Re:ゼロから始める魔法少女   作:ユキ

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まどかとほむらがループを覚えてる理由考えてました!
いい理由かは分かりませんが、思いついたので満足。

仕事が忙しくて書く暇が全然ない!



これは、ループしたのかしら…?

「えっと、ほむらちゃん、地形を把握するって言っても、どうするかは決まってるの?」

 

「そうね…

それ以前に、まずこの国の名前だったり、通貨についてだったり知りたいわね。

誰かに聞けたらいいのだけれど…」

 

「何か困ってるように見えるけれど、迷子かな?」

 

しばらくきょろきょろしていると、誰かが話しかけてきた。

…もしかして、ナンパ?まどかは可愛いものね、ええ。

 

「…ナンパならお断りよ。」

 

「おっと、これはすまない、勘違いさせてしまったらしい。

自己紹介をしようか。

ルグニカ王国、近衛騎士団所属、()()の家系、ラインハルト・ヴァン・アストレア。

今日は非番だけど、どこか困っているように見えてね、つい話しかけてしまったというわけさ。

そう警戒しないでくれるとありがたいな。」

 

少し苦笑気味に両手を軽くあげて、何もする気がないとこちらに示してくる。

 

「…ここはルグニカ王国、というのね。

…分かっていたけど、やっぱり知らない国名ね…グリーフシードの在庫のこともあるし早く帰る方法を見つけなきゃ…

 

「あ、私はまどかって言います!

こっちの子はほむらちゃんです。

えっと、らいんはると?さんは、この国について詳しかったり、しますか…?

私たち、気が付いたらこの国にいて、何も分からなくて、困ってたんです…」

 

「そうだね…

どんな質問でも答えれる、と確約できる訳では無いけど、それなりにはこの国の事は知っているつもりだよ。

気が付いたらこの国に…それは、大変だね。

誰かに転移させられたのかな。」

 

私が考え事をしてるうちに、気が付いたらラインハルト・ヴァン・アストレアと名乗った男の人とまどかが普通に話していた。

 

「ラインハルト・ヴァン・アストレアさん、いくつか聞きたいことがあるのですが、時間は大丈夫でしょうか。」

 

「うん、今日は非番だし、問題ないよ。

それと、ラインハルトで構わない。長いしね。」

 

「そうですか。

では、ラインハルトさん、いくつか質問を…」

 

 

 

 

それでしばらく話し、色々な情報を得ることが出来た。

特に今は嘘をつく理由もないだろうし、そこまで国の深部に迫るような質問はしていないので疑わなくていいだろう。

 

その結果分かったことは、この国の王は今不在な為、少し荒れ気味な事。

この国の名前はルグニカ王国という名前で、親竜王国、魔獣王国と呼ばれてること。

 

魔獣や竜なんて恐ろしいものも存在することが確定したわね。

 

そして当たり前のことだがかなり困ることに、やはり通貨は日本のは使えないらしい。

これで路銀稼ぎもしなくてはいけないことになった。

 

何があってもいいように、盾の中にある程度の食料、水は入れているのだが、そこまでたくさんは用意していないのでなんとかしてお金を稼がなくてはいけない。

 

…最悪の手段も想定しておかなくてはいけない。

まどかのためなら、えぇ、我慢できるわ。

 

剣聖という物が何か知らなかったので聞いてみたら、この世界には加護と呼ばれるものがあるらしい。

そしてその中でもかなり特殊な加護が、剣聖の加護で、この加護を持っている人は剣才を最大まで引き出して、龍剣と呼ばれる特殊な剣を扱うことができるらしい。

 

私もまどかも剣は専門外なので特に羨ましいとは思わない加護ね。

それこそ一度死んでも蘇る加護とかあればまどかに付けたいところだけれど…死なせる気は無いけど、万が一というものはあるから保険は欲しい。

いえ、そもそも後天的に加護を授かることってあるのかしら…

 

「ラインハルトさん、いろいろとありがとうございました。」

 

「あ、ありがとうございました!」

 

二人で揃ってお辞儀をして御礼の意を示す。

 

「お役に立てたようで何よりだよ。

また何かあれば呼んでくれ。

それじゃあね。」

 

「はい、ありがとうございました。」

 

「はわー…あんな風に性格まで完璧な人っているんだね〜…」

 

「あぁ言うのを完璧超人というのかしらね…

世界に愛されでもしてるのかしら…」

 

 

 

 

それから、あたりを適当に歩き回り、ある程度の地形の把握をした。

気がついたら夜になったので、二人でご飯を食べることにする。

 

…まどかにはきちんとしたものを食べさせたいのだけれど。

 

「ごめんなさい、まどか。

こんなものしかないの… 」

 

「う、ううん!

私なんて何も持ってないから、何かあるだけ助かるよ!

これは、乾パン…?」

 

「えぇ、普段から持ち歩くものだときちんとしたものはあまり持ち運べなくて、缶詰くらいしかないの。

あぁ、もし嫌なら食べ物を集めてくるわ。」

 

時間停止をしたら問題なく集められるだろう。

勿論、犯罪行為ではあるので好んでやりたいことではないが、まどかの為ならそのくらいは喜んでやる。

 

いえ、時間停止するなら悪人を見つけて金銭を奪う方がいいかしら?

買い物ついでに何か話を聞けるかもしれないわね。

 

「…そうね、なにか集めてくるわ。

暫く待っててくれるかしら?」

 

「え!?

い、いいよ!!ほら、一緒に食べよ!?

ね ?

ほ、ほむらちゃんの気持ちは嬉しいけど犯罪に手を染めるのは出来ればして欲しくないなぁ…」

 

「えぇ、そうね。

私もそう思うわ。

まどかの言う通りよ。」

 

まどかが言っているのだから犯罪はダメね。

乾パンの味は別に悪くは無いのだし、無くなる前に何とか金銭を稼ぐ方法を考えないといけないわね。

 

「…異世界でもままならないものね。」

 

「…?

ほむらちゃん、どうかした?

美味しいよ?」

 

「いえ、なんでもないわ。

…こっちに差し出して、どうしたのかしら?」

 

「えっと、ほむらちゃんが全然食べてなかったから…

食べないと、困るよ…?」

 

「…確かにそうね。

でも、自分の分はあるわ。

それはあなたのよ。きちんと食べなさい。」

 

「あ、うん…

食べさせれたらなぁって思ったんだけど…」

 

あぁ、もう!

そんな顔されたら拒めないじゃない…!

 

「…そうね。

なら、一口だけ貰おうかしら。」

 

「…!!

うん!じゃあ、あーん」

 

「…ぁ、む…」

 

「ふふ、こうしてると、なんだかもっと仲良しになった気分だね!」

 

「そ、そうね。」

 

さて、これから何をしましょうか。

宿を…いえ、お金が無いわ。

野宿…まどかの体が心配だわ。

 

「どうしたものかしら…」

 

「ほ、ほむらちゃん…!?」

 

「…ん?

なっ…!?」

 

呟いていて、少し目を瞑り考えていると、突然まどかが驚いたような声で私を呼ぶ。

なんだろうと思い目を開けると、私も驚く。

 

なぜなら、目を瞑る直前までは夜だったのに、今はなぜか朝だからだ。

 

「これは、ループしたのかしら…?

いえ、私はループする能力失っているはず…

そもそも今ループした覚えはないわ。

他の人がループした?

どうして私たちが覚えていられてるの…?

………」

 

「ほ、ほむらちゃん、何か分かる…?」

 

「…いえ、ダメね。

残念だけれど情報が全く足りないわ。

もしループしたとすれば私たちがこの世界に来た直後に戻ったのか、それより前に戻ったのか、それすらもわからないわ。」

 

「時間が戻ったのなら日本に帰れたらよかったのに…って思っちゃうね…」

 

「そうね、それが普通よ。

私も、自分でループが出来るなら日本に戻っているもの。」

 

私一人ならともかく、まどかを魔女にならせるわけにはいかない。

あれだけ何回も、何十回も何百回も目の前で魔法少女を死なせて、ループして、それでようやく助けれたまどかを、死なせるなんて絶対に許せない。

 

必ず、まどかだけは助けてみせる。

 

「ほむらちゃん、私、ほむらちゃんが居ないと、多分この世界じゃ生きていけないと思う。」

 

「…そうかしら?

案外まどかならなんとかなりそうだけれど。」

 

「ううん、無理だよ。

だからね、私のために無理をして、ほむらちゃんが倒れたりしたら、私も生きて行けなくなるから、ね?」

 

「……。

ふふ、そうね、それなら、二人で生き残りましょうか。」

 

「うん!」

 

どうやらまどかさえ助かれば私はどうなってもいい、という考えを見透かされていたようだ。

何百回とループしてまどかを救ったことはまどかにも知られているし、なんなら身近な魔法少女四人には知られている。

 

だからか、考えが見透かされていたみたいで遠回しに釘を刺される。

いえ、まどかからしたら釘を刺す、なんて風に思ってなくて、単純な心配なのだろう。

 

ループした、という事は今日の内に出来ることが増えたということ。

ラインハルトさんに聞いた話は覚えているし、この国について調べる必要はなくなった。

今日地形を把握し切れるかしら。

 

もう一度ループが起きるのか、もし起きるならいつループするのか、もうループしないのか、何も分からないので今は取り敢えずもうループは起きないと仮定して今日できることをさっさとやらなければいけない。

 

少しも時間は無駄にできない。

 

私の、ただ一人の大切な者。

まどかを守る為ならば、たとえどんな災難に苛まれても、どんな苦痛を受けるとしても、その全てを受け入れる。

…それが、沢山の時間軸でまどかを救えなかった、私のただ一つの贖罪。

 

…ふふ、感謝と責任を混同してはいけない、なんて、私が言ったことなのに私が一番混同しているわね。

あぁ、どれだけ強い自分を演じても、強い自分の仮面をつけても、本当の私は弱く感情的。

 

あぁ、反吐が出る。

もし私が死ぬ事でまどかの安全が確保されるなら喜んで自死を選ぶのに。

 

それでも私は、あなたが死なないで、居なくならないで、と言うなら、まどか以外の何を見捨ててでも、どんなに醜く足掻こうとも生き残ってみせる。

 

「さて、じゃあ、とりあえずメインストリートにどんな物があるか、軽く地形を覚えに行きましょうか。」

 

「うん!

えへへ、こんな状況だけど、デートみたいだね!」

 

「…えぇ、まどかが楽しそうならそれでいいわ。」

 

 

 

 

 

それからしばらくメインストリートを歩き、大体の地理が理解出来た。

 

「…本当は路地の方まで見に行くつもりだったのだけど…」

 

「あ、あはは…ごめんね…?」

 

「いえ、まどかが気になったものがあるならそれを最優先にするのは当然よ。

まどか、楽しかったかしら、」

 

「うん!

ほむらちゃん、ありがとう!」

 

「…いえ、このくらい、当然よ。」

 

まどかもこの世界に少し慣れてきたのか、海外旅行のような気分になっていたらしく、屋台だったりを見ながら少し楽しそうにしていて、こちらも癒された。

 

気がついた頃には夕方になっていて、路地裏の様子を見るにはまどかが危ないかもしれない時間帯。

勿論まどかの事は何があっても守る。それが、すべてを諦めて、空っぽな言葉を喋る私が、必ず守らなくては行けない、守りたい唯一の願いだから。

 

だが、それはそれとしてわざわざ危険な場所に行く必要は無い。

なので今日はもう宿にでも泊まることにする。

 

幸い、メインストリートに質屋のようなものがあったので、日本のものをいくつか売れば、多少のお金にはなった。

 

ラインハルトさんに質問した時に聞いていたので金銭価値はわかる。

まぁしばらくは泊まって、ご飯を食べてもお金はなくならない。

 

この世界では使えないので、携帯を売りに出したら凄い価値が高かったのかかなりの値段になるらしく、最終手段はこれだ。

 

「まどか、宿を探すわよ。」

 

「あ、うん!

宿屋さんって、どの辺にあったっけ…っ!?」

 

「ッ、また…!?

はぁ…一体何が原因かしら…?

決められた時間になったら戻る…?いえ、一回目は夜、今は夕方に戻った…じゃあ時間は無関係。

なら私とまどかが原因?その可能性はあるけれど、一回目と二回目のループに共通点がないから可能性は低そう。

…ふぅ、おそらくいちばん可能性が高いのは、私たち以外の第三者が原因。

私とまどかが何故ループ前を覚えているのかは不明だけど、今はとりあえず原因になっていそうな人をさがしましょうか。」

 

「えーっと、見てわかるものなのかなぁ…」

 

「…………。

そうね、見ても分からないわ。

もし見て分かるのなら私は四人にループしていたってバレていたわよね…何を言っているのかしら私は。

なら、さっき出来なかった路地裏を…いえ、まどか、疲れていないかしら? 」

 

時間が戻ったので疲労などは無いのだが、それはそれとして体感では丸一日以上起きていることになる。

私はこのくらいは問題ないが、まどかは少し辛いかもしれない。

 

「えっと、ちょっとだけ、疲れてるかな…?

あ、か、体は疲れてないんだけどね!だから問題は無いよ!」

 

「いえ、あなたの事が第一よ。

宿屋に行きましょう。

あぁ、先に質屋に行かないといけないわね。

少し待ってて。何かあればテレパシーで呼んでくれれば時間を止めてすぐ行くわ。」

 

「あっ!!わ、わかった、ごめんね…?」

 

「いいえ、私がしたくてしてるだけよ。あなたは気にしなくていいの。」

 

質屋は…こっちに行って…

よし、あったわね。

 

10分くらい軽く歩き到着。

それからまた値段などを鑑定してもらって売れるまでに三十分ほど待つことになった。

 

『まどか、大丈夫かしら?』

 

『あ、ほむらちゃん?

えーっと、うん、大丈夫だよ、どうしたの?』

 

『いえ、少し心配になって。

もう少しで終わると思うわ。』

 

『わかった!任せっぱなしでごめんね。

私に出来ることがあればなんでも手伝うから言ってね!』

 

『えぇ、その気持ちだけで嬉しいわ。』

 

「早く終わると嬉しいのだけれど。」

 

…?

 

「あ、あれ、ほむらちゃん…?

え、もしかして、また戻ってきちゃった…!?」

 

「はぁ…三回目ね。

しかも、どんどん戻るまでの感覚が短く…

とりあえず、考えても分からないわ。

本当は宿で休ませたかったけど、まどか、私の背中でいいかしら。」

 

宿に行くためにお金を手に入れようとしても、売りに行ってればまた戻されるかもしれない。

それなら寝にくいかもしれないが背負うか抱くかして寝てもらう方が確実だろう。

 

「ふぇ!?

さ、さすがに恥ずかしいよ!

えっと、私は大丈夫だよ?」

 

「いいえ、自覚がないだけで疲れが溜まっているかもしれないわ。

少しでも休んで欲しいの。」

 

「で、でも恥ずかしいから、本当にダメそうだったら言うね!

だから今は大丈夫!」

 

「…それなら、いいのだけど…」

 

まどかにもう一度聞こうとした瞬間、叫び声が聞こえた。

 

「衛兵さーーーーん!!

誰かー!男の人呼んでーーー!!」

 

「「!?!?」」

 

「い、今のって…?」

 

「どうやら誰かが襲われてるようね。

…今までは大抵何度も同じ風に他人は動いてた。なのに今回は今までにない動きがあった…?

これは、もしかするとこの叫び声の人が原因、もしくはその身近な人が原因でこの声の主の行動が変わったってことよね。

なら、この声の主が何かしらしてるのは確定。このループから抜け出すために見に行くのがいいかしら。

 

「ほ、ほむらちゃん、早く助けに行かなきゃ!」

 

「待ちなさい、まどか。

今から行くわ。けど、あなたはここで待っていて。

何があるか分からないわ。

もしかしたら、危険があるかもしれない。」

 

「それなら、尚更一人で行かせれないよ!

ほむらちゃん、私じゃ、力不足?」

 

「……ここ数年で、あなたはかなり力をつけたわ。」

 

「なら!」

 

「でも!

それとこれは、違うの。私は、あなたが心配なのよ、まどか。

他の誰が死んでも、私からすればどうでもいい。

でも、あなたが怪我をしたり、あまつさえ死ぬなんてことがあれば、私は自分をゆるせないわ。

私のわがままだと思ってくれていい。けれど待っていて欲しいの。」

 

「…ほむらちゃん。」

 

「わかってくれたようね。」

 

確か声はこっちの方だったわよね。

さて、時間停止…はあの時の男性みたいに動ける人がいるかもしれないから最終手段。

 

行きましょう…ん?

 

「まどか…?」

 

「あのね、ほむらちゃん。

ほむらちゃんが私を想ってくれてるのはわかってる。それはとても、とっても嬉しいよ。

でも、でもね。ほむらちゃんが私を想ってくれてるように、私も、ほむらちゃんに怪我があったりしたら私は私を許せなくなると思うの!!

だから、一緒に行く!」

 

これは、ダメ。

この目、この目だけは、わた、私は、否定できない…!

 

「…仕方、ないわね。

怪我はしないように守るわ。」

 

もし怪我をしたら、その時は私の全てを使って償うことにしましょう。

このまどかは、何を言っても多分、意味ないわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




更新頻度遅くてごめんね?
ゆっくりちゃんと書くからこれからも読んで下されば幸いですー!
今回の話、スバルくんのセリフ一言二言ってマジ??

ほむらからまどかへの感情は?(これからのほむらとまどかの関係に影響します!)

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