訳ないです。

誤字、脱字報告お待ちしております!
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